旅行2日目です。表題でお察しのように、ニッカウヰスキー余市蒸留所の見学に行ってきました。勿論、NHK朝ドラ「マッサン」の影響です(笑)。
7時にはホテルのバイキング式朝食を済ませ、札幌駅南口のバスターミナルから8時5分発の「高速いわない号」で余市に向かいました。発車して5分ほどで札幌市時計台(国の重要文化財)の前を通過(右下)。
JR余市駅前には9時43分着。交差点の西側に工場の正門が見えます。右下は、帰りに余市駅前ロータリーから撮ったもの。駅前から工場正門に至る道は「リタ・ロード」と呼ばれています。
リタは竹鶴政孝氏の夫人の名前です(「マッサン」ではエリーでしたね)。
ニッカウヰスキー余市蒸留所の正門(国登録有形文化財)です。
ニッカウヰスキー余市蒸留所(案内パンフレットから)
ここは、ある男の夢の原点、本物のウイスキーづくりをかなえる、約束の地。豊かな水、澄んだ空気、冷涼で湿潤な気候、灼熱の炎と熟練の技によって生み出されるこの地のモルト原種には、微かな潮の香りが漂うと言われます。
1943年に創業者・竹鶴政孝によって設立されてから、ニッカウヰスキーの聖地として竹鶴の夢と情熱を受け継ぎ、今も重厚で力強い余市モルトをつくり続けています。歴史を刻む建造物と厳しくも豊かな大自然の中、ウイスキーの夢の旅をお楽しみください。
左下は見学案内図です(点線に沿って赤く塗られた建物を見学します)。右下、見学記念写真(ジャケットのボタンを掛け違えています。恥ずかし)。
見学路の右手手前から、第一乾燥棟(キルン塔、国登録有形文化財)、粉砕・糖化棟、発酵棟と並ぶ、定番のアングル。
蒸留棟(国登録有形文化財)とその内部です。ポットスチルを石炭で加熱しています。
蒸留棟の隣に建つ混和棟(旧リキュール工場、国登録有形文化財)では、樽の製造工程などが見学出来ます。
左下、乾燥棟の入り口(ピートを焚く煙が漏れてきた)。右下、発酵棟のタンク。
旧事務所とその内部です。1934年(昭和9年)、竹鶴氏が事務所として建設(旧社名・大日本果汁株式会社。金庫にその名が見える。余市町指定文化財)。
リタハウスです。1931年(昭和6年)頃に建てられた但馬八十次宅を買い取り、事務所兼研究所として利用していた。国の登録有形文化財。
リタハウスの近くで、エゾムラサキツツジが咲いていました。
工場見学を続けます。
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
本場のエゾムラサキツツジ、やはり良いですねえ。
りりい
マッサンやリタの生き方、暮らしぶりは本当に素敵でしたね。
その地へ訪問されて、うらやましいです。
長さんは、行動力があって、人生を大きくenjoyされていて、すごいなと思います。
寿々木
shuuter
雄蕊はやはり10本ですか。
長さん
NHK朝ドラと重ね合わせて見ると面白いですねー。今。総集編が放映されていますから、良い時期に行ったなと思います。ドウカと言う名付けはどうかと思いますけれど(笑)。
エゾムラサキツツジ、良い色ですね。
mori-sanpo
もう40年も前ですが、蝦夷富士ともいわれる羊蹄山のある倶知安に2年間、生まれて2カ月目の長男を抱いて転居しましたので、余市を含めて周辺地域はよく知っているつもりでしたが、毎朝、「マッサン」の生きざまを見てニッカウイスキーの誕生の経緯と余市の風土などを改めて再認識しました。
長さん
私たち夫婦は朝食時に毎回見ていましたから、ドラマと重ね合わせながら見学してきました。後日、報告しますが、ウイスキー博物館の展示品は興味深く見学しました。
今回は札幌に労組OB会の出張だったので、そのついでなんです。
長さん
冒頭にも書きましたが、NHK朝ドラの影響です。
小樽の鰊御殿は6年前に行ってるので、今回はパスです。
長さん
エゾムラサキツツジ、自生種は絶滅が危惧されているそうです。雄しべの本数ですか。写真で数えてみたら10本ありますね。
ポン太
実際に行かれたら感慨もひとしおだったことでしょう。写真のポットスチルにテレビと同じように注連縄してありますね。ずっとそうして受け継がれてきたのでしょうね。
長さん
倶知安に2年転勤されましたか。春から秋までは良いでしょうが、冬は雪が積もるし、寒いですからご苦労されたのでしょうね。
今回は朝ドラの記憶と、「リタとマッサン」(集英社文庫)を読んで出かけましたよ。
長さん
私も見学してきたことと重ね合わせて、今朝の総集編を見ましたよ。
ポットスチルに大きなしめ縄が飾られているのは、ドラマと同じ。いや、ドラマが真似したのか。ドラマと現実がごっちゃになっちゃいそうですが(笑)。
ロシアンブルー
北海道余市、「マッサン」で有名になりましたね。このドラマで初めてニッカウヰスキーが余市で作られたことを知りました。 竹鶴さんとリタさんの写真も週刊誌で見ました。
リタさんも凄い方ですが演じたシャーロットさんも慣れない日本語で見事に演じきり驚きました。
エゾムラサキツツジ綺麗です!
