5月7日に行った皇居東御苑で見た花たちです。
バラ園から更に北に歩くと、天守台に至りますが、その左手手前、竹林の並びでサラサドウダンが咲いていました。その後、天守台の東側から書陵部の北側に回り、平川門から帰ることにしました。
サラサドウダン (更紗灯台、更紗満天星)
ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。別名フウリンツツジ。日本固有種
北海道西南部、本州の兵庫県以東、四国の徳島県に分布し(深山の岩地)

名の由来は、花の色が「更紗」模様に似ていて、形が「灯台躑躅」に似ているから

ヒナキキョウソウ (雛桔梗草)
キキョウ科キキョウソウ属の多年草。北アメリカ原産の帰化植物
別名ヒメダンダンギキョウ

キキョウソウに似るが、ヒナキキョウソウの葉は先端が尖る

以下、書陵部の付近で見た花たちです
ダイダイ (橙)
ミカン科ミカン属の常緑樹。インド・ヒマラヤ原産。別名ビターオレンジ
果実が落ちにくく、2~3年そのままなので「代々」とも書く

花から芳香が漂う

オドリコソウ (踊子草)
シソ科オドリコソウ属の多年草
北海道、本州、四国、九州(及び朝鮮半島、中国)に分布
白花が多いが、中央にはピンクの花も見える

自然分布ではこのように白とピンクが混在することは殆どないそうだ
名の由来は、花の形を扇子を持って菅笠をかぶった踊り子に見立てた



ヒメオドリコソウやホトケノザは近縁種
トベラ (扉)
トベラ科トベラ属の常緑低木
東北地方南部以南、韓国、台湾、中国南部までの海岸に自生する

雌雄異株で、この花は雄花。開花し立ては白色で、やがて黄みを帯びる

名の由来は、樹木全体に悪臭があり、扉に刺して魔よけにしたことから
ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。別名フウリンツツジ。日本固有種
北海道西南部、本州の兵庫県以東、四国の徳島県に分布し(深山の岩地)
名の由来は、花の色が「更紗」模様に似ていて、形が「灯台躑躅」に似ているから
ヒナキキョウソウ (雛桔梗草)
キキョウ科キキョウソウ属の多年草。北アメリカ原産の帰化植物
別名ヒメダンダンギキョウ
キキョウソウに似るが、ヒナキキョウソウの葉は先端が尖る
以下、書陵部の付近で見た花たちです
ダイダイ (橙)
ミカン科ミカン属の常緑樹。インド・ヒマラヤ原産。別名ビターオレンジ
果実が落ちにくく、2~3年そのままなので「代々」とも書く
花から芳香が漂う
オドリコソウ (踊子草)
シソ科オドリコソウ属の多年草
北海道、本州、四国、九州(及び朝鮮半島、中国)に分布
白花が多いが、中央にはピンクの花も見える
自然分布ではこのように白とピンクが混在することは殆どないそうだ
名の由来は、花の形を扇子を持って菅笠をかぶった踊り子に見立てた
ヒメオドリコソウやホトケノザは近縁種
トベラ (扉)
トベラ科トベラ属の常緑低木
東北地方南部以南、韓国、台湾、中国南部までの海岸に自生する
雌雄異株で、この花は雄花。開花し立ては白色で、やがて黄みを帯びる
名の由来は、樹木全体に悪臭があり、扉に刺して魔よけにしたことから
5月7日撮影。
(皇居東御苑シリーズ終了)
この記事へのコメント
なおさん
うちにもキキョウソウ生えてきたのですが、花は見ていません。ヒナキキョウソウも可愛らしいですね。
踊り子さんの群舞もご覧になりましたか。いいですねえ。場所により、白いのとピンクのとクリーム色のとありますね。確かにいろいろな色のが混ざっているというのは、見たことないような気がします。
トベラも海辺のものですが、強いので公園などにも植えられますね。白い花は良い香りがしますね。
寿々木
キキョウソウ、野生化してるんでしょうか、当地道端に咲くんです。
すーちん
サラサドウダン可愛らしい
班を付けますね
秋のドウダンツツジ
の紅葉も素晴らしいですね
長さん
長野県でサラサドウダンの自生をご覧になりましたか。先端の赤と赤い筋が可愛いです。
ヒナキキョウソウはどこからか種が運ばれてきたのかもしれません。
オドリコソウは白とピンクと、その雑種のような薄いピンクが見られました。さすがに、外来種のキバナオドリコソウは見つかりませんでしたが…。
トベラは雌雄異株だったんですね。今回初めて知りました。
長さん
柑橘系の香りはきつすぎないので良いですよね。花と同じ画面に黄色い実を入れたかったのですが、実の近くには花がありませんでした。
ヒナキキョウソウは既に帰化植物とされているようです。タイトルを間違って「ヒナ」の字が抜けました。
長さん
サラサドウダンは可愛い花でしょう。先端の赤から上に向かう赤い筋も魅力です。秋には真っ赤に紅葉しますね。
eko
ヒナキキョウソウ、先端の花だけが咲きますね。小さな花で、見逃しそうです。
オドリコソウの群生が見事です。ピンクと白は自然では一緒には咲かないのですね。一度黄色の花を見たいものです。
