「雪国植物園」で、ボランティアガイドのたじまさんに案内をしてもらっています。
植物園の北側にある山に登っていくとまだまだ雪割草(オオミスミソウ)が綺麗に咲いていましたが、ご紹介は次回まとめてということにして、その他の植物の紹介を続けます。
エンレイソウ (延齢草)
ユリ科エンレイソウ属の多年草。別名タチアオイ
花弁のように見えるのは3枚の萼片。有毒植物なのに「延齢草」とは?
「シロバナエンレイソウは雪国植物園にはない」とHPに記載されて
いますが、目黒のおじいちゃんが撮影してこられました(こちら)

キクザキイチゲ 青い花も見つかった

ツクバネソウ (衝羽根草)
ユリ科ツクバネソウ属の多年草 まだつぼみ
葉は4枚が多いが、3~5枚。クルマバツクバネソウは6~8枚

ヒトリシズカ (一人静)
センリョウ科チャラン属の多年草。咲き始め
茎が伸びるとたくましい感じになるので、このくらいが良いのかもしれない

アズマシロカネソウ (東白銀草)
キンポウゲ科シロカネソウ属の多年草
福井県から秋田県にかけての日本海側の山地に分布
可愛い花だが、咲いている位置が遠かった

コシノチャルメルソウ (越の哨吶草)
ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草
山形から富山にかけての日本海側に分布
ピントが合わず、雰囲気だけでも…


棚田跡の「水辺のデッキ」でミズバショウなどの説明を聞く

園内で一番花つきが良いユキツバキだそうだ

桜の下を抜けて、出口に向かう

八重の椿を分解すると、花弁が雄しべに変化したものだと分る


ユリ科エンレイソウ属の多年草。別名タチアオイ
花弁のように見えるのは3枚の萼片。有毒植物なのに「延齢草」とは?
「シロバナエンレイソウは雪国植物園にはない」とHPに記載されて
いますが、目黒のおじいちゃんが撮影してこられました(こちら)
キクザキイチゲ 青い花も見つかった
ツクバネソウ (衝羽根草)
ユリ科ツクバネソウ属の多年草 まだつぼみ
葉は4枚が多いが、3~5枚。クルマバツクバネソウは6~8枚
ヒトリシズカ (一人静)
センリョウ科チャラン属の多年草。咲き始め
茎が伸びるとたくましい感じになるので、このくらいが良いのかもしれない
アズマシロカネソウ (東白銀草)
キンポウゲ科シロカネソウ属の多年草
福井県から秋田県にかけての日本海側の山地に分布
可愛い花だが、咲いている位置が遠かった
コシノチャルメルソウ (越の哨吶草)
ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草
山形から富山にかけての日本海側に分布
ピントが合わず、雰囲気だけでも…
棚田跡の「水辺のデッキ」でミズバショウなどの説明を聞く
園内で一番花つきが良いユキツバキだそうだ
桜の下を抜けて、出口に向かう
八重の椿を分解すると、花弁が雄しべに変化したものだと分る
ガイドが始まってから約2時間で東口まで戻ってきました。たじまさん、本当にお世話になりました。
以下は、販売用ポットの花たち(園芸種)です。
トキワヒメハギ(常盤姫萩、ヒメハギ科、ヨーロッパ原産)


スズカイチリンソウ(鈴鹿一輪草) サンインシロカネソウ(山陰白銀草)


タイリンミツマタ(大輪三椏) 玉咲きサクラソウ(とハルトラノオ)


