8月21日に行った上三依水生植物園で見た花を報告しています。
園内の風景です(湿性草原ゾーン) 標高は約692m
今回は、私の好きな花のひとつから始めます
シキンカラマツ (紫錦唐松)
キンポウゲ科カラマツソウ属。長野、群馬、福島の三県に分布
山地の湿った木陰などに自生する。花期は7~9月
薄い赤紫の部分は萼片で、雄しべの黄色い葯とのコントラストが美しい
花の両側は大きくなりつつある痩果(そうか。熟しても裂開しない)
「紫錦」は美しい紫色を意味し、「唐松」は花の姿をカラマツにたとえたもの
タムラソウ (田村草) 初見
キク科タムラソウ属。本州・四国・中国の山地や草原などに生える
花期は8~10月で、秋を告げる花のひとつ
アザミ(アザミ属)に似るが、棘はない。なお、アキノタムラソウはシソ科
葉の形には特徴がある
本来は丹群草と書くらしい。紅色(丹)の花が群れて咲くことに由来するという
オミナエシ (女郎花)
オミナエシ科オミナエシ属。言わずと知れた「秋の七草」のひとつ
日本各地の野山や日当たりの良い草地に生える。花期は8~10月
スジグロシロチョウとオミナエシ
ヤブラン (藪蘭)
クサスギカズラ科(←ユリ科)ヤブラン属
花期は8~10月だが、まだ殆どがつぼみだった
今回は、私の好きな花のひとつから始めます
シキンカラマツ (紫錦唐松)
キンポウゲ科カラマツソウ属。長野、群馬、福島の三県に分布
山地の湿った木陰などに自生する。花期は7~9月
薄い赤紫の部分は萼片で、雄しべの黄色い葯とのコントラストが美しい
花の両側は大きくなりつつある痩果(そうか。熟しても裂開しない)
「紫錦」は美しい紫色を意味し、「唐松」は花の姿をカラマツにたとえたもの
タムラソウ (田村草) 初見
キク科タムラソウ属。本州・四国・中国の山地や草原などに生える
花期は8~10月で、秋を告げる花のひとつ
アザミ(アザミ属)に似るが、棘はない。なお、アキノタムラソウはシソ科
葉の形には特徴がある
本来は丹群草と書くらしい。紅色(丹)の花が群れて咲くことに由来するという
オミナエシ (女郎花)
オミナエシ科オミナエシ属。言わずと知れた「秋の七草」のひとつ
日本各地の野山や日当たりの良い草地に生える。花期は8~10月
スジグロシロチョウとオミナエシ
ヤブラン (藪蘭)
クサスギカズラ科(←ユリ科)ヤブラン属
花期は8~10月だが、まだ殆どがつぼみだった
8月21日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
寿々木
タムラソウ、アザミと似てますね。葉に棘が無いのが特徴ですか。
信徳
およそ一カ月以上の間隔で両者は咲くように感じていました。
日光は群馬、長野よりも春が遅く秋が早いのでしょうね。
(夏は殆んど無いのかも知れません)
目黒のおじいちゃん
みっきい
シキンカラマツは低木なのですか?
見た事のない珍しい花です!
タムラソウはアザミにしか見えませんが、棘がなく葉の形が違うんですね?
ヤブランは我が家にもありますがまだ実にはなっておりません。
長さんの「花色々トップ」で、「ハゼラン」を見つけて教えていただきました。ありがとう様!!
なおさん
タムラソウ山で見たことがありますが、やはりトゲがない分アザミよりやさしげな風情でした。群れ咲くさまがいいですね。
ヤブランは雑木林でごくふつうのものですし、庭でも良く見ますので、つい軽んじてしまいがちですが、群れ咲くさまはアナドレナイ美しさですよね。上品な紫色がいいものです。
長さん
シキンカラマツはご覧になっていませんか。上高地辺りにありそうな気もするんですが、閉鎖的な環境だから無理かなー。
タムラソウは葉にも萼にも棘がないんです。
長さん
シキンカラマツとオミナエシ、花期は重なっているから一緒に咲いていることもあるのでしょう。やはり山間は春が遅く、秋が早いようですね。従って、ここでは8月も花が絶えないようです。
長さん
ギャグを書いたつもりはないのですが・・・?
