奈良井宿にて(2) ダイモンジソウ、ギンミズヒキなど

2014年秋の長野旅行(12) 10月8日(その2)

 奈良井宿は約1キロにわたって町並みが続く日本最長の宿場です。前記事でも紹介しましたが、昭和53(1978)年には国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
 文化財保護法が適用になり、建物の外観に影響する変更に際しては許可が必要になる他、新しい建築も周囲の町並みと調和するよう意匠の基準が設けられています。

建物は道なりに雁行するので、建物の側壁が見える
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道路境界と建物の間にスペースがあるが、寛延2(1749)年の大火後、
尾張藩により、建物は道路から3尺セットバックさせられたことによる
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袖壁、出梁造り(1階より2階が前に出ている)、縦格子が目立つ家並み
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左下、ミセバヤ (見せばや、ベンケイソウ科)       
右下、パイナップルリリー (ユーコミス、ヒヤシンス科)
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ダイモンジソウ(大文字草、ユキノシタ科)
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左下、ノコンギク→コンギク (紺菊、キク科) nobaraさん、感謝。        
右下、シロバナホトトギス (白花杜鵑、ユリ科)
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ノブドウ (野葡萄、ブドウ科)
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ギンミズヒキ (銀水引、タデ科)を初めて見ました

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↑ ミズヒキや、シュウメイギク、ルドベキアとのコラボ ↓
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ギンミズヒキとギボウシ
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 (つづく)

この記事へのコメント

  • shuuter

    奈良井宿 保存がうまく進んでいるようですね。
    旧街道の散策 いいですね。

    車は制限されているのでしょうか。

    軒下の鉢 大文字草 素敵です。
    2014年10月24日 17:31
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    保存には住民の熱意と強力が欠かせませんが、それが感じられます。
    車の乗り入れは禁止されてはおらず、観光客のレンタカーが乗り入れてきましたが、住民の車は別として禁止すべきでしょうね。
    2014年10月24日 18:05
  • なおさん

    会津の大内宿なら行ったことがあるのですが、やはりうちの前にはいろいろな花が植えられていました。やはり個人的には、日本の山野草の方が古いたたずまいの家にはしっくりくるような気がします。
     身近に花のあるくらしというのはいいですよね。
    2014年10月24日 18:35
  • 信徳

    各家の軒先には草花を植えて有るのですね。
    ダイモンジソウ、ノコンギクが素敵です。
    2014年10月24日 19:31
  • ポン太

    本当に風情のある町並みですこと。建物と道路の間にスペースがあるのもゆったりした感じでいいですね。ギンミズヒキきれいですこと。それぞれの家で草花をさりげなく育てているのですね。
    2014年10月24日 20:51
  • mori-sanpo

    奈良井宿には3回ほど行ったことがありますが、古い時代にタイムスリップしたような感じがするところですね。
     お土産店では、木工品、漆器などあり、漆器作りには10回以上の漆塗などの作業工程があることなどが印象に残っています。
    2014年10月24日 21:35
  • nobara

    一㎞も続く街並みですか?
    凄いですね。
    これを守っていくのも大変なご苦労ですね。
    ここのお弁当箱、欲しかったですが
    あまりの高価さに、手をひっこめました。
    これは寄せて植えてあるのですね。
    ミセバヤ、お見事です。
    我が家のも紅葉していますがちゃちいです。
    コンギクかも知れませんね~
    2014年10月24日 23:06
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    大内宿にいらしたことがおありですか。あそこは道幅がひろく、家並みもゆったりした感じがありました。
    この宿場も住民の方が草木を植えておられ、観光客への心遣いが嬉しかったです。
    2014年10月24日 23:24
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    どの家も道路からセットバックして建てられており、家と道路の間に草花が置かれていました。ダイモンジソウやコンギク、纏まって咲いていると見事です。
    2014年10月24日 23:27
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    建物に縦格子が多いのは京都の町屋を真似したものなのだそうです。
    大火の後に、建物と道路の間を広げさせられたわけですが、そのスペースを有効活用して楽しませてくれています。
    2014年10月24日 23:29
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    3回も行かれましたか。やはりそれだけ魅力がある宿場町の雰囲気ですよね。写真家も良く訪れているそうです。
    漆器や曲げ物が地場産業で、土産物屋さんの大半がそれでした。いわば製造販売ですね。
    2014年10月24日 23:32
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    1キロも町並みが保存されているのは日本最長だそうです。町ぐるみで保存しないと長続きはしませんよね。
    曲げ物や漆塗りは手間がかかっているから高いですよね。我が家も手が出ず、塗りのお箸などを買い求めました。
    ノコンギクじゃなく、コンギクですか。キク科は似たものが多くて困ります。
    2014年10月24日 23:37
  • eko

    奈良井宿の縦格子の家並みがいい雰囲気ですね。1キロも続くのですか?維持管理が大変そうです。
    ミセバヤやパイナップルリリーはちょっと場違いな気がします(笑)ミズヒキ、シュウメイギク、ルドベキアのコラボは素敵ですね。
    2014年10月24日 23:52
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    町内で強い意思統一をしないとこれだけ長い宿場の景観を保存していくのは難しいですね。
    ミセバヤは日本の古典園芸物ですが、洋物の花はチョット場違いな感じがしますね。
    2014年10月25日 00:00
  • 小梨

