仁阿弥道八の作品展@サントリー美術館

 2月27日、サントリー美術館で開催されていた仁阿弥道八の作品展を見に行ってきました(3月1日で終了)。サントリー美術館は六本木ミッドタウン・ガレリア3階にあります。今回も新聞販売店の抽選で当選した招待券です。
 ガレリアは地下1階から4階まで吹き抜けになっています。1階から見下ろすと、サモトラケのニケ(複製)が飾ってありました(2枚目の写真は帰り際に撮ったものです)。
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画像 ルーブル美術館のサモトラケのニケは2014年7月、10ヶ月にわたる修復・洗浄が終わったそうですが、日本テレビが修復作業を支援したのだそうです。そして、このニケ像は、日本テレビとルーブル美術館のパートナーシップの象徴なのだそうです。
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 3階の吹き抜けを背にして花が飾ってありました。良く見たら全部造花!!良く出来ています。
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 美術館入口前に見かけない観葉植物がありました。ブラキキトンという名札を頼りに調べてみると、アオギリ科の植物で、正確にはブラキキトン・ビッドウイリーだと分かりました。オーストラリア原産の耐寒性高木で、小さな赤い花をたくさん咲かせるとのことです。花の写真はこちら
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 サントリー美術館の入口です。
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 残念ながら、内部は撮影禁止なので、チラシの両面を貼り付けておきます。
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 BS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」を録画し、お宝鑑定団でお馴染みの中島誠之助さんの解説を事前学習してから出かけました。
 仁阿弥道八(二代目高橋道八)は天才陶工といわれるだけあって、素晴らしい茶道具から狸の炉蓋などのユーモア溢れるものまで、銘品が並んでおり、また、初代と三代目の高橋道八の作品や、現代に生きる九代目の作品も添えられ、目の保養になりました。
 会期末のためか混んでおり、華道をたしなむらしき和服の女性が目立ちました。

 六本木ミッドタウン・プラザ1階の「オービカ モッツァレラバー」でランチをした後、同じくミッドタウンの富士フイルムフォトサロンで今森光彦氏と中村征夫氏の写真展を鑑賞しました。
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↓ 今森光彦氏の作品       中村征夫氏の作品 ↑
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(撮影・公開可との表示がありました)



 世界らん展日本大賞2015の連載は1回お休みにします。

この記事へのコメント

  • river

    六本木アート・トライアングルは国立新美術館、森美術館、サントリー美術館の3つの美術館ですがサントリー美術館だけは1度も訪れたことがありません。後の2つは何回か訪れています。
     尾形乾山、野々村仁清は良く知っているのですが恥ずかしながら仁阿弥道八は知りませんでした。
    2015年03月01日 14:28
  • なおさん 

    いい仕事をしていますねえ、という作品展をいろいろご覧になったのですね。いろいろな招待券が当たるというのはいいものです。高額宝くじもこのくらいの確率で当たるといいですね。

     富士フィルムの六本木のフォトサロンもまだ行ったことがないのですが、X-T1も手に入れたことですし、そのうちのぞいてこないといけませんね。
    2015年03月01日 14:38
  • ミックン

    こんにちは
    長さんのその行動的なところに拍手します。時間と○がないとできませんが、もう少し先になったらいろいろ楽しみたいです。
    2015年03月01日 14:40
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    私は森美術館には行ったことがありません。今は、改修工事で休館中ですが。
    仁阿弥道八は野々村仁清、尾形乾山より時代が下った19世紀に活躍した陶工で、仁清や乾山の作品からも影響を受けたと思われます。特に色絵の分野では仁清、乾山の再来とまだ称されたそうです。
    2015年03月01日 14:51
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    まさに「良い仕事してますねー」という作品がずらりと並んでいました。こういうものが、無料で見られるのですから、ダメ元を覚悟で申し込んでみるものですよ。
    富士フイルムのフォトサロンには歴代のカメラから現役機種まで展示してありますので、一度行かれることをお薦めします。
    2015年03月01日 15:03
  • 長さん

    ミックンさん、コメントありがとうございます。
    毎日日曜日ですから時間はあります。ただし、妻と同じ時間が空いていることが少ないのです。年金生活者ですから○の方は減る一方ですから、抽選で当たった招待券をフル活用させてもらっています。
    2015年03月01日 15:06
  • nobara

    作品展もですがそこの美術館そのものにも、興味があります。サントリー美術館、まえからソコでしたか?仁阿弥道八、かなり面白い作品のようですね~
    長さんの販売店はいろんな企画をなさいますね。
    同じ新聞だと思いますが、こちらは全くないんです。
    店主がなくなってから酷いです。以前は温泉など招待券も頂いたんですけどね~
    富士フイルムフォトサロンもカメさんなさる方には良さそうですね。六本木に行くだけでも楽しそうです。
    2015年03月01日 17:10
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    サントリー美術館は丸の内のパレスビル内で開館、その後、赤坂のサントリービルに移転、そして、2007年からここに移ったとのことです。ガレリアの3階と2階に跨がっています。
    仁阿弥道八は真面目なものから洒落が利いたものまで幅広い作品を手がけたようです。
    招待券や映画会は新松戸地区のA新聞販売店がグループで企画しているようです。A新聞上層部にコネでもあるんですかねー。6ヶ月ごとの契約更新時に洗剤や発泡酒をもらうほかに、招待券の当選ですからホントに助かっています。
    2015年03月01日 17:30
  • みっきい

