8月21日、日光市上三依水生植物園で見た花を報告しています。
先日、シキンカラマツをご紹介しました(こちら)が、今回はその仲間から・・・。
カラマツソウ (唐松草)
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。花期は5~8月
日当たりの良い草原や湿った草原などに生える
花弁はなく、花に見えるのは雄しべ
和名の由来は、花の様子がカラマツの葉に似ていることから
ミヤギノハギ (宮城野萩)
マメ科ハギ属の落葉低木。園芸品種。花期は8~10月
ケハギから作られた品種又は他種との雑種と考えられている
下側の竜骨弁は長く、前に突き出し、翼弁の長さが竜骨弁より短い
マルバハギ → ヤマハギ (山萩)
マメ科ハギ属の落葉低木。花期は7~9月
花柄が長く、葉の外に突き出している
竜骨弁が短く、翼弁の間からほとんど前に突き出さない
ヤマジノホトトギス (山路の杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属の多年草。花期は8~9月
山地の林内や林縁に生える。花弁は水平に開き、反り返らない
つぼみです
茎の先や葉腋から花柄を伸ばす
アゲラタム (和名はカッコウアザミ)
キク科アゲラタム属の多年草。原産は熱帯アメリカ。花期は6~10月
和名は、葉がカワミドリ(カッコウ=藿香)に似て、花はアザミに似ることから
右下は、オオチャバネセセリ
ブッドレア (和名はフサフジウツギ)
ゴマノハグサ科フジウツギ属の落葉低木。中国原産。花期は6~7月
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。花期は5~8月
日当たりの良い草原や湿った草原などに生える
花弁はなく、花に見えるのは雄しべ
和名の由来は、花の様子がカラマツの葉に似ていることから
ミヤギノハギ (宮城野萩)
マメ科ハギ属の落葉低木。園芸品種。花期は8~10月
ケハギから作られた品種又は他種との雑種と考えられている
下側の竜骨弁は長く、前に突き出し、翼弁の長さが竜骨弁より短い
マメ科ハギ属の落葉低木。花期は7~9月
花柄が長く、葉の外に突き出している
竜骨弁が短く、翼弁の間からほとんど前に突き出さない
ヤマジノホトトギス (山路の杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属の多年草。花期は8~9月
山地の林内や林縁に生える。花弁は水平に開き、反り返らない
つぼみです
茎の先や葉腋から花柄を伸ばす
アゲラタム (和名はカッコウアザミ)
キク科アゲラタム属の多年草。原産は熱帯アメリカ。花期は6~10月
和名は、葉がカワミドリ(カッコウ=藿香)に似て、花はアザミに似ることから
右下は、オオチャバネセセリ
ブッドレア (和名はフサフジウツギ)
ゴマノハグサ科フジウツギ属の落葉低木。中国原産。花期は6~7月
8月21日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
すーちん
アゲラタムによく
とまってますね、お互い
地味目ですね
shuuter
ヤマジノホトトギス 可愛く咲いています。
花咲か爺
ハギ、ホトトギス、秋を感じますね。
ブッドレア、未だ元気に咲いていますね。
長さん
アゲラタムとイチモンジセセリ、確かに地味です。
アゲラタムは矮性種の方をよく見かけますが、このように茎が伸びる高生種もあるんです。
長さん
タイワンホトトギスにつぼみが出ませんか。寒くなっても咲くので、もうしばらく様子を見ましょう。
ヤマジノホトトギス、咲いたばかりのようでした。
長さん
この植物園は山の中なので、秋が早く来るのでしょう。
ブッドレアは花期が長いです。
みっきい
宮城萩がきれいですね!マルバハギを山ハギと呼んでもいいのでしょうか? 昨夜のお月見には、ススキと山ハギを飾りました。
ホトトギスは蕾の形と花の文様が独特でよくわかります。
アゲラタムは園芸種で出回っていますね。
目黒のおじいちゃん
nobara
ホトトギスの蕾は坊主?みたいで面白いです。
ブッドレアやアゲラタムは蝶さんが大好きですね。
マルバハギってくちゃくちゃしてる感じですよね。
中心に花が纏まって着くようなイメージ。
花は葉脈にぴたりとつきますから・・
それに枝は伸びませんね~