長さん
シキンカラマツはキンポウゲ科の多年草です。カラマツと名が付くカラマツソウの仲間はたくさんあるんですよ。
タムラソウは葉を見ればアザミの仲間と違うことが納得出来ます。
ハゼランが見つかりましたか。花が小さく、風に揺れるから写真を撮るのは苦労します。
長さん
至近距離なんて、目黒のおじいちゃんがご所望の親父ギャグが出ましたね(笑)。事実、マクロで至近距離から狙わないと花が綺麗に撮れません。
タムラソウは花だけ見ればアザミにそっくりです。
ヤブランは臭すぎかずら科ですが、花に香りはないようですね。
無門
オミナエシを見ると
さすがに秋を感じますね
落ち着いた秋が来るといいな~
eko
タムラソウ、アザミにしか見えません。葉とトゲが違うんですね。
オミナエシ、夏の暑い時期から咲いていますが、秋の花ですね。
ヤブランよく見かけますが群生していると綺麗ですね。こちらでもまだ蕾が多いです。
行き当たりばったり
長さん
南関東は気温が一気に下がり、秋に突入という感じです。台風の当たり年にならなければ良いのですが・・・。
長さん
シキンカラマツはピンクの萼片と黄色いしべの対比が綺麗です。
タムラソウは花だけの写真だと、アザミと間違えられるので、葉の写真も添えてみました。
秋の七草ですが、ハギやキキョウ、オミナエシ、ナデシコは夏から咲いていますね。
長さん
カラマツソウの仲間は花弁がなく、しべが目立つ花ですが、シキンカラマツは綺麗な萼があるのが変わっています。古人が付けた名前は感心するものが多いですが、中には不出来なものも(笑)。
shuuter
花が面白い姿です。
いいもの見せてもらいました。
mori-sanpo
一昨年、観察路は一通り回ったはずでしたが、見落としていたようです。
すーちん
シキンカラマツ、素敵な花
ですね、低木なんですか
見た事ないですね
長さん
シキンカラマツはキンポウゲ科の多年草で、カラマツソウの仲間です。カラマツソウの花はシベだけで萼片が綺麗なものはこの花だけかもしれません。
Tomi-
上三依水生植物園の木道の画像で、いろいろな花を見て回れるわけがよく解りました。
知っている、オミナエシやヤブランなどが出て来たので、また、じっくり観察をしました。
アザミに似たタムラソウにはとげがないのですか。
綺麗な花ですね。
長さん
シキンカラマツを見落としたとは残念でしたね。
私たちは4つの目で花を探していますから、見落としは少ないのです(笑)。
長さん
落葉松に似ているけれど、キンポウゲの仲間の多年草です。茎も黒いし木の枝に間違われちゃうのかな(笑)。
長さん
各ゾーンの周囲にも遊歩道があるのですが、湿原や池には木道が整備されていて、花を近くで見ることができるのです。
オミナエシやヤブランは庭にも植えたりしますから、ポピュラーですね。タムラソウは葉を見ないとアザミに間違えそうです。
ケン坊
花っていろいろ種類があって限りないような...次々と新しい花を探し出す長さんには頭が下がります。
今回のシキンカラマツは見てそうで見てない花ですね。アザミとタムラソウは別々に花だけ見たら、どっちもアザミと思っちゃいますね。
花の世界も奥が深くて名前は殆んど判りません>苦<
はるる
見れば見るほどおもしろい花ですね。
色からして花に見えてしまいます。
タムラソウ、アザミ、棘や葉で見分けるのですね。
私には難しいですから、美しいものは美しいと思うことにします。
長さん
いやいや、新しい花を探しているわけではないのですが、植物園ですから品揃えが豊富なところは嬉しいです。
シキンカラマツは分布が限られるので、植物園でしか見たことはありません。
タムラソウも初見ですが、花だけ見たらアザミそっくりでした。
長さん
シキンカラマツ、常識から言えばピンクの部分は花弁に見えますよね。
花の名前を覚えることは楽しいのですが、花を楽しむのはその美しさを愛でるのが基本ですね。
小梨
長さん
シキンカラマツにはまだつぼみがたくさんありました。ここは咲き始めが遅いようです。
nobara
花後の姿も見えていますね~
時期的には終わり?
私は終焉間際の残り花をやっと撮りました。
シギンカラマツというのもあるのですよ。
長さん
シキンカラマツはつぼみと花後の姿も同時に撮れました。花後の姿は今回初めてなんですよ。まだつぼみは残っていましたが、時期的には終盤なのでしょうね。紫銀唐松ですか。初めて知りました。