3日目(6/19) ラ・スペツィア → モデナ → ボルツァーノ(泊)
(太字が今回の記事です)
ボルツァーノのアルト・アディジェ考古学博物館(HPはこちら)にやってきました。ここでアイスマンを見学します。閉館間際でしたが、添乗員がOKを取ってくれました。
アイスマンとは (Wikipediaから抜粋)
1991年にアルプスにあるイタリア・オーストリア国境のエッツ渓谷(海抜3,210メートル)の氷河で見つかった、約5300年前の男性のミイラである。エッツィ(Ötzi)の愛称で知られる他、英語圏ではエッツィ・ジ・アイスマン(Ötzi the Iceman)、ハウスラプヨッホの男(Man from Hauslabjoch)などとも呼ばれる。
2012年に初めて実施された解凍調査の結果、瞳、髪の色は茶色、肌の色は白色、身長160cm、体重50kg、骨からのデータにより年齢47才前後、筋肉質な体型だと解明された。
2005年4月には、愛知県で開催された愛・地球博にちなみ、「アイスマン展」と題した展示会が名古屋の名古屋ボストン美術館と豊橋の自然史博物館で催された。
この博物館では、-6℃に冷凍されたアイスマンのミイラや遺品が展示されています(撮影禁止)。
5300年前の人間とは思えない高度な文化を持っていたようで、毛皮で出来たズボンや靴、外套、帽子を着用しており、その実物が見学できました。右上の写真は、衣服の復元模型(ウィーン自然史博物館に展示されているもの。Wikipediaより拝借)。
下の写真は、この博物館に展示してある、科学的に忠実な復元模型。
アイスマンのレントゲン写真とコンピューター断層解析画像。死因は左肩に矢を受け(矢尻が残っている。写真右下、白い矢印)、更に頭部を打撃されたことによる失血、脳内出血と考えられている。
旧市街をぶらぶらしながらエルベ広場に戻ると、クラシックカーのイベントが終盤に差し掛かっており、参加車が1台ごとに紹介を受けて、走り去るところでした。
ボルツァーノで見た街路樹です
黄色い花や葉の様子から、モクゲンジ(ムクロジ科)と思われる
赤褐色の葉を持つ木 ? → ベニバスモモの木だそうです
なおさん、nobaraさんに教えていただきました
小さな実をたくさん付けた木 ?? → ボダイジュと、そのつぼみ
なおさんに教えていただきました
黄色い花や葉の様子から、モクゲンジ(ムクロジ科)と思われる
赤褐色の葉を持つ木 ? → ベニバスモモの木だそうです
なおさん、nobaraさんに教えていただきました
小さな実をたくさん付けた木 ?? → ボダイジュと、そのつぼみ
なおさんに教えていただきました
この日の宿泊は、バスで15分ほどのところにあるフォーポインツ・シェラトン(HPはこちら)でした。ホテル内の広いレストランでは、クラシックカーのイベント関係者による200名規模のパーティが行われていました。
私たちの部屋です。白いカバーで清潔感があります。すべてのホテルにはビデがあり、私はウォッシュレット代りに使っていました。
夕食はホテルの食堂で、生ビールをオーダー。食事はラビオリ(少な!)、ビーフ、プリン。
翌日は、いよいよドロミテ街道の旅になりますが、予報は曇り時々雨。天気が心配です。
(つづく)
この記事へのコメント
GG
凄いことですね・・
5300年前の話しでしたか~この頃の文明はバカにできないほど水準が高かったのですね。
立山連峰にも遭難者がいて、いまだに見つからない人がいます・・もしかすると、そのまま5000年がたって見つかるかもしれませんね。
寿々木
長さん
アイスマンの報道を覚えていらっしゃいますか。私は記憶になかったです。5300年前というと、古代エジプトのミイラより古いわけで、ヨーロッパに高度な文明があったことに驚かされます。
暖かい日が続き、偶然発見されたようですが、立山連峰の遭難者もそのうち偶然に見つかるかもね。
長さん
閉館間際でしたが、退場は30分後ですから、見学に支障はありませんでした。
みっきい
ボルツァーノのアルト・アディジェ考古学博物館には、あのアイスマンが展示してあるのですか!
2005年の愛知万博では、愛知県館が取り上げまして、
驚きと感動!「地球タイヘン大講演会」
と、ドラマ仕立てにしてアイスマンを紹介してくれました。
地球温暖化により氷河が解けて…5300年前のアイスマンが出てきたのでした。
1万8000年前の冷凍マンモスも展示されていて、
地球温暖化への警鐘がテーマになっていました。
愛知万博からもう10年も経過、上海万博見に行ってきましたが、今ミラノ万博が開催されているのでしたね。
ごめんなさい、思い出してしまいました・・・。
river
2年前にもNHKの特番で放送されました。その後も再放送されていると思います。
死因については失血、脳内出血と分かったのですが彼が何故そこにいたのかは多くの説があり定かではありません。
空想を掻き立てられる謎です。
黄昏龍
アイスマンの存在を初めて知ったので
とても驚きました。
北極クマも将来は博物館行きとなるのでしょうかね?
