5月14日、「自然教育園」(国立科学博物館附属自然教育園)で花などの写真を撮ってきました。
今回は、「水性植物園」で見た花などです。
キショウブ (黄菖蒲)
アヤメ科アヤメ属の多年草。ヨーロッパ~西アジア原産の帰化植物
ハナショウブには黄色がないので、水辺を飾る花として好まれるが、
環境省は「要注意外来生物」に指定し、拡散させないよう注意している
アヤメとカキツバタ (菖蒲。燕子花、杜若)
下花弁のつけ根の模様に網目があるかないかで見分ける
アヤメ カキツバタ
アイイロニワゼキショウ (藍色庭石菖)
アヤメ科ニワゼキショウ属の多年草。原産は北アメリカ。一部で野生化
ニワゼキショウより草丈が高く、20~30cmになり、花茎は枝分かれする
花弁の先端が細く尖る。花茎には翼がある
ニワゼキショウを一輪見つけた。これは赤紫だが、白花もある
オヘビイチゴ (雄蛇苺)
バラ科キジムシロ属の多年草。日本では本州~九州に分布
名の由来は、ヘビイチゴに似た花で、それより大きいから
果実は痩果であり、ヘビイチゴのように赤くならない
チョウジソウ (丁字草)
キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草。日本、朝鮮半島、中国に分布
日本では、準絶滅危惧(NT)に登録された。全草にアルカロイドを含み有毒
名の由来は、花を横から見ると「丁」の字のように見えるから
2本の細い角を伸ばしたように見えるものは実
この日は、団体を数組見かけ、水生植物園も賑わっていた
アヤメ科アヤメ属の多年草。ヨーロッパ~西アジア原産の帰化植物
ハナショウブには黄色がないので、水辺を飾る花として好まれるが、
環境省は「要注意外来生物」に指定し、拡散させないよう注意している
アヤメとカキツバタ (菖蒲。燕子花、杜若)
下花弁のつけ根の模様に網目があるかないかで見分ける
アヤメ カキツバタ
アイイロニワゼキショウ (藍色庭石菖)
アヤメ科ニワゼキショウ属の多年草。原産は北アメリカ。一部で野生化
ニワゼキショウより草丈が高く、20~30cmになり、花茎は枝分かれする
花弁の先端が細く尖る。花茎には翼がある
ニワゼキショウを一輪見つけた。これは赤紫だが、白花もある
オヘビイチゴ (雄蛇苺)
バラ科キジムシロ属の多年草。日本では本州~九州に分布
名の由来は、ヘビイチゴに似た花で、それより大きいから
果実は痩果であり、ヘビイチゴのように赤くならない
チョウジソウ (丁字草)
キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草。日本、朝鮮半島、中国に分布
日本では、準絶滅危惧(NT)に登録された。全草にアルカロイドを含み有毒
名の由来は、花を横から見ると「丁」の字のように見えるから
2本の細い角を伸ばしたように見えるものは実
この日は、団体を数組見かけ、水生植物園も賑わっていた
5月14日撮影。
次回は、ムサシノ植物園で見た花などです。
(つづく)
この記事へのコメント
寿々木
無門
水生植物が
活き活きする季節ですね
人間もこのころは
瑞々しくなりますね
長さん
オオニワゼキショウは、草丈は20~30cmで、ニワゼキショウより高く、花径は1cmほどで、ニワゼキショウより小さいそうです。私もまだ見ていませんが、草丈で判断できそうですね。
長さん
人間も細胞が若ければ水分を多く取り込めて、みずみずしい肌を保てるようですが、我々はもう枯れ始めです(笑)。
信徳
これからの時期、梅雨が終わるまで賑やかにしてくれる草花です。
nobara
箱根では蕾ばかりで目を凝らしても一輪も咲いてなかったです。キリッとしたお花ですよね。シャープな感じが。
オオニワゼキショウは福岡ではそこらあたりで見ましたが住まい近くではなかなか逢えませんネ。
アイイロニワゼキショウも逃げ出してるんですね。
みっきい
キショウブは外来種だったのですか?
『環境省は「要注意外来生物」に指定し、拡散させないよう注意』、いずれは外来種になるのでしょうか。
道端にニワゼキショウが赤紫、白と混ざってたくさん咲いています。アイイロは見当たりません。こちらもアメリカからの外来種だそうですね。
夕方にみると丸い球になっているんですが、翌日陽が出るとまた花が咲くのかと思っていました。受粉すると球になると書いてあって一日花なのでしょうかしら?
