8月21日、日光市上三依水生植物園を訪れました。園内ではレンゲショウマやキレンゲショウマが咲き始めていました。最盛期にはツアーバスがやってくるそうです。
レンゲショウマ (蓮華升麻)
キンポウゲ科レンゲショウマ属。日本特産で一属一種。花期は7~8月
東北~近畿地方の太平洋側の落葉広葉樹林内に生える
名の由来は、花が蓮に、葉がサラシナショウマに似るから
キレンゲショウマ (黄蓮華升麻)
ユキノシタ科キレンゲショウマ属。日本特産で一属一種。花期は7~8月
紀伊半島・四国・九州の限られた地(山地の湿った岩礫地など)に分布
花弁は肉厚で、平開しない。残念なことに一日花
雄しべは15本、雌しべの花柱は3本。妻に花を持ち上げてもらった
名の由来は、草姿がレンゲショウマに似ているからだが、似ているとは思えない
サラシナショウマ (晒菜升麻、更科升麻) 初見
キンポウゲ科サラシナショウマ属。日本、中国北部に分布。花期は8-9月
草丈は40-150 cmとあるが、これは2m近くあった
茎が長すぎるせいか、大きく枝垂れていた
花には両性花と雄花があるそうだが、ちょっと観察しただけでは分からない
左下、アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉、フヨウ科フヨウ属)
右下、タイマツバナ(松明花、シソ科ヤグルマハッカ属)
キンポウゲ科レンゲショウマ属。日本特産で一属一種。花期は7~8月
東北~近畿地方の太平洋側の落葉広葉樹林内に生える
名の由来は、花が蓮に、葉がサラシナショウマに似るから
キレンゲショウマ (黄蓮華升麻)
ユキノシタ科キレンゲショウマ属。日本特産で一属一種。花期は7~8月
紀伊半島・四国・九州の限られた地(山地の湿った岩礫地など)に分布
花弁は肉厚で、平開しない。残念なことに一日花
雄しべは15本、雌しべの花柱は3本。妻に花を持ち上げてもらった
名の由来は、草姿がレンゲショウマに似ているからだが、似ているとは思えない
サラシナショウマ (晒菜升麻、更科升麻) 初見
キンポウゲ科サラシナショウマ属。日本、中国北部に分布。花期は8-9月
草丈は40-150 cmとあるが、これは2m近くあった
茎が長すぎるせいか、大きく枝垂れていた
花には両性花と雄花があるそうだが、ちょっと観察しただけでは分からない
左下、アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉、フヨウ科フヨウ属)
右下、タイマツバナ(松明花、シソ科ヤグルマハッカ属)
8月21日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
高崎の農夫
寿々木
サラシナショウマはとても良い香りがして、群生地では周囲に芳香が漂いますね。
目黒のおじいちゃん
長さん
鋭い突っ込み、恐れ入ります(笑)。早速訂正しました。
雌しべの花柱が3本。妻に・・・ とするところを、何故か「。」の位置がずれていまして、本妻となってしまいました。
長さん
レンゲショウマと同じ名前ですが、キンポウゲ科とユキノシタ科ですから花付きも花の形も違いますよね。そもそも、キレンゲショウマという名付けが納得がいきません。
サラシナショウマは伊吹山に群生しているそうですね。
長さん
レンゲショウマもキレンゲショウマもかなりの株数がありましたから、隠れた人気スポットなのですね。
富士山で自生のレンゲショウマをご覧になったのですね。近場では奥多摩の御岳山が有名で、nobaraさんもレポートされていましたね。
無門
同じようにショウマの名を冠しても
見た目全然違いますね
レンゲショウマの品の良さは
他を寄せ付けませんね
ケン坊
レンゲショウマとキレンゲショウマが揃い踏みでしたか。長さんのレポ見てたら来年のこの季節には一度行って見たくなりましたよ。
shuuter
今植物園にゆけば見れるのでしょうが。
冬にはお世話になるのですが、夏に出かけるの気がすすみません。一度訪ねるのも面白いたか思うのですが。
なおさん
武蔵丘陵森林公園の野草コースのレンゲショウマも株に力がついてきて、そこそこ咲くようになりました。株数はそう沢山はないものの、山登りや遠出しなくても見られるというのはいいものです。
