8月7日、箱根ラリック美術館を訪れた報告です。なお、本日2本立てです。前記事もご覧いただけると幸です。
ルネ・ラリックはオリエント急行の豪華サロンカー(ル・トラン)の内装もデザインしています(1928年完成、68歳時)。そのサロンカー丸ごと1輛がこの美術館に展示してあります(カフェ・レストランの裏手)。この車両は2001年まで現役で使用され、2004年、箱根ラリック美術館に到着しました。
内部の見学(ビデオと乗車体験)は、ティーセット付きの有料となっていますが、良い機会なので、体験してみました。ビデオはルネ・ラシックの紹介とル・トラン搬送の記録です。ビデオ終了後、担当者の案内で乗り込みます。左下は、ル・トランのエンブレム。
ル・トランは食堂車ではなく、お茶を楽しむための車両で、2つの個室を含めわずか28席というゆったり空間です。
ラリックがデザインしたガラス製装飾パネル「彫刻と葡萄」が合計156枚はめ込まれています。ランプシェードもラリックのデザイン。
個室(4席)とラリックの娘スザンヌがデザインした花束のパネル。
座席のデザイン(クッション材は藁と砂) トイレの洗面台
ティーセット(紅茶またはコーヒーはたっぷり2杯分) 記念写真(拡大しません)
窓にシェードが下ろされているのが残念ですが、豪華旅行を気分だけ味わいました。
遊歩道で見た花の続きです。
オステオスペルマム(キク科) ダイコンソウ(バラ科)
ヒヨドリバナ(キク科) ラベンダーセージ(シソ科)
アゲラタム(キク科) セイヨウニンジンボク(クマツヅラ科)
御殿場IC近くにある二の岡ハム(HPはこちら)で美味しいと評判のハムなどを買って帰途につきました。
今回も長いシリーズになりました。お付き合いいただき、ありがとうございました。
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
コスモス
一度見てみたいです。箱根の美術館はポーラ美術館くらいしか入ったことがありませんが、一度は見た方がよさそうなところが多いですね。
長さん
サロンカーでのティータイム、ちょっと高いですが、一見の価値はあります。
箱根には今回紹介した3ヵ所の他、彫刻の森美術館、マイセン庭園美術館、成川美術館などや、昨年出来た岡田美術館と、見所が多いですよ。
みっきい
2004年、箱根ラリック美術館に到着しました‼
がいいですね。2001年まで現役だったのですね。
サロンカー、全部拡大してみいせていただきました。
最後の長さんたち4名様は大きくなりませんでしたが、
ステキな雰囲気でのティータイムがとれましたね。
ステキな中身の濃い旅でしたね!お疲れ様でしたね!
楽しかったことでしょう!家にいながらにして楽しませていただきありがとうございました!!
寿々木
shuuter
隠居GG
雰囲気は味わえますね・・豪華です。
いったいいくらで買ったのでしょうね・・
でも、北海道と違い近間にいろいろありますからいいですね・・羨ましいです。
北海道は・・でっかい道~ぐらいのものですね~
nobara
ティーセットもゴージャスですね♪
前の記事の??花は オレガノ かな。
こちらの??花は セイヨウニンジンボク かしらん。
その上は・・・
ラベンダーセージ(Salvia 'Indigo Spires')に一票です。
すーちん
豪華な車内ですね
ランプシェイドも欲しく
なっちゃいますね
ティータイム、良い経験
出来ましたね
ケン坊
オリエント急行をテーマにしたドラマや旅番組...
