日本最長の宿場と言われる奈良井宿を散策しています。今回は、その報告の最終回です。
下の図(町屋の正面意匠と部分名称)は、塩尻市観光協会の観光ガイドブック「中山道 奈良井宿」からお借りしたものですが、建物の部分名称を知っていると散策が一層楽しめます(私だけかな)。
中村邸 (塩尻市の有形文化財)
天保年間(1830-1843)の住居で、塗櫛の問屋(中村屋)を営んでいた
出梁造り(2階を少しせり出させた構造)、鎧庇(数枚の板を重ねた庇、波形に
反らせた鎧庇は奈良井宿だけの様式)、猿頭(鎧庇を支える波形の桁)など、
典型的な奈良井の民家の様式を残している貴重な建物
左下、中村屋の看板(櫛売處?)。 右下、1軒だけ残っている石造りの家(昭和初期?)。NHK連続テレビ小説「おひさま」にも登場した。
左下、手持ちぶさたな竹仙堂のご主人。右下、塗り箸をお土産に買った才田屋
ダイモンジソウ (大文字草、ユキノシタ科)
ダイモンジソウ サギソウ
軒にペンキを塗る人 松茸(地元産か)
フウチソウの花 (風知草、イネ科。別名:裏葉草)
フクシア ストレプトカーパス
アンゲロニア ゼラニウム
ホオズキ
ダイモンジソウ サギソウ
軒にペンキを塗る人 松茸(地元産か)
フウチソウの花 (風知草、イネ科。別名:裏葉草)
フクシア ストレプトカーパス
アンゲロニア ゼラニウム
ホオズキ
次回は、海野宿を訪ねます。
(つづく)
この記事へのコメント
river
目黒のおじいちゃん
ケン坊
馬篭宿・妻籠宿は一昨年に見ましたが宿によって特徴がありますね。今回の奈良井宿は初めて見るものなので興味深かったです。
赤のダイモンジソウは初めてです。これは見事ですね~
Tomi-
古き宿場を訪ねる旅も、趣きがあっていいものなのでしょうね。
名前を聞いただけでも、各地に多くあるみたいですね。
すーちん
色付いたホオズキ
縁起物なんでしょうか
ダイモンジソウ見事ですね
なおさん
紅花のダイモンジソウや葉の裏紅のダイモンジソウは、昔はそこそこの値段でしたが、今はずいぶんと安くなりました。ホームセンターなどでも売られていることがありますね。
フウチソウはうちでも何株か育てていますが、大株になると見事な眺めとなり良いものですね。
ホオズキもこうやって飾るとなかなかいいものですね。
eko
見事なダイモンジソウですね。フウチソウもお大株で見ごたえがあります。
フクシアにストレプトカーパスまで飾られているんですね。
たくさんのホオズキも素敵~。
みっきい
参考に風景を見ると特徴が良くわかります。
のんびりしたお店の風景ですが、これでやっていけるのでしょうか?
ダイモンジソウのベニバナもあるのですね!
ホオズキの束ねたのが印象的な飾りになってます。
これだけ統一しての保存街並みは大変な事、見事な観光地になってますね。
ポン太
私の住む町にも伝統的な建物が残る町筋があります。古い町並みを保存しながら町おこしをしています。
ホオズキ,中の丸い実を見えるようにして飾るのもいいものですね。
長さん
2年前に奈良井宿にいらっしゃいましたか。私たちは海野宿には2010年11月に、馬篭宿と妻籠宿には2012年7月に行きました。馬篭宿と妻籠宿は奈良井宿に近いせいか、似たような雰囲気を感じましたが、奈良井宿の方が見応えがありましたよ。この後、2度目の海野宿です。
長さん
現代にあってはこのような家はかなり住みにくいと思いますが、景観保護を第一に考えてくれているのはありがたいことです。
飛騨高山はすっかり観光地化されてしまい、飛騨古川の方をお薦めしたいです。
長さん
ケン坊さんたちは、馬篭宿と妻籠宿にミステリーツアーでいらしたのですよね。奈良井宿は1キロと距離があるだけに、観光時間を必要とするので、ツアーバスだとパスすることになってしまうようです。
2種類のダイモンジソウは、いずれも園芸種だろうと思いますが、見事ですね。
長さん
宿場町は日本全国、あちこちにあるようですが、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている宿場町は7つ位しかないようです。
shuuter
種油に芯を入れたものだったのですかね。
上の家の建具の説明 参考にさせて頂きました。
興味あります。
長さん
ホオズキが吊してある風景は秋の風物詩ですね。
ホオズキは厄除け、雷よけ、家内安全と幸せを願う縁起物だそうです。
長さん
建築物に興味がある私としては。こういう案内図があると嬉しいのです。