無門
アイスマンは
事故死だと思っていましたが
戦闘か何かで殺されたんですね
信徳
実物を見られたのですね。
eko
実際に見ることができて良かったですね。
争いか何かで殺害されたのですね。
5300年前の人物が発見され、その時代の謎を知ることができる貴重な存在ですね。
mori-sanpo
考古学博物館で実物をご覧になったのですね。
5300年前の人間がミイラとして発見され、展示されているのは奇跡のようなものですね。
なおさん
モクゲンジの下のは銅葉の樹ですね。銅葉スモモなら見たことがあるのですが、これもそうかどうかは??です。
その下のは、ボダイジュかなあと思います。
月奏曲
晩御飯すくなっ!ラビオリすくなっ!
nobara
私もベニバスモモ辺りかな?と思います。
イタリーは夕食は少な目?なんですか・・・
長さん
愛知万博の時、アイスマンをご覧になりましたか。冷凍マンモスはロシア・ツンドラ地帯の永久凍土から発見されたものでしたね。
上海万博も行かれたのなら、ミラノ万博も行きたいと思われているでしょうが、足の関係でちょっと無理かな。
長さん
アイスマンは、当時のマスコミからオッティという愛称までつけられるほど、大々的に報道されたようです。NHKのアーカイブスにも入っていますか。再々放送を楽しみにします。
もっと下界で殺され、氷河に運び上げて葬られたという説もあるそうです。
長さん
私はアイスマンのことを知らなかったものですから、ここでとても驚きましたよ。
北極も氷が溶けて、シロクマの生存が脅かされているようですね。
長さん
アイスマンは左肩を背部から射られているし、頭部を内出血するほど殴られているそうなので、殺されたものと考えて良いのでしょう。
長さん
愛知万博でアイスマンを見損ねましたか。でも、見なくて良かったのかも知れませんね。私は話の種に見ましたし、展示された写真も撮ってきましたが、それをブログに載せるのははばかられました。
長さん
アイスマンのNHK放送をご覧になりましたか。
冷凍保存されたミイラは丸い小窓から覗くようになっていて、5300年前のものとは思えないほど新鮮な感じがしました。
長さん
寒いギャグを連発しても冷凍付けにするのは難しいですね(笑)。
銅葉スモモですか。調べてみたら、ヨーロッパでは街路樹として使われているそうです。その下、菩提樹ですね。開花時期を考えれば、実ではなくつぼみですね。ご教示、感謝です。
長さん
レスが前後して、申し訳ありません。
アイスマンが来日していて、NHKでも放送されたなんてちっとも知りませんでした。NHKの再放送を見てみたいものです。
長さん
ラビオリ、少ないでしょう。後でお替わりが回ってきましたが、私は太るかも知れないのでお断りし、メインを完食しました。
長さん
アイスマンはレントゲンだけでなくCTスキャンなどでも詳細に分析されているそうです。氷漬けで水分が失われなかったのが、新鮮さを保つのに効果を発揮したんですね。
バニバスモモですね。ありがとうございます。
前菜のラビオリは、前日までのパスタの量に比べたら随分と少なかったです。食事コントロールしている私には丁度良かったですが。
ミックン
今回は考古学博物館ですか。「アイスマン」、凄いですね、実際に見学できて幸せでしたね。愛知万博も行ってないので画像でしか知りません。それにしても5300年前ですか。気が遠くなりそうです。良い旅が続き、まるで同行させていただいている気分になってます。
長さん
5300年も前に高度な文明を身につけたヨーロッパ人がいたということにビックリしました。ミイラの写真の写真も撮りましたが、生々しすぎて掲載できません。
まだ旅行3日目で、先は長いです。よろしくお付合いのほど、お願いします。
藍上雄
長さん
アイスマンにご記憶がおありですか。5300年も前のものとは思えぬ新鮮なミイラと共に、身につけていた衣類・帽子・靴や、道具類など多くの遺品が完全に残っており、学術上の価値は非常に高いですね。
はるる
驚きました。
これでいろいろなことがわかってしまうのですね。
気がとおくなるような昔、いたんですね。
一般の発掘と違って冷凍ですから、そのまま残りますからね。
長さん
現代の科学は、死因を始め、どんな持病を持っていたとか、‘つぼ’を使って治療していたとか、5300年も前のミイラから色々なことを割り出してしまいます。それも、遺体が新鮮に保たれたからなんです。