2015年・北イタリアの旅(その15)
4日目(6/20) ボルツァーノ → ドロミテ街道(カレッツァ湖、ポルドイ峠、ファルツァレーゴ峠) → コルティナダンペッツオ(泊) (太字が今回の記事です)
ボルツァーノのホテルを8時に出発し、ツアーの‘目玉’の一つとなっているドロミテ街道に入りました。2009年、世界自然遺産に登録されたドロミテ山塊の観光が、いよいよ始まります。
エガ谷を進むと、出発から30分もせずに、車窓にはドロミテ山塊が迫ります。
ドロミテ街道の地図です(「地球の歩き方」から拝借)。
バイケイソウに似た花がたくさん咲いていました。街道筋のホテルのバルコニーには花が飾られ、スイス旅行でみた風景を思い出します。
小さな村の教会もこれまでとはスタイルが変わってきました。ミズキに似た花が咲いています。
出発から約50分、コスタルンガ峠(1745m)の手前で湖が見えてきました。カレッツァ湖(標高1520m)です。下車して観光します。入口には、ドイツ語とイタリア語で「天然記念物」と表示されていました。
駐車場付近で咲いていた花です。左下は、ウマノアシガタ?。右下は、セリ科の花。
この湖は綺麗な水と、水面に映るラテマール山群(標高2846m)の光景(逆さラテマール)が有名です。
湖畔の遊歩道で花を見る人たちと、ラテマール山群を撮る私です。
遊歩道で見た花たちです。色々咲いています。
次回もカレッツァ湖の遊歩道で見た高山植物の花を報告したいと思います。
(つづく)
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この記事へのコメント
nobara
ドロミテ街道、スケールが違いますね☆
セリ科のは葉の形から・・・
ヤブジラミを思いました。
細かく切れ込んだのはあまりないですね。
フウロソウのお花はどれもこれもいいですね。
nobara
「シャク」も当ってみて下さいね。
GG
こんな世界を見たら本当に行きたくなります。
素晴らしい景色に圧倒されます。
湖の色も・・澄んだ水色に映し出された山々が本当にいいです・・ありがとうございました。
みっきい
日本では見られない光景です。
水面に映るラテマール山群(標高2846m)の光景、逆さラテマールが良く撮れていますね!何回も大きくして見せていただきました。
フウロソウ可愛いです、これから高山植物ですね!!
無門
梅雨も明けそうな気配
暫くこういった涼しげな
風景を楽しみたいですね
長さん
ドロミテ山塊を見るのが今回の目的の一つですから、最初から圧倒されています。
セリ科の花は草丈が高いので、シャクの可能性が強いですね。葉がノコギリソウのように切れ込みが深いので、もしかするとドクニンジンかなとも思っていたのです。ありがとうございました。
長さん
ドロミテ山塊はかなり広い地域にこうした尖った山がたくさんあるので、日本ではとうてい見ることが出来ない風景です。天気が良ければ山がくっきり湖水に写ったことでしょう。
長さん
ドロミテ山塊の山並み、凄いスケール感ですね。湖には石灰分が溶け込んでいるので、水の色が綺麗です。
次回は高山植物が色々登場しますので、お楽しみに
長さん
昨日、今日は、梅雨がどこかへ行ってしまったような天気ですね。大型の11号が通り過ぎて夏本番になってくれると良いのですが、その間、しばらく雪の残った山と高山植物をお届けします。
river
すーちん
ラテマール山群、息を呑む
ような美しさですね~
ホテルも
矢張り日本にはない素晴らしさ
なおさん
月奏曲
牧歌的だ♪
ヨーロッパの街並みもいいですがこういった風景のほうが好きです。
なんというか…日本のより流れがない?遅い?せいか水が澄んでいるように見えるんですよねぇ。
でも水が動く分日本の水のほうがかえって安全ぽいですが…
mori-sanpo
更に、その景観が全て湖に映り込んで、その美しさが上下で倍増しましたね。
縦位置5枚の合成写真、湖面が鏡のようでスケールの大きな写真が撮れましたね。
