カリガネソウ(雁金草)

目黒・自然教育園にて・・・その2

 目黒のおじいちゃんのブログでカリガネソウ開花のお知らせがあったので、この花を見に行くのも目的のひとつでした。
 実は、ネットでは見たことがあるものの、実物を見るのは今回が初めてだったのです。

カリガネソウ (雁金草)

シソ科(←クマツヅラ科)カリガネソウ属の多年草。花期は8~9月
日本各地、朝鮮半島、中国に分布。湿った山林や林縁に生える

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花の形や、カールした雄しべと雌しべがとてもユニークな花です
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和名の由来は、花の様子を雁の首に見立てたものだそうです
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別名:ホカケソウ(帆掛草)とも言い、花の形を帆掛け船に例えたもの
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 全草に強い臭気があるとのことですが、距離があったので匂ってきませんでした。
しべの形には理由がある
 ハナバチなどの花粉を媒介する虫が花を訪れると、左右の花弁に脚をかけるようにして留まるが、花に虫の重みが加わると花序が垂れ下がって花が首をもたげるように角度を変え、虫の背中に花粉と柱頭が付いて花粉を付けるとともに受粉する仕掛けになっている。  (Wikipeidaより)

 以上、9月5日撮影。


 カリガネソウに似た花を紹介します。

クレロデンドルム・ウガンデンセ (和名はありません)

シソ科(←クマツヅラ科)クレロデンドルム属(クサギ属)の常緑低木
アフリカのウガンダから旧ローデシアにかけて分布
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園芸種名は、クレロデンドルム・ブルーウイング(青い翼)、ブルーエル
フィン(青い妖精)。英名はブルー・バタフライ・ブッシュ(青い蝶)
(2011年8月2日、東京都夢の島熱帯植物館にて撮影)


 (つづく)

この記事へのコメント

  • 寿々木

    花糸が長く目立つ花2種ですね。
    2014年09月12日 13:38
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    属が違っても同じような形のしべを持った花が咲くのが面白いですね。
    2014年09月12日 15:18
  • みっきい

    雁金草はしべの形が長くって優雅な感じがしますね!
    >しべの形には理由がある!
    良く考えられて形ができているんですね!エライ!
    よく似た花には、花弁に模様が付いていないのですか?
    2014年09月12日 15:40
  • 隠居GG

    カリガネソウ・・なんだか針金草のような感じですね。
    すみません・・
    でも変わった花ですが綺麗ですね。
    淡い紫の花がとてもいい感じで、高貴な香りがするように感じます。
    花はやっぱり癒されますね~
    2014年09月12日 15:46
  • 無門

    こんにちは

    花の名前はカリガネソウ
    の方がきれいだね
    花の形から言えば
    帆掛け草の方がぴったりだね
    2014年09月12日 16:17
  • すーちん

    今晩は
    カリガネソウ、名前は現実的
    ですが(笑)素敵なお花ですね
    2014年09月12日 18:20
  • なおさん

    川越は初雁という地名があり、市にゆかりの鳥は雁です。雁金ならまだいいのですが、借金(かりがね)というのはあまりしたくないですよねえ。

     自然教育園のカリガネソウはあまり色が濃くないですね。武蔵丘陵森林公園で見たのも、うちで咲いているのももう少し色が濃いです。やはり、個体差がいろいろあるのでしょうね。

     青紫の高貴な色にふさわしい、かぐわしい香りならいいのですが、お世辞にもかぐわしいとは言えない臭いがしますねえ。
    2014年09月12日 18:30
  • shuuter

    カリガネソウ 見る機会がありません。
    夏の植物園もいろいろ植物に会えそうなので出かけてみようかと思っています。
    今行けばカリガネソウも見れるかな。
    2014年09月12日 18:48
  • nobara

    えっ@@ 長さん。初見でしたか?
    昭和公園など、群生していますね~
    枝振りが野趣があっていいものですね。
    ブルーエルフィンと似てると云われれば??
    我が家はブルーエルフィン、欠かさなかったのですが、とうとう今季は乏れてしまったようです((+_+))
    我が家の環境に合う花は何?なんでしょうか。
    2014年09月12日 18:49
  • 目黒のおじいちゃん

    まだ先駆けの花しかないのによく撮れています。
    私も今日花屋でクレロデンドドルム・ブルーウイングという花と出逢い、カリガネソウの仲間だと思いました。
    2014年09月12日 19:55
  • もこ

    しべの形が受粉に都合が良いようになっているってはじめて知りました。花の形にも理由があるのですね。
    2014年09月12日 19:59
  • 信徳

    独特の花姿のカリガネソウ、写真映りも良くて楽しい草花ですよね。今年はまだ撮っていませんが群馬フラワーパークでいつも見ています。自宅で見れるように頑張ろうかな(笑)。
    2014年09月12日 20:59
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    カールしたしべがとても優雅に見えますよね。これは、花粉を媒介してくれる昆虫との関係で進化してきたのですね。
    2014年09月12日 21:47
  • 長さん

