コウヤボウキ、アシズリノジギク、オオシマノジギクなど

2014秋・つくば植物園にて(2)

 実は、これまでにコウヤボウキの花を撮る機会がなかったのです。
 つくば植物園では、研修展示館の裏手、「山地草原(低地性)」という区画で咲いています。

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 コウヤボウキ(高野箒)はキク科コウヤボウキ属の落葉小低木で、関東から九州までの山林の日当たりのよいところ、乾燥した林内によく見られる。
 花は秋の遅く(9 - 10 月)に、1年目の茎に一輪ずつ咲く。頭状花は筒状花のみ十数個からなり、白い房状、長さ1.5cmほどで、花弁は細長くてよじれる。
 高野山で茎を束ねて箒の材料としたのでこの名がある。 (Wikipeidaより)

 花は小さな筒状花が13個ほど集まったもので、筒状花は深く5裂し、裂片はそり返る。
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吸蜜に来たのはキベリヒラタアブです



 キク科つながりで、絶滅危惧種のノジギクを2種類紹介します。

アシズリノジギク (足摺野路菊、キク科キク属)
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母種のノジギクよりも葉が小さくて厚い。大分県の絶滅危惧植物


オオシマノジギク (大島野路菊、キク科キク属)
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屋久島・奄美諸島 、絶滅危惧Ⅱ類


イソギク✕リュウノウギク
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園内で、磯菊と竜脳菊から出来た新雑種だそうです


ツワブキ (石蕗、艶蕗、キク科ツワブキ属)
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レモンマリーゴールド (キク科マンジュギク属)
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普通のマリーゴールドと比べると花も葉も小さい。葉に強いレモンの香りがある


 10月30日撮影。

 (つづく)

この記事へのコメント

  • 寿々木

    レモンマリーゴールド、黄花コスモスかと思いましたが、葉が違うようです。レモンの香りがするのでしょうか。
    2014年11月02日 16:35
  • 無門

    こんにちは

    野路菊は
    次第に影が薄くなっていくのかな
    海辺のイソギクの群落に
    逢ったことがあり
    その逞しさに感動したことも
    2014年11月02日 17:54
  • なおさん

    コウヤボウキの花は繊細で茎も細く、箒にするほど集めるとなると気が遠くなりそうです。いにしえならともかく、今ではそんなに集められませんよねえ。種子から殖やして庭で育てるのもいいものです。

     うちの鉢植えのアシズリノジギクは蕾が膨らんできたところです。12月末頃まで咲いていることがあり、いいものです。
     ハナイソギクというのはあるのは知っていましたが、リュウノウギクとイソギクが交雑することもあるのですねえ。

     うちでもツワブキが咲きだしました。埼玉には海がないので、気軽に自生地まで行けないのですが、また海辺で咲いているさまを見たいものです。
    2014年11月02日 17:59
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    レモンマリーゴールドの葉はキバナコスモスと似ていますが、図られ門の匂いがするそうで、ハーブとしても使われるそうです。
    2014年11月02日 21:10
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    ノジギクもイソギクも次第に自生地を減らしているようです。人為的に増やす努力が必要ですが、じゃ、誰がやるんだ、金は誰が出すのかとなってしまうのでしょう。
    2014年11月02日 21:14
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    コウヤボウキで箒と聞くと、庭を掃くような大きなものを想像してしまいますが、本来は小さな座敷箒だったという説もあるようです。2年で枯れてしまうものですから、それを溜めておいて作ったのかもしれませんね。
    小さなイソギクと4、5cmはあろうかというリュウノウギクが交雑したんですね。偶然できたのではないでしょうか。
    2014年11月02日 21:30
  • river

    アシズリノジギク、オオシマノジギクの存在は知っていましたが初めて花を見ました。こちらで見られるキク科キク属の野菊はリュウノウギクとアワコガネギクだけです。
     リュウノウギクとイソギクの交雑と言うのは珍しいです。
    2014年11月02日 21:49
  • eko

    コウヤボウキの実物を見たことがありません。細い花弁がひらひらとしてよじれるのが魅力ですね。
    アシズリノジギク、オオシマノジギクは絶滅危惧種なんですね。両方共、同じに見えてしまいます(苦笑)
    レモンマリーゴールドはレモンのようないい香りがするんですか。
    2014年11月02日 22:00
  • nobara

