5日目(6/21) コルティナ・ダンペッツォ → ランドロ湖付近 → ドッビアーコ湖 → トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード → ミズリーナ湖 → パドヴァ(泊) (太字が今回の記事です)
トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードでミニハイキングをした後、駐車場から見えたミズリーナ湖へ向かいました。有料道路を下り、わずか10数分で小さなレストラン兼土産物屋の前に到着です。
北西の方向には先刻見たトレ・チーメ・ディ・ラヴァレードが二つの△を並べたような形で見えます。
ミズリーナ湖 (地球の歩き方、Wikipediaなどより)
コルティナ・ダンペッツォとドッピアーコの中間に位置する湖で、標高は1754m、周囲2.6Km、深さ5m。西のクリスタッロ山、北のトレ・チーメ・ディ・ラヴァレードなど、東のカディーニ山群、南のソラピス山に囲まれている。ドロミテ山塊の中でも観光地化が進んでいる。
湖の周辺の空気は呼吸器疾患に苦しむ人たちに適しており、、湖の南岸にはイタリアでただひとつの気管支喘息の子供のためのセンターがある。
コルティナ・ダンペッツォの冬季オリンピックでは、湖の氷の上でスピードスケートが行われた(自然氷の上で行われたのはこれが最後)。
左下、黄色い壁と緑の窓枠の建物が気管支ぜんそくの病院。右下は、自由昼食となったレストラン兼土産物屋。
ヴェジタリアーノ(野菜とチーズのグリルをパンに挟んで焼いたもの)とコーヒー・紅茶で昼食を済ませると、残りの自由時間は1時間強。45分で湖を一周できるというので、写真を撮りながら時計回りで歩いてきました。花が多かったのでかなり急ぎ足になりましたが、想定外だったトレ・チーメ・ディ・ラバレードのミニハイキングができたので、やむを得ないでしょう。
こちらは対岸(東側)です(2枚を合成)。

こちらは1枚目と同じ北西方向(黄色い花はラヌンクルス・アクリス)

ラヌンクルス・アクリス(キンポウゲ科キンポウゲ属)=ミヤマキンポウゲ

ゲラニウム・シルヴァティクム(フウロソウ科フウロソウ属)=フウロソウ


アスター・ベリディアアストルム(キク科シオン属)

プランタゴ・メディア(オオバコ科オオバコ属)=ヘラオオバコ。

リグスティクム・ムテルリナ(セリ科マルバトウキ属)

ベロニカ・カマエドリス(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)=カラフトヒヨクソウ
この日の朝、ドッピアーコ湖で見た不明の花はこれだったのだ

