ツクバネウツギ、珍しいササの花など

筑波山にて(5月30日)…3
 つつじヶ丘高原(標高約630m)で見た花の続です。

ツクバネウツギ(衝羽根空木)
スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木
花は終わりに近づいていたので、綺麗なものを選びました
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赤い5枚の萼片は実が黒くなる頃も残り、衝羽根のように見える
空木は茎が中空ということだが、これには穴がないそうだ
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ハゼノキ ニワトコ(接骨木、レンプクソウ科←スイカズラ科ニワトコ属の
落葉低木または小高木)に実ができていた
なおさんにご指摘いただきました
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ガマズミに似ているが何だろう?→カマズミで良いみたい
なおさんに教えていただきました
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何の花後だろう?→イヌザクラ(犬桜、バラ科サクラ属の落葉高木)
なおさんに教えていただきました
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これは珍しい
ササ(笹、イネ科ササ属)に花が咲いていました
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笹や竹は数十年(60年~120年)に一度の頻度で開花し、枯れてしまう
そうですが、筑波山では、数年前から笹に花が咲く光景が見られるよう
になってきたとのことです。
花から実が出来、地上に落ちた種が芽吹くそうです。

ササの花は登山道のあちこちで見ることができました
こちらは女体山の山頂付近で撮ったものです
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 (つづく)

この記事へのコメント

  • 目黒のおじいちゃん

    竹は花が咲いたら枯れるといいますが本当の話でしょうか?
    我が家で大名竹に花が付いた事がありました(1株のみ)が一斉に枯れることはありませんでした。滅多に枯れない替り
    周期で寿命が尽きて一斉に消えるという現象が起きると何か
    凶状かと心配してしまいますね。
    2014年06月07日 15:18
  • なおさん 

    アベリアと呼ばれるハナゾノツクバネウツギでしたら、街なかのあちこちで見かけるのですが、アベリアの方はいい香りがありますね。画像のツクバネウツギはなかなか見る機会がないのです。

     ハゼノキとあるのは、ニワトコと見ました。こちらの雑木林に多いですが、今は赤い実が生っていますね。

     その下のはガマズミっぽく見えますよね。何の花後だろう?というのは、イヌザクラかなあ??という気がするのですが、いかがなものでしょうか。

     ササの花はたまに見ますね。クマザサの実などは野麦と呼ばれて飢饉の際などに救荒食とされたようですが、ネズミがこれを食べて大繁殖して大変なことになった、という「滅びの笛」のような話がありますね。
    2014年06月07日 15:26
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    竹藪に一斉に花が咲いたら全部枯れることはあるでしょうが、一斉に芽生えるわけもなく、花が咲いた部分だけが枯れるらしいです。根は地下茎で繋がっているので、その株だけ一斉にということはあるかも知れないですね。
    2014年06月07日 16:11
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ツクバネウツギを今年は赤塚植物園とここで2回見たのですが、そう言えば街中では見たことないですね。
    ハゼノキじゃなく、やはりニワトコですか。どこかで見たと思ったのですよ。
    イヌザクラは確認出来ました。これが初めての出会いです。花の頃見たかったですよ。
    飛騨地方でクマザサは野麦と呼ばれたのだそうですね。野麦峠とはクマザサの生い茂る峠だったわけですね。ネットで見たら、クマザサの実ってかなり大きなものなのですね。飢饉の時はこれを粉にしてパンのようにして食べたのだとか。
    2014年06月07日 16:32
  • すーちん

    今晩は
    イヌザクラと云う事は
    サクラでは無いという事で
    すかね
    笹の花珍しいですね
    2014年06月07日 17:25
  • ミックン

    こんばんは
    珍しい笹の花、びっくりしました。那須高原で地元の人が見たという話は聞いてますが、ほんとラッキーでしたね。それにしても、つくばではそんなにみられるとは、何か訳でも「野麦峠は熊笹の峠だった。」初耳です。ありがとうございました。
    2014年06月07日 18:23
  • shizuo