長さん
シャーロットさん、熱演しましたね。その後、週刊誌に○○の見える写真が出たりして、ちょっと意外な感じがしましたが、ブロードウェイの「シカゴ」に主演が決まっているそうですね。
エゾムラサキツツジ、花色が綺麗ですね。
eko
赤い屋根の建物やポットスチルなどドラマと同じで懐かしい感じがします。
前記事の北海道庁旧庁舎も行った時と同じ(当然ですが)なつかしいです。
ちょうどサクラ、モクレン、ウメなど綺麗な時期で良いですね。
北海道は何回も行っていますが、春はありません。今度機会があったら春に行くのも良いですね。
長さん
札幌から1、2時間で行けるところとなると、真っ先に頭に浮かんだのは良いででした。「マッサン」の影響ですね。ドラマは史実を基にしたものですから、景色や建物など、現場を取材して製作しているのでしょうね。
北海道の春も良いですね。ただし、桜の時期は一定しませんから、日程の設定が難しい。
すーちん
余市と云えば
ニッカウイスキーですか
事務所内部も見学出来るんですね
TⅤを観ていたらより興味湧き
ますね
みっきい
まるでドラマの再現のようですね!
ニッカ工場での撮影もあったのでしょうか?
ドラマの撮影はセットだけだったのでしょうか?
ニッカの余市蒸留所をご訪問くださったことで、結構ドラマはニッカ工場に忠実だったのだとわかりましたわ。
エゾムラサキツツジが咲いている向うにリタハウスのある写真がステキです。
長さん
ニッカウヰスキーの工場見学です。展示中心の建物もありますが、実際に操業中の場所も見学できました。ドラマのワンシーンとダブらせて見学しましたよ。
長さん
ドラマがこの工場での出来事を再現したのですが、TVを先に見ていると逆になってしまうかもしれませんね。今朝、「マッサン」の総集編・後編が放映されましたが、工場内でのロケシーンがたくさん出てきましたよ。
はるる
ツツジ、いい色でとてもすばらしいです。
北海道独特のツツジなんですね。
長さん
カメラを見て、手元を見ないでボタンをかけたら恥ずかしいことになりました。
エゾムラサキツツジ、良い色でしょう。この日は快晴だったので、余計に発色が良いのです。
nobara
私たちも行きたかったですが。
タイトなスケジュールで((+_+))
あの頃、連ドラ、真っただ中で凄い人出だったとか
行かれた頃は如何でしたか?
エゾムラサキもミツバツツジと勘違いしそうです。
お花が大きくて丸みを帯びてますかね。
最近ウンゼンツツジを見てその華奢な姿に一目ぼれしました。
信徳
開花が早く進んでいるようで忙しいですが北海道に行くと遡って見られたりして良いですね。
長さん
行ったのは29日の休日ですが、入場したのは10時ちょっと前でさほど混雑という感じはなかったです。団体のバスが4台来ていました。
エゾムラサキツツジは花径が3cmくらい、普通のツツジより花が平開気味でした。
長さん
本州の桜は一週間ほど早かったですが、北海道も早かったようで、思いがけずもエゾヤマザクラやソメイヨシノが満開でした。エゾヤマザクラは、昨日釧路で開花宣言が出ました。
無門
そこここに男のロマンや
夫婦の夢が
息づいているようなかんじ
みつば
朝ドラの「マッサン」を見てましたので
実際のニッカウヰスキー工場は
大変興味がありました。
素晴らしい環境と設備なんですね♪
なにより。。。
先人たちの不屈の精神と底力に
改めて感動します^^q
長さん
ロマンを実現した男と、それを異国の地で支え続けた妻、ドラマとダブらせて見学してきました。
長さん
「マッサン」を見ていらっしゃいましたか。明治時代、日本で初めてのウイスキーを作るというのは大変なことだったのですね。しかも、スコットランドで覚えた味にこだわって…。