今回は25周年を記念した特別展示が行われていました。今回は、25周年記念特別主催者展示をご紹介します。
日本初公開 蘭の妖精「オルキス」
オルキス属は地中海沿岸に広く分布する地生ランですが、
その中で、「裸の人の蘭」と呼ばれる、妖精のような
オルキス・イタリカが人気の高い原種です
プラスチックの円筒の中に展示されていました
オルキスは蘭(Orchid)の語源となったギリシャ語
イタリカの前には、昆虫のような花が咲く同属や近縁種が展示されていた
オフリス属のスフェゴデス・マンモーサ(左下)とスペキュラム(右下)
バッキンガム宮殿の蘭
左は「エリザベス女王のブーケ」。右は「オンシジューム アレクサンドレー」
「オンシジューム アレクサンドレー」はコロンビアの高地が原産
1864年、エリザベス女王の曽祖母アレクサンドラ王妃の結婚の
際、この花が選ばれ、王妃の名が付けられた
「オンシジューム アレクサンドレー」は1947年のエリザベス女王の結婚
式のブーケにも使われた。下の写真は、ブーケを作った生花店の孫
娘が、エリザベス女王の結婚60周年に贈ったブーケのシルクレプリカ
当時のブーケは4種類の蘭が使われたが、このレプリカはカトレアのみ
シンビジューム アレクサンデリー
Cymbidium Alexanderi (Eburneo-lowianum x insigne)
1921年、当時皇太子だった昭和天皇が訪英の際、英国王室から大正
天皇宛に献上されたランがシンビジューム アレクサンデリーだった
ロスチャイルド家の蘭
ロスチャイルド家は銀行業などで繁栄した一族ですが、フェルナンド・
ロスチャイルド(1839-1898)は熱狂的な蘭愛好家として知られ、新種
蘭を発見するオーキッドハンターのパトロンでもあった
ファレノプシス シレリアーナ
Phalaenopsis schilleriana
1860年に発見されたフィリピン原産の着生ラン。コチョウランの原種
パフィオベディラム ロスチャイルディアナム
Paphiopedilum rothschidianum
1888年にボルネオ島キナバル山で発見された。ロスチャイルドの名
を冠した代表的な原種。パフィオペディルム属の中でも特に鑑賞
価値の高いものとして知られ、「蘭の王様」の異名をもつ
オルキス属は地中海沿岸に広く分布する地生ランですが、
その中で、「裸の人の蘭」と呼ばれる、妖精のような
オルキス・イタリカが人気の高い原種です
プラスチックの円筒の中に展示されていました
オルキスは蘭(Orchid)の語源となったギリシャ語
イタリカの前には、昆虫のような花が咲く同属や近縁種が展示されていた
オフリス属のスフェゴデス・マンモーサ(左下)とスペキュラム(右下)
バッキンガム宮殿の蘭
左は「エリザベス女王のブーケ」。右は「オンシジューム アレクサンドレー」
「オンシジューム アレクサンドレー」はコロンビアの高地が原産
1864年、エリザベス女王の曽祖母アレクサンドラ王妃の結婚の
際、この花が選ばれ、王妃の名が付けられた
「オンシジューム アレクサンドレー」は1947年のエリザベス女王の結婚
式のブーケにも使われた。下の写真は、ブーケを作った生花店の孫
娘が、エリザベス女王の結婚60周年に贈ったブーケのシルクレプリカ
当時のブーケは4種類の蘭が使われたが、このレプリカはカトレアのみ
シンビジューム アレクサンデリー
Cymbidium Alexanderi (Eburneo-lowianum x insigne)
1921年、当時皇太子だった昭和天皇が訪英の際、英国王室から大正
天皇宛に献上されたランがシンビジューム アレクサンデリーだった
ロスチャイルド家の蘭
ロスチャイルド家は銀行業などで繁栄した一族ですが、フェルナンド・
ロスチャイルド(1839-1898)は熱狂的な蘭愛好家として知られ、新種
蘭を発見するオーキッドハンターのパトロンでもあった
ファレノプシス シレリアーナ
Phalaenopsis schilleriana
1860年に発見されたフィリピン原産の着生ラン。コチョウランの原種
パフィオベディラム ロスチャイルディアナム
Paphiopedilum rothschidianum
1888年にボルネオ島キナバル山で発見された。ロスチャイルドの名
を冠した代表的な原種。パフィオペディルム属の中でも特に鑑賞
価値の高いものとして知られ、「蘭の王様」の異名をもつ
2月20日撮影
次回は、25周年記念特別企画の作品を紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
river
長さん
ランの収集で日本は先進国だと思っていたのですが、初めて来日したランがあると知り、ビックリでした。しかも、オーキッドの語源となった属なんですからね。
Tomi-
オルキス見ましたよ。日本初公開と言う事ですね。
妖精みたいの花弁でしたね。
