箱根湿性花園にて(その3) ホツツジ、ワレモコウの仲間など

 8月7日に訪れた箱根湿性花園で見た花を紹介しています。

低層湿原辺りの風景です
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ホツツジ(穂躑躅、ツツジ科ホツツジ属)
日本特産。雌しべはほぼまっすぐ伸びる。有毒植物
北海道の南部、本州、四国、九州に分布し、山地の岩場などに自生
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ミヤマホツツジ(深山穂躑躅、ツツジ科ミヤマホツツジ属)
ホツツジの花茎が長いタイプらしい
ミヤマホツツジなら花弁が黄緑色を帯びるようだ
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ワレモコウ(吾亦紅、吾木香、バラ科ワレモコウ属)
日本列島、朝鮮半島、中国、シベリアなどに自生(以下、2種も同様)
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ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾木香、バラ科ワレモコウ属)
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ナガボノアカワレモコウ(長穂赤吾木香、バラ科ワレモコウ属)
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左下、ヤマユリ(山百合、ユリ科ユリ属)    
右下、コオニユリ(小鬼百合、ユリ科ユリ属)
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左下、オカトラノオ(丘虎の尾、サクラソウ科オカトラノオ属)
右下、ヌマトラノオ(沼虎の尾、サクラソウ科オカトラノオ属)
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左下、クサコアカソ(草小赤麻、イラクサ科カラムシ属)
右下、タチギボウシ(立擬宝珠、ユリ科ギボウシ属)
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左下、ミソハギ(禊萩、ミソハギ科ミソハギ属)      
右下、エゾミソハギ(蝦夷禊萩、ミソハギ科ミソハギ属)
 ミソハギとは分枝する、萼の付属体が直立する、葉や花序に短毛、
 葉の基部は茎を抱く、葉が波打ちやすい、など相違点がある
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左下、チダケサシ(乳蕈刺、ユキノシタ科チダケサシ属)
右下、クサフジ(草藤、マメ科ソラマメ属)
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 8月7日撮影。
 (つづく)

この記事へのコメント

  • nobara

    ホツツジの綺麗な花が未だ見られたんですね☆
    季節が初夏から秋まで網羅してるようです。
    長さんのお写真は判りやすくていいですね。
    それに色も凄く綺麗ですね~☆
    昨日のヤマジノホトトギス⇒ヤマホトトギスと見ました。
    確認してみてくださいね。花弁の反りが顕著?
    2014年08月21日 19:19
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ホツツジは3年前(8月初旬)にも咲いていました。ここでは7~8月のようです。
    ヤマホトトギスとヤマジノホトトギス、どっちなのか悩んだんですよ、確かに、花弁の反りが大きいです。花柱に斑点が無いヤマホトトギスもあると言うことですね。訂正しておきます。ご指摘、ありがとうございました。
    2014年08月21日 19:46
  • 目黒のおじいちゃん

    長さん、ナガボノワレモコウが紅白揃いましたね。滅多には見られない見事な2ショットとなりました。
    2014年08月21日 20:11
  • なおさん 

    ホツツジやミヤマホツツジの花は、これもツツジ?と言いたくなるような面白い形で楽しいですよね。良く見ると趣のある花です。
     有限花序のワレモコウの類がそろい踏みですねえ。ナガボノアカワレモコウは実物見たことがないのです。
     エゾミソハギもご覧になりましたか。穂が長く見事ですよね。すらりと伸びたチダケサシと仲良く咲くさまも良いものです。
    2014年08月21日 21:10
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    白いナガボノワレモコウは自然教育園にもありますが、赤い方は無いようですね。3年前に赤の方を箱根湿性花園で見ているのですが、こんなに赤くは無く、白との雑種だったのではないかと思っていました。ですから、こんなに赤いのは今回が初めてです。
    2014年08月21日 21:27
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ツツジの仲間にも変わり種がありますね。ミヤマホツツジと書きましたが、実は、ホツツジの花茎が長く伸びたものかも知れないので、訂正予定なんです。
    3年前にここでナガボノアカワレモコウだと言われたものがあるのですが、こんなに赤くは無いので、本物を初めて見たということになるでしょう。
    エゾミソハギはここで初めて見たので、印象深い花なんですよ。
    2014年08月21日 21:38
  • 行き当たりばったり

    今晩は。ワレモコウ、もう色づいていますね。ナガボノアカワレモコウ---こういうのがあるのですね。初めて見ました。というか、初めて知りました。素敵です。
    2014年08月21日 21:43
  • Tomi-

    こんばんは。
    遠いシドニーからのコメントになります。
    今回も、JALを利用しました。
    WiHi設定に苦労しました。
    楽しんでいます。
    2014年08月21日 21:45
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    ワレモコウに白くて長いのがあり、更に長くて赤いのがあり、そして、白と赤の交雑種ありと、ワレモコウの世界も奥深いですね。
    2014年08月21日 21:49
  • 長さん

