8月21日、日光市上三依水生植物園で見た花を報告しています。
この植物園は塩原温泉の奥に位置し、東北自動車道西那須野塩原ICから約40分で行くことが出来ます。
湿性草原エリアで シラヒゲソウ が咲いていました
白鬚草、ユキノシタ科ウメバチソウ属
本州・四国・九州の山地の湿地に自生。花期は8~10月
名の由来は、花弁から伸びた白い髭を見れば納得です
下の写真の右上は大きくなり始めた実(さく果)
秋田県から兵庫県の日本海側には、シラヒゲソウの変種で、
シラヒゲソウより全体に大型のオオシラヒゲソウが分布しているそうだ
湿性植物池ゾーンです
サワギキョウとミソハギ
サワギキョウ
沢桔梗、キキョウ科ミゾカクシ属
山地の湿った草地や湿原などに自生する。花期は8~9月
花弁は5枚で、うち、2枚は横に反り返る。花弁の付け根などに少し毛がある
既に実が出来ていた
ミソハギ
禊萩、ミソハギ科ミソハギ属。花期は7~8月。別名ボンバナ(盆花)
日本および朝鮮半島の湿地や田の畔などに生える
タチフウロ (立ち風露) 初見
フウロソウ科フウロソウ属。花期は7~9月
本州(東北~中部)・四国・九州の山野に生える
花弁の付け根には毛が生えている
左下、アケボノフウロ(曙風露)
右下、ゲンノショウコ(現の証拠)
共に、フウロソウ科フウロソウ属
白鬚草、ユキノシタ科ウメバチソウ属
本州・四国・九州の山地の湿地に自生。花期は8~10月
名の由来は、花弁から伸びた白い髭を見れば納得です
下の写真の右上は大きくなり始めた実(さく果)
秋田県から兵庫県の日本海側には、シラヒゲソウの変種で、
シラヒゲソウより全体に大型のオオシラヒゲソウが分布しているそうだ
湿性植物池ゾーンです
サワギキョウとミソハギ
サワギキョウ
沢桔梗、キキョウ科ミゾカクシ属
山地の湿った草地や湿原などに自生する。花期は8~9月
花弁は5枚で、うち、2枚は横に反り返る。花弁の付け根などに少し毛がある
既に実が出来ていた
ミソハギ
禊萩、ミソハギ科ミソハギ属。花期は7~8月。別名ボンバナ(盆花)
日本および朝鮮半島の湿地や田の畔などに生える
タチフウロ (立ち風露) 初見
フウロソウ科フウロソウ属。花期は7~9月
本州(東北~中部)・四国・九州の山野に生える
花弁の付け根には毛が生えている
左下、アケボノフウロ(曙風露)
右下、ゲンノショウコ(現の証拠)
共に、フウロソウ科フウロソウ属
8月21日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
無門
湿性植物ゾーン
昔はどこにでもあったのに
今では保護されていき残るしか
無くなってしまいましたね
目黒のおじいちゃん
今日ハグロソウの画像をお借りしました。
りりい
花のデータなど、長さんすばらしいですね。
すてきな高山植物を見て、心が洗われる思いです。
みっきい
初めの写真の様なせせらぎの傍が好みでしょうか。
タチフウロソウは茎が伸びているので目につきやすいですか?フウロソウは小さくって可愛いですね。
ゲンノショウコの名前は聞きますが、こんな花だったのですね。知りませんでした。ありがとう!
