ナス科の珍しい花とパイプ葛

2014秋・つくば植物園にて(4)

 つくば植物園の「サバンナ温室」で二種類の珍しい花を見ましたが、「熱帯資源植物温室」でも、二種類の初めて見る花がありました。

 その一つ目は橙色の花で、ナス科と書いてありました。えっ、これがナス科?と思いませんか。
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 ジュアヌローア・オーランティアカ といい、ナス科ジュアヌローア属の半つる性小低木です。原産はメキシコ、ペルー。
 橙色の五稜形をした萼筒の中から、筒状の花が咲いていました。萼筒の長さは3cmほどで、そこから花が2cmほど飛び出しています。
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 横顔です
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花ちゃんさんが9月にレポートされていました(こちら)。


 二つ目は、こちら。
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 花に近づきます。
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 名札を見ると、アリストロキア・エレガンス と書いてあります。お世辞にもエレガンスには見えませんよね。
 ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の蔓性低木です。原産はブラジル等の中南米です。
 花弁に見える部分は萼で、花弁はありません。萼の後ろは胃袋のようなパイプ状になっているため、パイプ葛という別名があります。一日花です。
 下は、正面と横顔ですが、興味があったらクリックを。
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 「熱帯資源植物温室」で見たその他の花です。

アサヒカズラ (朝日葛、タデ科アサヒカズラ属のつる性植物)

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原産はメキシコなど。別名:ニトベカズラ(新渡戸稲造博士にちなむ名です)


クミスクチン(ネコノヒゲ) (シソ科ネコノヒゲ属の多年草)

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ヒポエステス・アルスタータ (キツネノマゴ科ヒポエステス属の多年草)

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原産はカメルーン、赤道ギニア

 10月30日撮影。

 (つづく)


 4日早朝から5日まで出かけますので、コメント欄を閉じています。

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