雪国植物園にて(4) エチゴルリソウ、オオバキスミレ、ニリンソウなど

2015雪割草街道の旅(11) (4月9日)

 「雪国植物園」で、ボランティアガイドに案内をしてもらった植物を紹介しています。

エチゴルリソウ (越後瑠璃草)
ムラサキ科ルリソウ属の多年草。ルリソウとヤマルリソウの中間型
新潟・富山・福井県などの日本海側のみ育成
2週間も咲き続けるという
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ザゼンソウ (座禅草)
サトイモ科ザゼンソウ属の多年草。葉が大きくなっていた
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エンコウソウ (猿猴草)
キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草
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植物園の西側の区画。昔は棚田だったという
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オオバキスミレ (大葉黄菫)
スミレ科スミレ属の多年草。日本固有種
積雪量の多い日本海側の山地に広く分布する
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ニリンソウ (二輪草)
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草
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           右下、4輪のものが見つかった(一つはつぼみだが)
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オオタチツボスミレ (大立坪菫)
スミレ科スミレ属の多年草。北海道~九州の寒冷な多雪地に多い
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サンカヨウ (山荷葉)
メギ科サンカヨウ属の多年草。 まだつぼみだった
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ミヤマカタバミ (深山片喰、深山傍食)
カタバミ科カタバミ属の多年草。別名ヤマカタバミ、エイザンカタバミ
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スミレサイシン (菫細辛)
スミレ科スミレ属の多年草
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雪割草を撮影したら、足下近くにギフチョウが舞い降りた
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カタクリとキクザキイチゲ
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腹を見せ、カタクリの蜜を吸うギフチョウ(3度目の出会い)
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 4月9日撮影。
 雪国植物園(1)からの植物掲載数累計 39 (重複を除く)。
 (つづく)


この記事へのコメント

  • りりい

    途中のギフチョウにも感動しましたが、最後の写真、仰向けになってカタクリの蜜を吸うギフチョウが傑作ですね。
    こんな姿、なかなか撮れるモノではありませんよね。
    私だったら、何かの特集に応募してみたくなってしまいます。(笑い)
    2015年04月23日 14:27
  • 長さん

    りりいさん、コメントありがとうございます。
    ギフチョウには3回出会う機会があり、カタクリに吸蜜に来たところは偶然お腹を見せました。岐阜長に出会えること自体がラッキーだったので、ついていましたよ。
    2015年04月23日 16:45
  • nobara

    自然なままの植物園なんですね~(羨)
    いかにもそこに植えましたって感じのは嫌ですが
    こういう感じはいいですね~
    阿蘇の野草園がこんな感じで自分で探さなければならない?そんな感じのところがいいですね。
    時期もぴったんこだったのでしょうね。
    ギフチョウも特別サービスが佳かったみたいですね。
    同行の皆さんも記録写真を撮られるのでしょうか?
    撮影に理解がないと一緒には歩けませんよね。
    夫はせっかちですが植物の写真にはおおらかです(笑)
    2015年04月23日 17:58
  • ポン太

    オオタチツボスミレ、スミレサイシン、私だったらすべて「スミレ」’でひとくくりにしてしまうのに長さんはすごいです。「サンカヨウ」というのも面白いですね。
    2015年04月23日 18:14
  • 目黒のおじいちゃん

    楽しく拝見させていただきました。スミレの花は種類が多く同定できそうもないのでall offにします。
    エチゴルリソウはばっちりですね
    2015年04月23日 18:24
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    植物園が「自然植生を大切にして造り上げた」と書いているように、たとえ植えたものだとしても、周囲にマッチしたものになっていました。ですから、植物の名前などは一切書いてありません。
    ガイドさんに案内してもらわなかったら、花の名前を調べるのが大変だったと思います。今頃、目黒のおじいちゃんは苦労されているかも(笑)。
    今回のギフチョウの写真が撮れたのはデジイチを持っていた私だけでした。
    2015年04月23日 19:42
  • 信徳

    今晩は!
    ギフチョウにあってラッキーでしたね。
    コシノカンアオイが有るから多く飛んでいるのでしょうかね。
    こちらでは余り見られないチョウです。
    2015年04月23日 19:43
  • みっきい