    Tomi-さん、コメントありがとうございます。
    今回もJAL機のご利用、誠にありがとうございます。
    遠い外国からブログ投稿が出来るなんて、便利な世の中になりましたよね。私も初回のWi-Fi設定は手こずりました。ホテルのロビーで苦戦していたら、若い女性が教えてくれましたよ。
    2014年08月21日 21:54
  • eko

    ナガボノワレモコウの紅白、初めて見ました。良いですね。
    ワレモコウも種類があるんですね。普通のものしか見たことがありません。
    2014年08月21日 22:30
  • shuuter

    ワレモコウ 可愛く咲いています。
    この濃い紅色 観ていて楽しい色です。

    ながばのあかわれもこうあるのですね、愛嬌のある花です。
    2014年08月21日 22:50
  • mori-sanpo

    花茎の長いホツツジの花は可愛いですね。
     ワレモコウにもいろいろ仲間があるんですね。ナガボノアカワレモコウは初めて拝見しました。
    2014年08月21日 23:03
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    ナガボノワレモコウはちょっと珍しいでしょう。珍しいものを展示するのも植物園の役割なんですね。
    2014年08月21日 23:55
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ワレモコウもshuuterさんのテリトリーで咲き始めたのではないでしょうか。ナガボノアカワレモコウ、花が咲き進んでいるところが撮れました。
    2014年08月21日 23:57
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    ホツツジはツツジの仲間とも思えぬユーモラスな花ですね。花ならぬピノキオの鼻(笑)。ナガボノワレモコウはここと、目黒の自然教育園でしか見たことがありません。
    2014年08月22日 00:00
  • 隠居GG

    本当にいろいろな花があります。
    ワレモコウの花も初めて見る花ですが、歌がありましたね・・記憶にとどまっていませんが~
    でも、ただただ・・種類の多さに驚いています。
    もうGGで花はありませんがここに来ると花は見れます。
    2014年08月22日 06:38
  • ケン坊

    おはようございます。
    ホツツジは何度か那須・日光方面の山で見かけてますが、まさか有毒植物とは知りませんでした。
    吾亦紅は歌で歌われるようになってから注意深く見るようになりました。種類もいろいろあるんですね。
    2014年08月22日 07:11
  • 寿々木

    ミヤマホツツジは花が白いと記憶してます。木曽駒ヶ岳ロープウエイ千畳敷駅の裏、極楽平への登山道脇に沢山咲いてました。
    2014年08月22日 07:30
  • 長さん

    隠居GGさん、コメントありがとうございます。
    ワレモコウは北海道にも分布しているので、今後、見る機会があるかもしれませんね。
    これまでに見た花はかなりの種類に登りますが、まだまだ毎年初めて見る花に出会います。昨日、一昨日でまたネタを仕込んで来ましたので、当分途切れることはないでしょう。
    2014年08月22日 08:22
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    ホツツジはツツジ科では変わり種ですね。山だと、ミヤマホツツジもご覧になっておられるのではないでしょうか。
    昨日は、ケン坊さんのテリトリーを侵略して(笑)、上三依水生植物園に行って来ました。
    2014年08月22日 08:27
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ミヤマホツツジは千畳敷でも咲いているんですね。私も一昨年、月山の弥陀ヶ原湿原で見たことを思い出しました。
    2014年08月22日 08:35
  • 信徳

    ワレモコウが丁度良いですね。ヤマユリ、コオニユリも綺麗にに咲いていますね。
    湿性花園は素敵です。
    2014年08月22日 09:16
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    ナガボノアカワレモコウの花が咲き進む途中が撮れたので、満足です。
    箱根湿性花園は5月の連休後くらいと、夏、そしてススキの穂が揺れる秋と、春、夏、秋に楽しめるのです。
    2014年08月22日 11:47
  • はるる

    ちょっとした違いのように感じるものもあるんですね。
    素人の私にはとても難しいです。
    でもこのような花が咲きそろっている湿原、すばらしいところです。
    箱根は昔よく行きましたが、そのころは花に関心がなかったもので残念です。
    2014年08月22日 20:35
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    花は膨大な種類がありますから、同属の植物は勿論のこと、異なる科・属でも似た花が出てくるようです。
    私もご多分に漏れず、花に興味を持ちだしたのは、毎日が日曜日になった定年後なんです。
    2014年08月22日 21:05
  • すーちん

    お早うございます
    ワレモコウも結構色んな
    種類有りなんですね
    ホツツジ初めてみました
    ツツジに似てませんね
    2014年08月23日 09:57
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    普通に見られるワレモコウは赤い穂が直立しているものですが、花穂が長いものもあるんですよ。
    ホツツジの花、ツツジの中では変わり種ですよね。
    2014年08月23日 15:14

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