朝イチで駒ヶ岳に登り、富士山を撮る予定でしたが、雲が多くて断念。その代わり、箱根ラリック美術館へ直行。常設展を1時間ほど見学し、中抜けして箱根湿性花園(HPはこちら)に行きました。
平日ですが、夏休みのため子供連れの家族もおられました。
下は、湿性花園の入口。右は、見頃の花情報です。
今回から、箱根湿性花園で見た花を数回に分けて紹介しようと思います。
チョウセンヨメナ(朝鮮嫁菜、キク科シオン属)
原産は朝鮮半島。 大正時代に渡来。別名:チョウセンシオン(朝鮮紫苑)
コキンバイザサ(小金梅笹、キンバイザサ科コキンバイザサ属)
宮城県~沖縄、中国・マレーシア・インドに分布。別名:キバナアッツザクラ
アケボノフウロ(曙風露、フウロソウ科フウロソウ属)
原産はヨーロッパからコーカサスにかけて。別名:ゲラニウム・サングイネウム
左下、ヤブカンゾウ(藪萱草、ユリ科ワスレグサ属)
右下、ヒヨドリバナ(鵯花、キク科ヒヨドリバナ属)
左下、カワラナデシコ(河原撫子、ナデシコ科ナデシコ属)
右下、キクニガナ(菊苦菜、キク科キクニガナ属、別名:チコリー)
シカクヒマワリ(四角向日葵、キク科テトラゴノテカ属)
原産は北アメリカの南東部。右下は、四角い茎(筒状花が落ちている)
左下、ギンロバイ(銀露梅、バラ科キジムシロ属)
高山性。キンロバイ(金露梅)の変種。別名:ハクロバイ(白露梅)
右下、キンシバイ(金糸梅、オトギリソウ科オトギリソウ属)
左下、セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草、マツムシソウ科スカビオサ属)
右下、セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草、キク科ウスユキソウ属)
イビセラ・ルテア(ツノゴマ科ツノゴマ属)
葉などから粘液を出し、捕まった昆虫を溶かして栄養源にする食虫植物
原産はブラジル~アルゼンチン。和名はキバナツノゴマ(黄花角胡麻)
果実の先端が尖った爪の形をしており「悪魔の爪」などの別名がある
原産は朝鮮半島。 大正時代に渡来。別名:チョウセンシオン(朝鮮紫苑)
コキンバイザサ(小金梅笹、キンバイザサ科コキンバイザサ属)
宮城県~沖縄、中国・マレーシア・インドに分布。別名:キバナアッツザクラ
アケボノフウロ(曙風露、フウロソウ科フウロソウ属)
原産はヨーロッパからコーカサスにかけて。別名:ゲラニウム・サングイネウム
左下、ヤブカンゾウ(藪萱草、ユリ科ワスレグサ属)
右下、ヒヨドリバナ(鵯花、キク科ヒヨドリバナ属)
左下、カワラナデシコ(河原撫子、ナデシコ科ナデシコ属)
右下、キクニガナ(菊苦菜、キク科キクニガナ属、別名:チコリー)
シカクヒマワリ(四角向日葵、キク科テトラゴノテカ属)
原産は北アメリカの南東部。右下は、四角い茎(筒状花が落ちている)
左下、ギンロバイ(銀露梅、バラ科キジムシロ属)
高山性。キンロバイ(金露梅)の変種。別名:ハクロバイ(白露梅)
右下、キンシバイ(金糸梅、オトギリソウ科オトギリソウ属)
左下、セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草、マツムシソウ科スカビオサ属)
右下、セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草、キク科ウスユキソウ属)
イビセラ・ルテア(ツノゴマ科ツノゴマ属)
葉などから粘液を出し、捕まった昆虫を溶かして栄養源にする食虫植物
原産はブラジル~アルゼンチン。和名はキバナツノゴマ(黄花角胡麻)
果実の先端が尖った爪の形をしており「悪魔の爪」などの別名がある
8月7日撮影。
(つづく)
8月19日は夜遅くまで出かけております。お返事が遅くなるかも知れません。ご容赦下さい。
この記事へのコメント
花咲か爺
隠居GG
好きな色の花です。
でもそのほかにいつもいつも感心しますがいろいろな花があるのにびっくりです。
散歩していても小さな花を見かけるとカメラを向けるようになりました・・花を見てると癒されますね。
目黒のおじいちゃん
入園者はほとんど見かけませんでした。入園しても暗くなると花が見られませんし広い園内こわいですよ。
長さんのシリーズが終わったら残りを補完させていただこうと思っています。
すーちん
チョウセンヨメナ、目の覚める
様な色してますね
キンシバイがまだ咲いてましたか
無門
旅行の計画者に聞いたら
秋だから湿性花園には
寄らないそうです
まあ日帰りですから
無理もないかな
なおさん
長さん紫苑??ではなくて、チョウセンシオンですね。紫が秋らしくていい感じです。前うちにもありました。
箱根の山の草原ではマツムシソウありそうな気もしますが、どうなのでしょうね。セイヨウマツムシソウもいろいろなものがありますので、面白いですよね。
行き当たりばったり
キクニガナ、キバナツノゴマも気に入りました。いいですね。ワクワクして写真を撮ってる「長さん」さんの姿が眼に浮かびます
shuuter
チョウセンヨメナ 濃い紫色が特徴ですかね。
観てみたい菊です。
みっきい
1番目のチョウセンシオンはきれいな色をしていますね!
四角ひまわりもあったのですね!
最後の食虫植物は「悪魔の爪」といわれているんですか?
尖っていますね!他にもたくさん展示があったのですか?
