23日に行く予定だったのですが、不幸にも雨の予報に変わったため、前倒しです。しかし、八島湿原ビジターセンターに到着したら雨が降り出しました。
八島山荘で昼食を食べていたら、何とか歩ける程度になったため、1時15分頃出発しました。今回、初めて訪れたので、反時計回りで湿原を一周しました。
今回は、湿原で見た黄色と橙色の花を集めてみました。今の時期、その代表はニッコウキスゲですね。
ニッコウキスゲ (日光黄菅)
ユリ科ワスレグサ属。北海道~本州(中部地方)に分布
山地~亜高山の草地や海岸の斜面に生える
名の由来:日光に多く、花が黄色で、葉は菅笠を作るカサスゲに似るから

キンバイソウ (金梅草)
キンポウゲ科キンバイソウ属。本州(中部、近畿:伊吹山)に分布
山の草原に生え、夏の草原ではよく目立つ
名の由来:黄金色をした梅に似た花をつけることから
花弁のように見えるのは萼片で、花弁は花の中央に直立している

ホソバノキリンソウ (細葉の麒麟草)
ベンケイソウ科マンネングサ属。北海道~本州(中部地方以北)に分布
山地の草地や林の中に自生。別名:ミヤマキリンソウ(深山麒麟草)
名の由来:キリンソウより大型で、葉が細いから

オオダイコンソウ (大大根草)
バラ科ダイコンソウ属。日本では、北海道~本州(中部地方)に分布
低地や山地の草原に自生
名の由来:近縁種のダイコンソウに似ていて大形だから