湖の西岸から北岸にかけて10数軒のホテルが並ぶ


ロトゥス・コルニクラトゥス(ロータス・コルニクラタス)
マメ科ミヤコグサ属≒セイヨウミヤコグサ

ミオソティス・シルヴァティカ(ムラサキ科ワスレナグサ属)≒エゾムラサキ


こちらは1枚目と同じ北西方向(黄色い花はラヌンクルス・アクリス)
ラヌンクルス・アクリス(キンポウゲ科キンポウゲ属)=ミヤマキンポウゲ
ゲラニウム・シルヴァティクム(フウロソウ科フウロソウ属)=フウロソウ
アスター・ベリディアアストルム(キク科シオン属)
プランタゴ・メディア(オオバコ科オオバコ属)=ヘラオオバコ。
リグスティクム・ムテルリナ(セリ科マルバトウキ属)
ベロニカ・カマエドリス(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)=カラフトヒヨクソウ
この日の朝、ドッピアーコ湖で見た不明の花はこれだったのだ
湖の西岸から北岸にかけて10数軒のホテルが並ぶ
ロトゥス・コルニクラトゥス(ロータス・コルニクラタス)
マメ科ミヤコグサ属≒セイヨウミヤコグサ
ミオソティス・シルヴァティカ(ムラサキ科ワスレナグサ属)≒エゾムラサキ
(つづく)
八島湿原で見た花と交互に投稿しています。
この記事へのコメント
tomi
よく覚えていられますね、私はだめです....それにしても
空気がよいところなのでしょうね、喘息の病院があるとは。
先日お話しした レーク マジョーレ は ミラノまで特急で1時間半です やはりこの湖も ミラノの 汚い空気を治すところと書いてありました、それと驚いたことは、この湖畔の小さい駅に 「日本経済新聞」がスタンド売られていたことです、やはり ミラノ に働く日本人向けかな_と思いました。
長さん
マッジョーレ湖は湖水地方の一番西にある湖で、他の湖同様、世界的な保養地として知られているところです。温暖で空気が良いとなれば保養客が集まるのも当然ですね。ミラノは商業の町でもあるので、日本人も多く働いているのでしょう。特急で1時間半となれば、家族連れでも簡単に行けますね。
無門
素晴らしい高原の夏
湖一周早足の旅
いずれも楽しみ一杯でしたね
みっきい
保養地として観光客が多いのもうなづけます。
気管支喘息の子供のためのセンターがあるほど、空気がきれいなのですね!
冬季オリンピックで、この湖の氷の上でスピードスケートが行われたのですか!?自然氷の上で行われたことがあったとは初めて知りました。
湖の周囲を歩かれたのですか!?周囲2.6Kmとありましたが、急ぎ足で写真を撮りながら歩かれたのですね!
すごい長さん!奥様も?お元気ですね!旅行中は健康でなければ楽しくないですものね。
GG
素晴らしい景色とアルプスが見えますね・・
綺麗です。
行くことの無い私ですから写真を見れていいですね・・
ありがとうございました。
なおさん
ゲラニウム・シルヴァティクムの青紫はいい色です。この色のフウロソウは人気がありますね。
黄昏龍
湖畔の風景が欧州らしい雰囲気が
強く感じますね。
ゲラニウム・シルヴァティクムの花
の紫色はなんとも良いですね・・・
ロシアンブルー
ミズリーナ湖はとても広くかんじますが、45分で一周できるんですね。
高山植物も多く、景色も良いところで、ゆっくりしたい場所ですね。
nobara
こういう所で病気療養はいいですね。
しかも気管支ぜんそく、
よほどに空気がよくないと、でしょうね。
カタカナ表記の編集、くらくらします(^o^)丿
river
山も花も美しいです。保養地になるのは納得です。
eko
呼吸器疾患の保養地ということは空気が綺麗で静かな環境なんでしょうね。
湖一周が45分、花を撮りながらだと大忙しでしたね。たくさんの花が咲いていますね。カタカナ名は読むだけで大変、≒以後の名前を見て納得しています(苦笑)
長さん
歩くだけで一周45分から1時間と言うことですが、写真を撮りながら50分強で回りました。途中、妻を追いかけて小走りですから、息が上がりました。
長さん
澄んだ空気と湖と山、そして、病院の建物、それと雰囲気を合わせるかのような大きなホテル、絵になりますね。
スケート競技、今では屋内が常識ですが、この頃は天然氷だったのですね。
湖の周囲が2.6Kmですから遊歩道は3Km以上でしょう。一周の早足は、運動になりましたよ。
長さん
曇りだったので風景写真は黒ずんで見えますが、快晴だった本当に素晴らしい風景写真が撮れたのでは無いかと思います。
長さん
こんな綺麗な風景と清涼が空気だったら、苦しい喘息も忘れてしまいそうですね。そして、花を見ながらゆっくり湖畔を回ってくるのも体には良いでしょうね。
ゲラニウム・シルヴァティクム、2枚の写真を見比べると、細部に違いがあるようですが・・・。
長さん
日本では絶対に出会えないような風景ですね。そんなところで大好きな花の写真を撮れるなんて、最高です。
ゲラニウム・シルヴァティクムの紫色は株により微妙な違いがありました。
長さん
この湖は南北に長いので、写真に撮ると大きな湖のように感じます。休まず歩いて45分、写真を撮りながらなので、ちょっときつい一周でした。1時間半は欲しいところです。
長さん
お好きなフウロソウが登場しましたよ。クワガタソウも良い色ですね。
公害とは無縁の静かな湖畔です。療養する子供たちにはとても良い環境でしょう。
花の名前は学名の片仮名書きですから、日本人には馴染めませんね。
長さん
標高があることと、水深が浅いことが天然氷が張るのに良い条件だったのでしょう。会社に入った頃はスケートが流行で、榛名湖には2回ほど行ったことがあります。でも、2回目は前日に雪が積もって滑れかった記憶があります。スキーを始めたのはその翌年かも知れない。
mori-sanpo
もう少し青空が欲しいところですが、天気ばかりは思うようにはならないですね。
湖周辺の花、ミヤマキンポウゲの黄色が目立ちますね。
長さん
素晴らしい風景なのですが、曇りだったのがちょっと残念です。冬は湖の西側の山にリフトが運転されるので、高いところからもっと素晴らしい景色が堪能できるようです。
急ぎ足で、時々立ち止まって写真を撮るのはちょっときつかったですよ。でも、たまには良い運動です。
長さん
そうなんですよ。写真的には青空が欲しいところですが、ツアーでは決められた時間しか滞在できませんから、やむを得ないですね。
ミヤマキンポウゲは湖のほぼ全周で見ることが出来ましたよ。
月奏曲
観光とかじゃなくて本を持ってのんびり…みたいな過ごし方してみたい場所だなぁ
小梨
長さん
この景色ですから、古くから保養地になっていたのも頷けますね。
もう少し暖かくなってくれば、湖畔の草原にシートをひいてごろり寝転んで本を読むなんて、贅沢な時間の使い方ができるでしょうね。
長さん
思うに、7月、8月のシーズンに合わせた行程表なのでしょう。渋滞もなく全て順調なので、時間の余裕が出てくるのだと思いますよ。
すーちん
ミニハイキングが出来
野草をより身近に感じ
られたのでは
長さん
湖畔には花が途切れずに咲いていて、楽しいハイキングになりました。
はるる
写真を撮りながらですと、強行軍になります。
でも楽しかったようですね。
いい花にたくさん出会えました。
長さん
写真を撮らない妻はどんどん先へと歩いて行ってしまうので、写真を撮っては小走りに追いかけることを繰り返していました。でも、結構楽しかったですよ。