綺麗な写真ばかりですね!!!
shizuo
今度は、可愛い花咲く、箱根湿性花園に行かれたんですね。
色鮮やかななチョウセンヨメナ、コキンバイザサ、アケボノフウロ…。
わたしにとって、どの花も馴染みがないだけに、
湧いてきます、興味が。
長さんの丁寧な説明に、いつも花博士になった気分に^^。
長さん
六甲高山植物園とは広さが違うのですが、それでも、70数種類の花を撮ってくることが出来ました。見逃したもの、撮らなかったものもありますから、実際はもっと多いのですが、3年前に比べて、今回の方が少なかったような感じがします。
長さん
チョウセンヨメナは3年前、ここで初めて存在を知った花です。
植物園ですから、花の種類が多いのは当然ですが、町中でも実に多くの種類の花が咲いていますよね。
mori-sanpo
秋季の花のみられる時期にまた出かけたいと思いました。
長さん
箱根ラリック美術館とここは隣みたいなものですから、最終日に時間を気にせず回りたかったのです。
ここは16時半が入園最終で、17時に退出でしたね。やはり、花の写真が午前中が望ましいです。
長さん
チョウセンヨメナ、良い色でしょう。直射日光が当たっていないのですが、それが良かったのかも。
キンシバイは残り花です。
長さん
ざっと見るだけなら40分ですが、それではつまらない。写真もと言うことになると2時間は必要です。9月でも50~60種類くらいの花を見ることができるようです。
長さん
箱根湿性花園にいらしたことが無いというのも意外な感じがしますが、お忙しいからと言うことでしょうか。
チョウセンヨメナ、育てていらしたんですね。少し大きめな花で、色も良いですよね。
入園すると直ぐに外国産の花のコーナーになるんです。ここでセイヨウマツムシソウが見るのですが、園内ではマツムシソウは見つかりませんでした。園で販売している図鑑には出ているんですけどね。
長さん
今年の5月にはここで3時間写真を撮っていまして、妻に呆れられています。今回はTADAOさんご夫妻もご一緒ですから、そうのんびりもしていらせませんでした。
長さん
チョウセンヨメナは小石川植物園で展示された後、全国に栽培されており、関東地方を中心に野生化しているそうです。
長さん
ここは町立の植物園です。箱根ならではの環境を生かして多様な植物が植えられています。
先月にもご紹介したシカクヒマワリ、茎の形が分かるように写真を載せておきました。
「悪魔の爪」と呼ばれる所以となった種も一緒に展示してあったら良かったです。
長さん
花が大好きなものですから、いかに綺麗な写真をご紹介出来るかと思いつつ撮影をしています。沢山の種類の花があることを知っていただけると幸です。
長さん
ここは晩秋11月末まで開園していますから、9月~10月前半ならまだまだ沢山の花を見ることが出来ると思います。ススキの穂が揺れる頃も良いですよね。
eko
箱根方面は遥か昔に行ったことはありますが、記憶に残っていません。
ガラスの森美術館の光の回廊がとても素敵で、行ってみたいと思いました。
ポーラ美術館のウバユリ、初めて見ましたが、葉がユリらしくなくて、花も地味ですがとても印象的でした。
湿性花園も花の種類が豊富なようですね。
チョウセンヨメナの紫の花色がとても綺麗です。
シカクヒマワリこちらにもあるんですね。茎が四角しっかり覚えました。「悪魔の爪」と呼ばれる種見てみたいです。
長さん
ご無沙汰でしたね。お忙しかったのでしょうね。
箱根は昔から知られたポピュラーな観光地ですが、温泉の他にも多くの美術館が出来たりして、いろいろ楽しめるところに変化しています。湿性花園はそれほど広くはないのですが、植物の種類が多いので、好きな植物園なんですよ。
シカクヒマワリ、完全に覚えていただけましたね(笑)。
ケン坊
ニガナは種類が多いですが”キクニガナ”の名前は初めてですね。シカクヒマワリやチョウセンヨメナなども珍しく見させていただきました。
Tomi-
山野草の世界に、いつも入り込んだように、させていただいています。可愛くきれいですね。また、撮影が上手なのにはいつも感心させられています。
霧が立ち込めて、どこにも行かないで帰って来てしまいました。箱根は見どころがいっぱいですね。次回行くときは、参考にさせてもらいます。
寿々木
長さん
キクニガナとはあまり呼ばれないようで、日本ではチコリーという名の方が有名なんです。
シソ科の茎は四角が多いですが、キク科で四角は珍しいです。
長さん
写真は自己流で、下手の横好きってヤツです。芸術写真は撮れないので、ブログ用の標本写真に徹しています。
キリの箱根は残念でしたね。
長さん
チョウセンヨメナはミヤマヨメナの仲間だそうで、花径は3~4cmほどあります。茎は直立し、草丈は60~100cmになるそうですよ。
nobara
イビセラ・ルテアはパット見、アオイ科のイチビ?と思ってしまいました。似たお花があるものですね。キクニガナ、素敵なお花ですね。同じニガナがついても、ムラサキニガナとは似てもにつかない?チコリみたいと思ったら、同じでしたか。
信徳
私も大好きな花の一つです.
長さん
出かけておりましたので、レスが遅くなり申し訳ありません。
チョウセンヨメナは人気なのか、この頃目につく花になったようですね。
イビセラ・ルテアは筒状の合弁化で、ゴマノハグサ科の植物のような感じを受けます。
チコリーの方が一般的で、キクニガナなんてあまり呼ばれない花です。今回は植物園の表示に従いました。
長さん
出かけておりましたので、レスが遅くなり申し訳ありません。
チョウセンヨメナは色と言い、大きさと言い、日本人の感覚に合うのかも知れませんね。