9月18日に訪れた皇居東御苑で見た花や実を紹介してきましたが、今回が最終回です。
ヒヨドリバナ (鵯花)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。花期は8~10月
北海道~九州の山野に生える

サワヒヨドリに似るが、ヒヨドリバナの葉には葉柄がある
花柱の先端が2つに分かれ、筒状の花から飛び出している

ツリガネニンジン (釣鐘人参)
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草

いい加減に撮ったら、はやりピントがずれていた
オトコヨウゾメの実 (男ようぞめ)
レンプクソウ科(←スイカズラ科)ガマズミ属の落葉低木
日本固有種。5~6月頃、小さな白い花が咲く

果実(核果)は長さ5-8mm、太さ4.5-6mmになる

この樹の実は、上の樹のものより赤くなっていた

名の由来には定説がなく、ようぞめの漢字表記も不明
ミヤマガマズミの実 (深山莢蒾)
レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木。4~5月頃、小さな白い花が咲く

果実は核果で、長さ6~9mm

カマツカの実 (鎌柄)
バラ科カマツカ属の落葉小高木。4~5月頃、小さな白い花が咲く

果実はナシ状果。長さ8~10mm。11月頃に赤く熟す

材が堅く折れにくいので、鎌の柄に使われたからこの名がある
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。花期は8~10月
北海道~九州の山野に生える
サワヒヨドリに似るが、ヒヨドリバナの葉には葉柄がある
花柱の先端が2つに分かれ、筒状の花から飛び出している
ツリガネニンジン (釣鐘人参)
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草
いい加減に撮ったら、はやりピントがずれていた
オトコヨウゾメの実 (男ようぞめ)
レンプクソウ科(←スイカズラ科)ガマズミ属の落葉低木
日本固有種。5~6月頃、小さな白い花が咲く
果実(核果)は長さ5-8mm、太さ4.5-6mmになる
この樹の実は、上の樹のものより赤くなっていた
名の由来には定説がなく、ようぞめの漢字表記も不明
ミヤマガマズミの実 (深山莢蒾)
レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木。4~5月頃、小さな白い花が咲く
果実は核果で、長さ6~9mm
カマツカの実 (鎌柄)
バラ科カマツカ属の落葉小高木。4~5月頃、小さな白い花が咲く
果実はナシ状果。長さ8~10mm。11月頃に赤く熟す
材が堅く折れにくいので、鎌の柄に使われたからこの名がある
9月18日、二の丸雑木林にて撮影。
この記事へのコメント
みっきい
長さんのお蔭で、ナス科ですがヒヨドリジョウゴの花が次々咲いて楽しんでいます。
赤い実がたくさんありますね!
黒い実が成っている名前の解らない実があるんです…。
果実収穫の秋は楽しみですね。
無門
オトコヨウゾメ
面白い名前ですね
この紅さだと
つい口に入れたくなりますが・・
shuuter
ツリガネニンジンは萼がそりかえるのですね、この前間違えてわかりました。この写真ではよくわかります。
ミヤマガマズミも果実赤くなってきましたね。
寿々木
長さん
ヒヨドリと名の付く花は多くはないと思います。私の知る限りですが、ヒヨドリバナ、サワヒヨドリ、ハマサワヒヨドリ、ヒヨドリジョウゴくらいです。
黒い実がなっているのは草ですか、それとも木ですか。写真があれば分かるかも知れません。
長さん
オトコヨウゾメの実は渋くて食べられないそうですが、果実酒にすると美味しいらしいです。
長さん
ヒヨドリバナは8月頃から咲き始めますから、結構花期が長いですね。
ツリガネニンジンとソバナは花が似ていますが、萼が反り返るか否かでも見分けがつくようです。
長さん
ヒヨドリバナが春に咲いていましたか。それはいくら何でも早すぎでしょう。何かとお間違えでは・・・。
なおさん
雑木林ではいろいろな実が色付いていますね。オトコヨウゾメは春の花も可愛らしいですが、赤くなった実も可愛いですね。「男用済み」と言われてしまうと、ちと哀しいものがありますので、気を付けませんとねえ。
今日は昭和記念公園のこもれびの丘の雑木林で、ガマズミミケフシなど見てきました。
