ヒメシャラ(姫沙羅)

 スポーツクラブに通うとき、たまに通りがかるお宅のヒメシャラです。
画像

 ヒメシャラ(姫沙羅)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。垂直に伸び、樹高は15mに達する。ナツツバキ(夏椿、別名シャラノキ=沙羅樹)に似るが、花も葉も小ぶり。
画像

 花径は1.5~4cm(ナツツバキは5~6cm)。
画像
画像

 神奈川県から和歌山県までの本州太平洋側、四国南部、九州、屋久島に分布する日本特産種。
 先月、ポーラ美術館の森の遊歩道でヒメシャラの大木を見ましたが、箱根は分布の北限だとか。
 目黒のおじいちゃんのブログで知ったのですが、箱根神社の境内にある純林(総数125本、高さ約25m、太さは直径30cm内外)は珍しく、神奈川県の天然記念物に指定されているそうです。

 ヒメシャラが咲いているお宅のシーサー(右はサフィニア)
画像


 雨が止んだばかり、白いカワラナデシコが冷たそうに咲いていました。
画像

 6月9日撮影。

この記事へのコメント

  • 寿々木

    ヒメシャラの葉はサザンカに似てますね。当地ご近所ではあまり見かけ無いのですが、清々しい花です。
    2014年06月15日 15:27
  • なおさん

    ヒメシャラの可憐で清楚な花はいいですね。うちの庭でも咲いています。箱根の方は見事なヒメシャラが見られますのでいいですね。
     ナツツバキの方が大輪で見栄えがしますが、ちいさいのも可愛らしくて良いものです。昭和記念公園の日本庭園の盆栽苑に行きますと、見事なヒメシャラの盆栽がこの時期には展示してあることと思います。

     サフィニアとカワラナデシコの白花は清々シーサー?ということで、暑い時期にはいいですね。カワラナデシコの白花は白鷺撫子とでもいいたいような風情で、うちの庭でも花盛りです。
    2014年06月15日 16:28
  • みっきい

    姫シャラの花は小ぶりで清楚な感じがしますね。
    実際には見たことがありません…。
    15mにもなる木が有るのですね。
    25mの天然記念木もあるのですか?
    ヒメシャラが咲いているお宅のシーサーの右のサフィニアの花色が白いのも洒落なお宅ですね!
    ナツツバキは見た事がありますが、平家物語の沙羅双樹…などと柄にもなく思いました。
    2014年06月15日 17:20
  • 目黒のおじいちゃん

    こんばんは。箱根神社は受け売り。現地をみたいものです。
    それより長女から沙羅が京都で公開されているよと知らせがありました。超有名らしくてツアーもあるそうですよ。
    2014年06月15日 18:50
  • shuuter

    ヒメシャラ まだであっていません。
    夏椿より小型ですか。
    花も葉も小さいのですね。

    夏椿 今年は見てみたいところです。
    2014年06月15日 19:52
  • nobara

    姫シャラは私も高橋是清邸の庭のをUPしました。
    木の立ち姿がいいんですよね~
    シンボルツリーに人気があるのも頷けます。
    我が家はナツツバキがすでに植栽されていました。
    茶毒蛾がついたり難儀しましたが、やく20年の今年、芽吹きませんでした。昨年は確かに花を見たのでしたが・・その後には木は植えないつもりです。今はヒヨドリジョウゴを這わせています。椿系は虫がつくから考え物ですね。でもこうやってお花を見ると魅力的です((((^Q^)/
    2014年06月15日 20:50
  • eko

    ヒメシャラは見かけたことがありません。ナツツバキは近所に咲いています。先日撮ってきました。白い花は清楚で素敵ですね。ヒメシャラが咲いているお家の白いサフィニアとシーサーがいい取合せです。
    カワラナデシコの白花も素敵です。
    2014年06月15日 20:59
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    サザンカもツバキ科ですから、葉も似ているのですが、ヒメシャラの方が光沢が少なく、鋸歯も粗いです。新興住宅地ではシンボルツリーに採用しているお宅があります。
    2014年06月15日 21:43
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    お宅でもヒメシャラが咲いているのですか。それは良いですね。昭和記念公園はしばらくご無沙汰ですが、推定樹齢70年のヒメシャラの盆栽がありましたね。
    サフィニアとカワラナデシコ、実は前回の白い花繋がりで記事にしたんです。明日も白の予定です。
    2014年06月15日 21:51
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    花も小さいですが、葉も小さいので、写真にすると実際の大きさを感じていただけないのでは…と心配しているのです。樹齢100年以上でも幹はそれほど太くならないような感じです。
    シャラノキの名の由来は、仏教の聖木と言われる沙羅双樹と間違えたというお粗末なことなんです。平家物語は聖木の方ですね。
    2014年06月15日 21:58
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    京都のと東林院で、シャラノキの古木が花の咲くときだけ公開去るそうですが、これを見るツアーがあるのですか。
    本物の沙羅双樹は日本では冬越し出来ないから、植物園の温室にでも行かないとお目にかかれません。
    2014年06月15日 22:05
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ヒメシャラの分布域からすると、お住まいの地域で自生の木を探すのは困難でしょうね。栽培種なら、住宅街の方が見つかるかも知れませんね。
    2014年06月15日 22:07
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    昨日の記事、拝見しました。ヒメシャラは樹形が良いので、シンボルツリーとして好まれるようですね。ナツツバキが芽吹かなかったのですか。それは残念。寿命には早すぎるのに、虫か何かが原因ですかねー。
    我が家も花木は相性が悪そうですから、よそ様のものを見ることにします。
    2014年06月15日 22:13
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    ヒメシャラはナツツバキに比べると花が半分以下の大きさですから、咲いていればすぐに分かるのですが、見つかりませんか。新しい家が多いあたりなら見つかるかも知れません。
    シーサーは魔除けですが、洒落ていますよね。
    2014年06月15日 22:15
  • 無門