長さん
車窓から見えた白い花、葉の形まで確認できなかったので、花穂の上代しか判断できませんが、Veratrum album(バイケイソウ)の仲間と判断して良いと思います。
バルコニーに花を飾った家、スイスやオーストリアでも多かったです。
長さん
ラテマール山群が湖水に写った風景は感動ものでしたよ。さすがに天然記念物です。
街道にはこのような小さなホテルが点在していましたよ。
長さん
さすがに世界自然遺産に登録されただけあって、山々や湖の美しさは見事なものです。残念ながら、日本とはスケールが違いすぎます。
高山植物、名前を調べるのに苦戦しています。
長さん
これまで見てきた中世の町並みとは打って変わって雄大な、しかも、変化に富んだ風景が広がっています。
湖は雪解け水が集まって貯まったところが多く、ここも地形的にはそのような感じでした。
長さん
この雄大な風景を1枚の写真に納めるのには限界を感じます。そこで、カメラを縦位置にして連続写真を撮り、合成してみました。三層となった空、山、針葉樹林、それらが湖に写った様子を、少しでも広く見せたかったのです。
eko
ず~っと見ていたい眺めです。
中世の街並みも素敵でしたが、やはり自然の雄大な美しさの方が癒されます。
フウロソウ、可愛いですね。
長さん
中世の街並みを見てもそれほど感動したということはありませんが、やはりこの雄大な景色には感動します。そして、高山植物の花を見ることができるなんて…。
信徳
湖水が綺麗だから影が一段と映えています。
1,500mを越えてきて山野草も出てきました。ヤナギランも~2週間後には咲きそうなムードです。
寿々木
長さん
ラテマールが逆さに映るこの湖はドロミテ街道観光の目玉の一つです。雲は多かったですが、晴れてよかたです。ヤナギラン、一輪でも咲いていたら尚良かった。
黄昏龍
海の景色あり山の景色ありと非常にバラエティに富んだ
旅行だったのが伺いしれますね。
湖面に映る山並みの風景が素晴らしいですね。
長さん
窪んだ土地に雪解け水が溜まった湖で風の影響が少ないのでしょう。晴れてくれたので、ラッキーでしたよ。
写真合成はアプリケーションソフトがやってくれますから簡単です。
長さん
ジェノバからチンクエテッレまでは海でしたが、ボルツァーノから山に入りました。ここは小さな湖ですが、景色が素晴らしかったです。
予定では大きな湖もツアーには含まれています。
はるる
でも山々がすばらしいこと。
また水面に映る山々も、鏡のごとくそっくり美しさを見せています。
湖畔にいる人たちは、花と山々両方楽しめたわけですね。
長さん
水面に映った山並み、綺麗でしょう。湖畔の遊歩道には初めて見る高山植物がたくさん咲いていました。これは興奮しますよ。
小梨
小さな教会が素敵ですね。 フィレンツェ当たりとは違いますね。
長さん
ギザギザが目立つ山塊と所々にある湖、そして、高山植物、私は2回目ですが、とてもいいですよ。お勧めです。
藍上雄
北イタリアの景色の写真、旅行した事も無ければ、目にする事も少ない景色です。絵本の中の景色の様で、綺麗ですね。
長さん
花の名前を調べていただき、恐縮です。ヨーロッパアルプスで咲くキンポウゲ科の5弁花は、ランヌクルス・アクリス、ランヌクルス・モンタヌス、ランヌクルス・レペンスが主なものらしいです。そのうち、ランヌクルス・レペンスがコバノハイキンポウゲ(←ハイキンポウゲ)に当るようです。私としては、葉先の尖り具合からランヌクルス・アクリスが近いのではないかと思っていますが、自信はありません。ウマノアシガタもラヌンクルス属のひとつ(ラヌンクルス・ジャポニクス)で、ここは分りやすく「ウマノアシガタ?」と表記しましたが、正しくは「ラヌンクルス属の一種」とすべきでしょうね。
ROKO
いつか行ってみたいです。
すごく参考になりました。
ありがとうございます。
長さん
ドロミテ街道を含む北イタリアの旅は最高でした、
もしおいでになるのでしたら、花が多い6月下旬から7月上旬がお勧めです。