長さん
今日は、講師をされたのですよね。お疲れさまでした。
ツリガネニンジンは最後の花みたいでした。花柱が見えないのがちょっと気がかりです。
オトコヨウゾメの美は綺麗な色ですよね。私も男用済みと言われないようまだまだ頑張ります。
漢字で書くと、鎌酸実実毛五倍子玉蠅の虫えいが鎌酸実実毛五倍子となって、なんだか訳が分かりませんよね。
mori-sanpo
秋の雑木林の実が色づいてきました。やはり樹種によって実の形や色が違っていてそれそれ特色がありますね。
長さん
ヒヨドリバナの花を大写しにすると、花柱の先が二つに分かれていることが見て取れます。この構造は、フジバカマも同様です。
秋に熟す木の実は赤いものが多いですね。
eko
ツリガネニンジン、可愛いですね。
赤い実はたくさんあります、形や付き方が様々ですが、名前を見分けるのが難しいです。
長さん
ヒヨドリバナの一つ一つは小さな花ですから、先が分かれているかどうかなんて、普通、気になりませんよね。
花と実と両方を一緒に紹介出来れば良いのでしょうね。
Tomi-
山野草をよく観察しないといつも、見落としてしまいそうですね。
好きで、細かく凝視している長さんの姿を思ってしまいます。
nobara
オトコヨウゾメなど実も雰囲気いいですね~
ツリガネニンジン、かなり華奢ですね~
こんな感じが好きです(自分にないものネダリ?
ヒヨドリバナに似たマルバフジバカマも
咲いていますよね(*^-゚)⌒☆
信徳
長さん
暇さえあれば、いや、暇を作ってまで、花に会いに行きたいです。出合ったら近づいて良く見る、もー病気かも知れない(笑)。
目黒のおじいちゃん
ところで御嶽山の状況、憂うべき事態になりましたね。専門家は情報公開真剣にやってもらわないといけないですよね。
「災害の予報なんんてこんなレベルですよ」と公言されると
多額の公費を何のために使っているのかと思います。これはもう情けないことで被害者の気持ちを判っていませんよね。
必死で操縦したであろうJALの操縦室を想起しました。
長さん
オトコヨウゾメの実は、真っ赤になる頃より、黄色みが残っている方が風情がありますね。
ツリガネニンジンの花、終盤でした。花柱が見えないのはそのせいかも。
マルバフジバカマは見たことないですが、白花なんですね。
長さん
皇居の中には自生の草や木もあるのではないかと思いますが、遊歩道の際に咲いていたりすると、植えたものでは?と思います。
長さん
地震予知と同様、火山噴火の予知もまだ研究半ばと言うことでしょうか。今回の噴火は水蒸気爆発の可能性が指摘されていますね。
9月にNHKスペシャルで「巨大災害」という4回シリーズを見ましたが、最近マグマの変動状況が分かるようになってきたそうです。
高崎の農夫
地震予知学会会長の記者会見での発言は、被害者の立場からすると決して承服できるものではないと思います。日頃国民から遊離した行政姿勢を見せつけられた感じさえします。最後の「JALの操縦士」の一文に敬意を表します。
はるる
ますます私など区別がつきません。
実もこの季節色がついて目立つようになりましたね。
長さん
藤井氏の発言は、学者としてある意味正直な意見ではないかと思います。藤井氏の発言、イコール、国の対応というわけでもないし・・・。ただ、地震国・火山国の行政対応としては現状が極めて不十分であると言えるでしょうね。こういう所にお金を投資してこなかったのですから。
長さん
ヒヨドリバナとサワヒヨドリ、よく似た草です。生える場所(湿地かそうでないか)で異なる発展を遂げたのでしょうが・・・。
樹の実も色々ありますね。どれも食べることが出来ると良いのですがねー。
行き当たりばったり
やはり多くの地域でヒヨドリを見かけたからなのでしょうか??それとも、可愛いから?
木の実も、葉っぱや枝ぶりなどで決めるしかないものも、結構ありますね。
長さん
ヒヨドリバナの名の由来は二つあって、ヒヨドリが、山から里に下りてきて鳴く頃に花が咲くので、というのと、火をおこす時に、乾かした花柄綿毛をつかった「火取り花」なのでというのがありました。今も昔もヒヨドリは沢山いたと言うことでしょうか。
葉だけじゃ分からないけれど、実があると分かるという木もありますよね。
すーちん
オトコヨウゾメ、面白い
名付けたもんですね
食べられるのかしら
長さん
オトコヨウゾメ、どうしてこんな名前が付いたのか分かっていないそうです。この実は苦くて食べられませんが、果実酒にすると良いそうです。