ガラス越しに飾られていたのが印象的でした。
すーちん
ガラス越しに飾られ
吃驚ですね~
矢張り蘭は品が有りますね~
nobara
蘭のお花よりギャラリーの携帯やコンデジが@@
凄く珍しい蘭のお花なんですね~
筒入り娘?になっていますね。
オンシジウム、こんなお花もあるんですね。
パフィオベディラム ロスチャイルディアナム
微にいり細にいり・・素晴らしい構造美です。
蘭の王さまですか。全体のバランスもいいですね。
長さん
オルキス、ご覧になりましたか。マクロレンズも持っていったのですが、交換してじっくりなんて雰囲気ではなかったので、手振れ写真になってしまいました。
長さん
日本初公開の貴重なランですから、手で触れられたら大変です。
ランは英王室や貴族たちにも愛好家が多かったのですね。
長さん
じっくり立ち止まって・・・という訳に行きませんので、小さいランを撮るのは難しいです。皆さん、携帯電話を突き出しておられますが、ちゃんと撮れたのでしょうかねー。
オンシジュームと聴くとあの黄色い花を思い浮かべますが、これは珍しい品種ですね。
ランの王様なんて知ると、気品すら感じちゃいます(笑)。
寿々木
GG
綺麗ですね~
箱入りランさん達は見事ですね。
本当にいつも出る言葉は「綺麗です」の一言。
ありがとうございます。
行き当たりばったり
すばらしいお花ばかりです。
長さん
ランにまつわるエピソードはたくさんあるそうですが、今回は3つのテーマで展示がされていました。
長さん
貴重なランで、しかも小さいだけに、触られたら大変ですからね。
ランの世界は奥深いでしょう?
長さん
現代はスポンサーが付いているかどうか分かりませんが、原種ランを探して歩いている人がいることは確かな事実です。
目黒のおじいちゃん
shuuter
珍しいもの見せて頂き有難う。
みっきい
プラスチックに囲われた大切なランなのですね。
バッキンガム宮殿の蘭とか、昔からランといえば高貴な感じの優雅なぜいたく花のイメージが離れません。
見せていただくだけで、ため息が出てきそうな花々です。
shizuo
撮ってますね~、皆さん群がるようにカメラを構え。
どの蘭も貴賓があって、艶やかで、
広く愛されているのも分かるような気が。
やっぱり花の中でもダントツ、王様ですね~。、
長さん、撮り甲斐ありましたね。
mori-sanpo
ロスチャイルド家の蘭、これは写真にも撮りましたが、見れば見るほど素晴らしいですね。
ミックン
まるで妖精のような妖艶さのあるランの数々。展覧会に出かけられなくとも、こうして見せていただけ幸せです。ありがとうございました。周りのおばさま方の御満悦なお顔から、素晴らしい様子が伝わります。
eko
オンシジューム「アエクサンドレー」とても美しいです。王家の結婚式のブーケにぴったりの花ですね。
その他の花も美しすぎて何度も上下して見ています。
居ながらにして見せて頂き有難うございます。
長さん
オーキッドの語源となったランがまだ日本に来ていなかったなんて、ビックリでしたよ。
長さん
オルキス・イタリカはネイキッドマンオーキッドという別名があるのですが、帽子をかぶっているように見えましたか。
長さん
珍しい蘭を見ることができました。オルキス・イタリカの前には昆虫のような形のランも見ることができました。ランというとゴージャスな花を連想しますが、この様に、美しくないものもあるんです。
長さん
日本人は、貴重とか日本初という言葉に弱いです。かく言う私もそうなんですが(笑)。
カトレアがランの女王様なら、パフィオベディラム・ロスチャイルディアナムは王様なんですよ。
長さん
蘭の妖精オルキスは、会場の一番左奥(3塁側)に展示してありました。事前に見所をチェックして行ったので、見つけることができたんです。
ロスチャイルド家ゆかりのファレノプシスやパフィオは気品が感じられますね。
長さん
ラン愛好家の方々は色々な年代層がおられますが、やはり平日はおばさま方が多かったです。こういう方たちはコンデジよりガラケーですね。
長さん
さすが、25周年記念特別主催者展示だけあって、珍しい蘭、歴史を飾った蘭、貴重な蘭、気品ある蘭など、盛りだくさんでした。
実物は勿論でしたが、シルクのレプリカと書かれていなければ本物と間違いますよ。
寿々木
なおさん
長さん
昨晩はかなり長い時間ウェブリブログにログインできなかったですよね。本当に困ります。
長さん
滅多に見ることができない蘭と言うことで、会場の一番奥にあるにもかかわらず、蘭の妖精オルキスの展示には多くの人が並んでいました。
無門
シンビジューム アレクサンデリー
昭和天皇の皇太子時代の欧州訪問
歴史講座で勉強したばかりで
その当時に送られた蘭の花
平和の在り方を
もう一度
学びなおしてみたいですね
長さん
歴史講座で出てきましたか。
昭和天皇が皇太子時代ですから、その後、第2次世界大戦で日英は敵対するようになったのですね。