行き当たりばったり
トベラとは、面白いですね。
悪臭まで、使ってしまう---。
river
オドリコソウはこちらでは4月下旬に咲きます。家のものはピンクです。
みっきい
トベラは雌雄異株なのですか?先回公園で見たトベラは雌雄どちらだったのか?実が成ったら雌株ですね。
海岸に自生と有りますが、人が植えたものでないのは明らかで、ここは平地あるいは丘なのですが、鳥が運んできたものでしょうか?
皇居東御苑にはいろんな花が残されていて大切な楽しい所でした。
悠
なかなか、草花を気にする事がないので、長さんブログを見ると
なるほど~と感心する事ばかりです
これからも、たまに寄らせていただきます
nobara
私は真っ赤なベニドウダンを撮りました。
更紗の方が品がありますね~
九州ではヒナキキョウ、キキョウソウ、ヒナキキョウソウと良く見かけましたが、東京ではなかなか見かけません。見分けを習得したはずなのに?忘れそうです。
ヒナギキョウに出逢いたいものです。
信徳
ポン太
ロシアンブルー
サラサドウダン可愛いお花ですね。
白いオドリコソウ、時にはバレエの「白鳥の湖」の場面にそっくりかとも思います。
長さん
くじゅう花公園にいらっしゃいましたか。行ったことはないのですが、かなり広いところのようですね。
ヒナキキョウソウは茎の頂点に咲きますが、キキョウソウは途中にも咲きますね。
ここのオドリコソウは多分植えたのだと思います。黄色は園芸種ですが、何度か見たことがあります。
長さん
図鑑にはトベラは悪習があると書かれていますが、花は良い匂いがします。扉の魔除けとしては、ヒイラギとイワシという組み合わせも使われますね。
長さん
赤城山の小沼駐車場の対岸にサラサドウダンとベニサラサドウダンの群落があると聞いたことがありますよ。
ここのオドリコソウ、木々の下で、あまり日光が当たらないような場所に咲いていました。そのためか、開花が遅いのでしょう。
mori-sanpo
東御苑に何回も行きながら見落としていたようです。
ヒナキキョウソウ、紫色の花びらがきれいですね。
オドリコソウの群落、白とピンクが混在しているのも良いものですね。
長さん
サラサドウダンは黄みを帯びた花で、赤がアクセントとなって可愛い花が咲きます。ドウダンツツジの紅葉は燃えるようなと表現できそうですね。
トベラに雌雄があるなんて、今回投稿するに当たって調べて、初めて知りましたよ。トベラの実はヒヨドリなどが好んで食べるようなので、鳥に運ばれた可能性は高いですね。
長さん
私が花に興味を持ち始めたのは、定年後、庭の草むしりを初めてからなのです。今は毎日のように花の写真をアップしていますが、在職中は花の名前もあまり知らなかったのですよ。
長さん
ベニドウダンを撮られましたか。ベニドウダンはサラサドウダンより小振りの花ですよね。日光植物園で見たことがあります。
ヒナギキョウは見たことがないです。ネット図鑑によれば関東地方以西となっているので、見つけられるかもしれませんね。
長さん
riverさんからもご案内がありましたが、赤城山にはサラサドウダンやベニサラサドウダンの群落があるそうですね。
長さん
サラサドウダンも、ヒナキキョウソウも、町中ではあまり見かけません。
ヒメオドリコソウはお嫌いですか。オドリコソウはヒメオドリコソウよりずっと花が大きいので、群落を作ると見事ですよ。
長さん
サラサドウダンは赤い口紅と赤い筋が可愛さを強調していますね。
白いコスチュームのバレリーナが踊る「白鳥の湖」を連想されましたか。
長さん
サラサドウダンは竹林の外れですから、花の時期なら簡単に見つかるはずです。
ヒナキキョウソウは、ここでは雑草と同じ扱いでした。
オドリコソウの白とピンク、自生の場合は混在しないというのは初めて知ったことなんです。
GG
私の家のものは白いです。
ドクダミの八重があってそれをいただいて植えてありますがドクダミの八重も珍しいと聞きました。
立山のふもとの由緒ある家からいただきました。
なんだか懐かしさが・・しみじみと~
無門
サラサドウダン
ドウダンが散った後でしたが
5日前1000mの山で
まだきれいに咲いていました
長さん
ドウダンツツジは太平洋側ではすでに終わりましたが、日本海側ではまだ咲いているかもしれません。
八重ドクダミはドクダミの変種で珍しい部類です。
長さん
山でサラサドウダンが咲いていましたか。自生種があるのですね。
はるる
ミカン系の花って似ていますね。
オドリコソウは見る機会がなくて、かわいいですね。
長さん
ヒナキキョウソウの花径は2cmくらいでしたが、鮮やかな紫の花ですからすぐ目につきます。
オドリコソウ、山に行くと会えるのですが、手っ取り早いのは植物園ですかね。
目黒のおじいちゃん
こちらの散歩道ではダンダンギキョウはまだ未開花です。
長さん
キキョウソウ(ダンダンギキョウ)を見たのはつくば植物園で、一昨年の6月末でした。ヒナキキョウソウより花が遅いのかもしれません。