ヒマラヤコザクラ(ヒマラヤ小桜) プリムラ・ゴールドレース


トキワヒメハギ(常盤姫萩、ヒメハギ科、ヨーロッパ原産)
スズカイチリンソウ(鈴鹿一輪草) サンインシロカネソウ(山陰白銀草)
タイリンミツマタ(大輪三椏) 玉咲きサクラソウ(とハルトラノオ)
ヒマラヤコザクラ(ヒマラヤ小桜) プリムラ・ゴールドレース
4月9日撮影。
雪国植物園(1)からの植物掲載数累計 44 (重複や、園芸種を除く)。
次回は、「雪国植物園」で見た、雪割草(オオミスミソウ)をご覧いただきます。
(つづく)
この記事へのコメント
無門
ガイドの方が
2時間もお付き合いしてくれる
とてもすがらしいことですね
実際の花々を目にして
勉強になりますね
tomi
ユキツバキの情報を頂き飛んできました、綺麗な赤ですね
この色の口紅はどうかな~と思いました。
ガイドの方が居ますと分からないこともわかり勉強になります、こちらでは余りないのが残念です。
プリムラ ゴールドレースが好きです。
river
長さん
ガイドするに当たって時間を聞かれました。午後からの見学で、後は宿屋に向かうだけですから、たっぷり時間をとっていただきました。
長さん
Facebookは勝手に記事を作ってくれて、それを追認する形だったのです。こういう点は面倒見の良いSNSですね。
ユキツバキの花の色は濃い色です。この色の口紅だと熟年の魅力を引き出すかも(笑)。
アメリカの公園ではボランティアガイドは少ないですか。
寿々木
偶々ですが、間違った草花の説明をしているガイドを上高地で見たことがあります。
長さん
シロバナエンレイソウの別名はミヤマエンレイソウです。大きな白花が咲くオオバナノエンレイソウというのもありますね。オオバナノエンレイソウは昨年5月に赤城自然園で見た記憶があります。ピンクのエンレイソウはオオバナノエンレイソウの変種だそうですね。
長さん
ガイドさんに案内してもらって時間的にはとても効率よく回れたと思います。写真を撮るのにはちょっとせわしい感じがしましたが、花の状況は毎日回っておられるガイドさんが的確に案内してくれます。
mori-sanpo
エンレイソウやツクバネソウは、森の中ならではの魅力的な山野草ですね。
eko
ほとんど見たことのない花ばかり、楽しませて頂きました。ユキツバキの花付きが良いのにびっくりです。
ヒトリシズカの咲き始めは可愛いですね。
スズカイチリンソウ、良いですね。
長さん
この日は入園者が少なく、ガイドさんをすぐに付けていただけました。予約をすると3000円必要なのですが、当日なら無料で案内してくれます。
エンレイソウやツクバネソウ、サンカヨウは大きな葉ですからすぐに目につきます。
長さん
ガイドさんのおかげで2時間たっぷり見て回ることが出来ました。個人で行ったら案内図を頼りに花を探して歩かなければなりませんがか、効率的でした。
ユキツバキの花がたくさん咲いており、ガイドさんも誇りに思っているようでした。
スズカイチリンソウは鈴鹿山系の藤原岳で発見されたものだとのことです。
nobara
名札がないんじゃ~大変でしょう?
そこのガイドブックもないのですか?
売店のお花もいいものですね。
ご当地の名前を冠したものなど判りませんものね~
花の名調べだけでも大変ですもの。
今日は夕方歯の第2弾の工事でした。
麻酔が効かないうちに弄られ・・気絶しそう~
いまだに出血と痛みが退きません。
今夜は眠れるかしら~体力の限界です。
ポン太
ガイドさんがいて効率よく回られたようですね。長さんもこれだけ詳しいとガイドつとまりますね。
shuuter
私が見たものは薄緑色と記憶いたしています。
場所によって異なるのでしょうか。
長さん
渡されるのは案内図に植物名が入った4つ折りのリーフレットだけで、名札は一切ありませんから、ガイドさんの説明はありがたいです。
ガイドブックもありませんが、植物園のHPにあいうえお順のリストがあり、植物名をクリックすると、写真と解説が表示されます。
歯の手術でしたか。神経の痛みと両方ですからたまりませんよね。お大事になさってください。
長さん
関東の植物園なら日帰りで行けますが、新潟県だとどうしても1泊になります。日本海側の植物は太平洋側には分布していないような植物がありますから、興味深いです。
私の解説ではなく、植物園やネットの情報を頼りにまとめたものです。こんなことを何も見ないでお話しできれば、それこそ素晴らしい。
長さん
エンレイソウの花色は緑色、白、ピンク、褐色、暗い紫色など変化に富んでいます。白は大きな花が咲くオオバナノエンレイソウというのもありますよ。
信徳
なおさん
ヒトリシズカも楚々とした感じが良いもので、あまりたくさんの株立ちになると、大勢賑やか??と改名しないといけなくなります。
アズマシロカネソウはなかなか見る機会がないもので、ご覧になれてよかったですね。これもよく見るとかわいらしいものです。
売店の品物も洋種のものでなく、ご当地のものを実生などで増やして売るともっと良いのに、と思うのですが、そこまでするのは大変なのでしょうね。
GG
ガイドさんのお話も皆さんの耳に快く聞こえてくるのではないでしょうか・・
自然を愛しているからできることですね。
長さん
アズマシロカネソウ、初めて見ましたが、可愛いですね。花色が良いですね。
コシノチャルメソウ、マクロレンズでじっくり狙えればよかったのですが、何枚か撮っているうちに置いてきぼりにされました。
長さん
延齢草を食べたら命が縮むというのは困ります(笑)。
キクザキイチゲの青紫、ここでは少なかったです。
確かにヒトリシズカが林立する光景は賑やかです。
アズマシロカネソウはここでは貴重品らしいです。
売店の経営者は園の方針をよく理解していないのかもね。
長さん
昔の里山の自然を復活させる取り組みは、多くのボランティアの皆さんの努力で成功しています。もっと多くの皆さんに訪れてもらいたい植物園です。
行き当たりばったり
ザゼンソウ、いつ見ても、何度見ても驚くしかありません。飽きないです。
他のお花たちも元気そうです。
しっかり手入れされているのでしょうね。
長さん
お坊さんが座禅を組んでいるような形をしたザゼンソウの仏炎苞はちょっときもいですね。この仏炎苞の中に手を入れてみるとほのかに暖かさを感じますよ。
りりい
とくに、ヒトリシズカが印象に残りました。
名前だけなら聞いたことがあったけれど、、。一度はこの目で実物に会ってみたいなと思いました。
長さん
ヒトリシズカは咲き始めが良いようです。植物園でも見ることは可能ですが、やはりこういう自然の中で見るのが一番です。長野にも三重にも自生地があり、伊吹山でも見ることが出来るはずです。
はるる
椿、本当に花がたくさんついています。
キクザキイチゲの色のいいこと、きれいですね。
長さん
ガイドなしだと見て回る効率が悪く、時間がかかると思います。
このユキツバキは花つきが良く、雪国植物園の自慢の株だそうです。
キクザキイチゲは白も良いですが、青も綺麗ですね。
ミックン
みなさん、かなりお好きと見え、真剣な眼差しで聞き入っておられますねキクザキイチゲって、紫もあるのですね。この前見たのは、白でした。
長さん
何でもよく知っておられるボランティアガイドさんの話に聞き入っているところです。ほんと、参考になりました。
キクザキイチゲはここでも白が多かったですよ。
すーちん
タップリと説明きけて良かった
ですね、通り過ぎてしまう事も
多いですからね
長さん
ガイドがなければこれほど多くの花を見つけることが出来なかったかもしれません。説明によって花の知識が増えて、皆さん喜んでいました。