    あのお正月遊びの羽子板の!
    ツクバネウツギを”衝羽根空木”と聞くと、なぁ~るほどと。
    長さんそう言えば、似ています^^。

    そうですね、竹の花、
    珍しいですね~。
    2014年06月07日 18:40
  • nobara

    ニワトコはこちらでは今の時期、
    赤い実になっています。それも少なく?
    きっと鳥さんが目ざとく見つけたのね。
    イヌザクラはその時期に何度もアップしました。
    ウワミズザクラも雰囲気、似ていますね~
    竹の花は田舎で結構みましたが・・
    全部一斉ってわけじゃ~なかったような。
    イネ科の花って笹に限らず似ていますね。
    2014年06月07日 20:33
  • はるる

    こんばんは。
    初めてコメントさせていただきます。
    笹の花、テレビでたぶんNHKだと思うのですが、何かの番組で見ました。珍しいそうですね。その時、笹に花なんて思ってもみないことでしたので驚きました。
    2014年06月07日 20:37
  • shuuer

    ツクバネウツギ 山ではまだ見られたのですね。
    ニワトコもまだ紅い実になっていませんですね。筑波山温度が低いようですね。
    2014年06月07日 20:42
  • eko

    ハコネウツギとニシキウツギの見分け方調べて頂いて有難うございます。じっくりと見てみたいと思います。
    ツクバネウツギの5枚の萼片、衝羽根のように見えますね。
    ササの花、初めて見ます。咲くと枯れると聞いています。あちこちで咲いていますね。珍しいものを見せて頂きました。
    2014年06月07日 20:49
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    イヌザクラはバラ科サクラ属ですから、広い意味で桜の一種と言えますね。名の由来には諸説あるそうで、ウワミズザクラという変わった桜がありますが、それに似ているのでイヌザクラとい説もあるそうです。
    笹の花、珍しいですよね。子供の頃近所で見たことがあるので、今回は2度目です。
    2014年06月07日 21:00
  • 長さん

    ミックンさん、コメントありがとうございます。
    60年から120年一度では一生見ることがないかも知れない確率ですよね。筑波山で数年前から見られる現象には何か理由があるのでしょうか。
    野麦が隈笹のことだったとは私も初めて知りました。
    2014年06月07日 21:18
  • 長さん

    shizuoさん、コメントありがとうございます。
    ツクバネウツギの萼片は羽根突きの羽にそっくりな形ですね。
    竹の花、ご覧になったことはおありですか?
    2014年06月07日 21:23
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ニワトコの花は2度ほど見たことがありますが、その実は見たことないです。心当たりのところがあるので、見に行ってきたいと思います。
    イヌザクラもウワミズザクラも実物を見たことがないので、想像が及びませんでした。
    竹や笹の花が一斉に咲いて一斉に枯れたら大変なことですね。
    2014年06月07日 21:30
  • 長さん

    はるるさん、初めまして。コメントありがとうございます。
    笹の花がNHKの番組に出ましたか。私は2度目なんですが、とても珍しいそうですね。
    2014年06月07日 21:37
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    このあたりは標高600mですから、計算上は平地より3.6℃低いことになります。ツクバネウツギも平地より1~2週間遅い開花なのでしょう。
    2014年06月07日 21:43
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    ハコネウツギかどうか分かりましたか?
    羽根突きの羽は3枚のものと5枚のものがありますね。その後者に似ていますよね。
    笹の花、とても珍しいそうです。60年に一度と言っても日本中では毎年どこかで咲いているのでしょうが…。
    2014年06月07日 21:50
  • ポン太

    私の近くに葛城山という山があります。
    そこは人目100万本といわれる真っ赤なツツジで山が覆われます。毎年多くの人が徒歩で、ロープウェイで訪れます。
    葛城山は篠峰と呼ばれるくらい竹の多いところだったそうです。昭和45年この山の竹が一斉に花をつけそのあと枯れてしまったそうです。そのあとにそれまで竹に隠れていたツツジが太陽の光を受け今の葛城山のツツジになったそうです。
    ちなみに私は「駐車場○時間待ち」というのに恐れをなしてこのシーズンには登ったことがありません。秋のススキの頃は何回か登っています。
    長さんの花にあまり関係の無いコメント書いてごめんなさい。
    2014年06月08日 00:26
  • mori-sanpo