絶滅種の保護は分かりますが、繁殖力のある外来種はどれも悪いという事になるんでしょうかしら?花の世界も大変ですね!!
GG
そして、いつもコメントありがとうございます。
妻も順調と言うより・・悪化しないで済んだようでホッとしています。
旅行はいつでもいけますから、ゆっくり静養させて出かけることにします。
なおさん
武蔵丘陵森林公園のボーダー花壇には、北アメリカのヤナギバチョウジソウがありますが、これは花付きが良く、たくさん咲くので見事です。
ニワゼキショウも芝生などで咲いているのは可愛らしいですね。
目黒のおじいちゃん
eko
ハナショウブも見に行かないとと思っています。
アイイロニワゼキショウも花色が素敵ですね。花弁に翼があるのが特徴なんですね。
チョウジソウも去年咲いていたところへ見に行かないと…。このところ散歩をさぼっています(苦笑)
ロシアンブルー
キショウブは池の周りを色取り、綺麗ですが、ヨーロッパから観賞用に輸入されたのが野生化してしまったらしいですね。ニワゼキショウは今、あちこちに咲いていますが藍色というのは初めて見ました。花弁も珍しいですね。
長さん
アヤメ属の花は似たようなものが多いですね。ジャーマンアイリスとダッチアイリスの違いがよく分らない。
長さん
ここのチョウジソウは4月末が最盛期で、もう残り花になっており、ご婦人の団体さんが残念がっていました。
オオニワゼキショウ、地域でも植物園でも見たことがないです。
アイイロニワゼキショウも北アメリカ原産ですが、ネットのヒット数は2600件ほどで、まだあまり広がりを見せていないようです。
長さん
外来種が在来種の生態系を脅かす恐れがある場合は、駆除の対象になったりするようです。
ニワゼキショウは明治20年頃に渡来したようですが、もう帰化植物と言って良いでしょう。受粉すると球になるわけで、受粉できるまで咲いているのかもね。
長さん
奥様、ご心配ですね。静養すると共に、医者と一緒に原因を見極めて行くことも必要になりますね。
ポン太
水辺で咲いていると綺麗ですのにね。
チョウジソウは「絶滅危惧種」に指定され大事にされているのですね。花の世界もシビアですね。
長さん
キショウブとハナショウブの交配は、愛知の輝きから、金星、多摩錦と続き、1988年頃から多くなり、今では「キハナショウブ」と呼ばれる一群が出来ているそうですね。
ヤナギバチョウジソウ、3年前にボーダー花壇で見ましたよ。チョウジソウより開花時期が遅いようですね。
長さん
画像が綺麗に見えるのは、ちょっと高い一眼レフカメラのお陰です。
shuuter
網目模様にあるアヤメだけわかります。
にうぇあにシャーマンアイリスらしきものあるのですが、正式な名前わかりません。
しらべようといたしません。
長さん
関東でも梅雨の頃まで、水郷潮来の菖蒲まつりが行われています。
アイイロニワゼキショウは花弁の先端が飛び出して尖っています。花茎に「翼」があるとのことです。4段目の写真の左側にそれがはっきり見える茎が写っています。
ここのチョウジソウはもう終盤でした。間に合うと良いですね。
長さん
キショウブは在来種にない黄色なので鑑賞する価値は高いのですが、増えすぎて困るという実態もあるそうです。
ニワゼキショウはよく見かけますが、アイイロニワゼキショウはまだあまり広まっていないようです。
長さん
外来種が日本の風土に適合して、増える種類があります。その一つがキショウブなのですが、美しいので許しちゃおうかという気になります。
チョウジソウが生息できるしめった土地が開発などで少なくなっているそうです。
長さん
在来のショウブ、アヤメ、カキツバタ、イチハツに加え、ジャーマンアイリス、ダッチアイリスが加わるのですから、見分けが大変ですよね。
すーちん
キショウブ、要注意なんですか
昔から有りますね~
ニワゼキショウもあちこち
生えてきます、可愛い花ですね
長さん
キショウブ、綺麗なんですが、増え過ぎるのが問題になっています。
ニワゼキショウ、小さな花が群生しているところがありますね。
はるる
普通のニワゼキショウはピンクと白ですが、アイイロニワゼキショウ これはすごくいい色をしていますね。緑になかでひときわ目立ちますね。
長さん
自然教育園の散策路の中で、空が広く見える場所はこの水生植物園だけと言って良いでしょう。もう少し早ければチョウジソウが咲き誇っていたのでしょうが、この時期はキショウブが彩りを添えています。
アイイロニワゼキショウ、小さい花ですが、すぐ目につきます。