4日目(6/20) ボルツァーノ → ドロミテ街道(カレッツァ湖、ポルドイ峠、ファルツァレーゴ峠) → コルティナ・ダンペッツォ(泊) (太字が今回の記事です)
ファルツァレーゴ峠から30分ほどでコルティナ・ダンペッツォの町が見えてきました。周囲を山に囲まれた盆地のような地形です。17年ほど前にこの風景を見たことがあり、懐かしい。
コルティナ・ダンペッツォ
ドロミーテ山脈の麓、標高1224m~3243mのアンペッツォの谷に位置する。アンペッツォ地方の中心地であり、登山やウィンタースポーツの拠点となるリゾート地。その美しさから「ドロミテの真珠、黄金の盆地」と称される。人口約5900人。
1956年、この町を中心に冬季オリンピック(コルティーナ・ダンペッツォ・オリンピック)が行われた(オーストリアのトニー・ザイラーが回転・大回転・滑降全てで金メダルを史上初めて獲得。猪谷千春が回転で2位に入賞し、冬季オリンピックで日本初のメダルを獲得)。
(Wikipedia、「地球の歩き方」より)
ホテル到着は15時10分頃。4つ星の「ドミナ ホーム アラスカ」(HPはこちら)でした。
ホテル前から、メインストリートにある教区教会の鐘楼が見えます。
私たちの部屋は二間続きの部屋で広いのですが、ベッドはキングサイズのみ。早速添乗員の部屋に電話をするも、ずっと話し中。やむなくフロントに行き、ツインルームに変更を要求しましたが、「この日本人、何言ってんの」という顔で、ノーと言う。たまたま、フロントに居合わせたミキツーリストの添乗員(日本人女性)が、このホテルはソファ(写真左下)を手前に引き出せばベッドになることを教えてくれました。わが添乗員はその情報を知らず、各部屋に電話するのにてんてこ舞いだったとのこと。
部屋の間は引き戸で仕切れるし、バスルームも2つあり、親子5人が泊まれる部屋だったのです。事情が分って、快適に過ごせました。
同じフロアの人たちにソファベッドの件で情報を共有した後、私たちは町に散歩に出ました。
ホテル(地図の中央、やや左、水色)から左下へカーブを描く道を下り、突き当たりがメインストリート。突き当たりから右手へ歩きます。
(つづく)
この記事へのコメント
river
美しい風景が広がりますね。
みっきい
「ドロミテの真珠、光厳の盆地」と称されるリゾート地だけあって、美しくおしゃれな街ですね。
お花がかわいい、コスモスがありましたね。
外国へ来ているんだ!というワクワク感で散策なさったことでしょう!!
ロシアンブルー
山に囲まれた景色、一番落ち着きそうです。
コルティナ・ダンペッツオは良く聞く街の名前で、冬季オリンピック開催地だったなあ~と、トニー・ザイラーと云えば
あの曲ですよね。♪白銀は招くよ♪
素敵なリゾート地で良い想いでになりそうですね。
eko
街に飾られた花たちも綺麗です。白いマンデビラ初めて見ました。
長さん
猪谷六合雄さんは赤城山のお生まれでしたね。長野県の簗場駅近くに猪谷さんが開校した「パラレルスキー学校」に3シーズン通いましたので、千春さんと共に、お名前は良く存じ上げています。スキーを教えてくれたのはお弟子さんたちでしたが・・・。
長さん
コルティナ・ダンベッツォの冬季オリンピックは猪谷千春さんが日本人で初めてメダルを取ったので、小学生ながら記憶に残っています。
「ドロミテの真珠、光厳の盆地」と書いてしまいましたが、「黄金の盆地」の誤りです。訂正しておきます。
街中には花も多く飾られ、称号通り、美しい町でした。
長さん
どこからでも、建物の影にならなければ、山が見える素晴らしい町でしたよ。
トニー・ザイラーはその後、俳優になり、「白銀は招くよ」では映画の主題歌でしたね。確か何度も来日していました。
長さん
ちょっと年配の人なら、コルティナ・ダンペッツォの名や、冬期オリンピックで活躍した猪谷千春、トニー・ザイラーの名はご存じですよね。
済みません、「ドロミテの真珠、黄金の盆地」の間違いでした。
白いマンデビラ、初めてご覧になりましたか。下から2枚目は赤のマンデビラです。
信徳
コルティナ・ダンペッツォの名前は親しみのある名前です。スキーに憧れ、オーストリアスキーで指導員の資格を取りオーストリアスキー留学まで夢見た若い時代でした。
結果的には趣味の範疇で終わりましたが27歳まではスキー浸りの毎日でした。
mori-sanpo
当時、スキーはやったことがありませんでしたのが、ザイラーの「白銀は招くよ」や「黒い稲妻」などを夢中になって見たことを思い出しました。
周囲が雄大な山岳に囲まれた素晴らしい町ですね。
長さん
トニー・ザイラーが3冠を取りオーストリアスキーが全盛になった時代ですか。指導員を目指したのなら相当の腕前(脚前かな)だったのですね。私はSAJで1級のテストを受けたとき、何故かゲレンデシュプルングで転倒、その翌年結婚してスキーには行けなくなったので、2級止まりでした。
なおさん
家々や街なかを彩る花も外国のはなんとはなしに洗練されて見えますね。
長さん
トニー・ザイラーは親日家で、映画俳優になってから何度も来日しましたよね。白銀は招くよの主題歌は日本語訳で歌われたりしたことも覚えています。
そんなことに思いをはせながら、コルティナ・ダンペッツォの街を散策してきました。
長さん
17年前出張でスイスからイタリアをレンタカーで(運転は私じゃありませんが)回ったことがあるのですよ。ここには泊まらず、オーストリア経由でスイスに戻ったのです。
ドロミテ山塊の山はギザギザが多いのが特徴の一つなんです。
観光客に見てもらうことを意識しているのか、花の飾り方も洗練されていますよね。
月奏曲
じぇねれーしょんぎゃっぷという奴でしょうか?