流石山ですねえ。平地ではサラシナショウマやイヌショウマは咲くまでもうしばらくかかりそうです。清楚な白いモールのような花はいいものですね。
長さん
ショウマと名が付く植物が3種類同時に見られるなんて初めてのことです。流石植物園ですね。
人気があるのはレンゲショウマですね。
長さん
レンゲショウマとキレンゲショウマが同時に見られるところは多くはないですから、見る価値はありますよ。8月21日ではちょっと早かったようですから、8月末頃が良いと思います。
すーちん
レンゲショウマ、品が有り
優雅で素敵な花ですね
キレンゲショウマ、似てませんね
長さん
レンゲショウマ、初めて見た時、その姿に魅了されました。一度は実物を見た方が良いと思います。
長さん
日光植物園のキレンゲショウマは見たのですが、帰りに撮ろうと思って忘れてしまいました。レンゲショウマの方は、歩いた範囲では見当たりませんでした。人気のある花ですから、どの植物園でも栽培に力を入れているのでしょう。
サラシナショウマは初めて見たのですが、こんなに草丈が伸びるとは思いませんでした。
長さん
レンゲショウマは素敵な花ですよね。出来ることならもっと咲いていてくれると良かった(笑)。キレンゲショウマがレンゲショウマの草姿に似ると言いますが、全く似ていません。
信徳
レンゲショウマが今咲き出しているのですね。
キレンゲショウマは大きな株だったのが今年の大雪で凍死してしまいました。
レンゲショウマは強く生き残っています。
行き当たりばったり
長さん
信徳さん宅のレンゲショウマの開花は7月でしたね。ここは塩原の山の中です。標高も高いし、平均気温が低いのでしょうね。
キレンゲショウマは寒さに弱かったですか。それは残念なことをしましたね。
長さん
キレンゲショウマ、初めてご覧になりましたか。花はこれ以上開かないという、とても奥ゆかしいものなのです。
eko
キレンゲショウマもレンゲショウマとは違いますが、素敵です。写真でしか見たことがないのでいつか実物を見たいです。
サラシナショウマ、大きいですね。花穂が重そうに垂れていますね。伊吹山のは背丈が低いのでまっすぐに伸びていました。これからは群生の白い穂が風になびいて綺麗だそうです。
長さん
レンゲショウマ、写真からでも人気のある花だと分かって頂けると思います。キレンゲショウマも植物園で見るのが手っ取り早いです。
サラシナショウマは伊吹山のものと比べるとべらぼうと言って良いほど草丈が伸びていました。花も大きい感じです。
mori-sanpo
一昨年の9月中旬に行きましたときには、気がつかないで見過ごしてしまったかもしれません。
サラシナショウマが同じように咲いていましたので、やはり見過ごしたようです。
小梨
Tomi-
ショウマ類の可憐な花たちに癒しを感じられました。
花つきの美しさと、咲くまでの蕾のふくらみがいんしょうてきですね。
長さん
レンゲショウマやキレンゲショウマの花期は7~8月です。秋の早いこの植物園ですから、9月中旬だともう終わっていたのではないかと思います。
一方のサラシナショウマの花期は8~9月ですから、ご覧になれたのでしょう。
長さん
升麻とは根茎のことですから、地上部分が似ていないのはしかたがないことだとおもいますが、キレンゲショウマの名だけは疑問が生じます。
長さん
花のブログですが、花だけではなく、草姿や葉の形、つぼみの様子などを一緒にお伝えしようと思っています。そうなると、写真の枚数が増えるのが難点です。
nobara
サラシナショウマも咲いていますね~
出かけた先でも、その様子が撮れました。
あちこちの林で見られるようになりました。
今回もザザ降りに遭って散々でしたが・・
おいおい纏めて参ります。
アメリカフヨウまで、咲いていましたか?
長さん
レンゲショウマとサラシナショウマの生息環境は似ているのでしょうね。花期が少しずれますが、8月末~9月始めなら重なっていますもので。
今回も雨に降られましたか。このところ付いていないですね。
ニュートンのリンゴの木やヒマラヤの青いケシもあるとのことで、アメリカフヨウはご愛敬かな。
うーちゃん、その後如何ですか?