    コウヤボウキは今が見ごろみたいですね。
    意外に華奢な枝振りなんですよね~
    お花など違いますがコバノランタナのようなかんじ、
    好みの枝振りなので大好きです。
    ハナイソギクとも違うのですね~
    同じキク科なので容易に交雑するのでしょうか
    2014年11月02日 22:03
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    アシズリノジギク、オオシマノジギク、折角の絶滅危惧種の展示ですが、私にはノジギクとの違いがよく分かりませんでした。
    リュウノウギクとイソギクの交雑種はかなり以前に出来たようで、かなり繁殖していました。
    2014年11月02日 22:51
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    コウヤボウキの花、実物は初めて見たんですよ。遊歩道から距離があり、マクロで撮れませんでした。
    私もアシズリノジギク、オオシマノジギクの違いがよく分かりません。
    レモンマリーゴールドは後で調べて、色ではなく香りだと分かりました。知っていれば匂いを嗅いできたのに。
    2014年11月02日 22:57
  • mori-sanpo

    コウヤボウキの花、見るたびに不思議な形をした花だと思っていましたが、13個ほどの筒状花が5裂して裂片がそり返っているんですか。
     少し分かったような気がしてきました。
    2014年11月02日 23:03
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    コウヤボウキはか細い本年枝の先端にしか咲かないそうですね。今兄細ければ、箒にしたというのも信憑性がありますね。
    ハナイソギクはイソギクと普通のキクの交雑種だそうですね。イソギクとリュウノウギクは自生地が異なるので、交雑種が出来ることはないそうですから、植物園ならではのことなのでしょう。ここではリュウノウハナイソギクという仮称で研究しているそうです。
    2014年11月02日 23:06
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    コウヤボウキは小さな筒状花の集まりだったのですね。先端が五裂しているので、もっと多くの集まりのように見えます。
    2014年11月02日 23:07
  • みっきい

    コウヤボウキという珍しい花を見せていただきました。
    くるっと反り返りがかわいいです。
    野の菊にも絶滅種や交雑種ができているんですね。
    野のキクはどれも野菊の仲間と思ってしまうド素人です。
    レモンマリーゴールドは葉にレモンの香りですか?
    マリーゴールドの多くはあまり好まない香りがしますので、このようなレモンの黄色い花色もよろしいですね。
    2014年11月03日 07:08
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    コウヤボウキは、山林の日当たりの良いところに生えるものだそうですが、そう簡単に見られる花ではないですね。
    キク科は種類が多すぎて、私も苦手です。
    マリーゴールドはあまり良い匂いじゃないですか。レモンマリーゴールドの匂いを嗅いで来ればよかった。
    2014年11月03日 08:10
  • すーちん

    お早うございます
    ツワブキ、あっちこっちに
    株分けして置いたので
    今年は楽しませて貰いました
    2014年11月03日 10:33
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    ツワブキはとても強い草ですから、株分けしたものが全部根付いて花を咲かせているんですね。
    2014年11月03日 15:50
  • ケン坊

    こんばんは。
    写真のコウヤボウキは薄いピンク色してますよね。筒状花が13本? なるほど...今まで数えても見なかったので初めて知りました。
    里山(太平山や三毳山等)で良く見かけます。花の少ない時期には”花穂”が目の保養になります。
    2014年11月03日 17:53
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    筒状花が13本なんて半端な数ですね。これは人間の感覚であって、植物界では13という数字は法則通りなのかもしれません。
    今年伸びた枝の先にしか咲かないので、ちょっと寂しい感じがしないでもないです。
    2014年11月03日 18:24
  • 目黒のおじいちゃん

    コウヤボオキは先日撮ったばかりですが全部ピンボケで残念望遠にしたまま忘れていたようです。ツワブキが全開のようで見事です。
    2014年11月03日 18:47
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    望遠レンズの場合は最短撮影距離が決められていますから、うっかり近寄りすぎるとピンぼけになりますね。何度も経験しています。
    2014年11月03日 21:03
  • 行き当たりばったり

    おはようございます。ノジギク---区別できませんコオヤボウキ、実際に観察できて良かったですね。
    2014年11月04日 07:13
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    ノジギクに限らず、キク科の花は似たようなものが多いので苦手です。コウヤボウキはその時期に咲いているところに行く機会が無かったんですよ。
    2014年11月04日 22:41

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