これはヤマハギ?(詳しくは判りませんが)
どうでしょうね~
信徳
ヤマジノホトトギス咲き出したばかりで新鮮ですね、イソギンチャクの様です。
行き当たりばったり
長さん
今日は中秋の名月だそうですが、全く見えません。明日が本当の満月なので、晴れると良いのですが・・・。
葉が丸いからマルバハギだと思ったのですが、やはりヤマハギとすべきでした。
ホトトギスも何種類もあるので、しっかり見分けなければなりません。
長さん
ヤマホトトギスとヤマジノホトトギス、花弁が平開か反り返るかが見分けのポイントだそうですね。
広い敷地なので、外来種も植えて彩りを加えているのでしょう。
なおさん
ミヤギノハギは枝垂れるさまが優美でいいものです。仙台には萩の月などという和菓子もありますねえ。
マルバハギとあるのは、僕もnobaraさん同様にヤマハギのように見受けました。うちでも実生で育てたヤマハギがあるのですが、あまり伸びても困るので、7月に剪定しましたらまだ咲いてきません。
武蔵丘陵森林公園では自生するのはヤマジノホトトギスばかりです。おとなしい花ですが、良く見ると細部まで凝った花ですよね。
カワミドリやらアニスヒソップやらは茎や葉に独特の香りがありますので面白いものですし、花もいいですよね。
長さん
ホトトギスのつぼみは下に丸いイボ?があるので、面白い形ですね。
ブッドレアやアゲラタムにスジグロシロチョウやモンキチョウが飛んできていたのですが、動きが速くて撮れませんでした。
マルバハギは花柄が短いのだそうですね。葉の丸さだけで判断するのは今回のように誤りの基ですね。ご指摘、ありがとうございました。
長さん
ミヤギノハギやヤマハギ、雨に打たれて色が悪いものがありましたが、咲き始めの綺麗なところを探しました。
ヤマジノホトトギス、確かにイソギンチャクに似ていますね。
長さん
ヤマジノホトトギスのつぼみ、あと数日したら咲きそうな感じでした。萼片には毛が生えているんですね。
長さん
アキカラマツはしべが黄色っぽいですね。カラマツソウの仲間は10種類以上あるようですが、それをまとめて植えている植物園はないものでしょうか。
萩の月は黄色い柔らかなお菓子で、美味しいですよね。
マルバハギは花柄が短いそうで、こんなに長いのは、葉が丸くてもヤマハギなんですね。ご指摘、ありがとうございます。
ヤマジノホトトギスは花弁や花柱の頭部にある斑点が一つ一つ違うようで、とても繊細な花なんですね。
eko
ミヤギノハギ、綺麗ですね。萩も種類が様々ありますね。
ヤマジノホトトギス、面白い花姿ですね。ホトトギスも種類が多くてさっぱり覚えられません。我が家のタイワンホトトギスまだ蕾も見えません。まだ先になりそうです。
長さん
カラマツソウは伊吹山にもありますが、まだ開花の時期にいらしていませんでしたか。
ミヤギノハギやヤマハギ、綺麗どころを揃えました(笑)。
ホトトギスの仲間は長く伸びた花柱の先が分かれていて、面白い形ですね。トケイソウに似ている感じもします。
タイワンホトトギスは遅くまで咲きますから、これからでしょう。
Tomi-
萩の種類もいろいろあるんでしょうね。
改めて、じっくりとみると、綺麗な花なんですね。
ますます秋を感じる時期になりましたね。
なんだか、今年は、例年に比べ、秋が早くやって来たような感じです。
寿々木
長さん
ハギは世界で約60種類、日本で見られるものが20種類以上あるようです。
今年は急に気温が下がったので、秋の訪れが早い感じがしますね。
長さん
アゲラタムには赤紫、青紫のほかに、白花もありますね。お役に立てて幸いです。
mori-sanpo
まだ、実物を見ていませんでしたが、この花の特徴がよく分かりました。
カラマツソウの咲く時期ですね。最近、長田谷津に行っていませんでしたので、カラマツソウなど秋の野草を忘れていました。
長さん
ヤマジノホトトギスは咲き立てのようで、新鮮な花が撮れました。横からも撮ったので、花の形がしべの形が良く分かります。
長田谷津でもカラマツソウが咲きますか。そろそろお彼岸、秋の花も咲きそろうことでしょう。
ケン坊
暑さも納まりこのまま一気に秋になりそうな気配ですが、長さんのブログで一層秋を感じてしまいました。
長さん
日本で見られるハギの仲間は20種類くらいあるそうですが、やはりそれぞれ特徴があるようです。
今日はちょっと暑くなりましたが、基本は秋ですね。