長さん
湿地帯は宅地開発が進むにつれ減少する運命にあり、山の方でも埋まるか干上がるか・・・、保護が必要な場所が多いのでしょうね。
長さん
シラヒゲソウは名前がぴったりな植物です。木道から距離があったのですが、幸い足場になりそうな石が丁度良く並んでいたので、近くまで行くことが出来ました。
ハグロソウの写真の紹介、ありがとうございました。
長さん
フウロソウの仲間は似たものが多く同定が難しいです。図鑑やネットをあちこち調べたんですよ。
長さん
シラヒゲソウは湿地帯を好むので、自生地ではこんな環境の所でも咲いているのかも知れません。
タチフウロは名の通り、花茎が立ち上がっていました。ピンクの花ですから目立ちます。
ゲンノショウコは関東では殆ど白花ですが、名古屋あたりでは赤花も見つかると思いますよ。
すーちん
シラヒゲソウ、セセラギの様
な所に生育してるんですね
夢見てる様な花ですね
shuuter
雨が降ったりやんだりの天候でした。私の他に 大きな望遠レンズを携えた人がいましたよ。
同じように花の写真を撮っていました。傘をさしながらの撮影です。物好きな人が私のほかにもおりました。
なおさん
信徳
長さん
シラヒゲソウ、夢見ているような花とは面白い形容ですね。
キカラスウリも花弁にこんな髭があるので、雰囲気が似ています。
長さん
雨の降る中、撮影ですか。ご苦労様です。傘を差しながらでは撮りにくいですよね。
最近のレンズは鏡胴部にも電子部品が組み込まれているので、ズームレンズは水濡れを避けたいところです。
長さん
ウメバチソウは山に登ると出会うことがあるでしょうが、自生のシラヒゲソウは湿地という条件が加わりますからね。この植物園の売店で、シラヒゲソウの株を売っていましたよ。
長さん
根塊は標準ズームに加え、望遠レンズとマクロレンズ、更に三脚持参ですから、かなり力を入れたつもりです。それでも、露出アンダーや手ぶれがありましたよ。
小梨
シラヒゲソウ、見てみたいです。
eko
サワギキョウとミソハギが一緒に咲いているんですね。
タチフウロも可愛いです。フウロソウは種類が多いですね。
長さん
サワギキョウとミソハギ、箱根湿性花園でも一緒に咲いていましたよ。
シラヒゲソウ、どこかで出会えると良いですね。
長さん
伊吹山にはウメバチソウが咲きますが、シラヒゲソウはウメバチソウに髭を付けたイメージです(笑)。
サワギキョウとミソハギは生息環境が似ているんですね。
フウロソウの仲間は似たものが多くて困ります(笑)。
nobara
花弁の筋がはっきりしています。
立ち上がっていますから判りやすいですね。
それに意外に雨風に強いみたいです。
フウロソウの仲間、家でも増やしたいですが・・
これがなかなか駄目なんですよね~((+_+))
mori-sanpo
アケボノフウロは、赤色のゲンノショウコによく似た感じを受けました。フウロウ科には可愛い花が多いですね。
長さん
タチフウロ、名の通り花茎が立っていて目立ちますね。これは名札が付いていました。
フウロソウの仲間は育てにくいですか。手持ちの図鑑には日当たり・風通しが良い場所、灌水は1日1回、夏場を除いて好肥性などと書いてありました。
長さん
シラヒゲソウは一昨年の箱根湿性花園で初めて見ましたが、今年は咲いていませんでした。
フウロソウの仲間は可愛いものが多いですが、見分けが難しい。アケボノフウロはゲンノショウコより大きな花が咲きます。
ケン坊
名は体を現すと言いますが”シラヒゲソウ”はまさにその通りでした。花によっては?と思う名前もありますが、コレって命名者の感性にも大きく左右されるのでしょうか?
寿々木
サワギキョウは当地でも湿性園で見ますが、ミソハギも湿性植物ですか。
Tomi-
湿地帯ゾーンに入ると、また、違った花の趣があるのでしょうね。
いつも撮影の仕方がいいのでしょうか、綺麗に撮れていますね。今回も楽しませてもらいました。
長さん
花の名前って誰が付けるんでしょうね。第一発見者に命名権があるのかも知れませんが、公に認知されなければ意味がないですしねー。大概は植物の外観を表す命名ですが、中には首をかしげたくなるのもありますね。
長さん
シラヒゲソウは花弁の周囲に毛が生えていて、確かにガガブタに似たイメージですね。ウメバチソウの仲間なので、ウメバチソウに髭を生やしたらこんな形になるでしょう。
ミソハギは庭でも栽培出来ますが、元々は湿地や田の縁に生えるものなので、サワギギョウと分布環境が似ています。
長さん
この植物園は植物の分布環境に合わせた展示をしています。
写真撮影は下手の横好きで、芸術的な写真は撮れません。ブログに載せるのなら、標本写真でも楽しんでいただければ本望です。
行き当たりばったり
長さん
花の写真を撮り始めて9年くらいですが、まだまだ初めて知る花に出会います。植物の世界も奥深いですね。