    ツクバネウツギの名前の由来は面白いですね。実が稔頃に見てみたいと思います。
     笹の花が咲く現象は珍しいですね。
     北海道では、チシマザサの花が咲くのは100年に一度といわれ、チシマザサは邪魔者扱いにされてきました。
     長万部の近くの花が咲いた小流域では、野鼠が大発生し一時チシマザサも枯れましたが、期待されたチシマザサの減少にまでは至らなかったようです。
    2014年06月08日 06:36
  • みっきい

    珍しいという笹の花は見ることがあります。
    イネ科なんだなぁと思います。
    竹の花も見た事がありますが、60年に一度咲くと何か起きる❓などとの風評がありましたが、災害も竹が枯れた様子もありませんでした。
    2014年06月08日 07:57
  • 寿々木

    笹の花、初めてです。竹の仲間は花が咲くと枯れるといわれていますね。
    会津磐梯山は宝の山よ、笹に黄金の、はー花が咲く・・という歌がありますね。
    2014年06月08日 08:05
  • ケン坊

    おはようございます。
    ササの花が綺麗に撮れてますね。ケン坊も尾瀬で撮ったんですがボケちゃって...残念でした。
    山歩きしながらも、どんな小さな花もマイナーな花も逃さない長さんは流石ですね。
    2014年06月08日 08:42
  • 信徳

    こんにちは!
    ツクバネウツギの花姿は美しいですね。珍しい笹の花、久し振りに見せて頂きました。
    2014年06月08日 09:06
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    葛城山の躑躅が有名になった陰には、竹の枯れ死という事実があったのですね。広い範囲で竹が枯れるということはないのかとおもっていたのですが、そういうこともあると言うことですね。
    2014年06月08日 10:08
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    ツクバネウツギは実が黒くなる頃まで5枚の萼片が残っているそうですから、羽根突きの羽そっくりな姿が見られることでしょう。
    笹の実は米より栄養価が高いという研究もありますから、それを食べた野鼠が繁殖したということはあるかも知れません。実になる確率は低いそうですが、笹はいくらでもありますからね。
    2014年06月08日 10:12
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    笹の花をご覧になったことがおありですか。しべが垂れ下がる様子はイネ科に共通するようですね。60年に一度というのも検証されたわけではなく、開花するまでが長いということに過ぎないそうです。しかし、滅多に起こらないことが起こるのですから不幸に結びつけて考える人もいたのでしょう。
    2014年06月08日 10:15
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    笹の花、イネの花にそっくりな花でした。
    会津磐梯山ではむかし金が採れたようです。笹の花が咲く頻度は少ないですから、民謡では金と、山に多い隈笹を掛けたような気がするのですが、いかがでしょう。
    2014年06月08日 10:35
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    笹の花を尾瀬でご覧になりましたか。とても小さいしべですから、マクロ撮影するのも大変でした。笹の花はマイナーとは言え珍しいですからねー。
    2014年06月08日 10:37
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    普段の山を歩かないものですから、笹の花は子供の頃近所で見た以来、2回目だったのですよ。
    2014年06月08日 10:39
  • 無門

    こんにちは

    笹が枯れると・・・・

    なんて伝説もあるようだけど
    笹だって実りの季節を
    迎えたいんだよね
    お米同様
    2014年06月09日 08:31
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    笹の実は結実数こそ米に負けますが、栄養価は米より高いのだそうです。野鼠がこれを食べて繁殖するのだとか。
    2014年06月09日 09:06
  • 花咲か爺

    竹に花の咲いたのは見た事がありますが
    笹に花が咲くのは珍しいのでしょうね。
    2014年06月09日 14:20
  • 長さん

    花咲か爺さん、コメントありがとうございます。
    竹花の開花頻度は、笹の花よりもっと少ない100年~120年という説があるそうですが、まだ科学的には未解明なのだそうです。
    2014年06月09日 20:28

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