日本もお花のディスプレイ?アレンジメント?結構洗練されてきているとは思うのですが壁とか道路の質感が違うので見映えもちょっと違いますねぇ。
慈園
お写真から、空気が澄んでいる様子が
伝わってきます。
街並みも綺麗ですね(ステキ!)。
旅にハプニングはつきものですが
ホテルでそのようなことがありましたか。
また違った意味で思い出深い旅行になり
ましたね。
長さん
冬季オリンピックでトニー・ザイラーや猪谷千春が活躍したのは、今から60年近く前ですから、ジェネレーションギャップが大きすぎますね。失礼しました。
街角や壁に飾られた花、日本でも見かける花ですが、飾り方や周囲の景色が違うのは歴史の違いでもありますかねー。
長さん
散策した頃は日差しがあり、爽やかな感じでしたよ。こんな所に住んでみたい気がしますが、やはり冬は寒いんだろと思います。
ホテルでのハプニングは他にもありますので、後日ご紹介しましょう。
寿々木
キングサイズベッド1個は不便ですね。ソファーがベッドになるのは便利でいいですね。
長さん
私の寝相が悪いらしく、もうダブルベッドで寝ることは出来ないのです。ソファベッドで高さは低いですが、快適でした。
GG
素晴らしい光景ですね。
全く持って素晴らしい・・
アルプスが綺麗ですよね~
こんな場所で毎朝目覚めると快適だと思います。
ありがとうございました。
長さん
ここは、夏はトレッキングやハイキング、冬はスキーに、世界中から集まってくる高級リゾート地です。この景観を見れば、それも納得ですよね。
無門
山に行抱かれた町
花を愛する人々
これだけでも
旅情を感じます
はるる
それが建物とか街並みに合っているようです。
お手入れされている人たちの気持ちが伝わってきますね。
山に囲まれた街、作り物のようで画てきにもきれいですね。
長さん
見事な山並みに抱かれた町で、ゆったりと暮らす人々が花を愛するようになるのは自然の成り行きですね。
長さん
花の飾り方も日本とはちょっと違いが感じられるのは、国民性と言えるのかも知れません。花を飾ることは、日本流に言えば「おもてなし」なのでしょう。
ミックン
今夜も目を白黒させて拝見してます。盆地のような山岳の町。中央の白亜の教会、まるで映画でも見ているようです。夢の世界に酔ってしまいました。
長さん
コルティナ・ダンペッツォを撮影地にした映画は、ピンクの豹(1963年)、脱走特急(1965年)、別離(1973年)、007/ユア・アイズ・オンリー(1981年)、クリフハンガー(1993年)などがあるそうですよ。
りりい
うん?ここは、スイス?ではなく、イタリアなんですね。
スイスからベネツィアへ移動するときに通ったので、国が分からなくなりました。
ホテルもすばらしい!荷物を広げる前に確認することがいろいろありますよね。ベッドはすぐ見えますが、バスルームのお湯の出方とかも。
長さん
建物や花の飾り方はスイスやオーストリアに似ていますね。国境の近さを感じます。スイスからコルティナ・ダンペッツォ経由、ヴェネチアですと、一旦オーストリアを通過したのではないでしょうか。
部屋のチェックはまずベッド、つづいて水回りですね。
小梨
二間続きの部屋とは、すごいツアーですね。
長さん
コルティナ・ダンペッツォが懐かしい世代ですか。もっとお若いと思っていましたよ(笑)。
予想外の二間続き、日本で言うなら家族用のスキー宿なんですね。