植物園の東側、田母沢川近くまでやってきました。ここには湿地や池などがいくつか存在します。
写真は、大きな湿地の北側から南側を撮ったものです。右手前にワスレナグサの群落があります。
ワスレナグサ(勿忘草、ムラサキ科ワスレナグサ属)
ワスレナグサとは、広義にはワスレナグサ属の種の総称であり、
狭義には、ワスレナグサ属の一種、シンワスレナグサを言う
サワギキョウ(沢桔梗、キキョウ科ミゾカクシ属)
日本~中国に分布し、草丈は40cm~1m。山野の湿った草原などに自生
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草、ユリ科ホトトギス属)
北海道~九州の山地の林内や林縁に生える。花期は8~10月
フシグロセンノウ(節黒仙翁、ナデシコ科センノウ属)
山地の林下などに生える多年草。和名は、節が太くて黒紫色を帯びることから
左下、ノハラアザミ(野原薊、キク科アザミ属)
右下、コウホネ(河骨、スイレン科コウホネ属)
ハンゴンソウ(反魂草、キク科キオン属)
左下、マルバダケブキ(丸葉岳蕗、キク科メタカラコウ属)
右下、コオニユリ(小鬼百合、ユリ科ユリ属)
カンボク(肝木、スイカズラ科ガマズミ属)
綺麗な色の実だが、鳥に好まれないようで、実を付けたまま越冬するそうだ
植物園の南側には大谷川(だいやがわ)が流れています。大谷川は中禅寺湖が源で、日光東照宮の前を流れ、やがて鬼怒川に合流します。
8月20日撮影。
雷の音がますます近づいてきたので、降られないうちにと、早めに退散しました。この日は那須塩原温泉に泊まるため、日塩もみじラインを走りましたが、途中、何度も雷雨に遭いました。
次回から、翌日訪れた上三依水生植物園で見た花をご紹介します。
この記事へのコメント
目黒のおじいちゃん
日塩は降るとものすごかったでしょ?私は何回も土砂降りに遭ってます。あまりの凄さに車を止めて休んだことがありますが前が見えないので後続の車に追突されるかと気が気でなかったように覚えています。
すーちん
写真大きくしてみました
勿忘草群生して、咲いてますね
春早く咲くのが今頃咲いてるのは
気候可なり涼しいんでしょうね
うらやましいです
長さん
雷鳴に追われて、敷地の半分ちょっとしか見ていないのですが、やはり植物園、多くの花が咲いていました。
日塩に至る前が一番酷かったですが、カーブの連続を通過する時は運良く雨が止んでいました。
無門
山の天気は変わりやすい
特に今年は大変でしたね
雨覚悟していれば
花探索も楽しいね
shuuter
西谷の森でも咲くのですが、ソロソロですかね。
フシグロセンノウ しばらくみておりません、見てみたい花です。赤い実鳥がたべないのですか?
カンボクの赤い実 きれいですね。まだ見たことないです。
長さん
やはり日光は標高が600m以上ありますから、真夏でも30度は超えないと思います。ですから、ワスレナグサも本来の多年草として群生しているのでしょう。
長さん
この日は泊まりにしましたから、雨が降ったら翌日再訪というつもりで花を見て回りました。
長さん
サワギギョウは箱根湿性花園でも咲いていましたから、関西でも、もう咲くのではないでしょうか。
フシグロセンノウの実は赤くなるんですか?
カンボクの実は小さなサクランボみたいで綺麗でした。味が悪いのか鳥たちの好みではないようです。
みっきい
群生ではなく鉢植えでしたが…。
カンボクの赤い美味しそうな実が鳥に食べられずに越冬するんですか? 南天や千両はすぐに食べられてしまいますが、
万両の実はいつまでも残っています。鳥にも好みがあるんでしょうね!
塩原温泉へ行く道中で雷雨に会われたのですか?
大昔通ったイロハもみじライン?はヘアピンカーブで怖かった思いが残っていますが、日塩もみじラインは如何ですか?雷では車でも怖かったでしょうね!