    二輪草の中に四輪草が見つかった(一つはつぼみ)のが面白いです。
    岐阜蝶に3度もで逢うなんてラッキーでしたね。
    腹を見せる蝶なんて、めずらしいことですね。
    今日蝶々を見つけて撮ってみたのですが動くものはダメですね。蝶々に遊ばれていました…。
    2015年04月23日 19:46
  • river

    オオバキスミレは尾瀬ヶ原にもあります。また良く似た少し小型で変種のナエバキスミレは谷川岳や浅間山の西にある黒斑山でも見たことがあります。
     オオタチツボスミレやスミレサイシンは主に日本海側に分布しますが太平洋側はタチツボスミレとナガバノスミレサイシンが分布します。
     サンカヨウはこちらの山でも見かけます。
    2015年04月23日 19:51
  • shuuter

    エチゴルリソウ かわいいですね。

    連休明けぐらいにはヤマルリソウが見られると思います。
    楽しみにしている花です。
    2015年04月23日 20:45
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    スミレはたくさんの種類があり、私もよく分りませんが、今回はガイドさんが教えてくれたので助かりました。
    サンカヨウはこれから白い花が咲きます。
    2015年04月23日 21:03
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    スミレの同定は難しいですね。今回はボランティアガイドの説明があったので、ネットで探し回る手間が省けました。
    エチゴルリソウ、おじいちゃんも今日アップされましたね。
    2015年04月23日 21:04
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    園内にはコシノカンアオイが自生しているようですから、その葉から羽化したギフチョウかもしれませんね。
    Wikipediaによれば「本州の秋田県南部の鳥海山北麓から山口県中部にいたる26都府県(東京都、和歌山県では絶滅)に分布する」とありますが、里山の減少によって分布域がどんどん減っているようです。
    2015年04月23日 21:10
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    人間にも変わった人がいるように、ニリンソウにも変わったのがあるんですよ(笑)。
    今年は雪解けが早く、ギフチョウもたくさん羽化したのではないかと想像しています。蝶を撮るには望遠ズームと高速シャッターが必要だと思います。出来れば連写機能が欲しいです。
    2015年04月23日 21:14
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    スミレは種類が多い植えに、地域変種もあるようですね。ガイドに教えてもらわなければ、お手上げのところでしたよ。
    サンカヨウは昨年、栂池自然園などで見ましたが、大きな葉に小さな白い花が印象的でした。
    2015年04月23日 21:18
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    エチゴルリソウは日本海側だけですが、ヤマルリソウなら関西でも見られますね。エチゴルリソウは「分果の縁にかぎ状の棘がない」ことで見分けますが、花や葉はヤマルリソウとは違いはないようです。
    2015年04月23日 21:22
  • eko

    ギフチョウに3回も会えたとはラッキーでしたね。最後のお仰向けの姿など凄いです。
    二輪草に四輪草とは面白いですね。
    スミレも様々ありますね。種類はさっぱりわかりません(苦笑)
    エチゴルリソウ、可愛くて花色が素敵ですね。
    2015年04月23日 21:24
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    今回はガイドさんにもついてもらえたし、ギフチョウにも3回で会えるして、大変ラッキーでした。
    エチゴルリソウは咲き始めが瑠璃色で少しずつ赤みを帯びてきます。
    2015年04月23日 21:29
  • なおさん 

    雪国の春の花がいろいろで良いですねえ。雪割草ばかりではない、もっといろいろな花が見られて、かえって収穫が多かったのではないかという気がします。
     スミレサイシンやオオバキスミレはところにより山菜としても利用されるようですね。

     ギフチョウを何度も見られて裏山椎??ことです。カタクリに吸蜜に来たところを撮影できたのはなによりです。なかなか見られませんが、さすがはチョウ(長)さん??です。
    2015年04月23日 21:35
  • ミックン

    こんばんは
    ルリソウ、ヤマルリソウ、そしてエチゴルリソウ」、花はそんなに変わらないのに、葉に特徴がありそうですね
    2015年04月23日 21:53
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    雪割草にはちょっと遅い時期でしたが、その分、早春の雪国の花をたくさん見られたのは良かったですよ。
    スミレサイシンやオオバキスミレも山菜として利用されましたか。葉が大きめだからでしょうか。
    ギフチョウに3回も出会えるなんて、キチョウな機会でした。
    2015年04月23日 21:57
  • 月奏曲