    いい街並みですね。これだけ維持するのはさぞ大変でしょう。
    ところで、ギンミズヒキの葉、班があるのとないのと混在していますね。
    2014年10月25日 00:15
  • ケン坊

    おはようございます。
    ギンミズヒキ? たしかにキンミズヒキがあるから”ギン”があっても不思議じゃ無いですが...まだ見たことがありません。
    最後から2枚目の写真は”寄せ植え”でしょうか? 見事に植えられてますね~
    2014年10月25日 06:08
  • 寿々木

    ダイモンジソウの鉢植えとは珍しい、深山幽谷に咲く花だと思っていました。
    2014年10月25日 08:13
  • 長さん

    小梨さん、コメントありがとうございます。
    住民の皆さんの努力と忍耐、情熱がなければ維持出来ませんよね。
    最後のギンミズヒキの写真ではタデ科特有のハの字の斑がないものが見えますね。5枚の写真のうち、小さな2枚に写っているギンミズヒキの子孫がもらわれていった先で増えたのが、3~5枚目の写真です。だから同じ遺伝子の筈なんですが・・・。
    2014年10月25日 08:41
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    ミズヒキとギンミズヒキはタデ科、キンミズヒキはバラ科で全く違う種類です。ミズヒキの白花種がギンミズヒキなんですが、自生は希なのだそうです。
    下から2枚目、3枚目のものは同じもので、大きな鉢に寄せ植えされていました。
    2014年10月25日 08:47
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ダイモンジソウは園芸店にも出回っていますから、そうしたものが増えてのかも知れませんし、地元で見つけたものをここに植えたのかもしれませんね。
    2014年10月25日 08:49
  • すーちん

    お早うございます
    野葡萄に興味有ります
    観賞用に一つ欲しいと思って
    ますが、コンナに大きく生る
    んですね、立派です
    2014年10月25日 09:31
  • 黄昏龍

    おはようございます。
    秋の奈良井宿ですか・・・
    羨ましい限りです。
    取り上げている花々が
    今の季節の町並みとのコーディネイト
    がなかなかですね!
    2014年10月25日 11:03
  • みっきい

    奈良井の宿へ行ったのはもう5年も前の事、名古屋から青春切符を使ってJR中央線の奈良井駅で下車しました。
    無人駅でしたが、その前から奈良井の宿がすぐでした。
    ピンクのシュウメイギクが撮ってありました。
    野葡萄の松や茶房に入って、二階でコーヒー飲んだ記憶があります。
    住んだまんまの町並み保存は、住人の方には制約があって大変だろうと思います。
    「みせばや」はベンケイソウだそうですが、名前知りませんでした。我が家にも春3本差し芽して、今花が咲いています・・・。
    2014年10月25日 13:00
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    このノブドウは相当年季が入っているみたいです。ノブドウは盆栽仕立てにも出来るので、剪定次第だと思います。
    2014年10月25日 14:55
  • 長さん

    黄昏龍さん、コメントありがとうございます。
    一度は行ってみたい宿場町です。江戸時代の雰囲気が残されており、リピーターも多いようです。
    古い町並みと共に、花で旅行者を歓迎してくれる気持ちが嬉しいです。
    2014年10月25日 14:58
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    5年前に行かれましたか。シュウメイギクを写してあったのなら、同じ秋でしたね。
    中々魅力のある宿場町でした。みっきいさんのように、お茶をしたり、更には、資料館の内部を見学したり、露地を入ってみたり、色々な楽しみ方があるようですね。
    ミセバヤはベンケイソウの仲間です。茎が長くなるタイプですね。
    2014年10月25日 15:08
  • はるる

    古い街並み、私はただ何も考えずに歩いただけですが、特長のあるところを、よくご覧になっていますね。花もたくさんありました。ダイモンジソウがきれいに映っていますね。
    2014年10月25日 20:36
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    はるるさんも奈良井宿を歩かれましたか。
    私の場合はブログネタを探しながらですから、純粋に楽しむことは出来なかったのかもしれませんよ。
    2014年10月25日 21:20
  • 隠居GG

    ずいぶん昔に一度行ったことがありますが・・
    ほどんと記憶に残っていません。
    格子戸は印象にありますが・・
    この頃何していたのかなぁ~
    若い時だったので友達とふざけたり馬鹿言ってたり、そんな時代だったかもしれませんね。
    2014年10月26日 06:57
  • 長さん

    隠居GGさん、コメントありがとうございます。
    若い頃に行った場所って、名前だけは覚えていても、どんな風景だったのか覚えていないところが多いですね。私も同様です。きっと、感動する対象がチョット違っていたのでしょう。
    2014年10月26日 15:03
  • 行き当たりばったり

    今晩は。全然知りませんでしたが、実際に住んで居るのですね。長い歴史になるのでしょう。人に見られるのを承知しながらも着実に生活されてるのですね。これも歴史のなせることなのでしょうか。お花がいいポイントですね。
    2014年10月28日 21:02
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    実際に済んでおられる家が多かったです。観光客が覗いていきますから、やはり、人目を避ける対策はしておられましたよ。
    花が多いのは嬉しいですね。
    2014年10月28日 21:17

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