ティーセットや車内装備、装飾等、高級感がヒシヒシと伝わりケン坊には不釣り合いな環境かも?>笑<
ル・トランのエンブレムが気品を感じますね。
信徳
前節の花も和風の花はなくフランス、イギリス調でした。
目黒のおじいちゃん
豪華な列車の旅、日本でもやっと競い始めましたね。100年遅れているのでしょうか。
なおさん
装飾品、美術品ばかりでなく庭園もいろいろ楽しめるのが嬉しいですね。
僕もnobaraさんと同様に、セイヨウニンジンボク科と思います。
長さん
美術館のHPには「そして2004年4月、最後に箱根へとやって来たのです」と書かれていまして、それをヒントに文章を思いつきました。
4人の写真も大きくしたいのですが、連れ合いに怒られちゃうんです。
今回の旅は予定通り消化出来ませんでしたが、中身は濃かったと思っています。
長さん
長期間、お付き合いいただき、ありがとうございました。
長さん
オリエント急行は高くて、庶民には手が届きませんが、列車で旅する雰囲気を味わわせていただきましたよ。車両本体価格もさりながら、運搬料も高かったでしょうね。
北海道にも良いところがたくさんありますが、移動距離が長いですものね。
長さん
雰囲気だけでもオリエント急行の気分です。ティーセットのケーキはいまいちでしたが、ホイップクリームに、バラの花びらと、ベリー系のジャムが付きました。
ラベンダーセージで合っていますか。それに、ハナハッカとセイヨウニンジンボクですね。ありがとうございます。
長さん
豪華な車内ですよね。窓からヨーロッパの映像が見えたりしたら最高ですね。でも、プチ贅沢をさせてもらいました。
長さん
私の格好はTシャツにメッシュのベスト、それに日焼け止めの夏用マフラーなんか巻いちゃって、山に登ってもおかしくない服装です。現役で運行中だったら、つまみ出されちゃいますね。
長さん
夫婦二人だけだったら、多分、オリエント急行でティータイムなんて考えなかったでしょう。
そう言えば、和の花はキキョウやオミナエシ、シモツケくらいですね。
長さん
レスが前後して申し訳ありません。
ラリックの作品収集熱が講じて、車両ごと運んで来ちゃうなんて凄いですね。お陰で、良い体験をさせてもらいました。
長さん
日本でもデザイナー列車が走るようになりました。「ななつ星in九州」に乗ってみたいです。1泊2日、一番安いスイートクラスでも夫婦で36万円かかります。
長さん
七つ星の列車に乗れないから、ティーセットで雰囲気だけでもと言うことなんですよ。でも、この格好じゃ、ちょっと場違いだったですかねー(笑)。昔の木造りの列車、SL列車なら味わえるかも。
私は宝飾工芸品より、花の撮影に時間を使っちゃいました。
セイヨウニンジンボク、ご教示ありがとうございます。
行き当たりばったり
mori-sanpo
この車両が、通算で73年間も現役として運行していたとは
驚きです。
老朽化したような雰囲気が全くないようですね。
長さん
今回は、有料道路の渋滞や天気の関係でしょうかできないものがありましたが、充実した旅行だったと思います。ブログネタもたくさん稼いだし(笑)。
長さん
驚いたのはシートのクッションです。スプリングなら長期間使うとへたってきますが、藁と砂を使ったものは適当が硬さで体を包んでくれるようでした。
Tomi-
昨晩7時過ぎに家につきました。
久し振りのコメントになること、失礼いたしました。
オリエント急行の豪華体験ができるわけですね。
面白そうですね、料理を味あう事が出来るのがいいですね。箱根には、数多くの見どころがあるみたいですね。
eko
シートのクッションが藁と砂というのも驚きです。座り心地は如何でしたか?
箱根は見どころ満載ですね。行ってみる価値がありそうです(^^♪
長さん
長旅、お疲れさまでした。時差がないので、幾分か楽ですね。
展示物ですから、食事をしてゆっくりとはいきませんが、オリエント急行で実際に使われていたサロンカーですから、ちょっぴり上流階級の気分を味わいました。
長さん
箱根にいらしたら、この美術館はお薦めです。妻たちは、宝飾品のデザインをじっくり見て回っていました。サロンカーの体験は当日申し込みですから、予約を済ませてゆっくり回りました。サロンカーの座り心地、固からず、柔らかからず、身体を包み込むような心地よさでした。
無門
なぜオリエント急行と思ったら
そのものがラリックの美術品なんだ
長さん
そうなんですよ。最初は「コート・ダジュール特急」の為にデザインされて走っていたのですが、後にオリエント急行に使用されたのだそうです。