    お~♪チョウチョいいなぁ…

    あまり可愛い虫に恵まれてないので今年は可愛いチョウチョとか撮りたいなぁ…
    2015年04月23日 22:05
  • 長さん

    ミックンさん、コメントありがとうございます。
    ヤマルリソウとエチゴルリソウは草丈が低いですが、ルリソウは立ち上がるところが大きな違いでしょう。ヤマルリソウの葉には毛が生えているようですが、エチゴルリソウには毛がないようです。
    2015年04月23日 22:07
  • 小梨

    オオバキスミレ、今日箱根で見てきました。 群生しているんですね。
    ギフチョウに3回も出会えたなんて、すごいですね。
    カタクリの蜜を吸おうとすると、こんなアクロバティックな格好をしなくてはならないんですね。
    2015年04月23日 22:07
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    花が多くなる5月から初夏にかけては蝶を撮る機会が増えそうです。望遠レンズで連写するのですが、ピント合わせが難しい。今回は止まったところなのが幸いしました。
    2015年04月23日 22:11
  • 長さん

    小梨さん、コメントありがとうございます。
    オオバキスミレは何カ所かで群生していました。ボランティアさんの管理が良いせいでしょう。
    カタクリは下を向いて咲くので、ギフチョウもやむを得ずこんな格好に(笑)。
    2015年04月23日 22:13
  • 行き当たりばったり

    今晩は。
    ギフチョウに3回も出会うなんて----。お花とのコラボが絵になります。
    めったに会えないお花ばかりのような---。
    サンカヨウというのですか、可愛いお花のようですね。
    2015年04月23日 22:40
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    この植物園は大当たりでした。ガイドさん、花の種類、雪割草、そして、ギフチョウと、願ってもない機会でした。
    サンカヨウは小さいけれど綺麗な白い花が咲きますよ。
    2015年04月23日 23:47
  • GG

    ギフチョウと言うのですか・・
    花もきれいですが蝶々も羽を広げてきれいですね。
    写真も本当に綺麗ですし参考にさせていただいてます。
    コメントもありがとうございます。
    2015年04月24日 06:04
  • すーちん

    お早うございます
    キスミレ見た事無いので
    一度見て見たいですね~
    2015年04月24日 07:05
  • 寿々木

    綺麗な花が勢揃いですね。上高地で出会う懐かしい花もございます。ギフチョウに出合いましたかラッキーでしたね。
    2015年04月24日 07:23
  • 長さん

    GGさん、コメントありがとうございます。
    ギフチョウは今回初めて出会いました。蝶は止まっている時も常に翅を動かしていて、撮影しにくいのですが、ギフチョウは大型のせいかあまり翅を動かさなかったのですよ。
    2015年04月24日 07:37
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    キスミレや大葉キスミレは低い山に咲いているそうですが、植物園の方が手っ取り早いでしょうね。
    2015年04月24日 07:42
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    上高地で出会う花もありますか。ニリンソウなどは分布域が広いですね。ギフチョウが寄生するコシノカンアオイが多いのでしょうが、出会えたのはラッキーでした。
    2015年04月24日 07:47
  • mori-sanpo

    ギフチョウが見られたとは凄いことですね。
     10日間ほど山野の散策を休みましたが、また以前どおり始めましたのでよろしくお願いします。
    2015年04月24日 09:02
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    ギフチョウを運良く見ることが出来ました。おまけに3頭も写真に納めることが出来たのですから…。
    関西にお出かけだったようですね。
    2015年04月24日 10:32
  • 無門

    こんにちは

    オオバキスミレ
    確かに葉っぱが大きいね
    ちょっと花が負けそうだ
    2015年04月24日 14:06
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    オオバキスミレはスミレの中で一番大きな葉を持っているようです。厳しい環境を生き抜くために、葉を大きくして栄養分を根に蓄えようとしているのではないでしょうか。
    2015年04月24日 18:13
  • はるる

    黄色い花もたくさんあります。
    それを見分けるのは大変な事と思います。
    あっ、でもガイドさんがいるんですね。
    長さんも名前色々詳しいからすぐわかって、より楽しいでしょうね。
    2015年04月24日 20:47
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    もう歳ですから花の名前がなかなか出てきません。ガイドさんがいたおかげで帰宅後にネット検索する時間が大幅に短縮できました。
    2015年04月24日 22:29

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