写真のようなダイモンジソウは確かにホームセンターなどで見かけることがあります。それを、こんなに大株に育てるのは大変なことでしょうね。
フウチソウの花は、初めて実物を見ました。
mori-sanpo
岐阜県寄りの妻籠宿は、江戸時代にタイムスリップしたような家並みで、奈良井宿とは違った独特の雰囲気があったのを思い出しました。
長さん
1枚目の図と中村邸の各部分を当てはめて見て頂くと面白いかなと思って掲載しました。
赤いダイモンジソウはここまで育てるのに何年かかったのでしょうね、見事です。
江戸時代には見ることができなかった花たちが目を楽しませてくれましたが、宿場町の雰囲気にはそぐわないかもしれません。その点、ホオズキなんか良いですね。
長さん
奈良井宿は有名ですが、年間観光客数はどの位なんでしょうね。ネットで調べたのですが、ちょっと分かりませんでした。恐らく、店舗の売り上げだけでは生活出来ないと思いますので、漆器や曲げ物を日本全国に卸しているのではないでしょうか。
6月には木曽漆器祭・奈良井宿場祭が行われるそうですよ。
長さん
建物の部分名称が14も分かりましたか、流石ですね。
奈良にも橿原市今井町、五條市五條新町、宇陀市松山に重要伝統的建造物群保存地区に指定された町並みがあるそうですね。
干したホオズキ、秋の風物詩ですね。
長さん
木製常夜灯は宿場には欠かせないものだったのでしょう。ろうそくは高かったでしょうから、菜種油を使っていたと思われます。
私も当時の建築に興味があるのですよ。
長さん
鎧庇は猿頭に下から打ち付けてあります。これは、庇に泥棒が乗った瞬間、庇もろとも落ちる仕掛けになっているそうで、日よけ、雨除けと同時に防犯のためでもあったようです。
妻籠宿には2012年7月に行きました。よろしければ当時の記事をご覧下さい(↓)。
http://kobacho-niwaijiri.at.webry.info/201208/article_18.html
nobara
こんなスケッチも大好きです。
出桁だの・・建築の言葉も面白いですし・・
たてもの園も細かい説明がしてあるのですよ。
フウチソウ、立派な株ですね~
後になると株分けできないとか言われて
強引に株分けして貧弱になりました。((+_+))
ダイモンジソウも優良株ですね~@@
ほおずきも外皮をめくってあるのですね。
芸が細かいですね(*^-゚)⌒☆
寿々木
ダイモンジソウに紅花があるとはビックリです。
信徳
綺麗に保存する為苦労されている姿が分かりました。
草花も大切にされています。
ここは行った事が有りませんが大内宿、海野宿を訪問した事があります。
隠居GG
母がホウズキを鳴らしていたのを思い出します。
私は何度やってもつぶれて切れてしまいましたが・・
地元のまったけでしょうね・・
美味しそうですね。
宿場町・・昔は皆さん利用して旅したのでしょうね。
長さん
nobaraさんも建築物がお好きですから、私同様、こんなイラストにご興味がおありなんですよね。
フウチソウは株分けすると弱るんですか。今後、株の成長を期待しましょう。
赤いダイモンジソウ、かなりの年季ものと見ました。
ホオズキは、隣の切り絵同様、観光客へのもてなしの心が感じられます。
長さん
芭蕉はここを2回歩いたようです。宿場の外れにある歴史民俗資料館に句碑があるそうです。
ダイモンジソウの紅花は園芸種だそうです。
長さん
奈良井宿は住民の皆さんの努力で、かなり、保存状態が良いですね。宿場町では日本で一番と言っても良いくらいの保存地域だと思います。
この後、海野宿の報告を予定しています。
長さん
私も子供の頃ホオズキを均した記憶があります。良く熟したものを使って上手に中の種を取り出さないと破れてしまいますね。
松茸、やはり高いですね。
目黒のおじいちゃん
行き当たりばったり
長さん
イタイイタイ病の原因物質を排出した神岡鉱山には現飛騨市の古川から入ったところにあるようですね。
長さん
天気が良く、日差しが強いくらいで、コントラストの強い写真になってしまいました。光が強すぎると、花の写真はうまく撮れないんですよ。
小梨
長さん
ダイモンジソウやフウチソウ、かなり長い間栽培しておられるようで、大株に育っていました。町並み保存も大変ですが、草花の世話も大変でしょう。
無門
秋の旅情を感じますね
光と影の中に
人々の心が生きています
長さん
久しぶりに宿場町を2つ歩きました。
日本人が忘れかけた何かがあるような感じがしました。