キバナノヤマオダマキ (黄花の山苧環)
キンポウゲ科オダマキ属。北海道から九州、山地の草地や林の縁に自生
ヤマオダマキの品種の1つ。 花冠の全体が黄色いのが特徴

ユリ科ワスレグサ属。北海道~本州(中部地方)に分布
山地~亜高山の草地や海岸の斜面に生える
名の由来:日光に多く、花が黄色で、葉は菅笠を作るカサスゲに似るから
キンバイソウ (金梅草)
キンポウゲ科キンバイソウ属。本州(中部、近畿:伊吹山)に分布
山の草原に生え、夏の草原ではよく目立つ
名の由来:黄金色をした梅に似た花をつけることから
花弁のように見えるのは萼片で、花弁は花の中央に直立している
ホソバノキリンソウ (細葉の麒麟草)
ベンケイソウ科マンネングサ属。北海道~本州(中部地方以北)に分布
山地の草地や林の中に自生。別名:ミヤマキリンソウ(深山麒麟草)
名の由来:キリンソウより大型で、葉が細いから
オオダイコンソウ (大大根草)
バラ科ダイコンソウ属。日本では、北海道~本州(中部地方)に分布
低地や山地の草原に自生
名の由来:近縁種のダイコンソウに似ていて大形だから
キバナノヤマオダマキ (黄花の山苧環)
キンポウゲ科オダマキ属。北海道から九州、山地の草地や林の縁に自生
ヤマオダマキの品種の1つ。 花冠の全体が黄色いのが特徴
左下、ニガナ(苦菜、黄瓜菜、キク科ニガナ属)
右下、コウゾリナ(剃刀菜、キク科コウゾリナ属)
左下、マルバダケブキ(丸葉岳蕗、キク科メタカラコウ属)
右下、セイヨウオトギリソウ(西洋弟切草、オトギリソウ科オトギリソウ属)
左下、キンミズヒキ(金水引、バラ科キンミズヒキ属)
右下、オミナエシ(女郎花、オミナエシ科オミナエシ属)
(つづく)
北イタリア旅行記と交互に投稿します。
この記事へのコメント
river
昨年、車山肩→車山→蝶々深山→物見岩→鎌ヶ池キャンプ場→八島ヶ原湿原→沢渡→車山肩と一人で歩きました。
今回の高山植物も顔なじみの花が揃って懐かしいです。
nobara
直前、大きく予定を変えて前倒しで出かけました。
だからお宿は車山高原と横谷峡と反対です。
1週間違うとコオニユリ、マルバダケブキ、キンミズヒキは咲きましたね。
一昨年の初秋の時のようなお天気です。
それでもこんなに見られたなんて・・
さすが、長さんですね(*^-゚)⌒☆
みっきい
昨年の今頃、私もニッコウキスゲを見たいと出かけておりました。ハート湿原は上から眺めていただけですが、あの雄大な草原の光景は大好きです。蓼科山がよく見えました。
こんなに黄色い色の花々が咲いていましたか!?
さすが長さんの花への愛情の目があるから、見つかるんでしょうね!
今年はニッコウキスゲもたくさん咲いているんでしょうね!!昨年は鹿除けばかりが目につきました。
GG
オニユリは昔失敗して白っぽいズボンがだめになったことがありました・・一度ズボンに付着すると洗っても取れないので、凄いと思いました。
黄昏龍
国内・外へ向けての花追い(老い)旅に
ならない、タフさにただただ驚きです。
ニッコウキスゲは今が旬なのでしようね!
寿々木
キンミズヒキが咲き出しましたね。当方庭では爆発的に増えて、抜き取るのが大変です。
信徳
私は八島湿原に行くと疲れていて一周したことが無く反時計回りにスタートして直ぐに山側を折り返してくるんですよ。
今度は一周してみましょう。
eko
雨で寒そうですね。でもこれだけの花が見られてよかったですね。今回は見たことのある花ばかりうれしくなりました。
なおさん
小雨程度でしたら、写真を撮るにはかえって良いというひともいるくらいで、悪条件とは言えませんね。もっともただ歩くだけでしたら雨は嫌というひとも多くいますね。
しっとりと潤いのある風情は、カンカン照りではのぞめませんし、どぎつい影がでませんので、小雨は撮影日和とも言えますね。
やはり、この時期、黄色い花がいろいろ咲いていて目に付きますね。どの花も生き生きと良い感じです。
コオニユリもやさしげな感じで、やはりオニユリよりも好ましいですね。
長さん
白樺湖近辺は何度か来ていますが、美ヶ原から車山高原一帯は20代の頃に訪れたきりだったのですよ。楽しみにしていたのに、天気が悪くて残念でした。歩くだけなら90分が標準らしいですが、写真を撮るとなると2時間以上掛かりました。
mori-sanpo
ビーナスラインの美ヶ原から車山方面には、何回か出かけたことがありましたが、真夏でも暑さを感じさせない高原の冷気がありますね。
長さん
お泊まりは車山高原と、おなじみの横谷温泉でしたか。
広場に、現在咲いている花の写真が貼ってありますが、nobaraさんが行かれたときは34枚でしたね。私たちが行った日は56枚ですからかなり増えていました。
