美術館に入る前、明るいうちにとTADAOさんご夫妻を「森の散歩道」にご案内しました。ヒメシャラの森の中を歩く、TADAOさんの奥様と妻です。
歩き始めて直ぐに、バライチゴの実を見つけました(左下)。アシナガグモの仲間がいます。右下は、フタリシズカの実です。
ピンク色の小さな花が咲いていました。帰宅後、調べるとヤマジオウ(山地黄、シソ科 オドリコソウ属)と分かりました。
花径は1.5cmくらい。本州(神奈川県以西の太平洋側)、四国、九州の山地の林内に分布する多年草。別名:ミヤマキランソウ。
左下は、ミヤマヨメナ(深山嫁菜、キク科)でしょうか。 → タテヤマギク(立山菊、キク科)。富士火山帯の山地にのみ生える。nobaraさんに教えていただきました。感謝。
右下は、トチバニンジンの実(栃葉人参、ウコギ科)。
左下、5月にも見たヤマシャクヤク(山芍薬、キンポウゲ科)の実はまだ割れていなかった。
右下、(不明) 初めて見た白い花。花径1cmちょっと。5角形の筒花。
→ アオホウズキ(青酸漿、ナス科イガホオズキ属)
なおさんに教えていただきました。環境省指定絶滅危惧Ⅱ類。
名前が分からない白い花。まだつぼみらしい。葉柄には翼がある。オトコエシではないだろうか。 ← なおさんからお墨付きが出ました(笑)。
これは葉の形からモミジガサ(紅葉笠、キク科コウモリソウ属)のつぼみのようだ。
左下、タケニグサ(竹似草、ケシ科)もまだつぼみ。
右下、オカトラノオ(丘虎の尾、サクラソウ科)の花は終盤。
次回も花を紹介します。勿論、美術館の方も…。
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
ヤマジオウは僕は見たことないのです。初めて見る者に出会うとわくわくしますねえ。
ヤマシャクヤクのおとなりの?はナス科のアオホオズキと見ましたが、いかがなものでしょうか。
その下のはオトコエシの若い株かと思います。モミジガサはシドケともいい、若い芽は山菜として有名ですよね。
みっきい
白い花はもう終わっていますか?
ヒメシャラの森の中を歩くと心穏やかになるでしょうね!
それから美術館の鑑賞にはもってこいですね。
自然の森ですね?見落としそうな花や実をきちんと写真に収めていらして、素晴らしいです。感心いたします
長さん
ここのヒメシャラや。、県の天然記念物である箱根神社のヒメシャラの純林も樹齢が書かれていないのですが、数百年はありそうです。
ナス科のアオホウズキですか。ネット度確認しました。ありがとうございます。
やはりオトコエシで良いですね。
モミジガサも山菜になるんですね。葉や花はちょっと気味悪い(笑)。
長さん
ヒメシャラの白い花、5月に行った時も、今回も見ることができませんでした。その間に咲いたのでしょう。
気持ちの良い森林浴ですね。遊歩道から外れることは禁止なので、目を皿にして花を探しました。
目黒のおじいちゃん
無門
自然度80%と言われる森ですね
この秋私たちも訪問予定
楽しみです
隠居GG
足元に気をつけないと踏みつぶしているのではないかと思います。
小さい花にも命が宿っているのでこれから気をつけて歩きますね・・
りりい
6月に箱根へ行ったときは岡田美術館が目的でした。
そのとき友人がポーラ美術館を絶賛していたので、なんとかチャンスがあればよいのですが。
見落としてしまいそうな足下の花も美しく写真に収められて、すごいです。
shuuter
シソ科の特有の葉ですね。
葉のシワの強さ 忘れないでしょう。
長さん
車の経路指定はカーナビまかせです。広い道路を優先するようです。
おじいちゃんの仰る近道は県道733号のことですよね。地図を見たら、ポーラ美術館の先に右手に入る道がありますね。
ヤブレガサの方も山菜として食せるそうですね。
