東京国立近代美術館の所蔵作品展から(つづき)

 11月14日、北の丸公園の一角にある東京国立近代美術館で所蔵作品展を見学してきました。
 美術館の4階にある「眺めのよい部屋」から見た風景です。平川濠を挟んで、石垣の奥は皇居東御苑として公開されています。
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 以下、所蔵作品展 「MOMAT コレクション」の紹介、続編です。

佐伯祐三(1898-1928) ガス灯と広告
昭和2(1927)年 65.0×100.0cm 油彩・キャンバス
第二次滞仏期の代表作の一つ。佐伯独特の世界を生み出している作品
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小磯良平(1903-1988) 肩掛けの女
昭和4(1929)年 115.0×71.5cm 油彩・キャンバス
昭和3年に渡仏した翌年、サロン・ドートンヌ展に出品して入選した作品
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小磯良平 娘子関を征くにゃんじがんをゆく
昭和16(1941)年 260.0×193.0cm 油彩・キャンバス
日華事変において、昭和12(1937)年の山西省北部における勝敗
を決めたのが忻口と娘子関での戦争であった。従軍画家であった
小磯は、太平洋戦争の戦意高揚のためこの作品を描いた(描かされた)
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小林古径(1883-1957) 機織
大正15(1926)年 137.0×171.5cm 絹本彩色
第13回院展出品作。糸の色から描き始めて全体の色の調和を図ったという
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鏑木清方(1878-1972) 
昭和12(1937)年 72.0×86.0cm 絹本彩色
明治時代を想定し、佃島から京橋界隈に鰯を売りに来た少年を描いた
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伊東深水(1898-1972) 雪の宵
昭和6(1931)年  167.0×176.0cm 紙本彩色
雪の降る夕方、連れだってお座敷に向かう途中であろう芸者
深水は馴染みの芸者をよくモデルにしたという
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