行き当たりばったり
なおさん
以前行った時は、サワギキョウのある池でカルガモが泳いでいました。冴えた青紫の花はいいものです。
武蔵丘陵森林公園ではヤマジノホトトギスは沢山あるのですが、ヤマホトトギスの方は見たことないのです。
ハンゴンソウは独特な姿ですが、山で見るのは風情があるものですね。
園内で涼しげな渓谷の様子を見られるというのもいいですよね。
長さん
ワスレナグサは水色の可憐な花で、思い出を持つ方が多いようですね。
カンボクの実は毒ではないようですが、とにかく不味いそうで、臭いもあるそうです。
日塩もみじラインはきついカーブが連続しているような感じは受けません。木の生い茂った中ですから、車に雷が落ちる心配はないと思います。
長さん
植物園なので、ワスレナグサやサワギギョウが自生かどうか分かりませんが、ワスレナグサの方は正真正銘のシンワスレナグサだと思います。
早めに切り上げて良かったです。園の奥の方で雨に降られたら大変なことになりますから。
長さん
関東大震災後の春にワスレナグサが咲くものかどうか疑問なしとは言えませんが、かよに生きる希望を与えた花という設定でしたね。
サワギキョウが咲く池は水面が水草だらけ。鴨にも嫌われるのじゃないでしょうか。
植物園の南側は大谷川で、下まで降りて行くことも出来ますね。
mori-sanpo
サワギキョウの花、濃い紫色が魅力的ですね。数年前に上三依水生植物園の湿地で見たのを思い出しました。
隠居GG
歌では有名ですよね・・
いつのよも、いつのよも~なんて歌っていたような記憶がよみがえります。
お花の写真を見てやっはり癒されますね・・
寿々木
フシグロセンノウ、私も東谷山で昨日撮りました。近づけませんでしたの長さんのように綺麗ではありませんが・・
Tomi-
♪わすれなくさを~あなたに~
なんて、歌がありましたね。この花だったのですね。
青春の1ページを思い起こさせますね。
ケン坊
ワスレナグサやサワギキョウなど多くの花が一斉に咲く季節なんですね。小さな忘れな草の花は上手く撮れません。
フシグロセンノウやコウホネも綺麗に撮れてますね。
那須塩原温泉に宿泊されたとのこと、温泉街にとって有り難いことです。県民の一人としてお礼を申し上げます。
長さん
ワスレナグサの群落なら、ここと箱根湿性花園で見たことがありますが、自生の群落は私もまだ見たことがありません。
上三依水生植物園にいらっしゃいましたか。サワギキョウは上三依でも咲いていましたよ。
長さん
ワスレナグサは初めてでしたか。園芸店なら入手しやすい植物です。北海道旅行の際、霧多布湿原でワスレナグサの仲間であるエゾムラサキを見たことがありますよ。
長さん
私もサワギギョウは植物園でしか見たことがありません。つくば植物園ではベニバナサワギキョウを見たことがあります。
フシグロセンノウは遊歩道脇で咲いていたので、綺麗に撮れましたよ。
長さん
勿忘草の歌は倍賞千恵子さんが歌っていましたね。歌詞、メロディーとも覚えやすく、心に残る歌ですね。
長さん
ワスレナグサの花は小さいので、ピントが合いにくいですね。この写真は望遠ズームで撮って、少しトリミングしました。今回は三脚を持っていったので、失敗作はいつもより少なめでした。
翌日訪れた上三依水生植物園はケン坊さんのブログで知ったところですよ。
eko
サワギキョウの細長い花がいいですね。見てみたいです。
フシグロセンノウ、コウホネの写真も綺麗です。
カンボクの実、美味しそうに見えますが、鳥さんは好みではないんですね。
この頃の雨の降り方は異常です。雷が鳴ったら退散するに限りますね。
nobara
いかにおおきな植物園って想像できますね~
湿地帯もあるのですね~
山地で雷は超~コワイですね~
私が生きた心地がしなかったのは阿蘇の山頂辺りで遭遇した時で・・死ぬかと思いました。鉄砲水みたいなのも発生して・・天気予報はスマホのポイント確認しています。
それでも読み間違いしますね。ご無事で何よりでした。
上三依水生植物園、最近チェックした場所です。
楽しみに見させていただきますね。
長さん
ワスレナグサやサワギギョウは湿地帯に咲く花です。ちかくにそうした環境の植物園があると良いのですが。
カンボクの実は綺麗ですね。調べたところ、皮が固く、潰すと中の液体が飛び散って、しかも臭いそうです。
雷雨が迫ってきそうだったので、降られないうちにと帰りましたよ。
長さん
南側が渓谷で「へ」の字形をした植物園です。への字の右下辺りが出入り口ですから、奥の方で雨に降られたら大変なことになります。
旅館に行く途中、強い雨に遭ったので、早めに切り上げて正解でした。
上三依水生植物園はちょっと見るだけのつもりが3時間もかかりました。次回以降をお楽しみに。
はるる
すてきですね。
雷雨も大変ですね。山のほうは雨が降りやすいですから。
大谷川は景色がよさそうですね。大きな岩場もあって。
長さん
ワスレナグサ、という名前がロマンを感じさせますね。
雨に遭ったら大変ですから、早めに避難が肝心です。
大谷川の上流は岩ばかりで、紅葉の頃は良いと思います。