長さん
「森の遊歩道」の自然度は10段階の8だそうです。ニョロ対策のためか、遊歩道の周りの下草は綺麗に刈り取られていますから、2段階低いのかも知れません。
長さん
3ヶ月前も歩きましたが、こうした小さな花があちこちで咲いているんですよ。ですから、枕木を敷いた遊歩道から外れないようにとの表示があるんです。
長さん
岡田美術館に行かれましたか。昨年開館したところですよね。入館料が他の倍くらいするので、今回はパスしましたが、いずれ行ってみたいところです。
ポーラ美術館は森の遊歩道だけ歩くことも出来ます。但し、駐車料金はしっかり取られますが(笑)。
長さん
ヤマジオウはとても小さい花で、うっかりすると見落としてしまいます。今回は、ヤマジオウと、絶滅危惧種のアオホウズキに出会えたことが収穫です。
行き当たりばったり
驚きです。
長さん
場所を植え替えられた植物もあるようですが、全て、ここに自生している植物だそうです。アオホウズキは絶滅危惧種ですから、貴重ですね。
ミックン
寿々木
トチバニンジ、葉はよく似ていますが、実のお尻が黒くありませんね。
Tomi-
昨日、夕方には、箱根・宮城のから戻ってきました。
強羅の大文字焼と花火も悪天候で外に出ず、かすかに見える花火を部屋で臨んでいました。
あくる日は、湯本で少し散策してもどりました。
すーちん
ヤマジオウ可愛い花ですね
ちょっとスミレに似てますかね
mori-sanpo
木道脇の山野草も豊富なようで、猛暑の時期には出かけたくなるところですね。
nobara
TADAOさんご夫妻は初めて?だったのですか・・・
ミヤマヨメナは葉の形が????
多分、タテヤマギクかも知れません。
富士火山帯周辺の特産らしいですよ。
富山の立山とは関係ないんですって!
御岳でも咲いていました。
寿々木さんのおっしゃってる果実の先端が黒いのは・・
想思子様人参・ソウシシヨウニンジン、らしいですね。
長さん
箱根の森の中はあまり日も射さず、湿った感じになりますね。これは杉並木も同じかも知れません。
都内から直ぐに行ける所なんですが、ポピュラーすぎて・・・という感じはしますね。
長さん
利尻島でキランソウに似たものというと、シロバナニシキゴロモあたりではないでしょうか。
トチバニンジンの実は先端が黒くないものが多いようです。先端が黒いのはソウシシヨウニンジンとして区別するという説もあるようです。
長さん
折角箱根にいらしたのに、天気が悪かったとは残念ですね。箱根上空は昔から気流が複雑で、プロペラ機の時代、パイロットはこの上空を飛ぶのを嫌がりました。
長さん
ヤマジオウの花からスミレを連想されましたか。スミレは五弁ですが、同じ合弁花ですものね。
長さん
何年経ったらこんなに太いヒメシャラになるのだろう、なんて思いながら散策しました。涼しいです。
山野草はあちこちに目を配らないと探せない、そんな少なさなんですよ。
長さん
TADAOさん夫妻は美術館には来られたようですが、森の散歩道は初めてでした。
バライチゴの実はすぐわかったのですが、それからは何も見当たらず、歩きながら一生懸命探しましたよ。
タテヤマギクですか。ありがとうございます。葉の形が決め手のようですね。箱根にも立山という所があるそうです。
相思子様人参とは面白い名前です。調べてみたら、相思子(トウアズキ、別名:キツネマメ)の様な人参と言うことだそうです。
はるる
俗世間のことなど関係ないようなところですね。
いろいろな花があるものです。
つくづくそう思います。
長さん
ごちゃごちゃした都会に住んでいると、こういう所を散歩するのは気持ちが良いものです。それに、初めての花にも出会えましたし・・・。
小梨
長さん
モミジガサとは気付かずに写しました。モミジガサの花が咲くにはもう少し時間がかかりそうでした。