    サントリー美術館は六本木にあるんですか、地下1階から4階まで吹き抜けになっているんですね!
    ルーブル美術館のサモトラケのニケが飾ってあったのですね!日本テレビが修復支援をしたそうで、ルーブル博物展が4年ごとに開催されるそうですね!
    今東京で、6月から京都ですね!!
    50年前に京都でミロのビーナスを見た思い出が、又京都へ行きたくなりました。
    今は高橋道八の9代目ですか。この陶工の事は知りませんでした。天才陶工・仁阿弥道八の作品展、予備知識を持って出かけられたので、見ごたえがあったでしょうね、目の保養になりましたか。招待券でいいですね!
    2015年03月01日 20:19
  • mori-sanpo

    美術品は、最近ではテレビでしか見る機会がありませんが、修復されたサモトラケのニケ(複製)はすっかり生まれ変わったように素晴らしいですね。
     サントリー美術館に行って見たくなりました。
    2015年03月01日 20:45
  • ポン太

    ラン展、美術展、写真展、やはり都会はいいですね.色々いいものに触れる機会が多くて、。それに長さんの行動力が加わるのですから。招待券、いいですね。
    2015年03月01日 20:57
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    サントリー美術館はこのガレリアのひとつのテナントです。現在、サモトラケのニケ像は、近くにある国立新美術館でルーブル美術館展が行われている(~6/01)ので、その宣伝も兼ねて飾ってあるようです。もしかして、サモトラケのニケ像も京都のどこかに飾られるかもね。
    展覧会でイヤホンガイドを借りれば良いのですが、TV録画でポイントだけ学習しました。
    2015年03月01日 21:11
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    本物のサモトラケのニケ像は2005年だったか、パリのルーブル美術館で見ました。大階段の踊り場のような所に飾ってあるのですが、感動したことを覚えています。
    2015年03月01日 21:15
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    確かに東京は色々な展示会や企画展がありますから、恵まれています。こういう所に行けば、ブログネタも自然に増えますからね(笑)。
    2015年03月01日 21:17
  • eko

    また新聞店のご招待券が当たりましたか。凄い確率ですね。東京は様々な展示会や展覧会に触れる機会が多くて良いですね。こちらはTVの画面を通して見るだけです。
    仁阿弥道八の作品展、パンフレットを見る限り、真面目なものからユーモラスな物まで幅が広いですね。寿老人の表情が何とも良い感じです。楽しまれたようですね。
    2015年03月01日 22:45
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    第3希望まで記入するようになっていまして、毎月、何かしらの招待券が当たっています。応募する人が少ないのかも知れません。勿体ないことです。
    仁阿弥道八は茶道具や色絵で卓越した技量を発揮していますが、土で作る寿老人や動物などの彫塑的なものも得意としていたようです。
    2015年03月01日 23:02
  • shuuter

    サントリー美術館 東京にはあるのですね。
    仁阿弥道八 しりません。
    陶器には興味があります。
    高いものは手が出ませんが、日常使うものの陶器市には出かけます。
    2015年03月01日 23:18
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    仁阿弥道八はご存じではありませんでしたか。テレビ東京の「開運なんでも鑑定団」を毎週見ているのですが、昨年11月に、仁阿弥道八の急須9点が登場し、中島誠之助さんの鑑定額はなんと2500万円でした。
    2015年03月01日 23:43
  • 行き当たりばったり

    おはようございます。本物をみると、目が肥えるといいますね。事前学習をして臨まれたのですから、素晴らしさがす-っと届いたのではないでしょうか。写真展も、さぞ良かったでしょうね。
    2015年03月02日 07:31
  • 寿々木

    抽選券で見学でしたか、ラッキーですね。
    2015年03月02日 07:34
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    たまたま行く前にTVで放映があったので、録画を見てから行きましたが、画面越しに見るのと本物を見るのでは、やはり違いがありますね。
    やはりプロの写真は凄いです。
    2015年03月02日 08:57
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    この種の招待券があると必ず申し込むのですが、当選確率が高いです。
    2015年03月02日 08:58
  • 信徳

    サントリー美術館、お金持ちが美術館を作ってそこに好みの美術品を揃えているようですね。サントリーはウイスキーのみならず植物の世界でも進んでいるのでしょう。
    2015年03月02日 10:00
  • すーちん

    お早うございます
    中村征夫、水中カメラマン
    ですよね、現役ですかね~
    2015年03月02日 10:08
  • 無門

    こんにちは

    素晴らしい作品に接すると
    芸術心を
    刺激される気がします
    凡才ですが
    2015年03月02日 17:04
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    今回の仁阿弥道八展では184点が展示されましたが、サントリー美術館所蔵のものは僅か3点でした。
    本業は酒類なんでしょうが、バイオ技術を生かした花作りなども手がけていますね。
    2015年03月02日 17:10
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    よくご存じですね。中村征夫氏は「海の報道写真家」として今も活躍中だそうですよ。
    2015年03月02日 17:12
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    こういう「本物」を見ると、目が鍛えられますね。良い作品を作るには、名品を見て回ることも必要なんだそうです。
    2015年03月02日 17:15

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