    隠居GGさん、コメントありがとうございます。
    変わった形の花でしょう?紫色は高貴というイメージですよね。
    花は実に多様で、美しいものが多いです。
    カリガネソウ→針金草!ギャクにも使えそう(笑)。
    2014年09月12日 21:52
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    カリガネソウという響きは優雅ですが、雁の首に例えたというのは無理がありますよね。
    2014年09月12日 21:55
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    カリガネソウの姿は素敵でしょう。春や夏と言うより、秋が似合う花だと思うのですが・・・。
    2014年09月12日 21:57
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    かりがね(借金)が多くなると雁も首が回らなくなっちゃいますね(笑)。初雁という地名は、雁が飛来してきた土地というこのとなんでしょうね。
    ここのカリガネソウの花はやはり色が薄いですか。昨日のなおさんのブログに登場したものとはかなり色が違いますよね。
    2014年09月12日 22:05
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    自生のカリガネソウは簡単に見つかりそうもないので、植物園が手っ取り早いですね。まだ十分咲いている期間です。
    2014年09月12日 22:07
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    実は初見だったのですよ。5年前にも同じ時期に行っているのですが、咲いていませんでした。
    ブルー・エルフィンは温室展示の定番みたいなものですから、耐寒性が弱いのでしょうね。
    我が家は日当たりが悪いので、宿根草も一年草になりかねません。
    2014年09月12日 22:10
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    路傍植物園と武蔵野植物園の両方で見かけました。花期は8~9月だそうですが、自然教育園では咲き始めですか。昨日は如何でしたか?
    クレロデンドルム・ブルーウイングは似ていますが、属が違うんですよ。
    2014年09月12日 22:13
  • 長さん

    もこさん、コメントありがとうございます。
    花粉を媒介してもらう花はいずれも昆虫が花粉を受け取りやすいような形に進化して行っているようです。
    2014年09月12日 22:18
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    カリガネソウはぐんまフラワーパークでも咲いているんですね。
    もう少し近くで咲いていてくれればマクロレンズで撮れたのですが・・・。
    いやな匂いがするそうですから、自宅で育てるのは考え物のようですよ。
    2014年09月12日 22:25
  • mori-sanpo

    カリガネソウ、きれいに撮れましたね。
     私も、毎年9月に自然教育園に出かけてカリガネソウを見るのを楽しみにしています。
     花の形と色合いが魅力的ですね。
    2014年09月12日 22:33
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    まだ咲き始めみたいで、花の数が十分ではありませんでした。
    小さい花なので、遊歩道からちょっと離れているのが難ですね。
    250mmズームだったのですが、これが精一杯という感じでした(画像はトリミングしてあります)。
    2014年09月12日 22:40
  • 行き当たりばったり

    おはようございます。カリガネソウがアジア中心に、似たお花がアフリカ原産で咲いてるのですか?不思議ですねぇ。世界のどこかに似たお花---ジフンも同じ方法なので性根。
    驚くしかありません
    2014年09月13日 08:20
  • 菜の花

    カリガネソウに初めて出会ったのは谷川岳一ノ倉沢でした。関越道が新潟まで通じたすぐ後の8月のお盆の事です。

     名前も分からず、ただ写真を撮り、その写真を子供に学校へ持たせました。花に名前が付いて写真が戻って来ました。それがカリガネソウでした。

     その後、園芸店で鉢植えを見つけゲット、今に至っております。
    2014年09月13日 08:28
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    洋の東西で、違う種類(カリガネソウ属とクサギ属)の植物が似た形の花に進化したというのは驚きであり、また、とても面白いことですね。
    2014年09月13日 09:25
  • 長さん

    菜の花さん、コメントありがとうございます。
    カリガネソウはお庭で咲いていますか。
    その名をお知りになるまでにそんなエピソードがあったのですね。菜の花さんもお子さんも、きっと生涯カリガネソウを忘れないでしょうね。
    2014年09月13日 09:28
  • eko

    カリガネソウ、シベが長くて綺麗で面白い花ですね。虫の背中に花粉のつく様子を見せて頂いたことがあります。よく出来ていますね。
    クレロデンドルム・ウガンデンセはなばなの里で見ました。洋の東西で同じような花があるとは面白いですね。
    2014年09月13日 10:52
  • Tomi-

    ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます。
    土曜日は、朝から、いつも、TVで旅サラダを見ているの此方にも、遅い時間帯になってしまいます。

    それにしても、珍しい花ですね。
    カリガネソウですか、一つ質問です。
    カメラ、マクロだけで写しているのでしょうか。
    いつも、上手く撮れているので関心しています。
    2014年09月13日 10:54
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    花弁の形も変わっていますが、カールしたしべがこの花の最大の特徴ですね。昆虫に花粉が付くところを見られたなんてラッキー!!
    クレロデンドルム・ウガンデンセ、よく似ていますよね。
    2014年09月13日 12:04
  • 長さん

    Tomi-さん、コメントありがとうございます。
    面白い花でしょう?しかも、よく似た花があるなんて。
    今回のカリガネソウは55-250mmのズームレンズを使用しましたが、花の取材では標準ズームに、マクロレンズも持参します。旅行では18-200mmズーム1本のことが多いです。
    2014年09月13日 12:09
  • ケン坊

    おはようございます。
    カリガネソウは日光方面で何度か見ましたが...そうそう、先日、テレビでカリガネソウを放映していたんですが、場所を聞きもらしちゃった。もしかしたらココだったのかも?
    2014年09月14日 06:48
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    栃木県の北部ならカリガネソウはあちこちで見られそうですね。
    8月30日のNHK首都圏ニュース845で昭和記念講演のカリガネソウが紹介されたそうなので、これをご覧になったのでしょう。
    2014年09月14日 09:25

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