長さん
ブログ友さんの記事を毎年見ていたのですが、初めて八島ヶ原湿原に行ったのです。ところが、ご覧のような天気で残念でした。
黄色い花、結構咲いていましたよ。まだ、探せばあるかも知れません。
車山高原の電気柵の中はニッコウキスゲの数が増えたそうですよ。
長さん
キンバイソウは大きな萼片が目立つ花です。キンポウゲ科の花は花弁が退化しているか、小さいのですが、この花は直立した花弁も目立ちます。
ユリの花粉がズボンに付いたのですね。生け花に使うときは花粉を取ります。その方が汚れないし、花保ちも良いのです。
長さん
10日間の海外旅行だったので報告記事が長引き、今回の旅行報告とダブってしまいました。
ニッコウキスゲは一日花ですが、8月上旬くらいまで咲くと思いますよ。
長さん
24日から天気が良くなり始めましたから、25日だったら素晴らしい天気だったと思います。北イタリアで、天気の運を使い果たしたかも(笑)。
キンミズヒキはこぼれ種でも増えそうですね。
長さん
一週間で花の種類がぐんと増えたようです。
今回は初めてなので一周しましたが、花の種類はビジターセンターのある半分の方が多かったです。でも、コオニユリなどは反対側でしか見られませんでした。
無門
ニッコウキスゲ
青春時代の思い出は
爽やかな高原での出会いと別れ
花の鮮やかさだけが
心に残りました
長さん
このあたりは人気ですから、若い頃は誰でも訪れた経験があるようですね。
今回は生憎の天気で残念でしたが、花はなるべくたくさんの種類を撮ろうと思って頑張りました。これでも見落としがあったのですよ。
月奏曲
長さん
小雨でも雲が薄いと写真写りは良いかも知れませんね。今回は傘を差しながらサブカメラでということも考えたのですが、何とかデジイチで殆ど撮れました。でも、一時は視界が20~30m位になるほど、霧が深くなったのですよ。
キンミズヒキやオミナエシ、コオニユリは咲き始めたばかりという初々しい姿でした。
長さん
観光客が多いビジターセンターの近くでは咲いていない花も、一周することで見ることが出来ました。
この日は気温が18℃くらいで、涼しいを通り越して、少々肌寒かったです。
長さん
無門さんも若いころはここを訪れたんですね。
私も若い頃だったのですが、当時は花に興味がなく。覚えているのはニッコウキスゲぐらいなものです。
長さん
雨や霧は仕方ないものの、20℃を下回るほど涼しくなるとは想定外で、レインコートが防寒着代りになってしまいました。
小梨
長さん
梅雨は明けたし、台風12号は西にそれた糸で、良いと思ったのですがねー。
すーちん
ご同行のご夫妻も山野草に
興味おありなんでしょうね
素晴らしい事ですね
長さん
同行して頂いた奥様は花に大変ご興味がおありですが、ご主人の方はそれほどではないので、退屈だったことでしょう。どんどん先に歩いて行かれました。
はるる
でもこれだけの花をご覧になれて、楽しかったでしょう。
雨に煙った景色もいいと思います。
長さん
幸い、雨は昼食時とコーヒータイムぐらいで、後は殆ど濡れずに歩けました。カメラが濡れては写真が難しいですからね。
ロシアンブルー
八島ケ原湿原に行ってらしたんですか~。
高校時代、学校の野外活動での想い出があるところです。
日光キスゲが咲くと一面綺麗ですね。湿原独特のモウセンゴケもあり、車山高原~美ヶ原高原へと繋がってますね。
楽しみにしております。
長さん
予定では23日の午前中に八島ヶ原湿原を見て、午後に車山高原でニッコウキスゲをたっぷり見る計画だったのですが、天気の運に見放されました。美ヶ原は22日の予定だったのですよ。
ミキ
それでも雨にけぶる湿原も趣があります。
八島ヶ原湿原は10月の中旬、すでに枯れ野の
状態の時に歩きました。ですから
緑の中の木道は新鮮に見えます。
黄色い花々も雨を溜めて美しいですね。
つづきが楽しみです。(^^♪
長さん
雨が降った時は昼食時とコーヒータイムの時だけでしたので、何とか一周できました。10月ですともう草紅葉でしたでしょう。
今回は、黄色系、白系、青系、赤系と4回に分けて投稿しますので、お楽しみに。
りりい
でも、花の写真はくっきりと写っていて、うれしいです。
高原の花は、黄色が多いのでしょうか。
長いこと、信州方面へ行ったことがありませんので、うらやましいです。
長さん
花の写真は明るい曇りの日が写りが良いのです。この日は霧が立ちこめていたので、若干露出不足になりました。
湿原の広場の掲示板には、開花中の花が写真で56種類ありました。今回は、黄色系、白系、青系、赤系の4回に分けて紹介します。