    こんにちは

    姫沙羅という言葉の響き
    とても好きです
    伊豆や箱根には
    馴染みの花木ですね
    2014年06月15日 22:56
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    ヒメシャラという名のイメージからか、20mを超す大木になるとは、今年まで知りませんでした。
    2014年06月15日 23:14
  • 春夏冬

    白いナデシコ良いですね~!
    サギソウみたい
    家のナデシコは終わりかな?
    2014年06月16日 04:48
  • ケン坊

    おはようございます。
    ナツツバキとヒメシャラは区別しないで見ていたかも?(”花が小さいね”くらいの感覚で)
    でも両方の名前は知っていたので、今度は意識して区別して見るようにしてみます。
    2014年06月16日 05:38
  • 長さん

    春夏冬さん、コメントありがとうございます。
    繊細なカワラナデシコ、白いと一層繊細さをましますね。
    御宅のナデシコはもう終わりましたか。
    2014年06月16日 08:03
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    ナツツバキとヒメシャラは、花の大きさが違いますので、すぐに分かると思いますよ。ヒメシャラはナツツバキより樹勢が優しい感じもするようです。
    2014年06月16日 08:07
  • mori-sanpo

    ヒメシャラの白い花、清楚で清々しいですね。
     箱根で赤褐色の林を見たことがありましたが、珍しいと思いながら樹種まで確認しませんでしたが、ヒメシャラの林だったのですね。
    2014年06月16日 08:13
  • すーちん

    お早うございます
    ヒメシャラ、素敵なお花
    ですね、清楚な感じ
    シ―サー、が良いですね
    2014年06月16日 09:53
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    ポーラ美術館の森の遊歩道を歩くまで、あの華奢なヒメシャラがあんなに大きな木になるとは知りませんでしたよ。しかも、箱根にはヒメシャラの純林があるなんてね。
    2014年06月16日 10:12
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    このお宅のシンボルツリーでしょうか。玄関前に植えられていました。塀に載せたシーサーやサフィニアもこの主のセンスの良さが感じられます。
    2014年06月16日 10:14
  • はるる

    ナツツバキに似ていてナツツバキではない、難しいですね。
    白いヒメシャラに合せてカワラナデシコの白い花、水もしたたる美人さんです。
    2014年06月16日 19:32
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    ヒメシャラの花はナツツバキの半分位の大きさですから、ご覧になったらすぐ分かると思いますよ。
    ピンクのカワラナデシコの方はおばあちゃんになっていました(笑)。
    2014年06月16日 21:37
  • りりい

    10年近く前に京都へ沙羅双樹の花を見に行きましたが、あいにく全部散ってしまった後で、残念な思いをした経験があります。
    でも、緑の苔の上に落ちた白い花も情緒がありました。
    ヒメシャラは小さいだけにかわいさもぐんとアップ。
    白いカワラナデシコにつく水滴が素敵です。
    2014年06月17日 09:37
  • 長さん

    りりいさん、コメントありがとうございます。
    インドの沙羅双樹は熱帯性のため日本では育ちませんから、お寺さんもシャラノキを植えているようです。ツバキ科ですから、雁首ごとポトリと落ちますね。
    2014年06月17日 17:34
  • ポン太

    ヒメシャラはまだ見たことがありません。本当にナツツバキに似た清楚な花ですね。こんなお花を庭木に植える人って拘りがあるのでしょうね。私のように手間いらずで丈夫、時期か来たら勝手に咲くのが好きというわけではなさそうですね。
    2014年06月17日 22:09
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    ヒメシャラは、庭木として人気があるそうです。剪定しなくても姿が良く、夏場の灌水に気を配るだけで、あとは世話なしだそうですよ。
    2014年06月17日 23:20

この記事へのトラックバック