梅雨入りし、アジサイが元気になる季節ですが、関東は雨量が多くなっています。偏西風が大きく蛇行していることが関係しているのだとか。
赤や青、赤紫のガクアジサイ、手毬咲きなど華やかな色合いのアジサイが多い中で、清楚な白いアジサイも魅力があります。
白い手毬咲きのアジサイと言えば上の写真のようなものですが、アナベルという品種もあります。
アナベルは、アメリカノリノキ(アジサイ科アジサイ属の落葉低木、北米東部原産)の園芸種です。アメリカノリノキは花付きがまばらなのだそうで、それを改良したものだとのことです。
咲き始めは緑色で、次第に白くなっていきます。
まだ見たことがないのですが、アナベルには八重咲きもあり、‘ヘイズスターバースト’と言う名で流通しているそうです。
白いアジサイというと、円錐形の花序を持つカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)というのがあることはご存じですよね。
やはり原産地は北米東部で、葉に大きな切れ込みがあり、柏の葉のようだからと言うのが名の由来です。
多く出回っている品種は装飾花が八重咲きの‘スノーフレーク’だそうです。花付きが良いので、自重で花穂が垂れ下がってきます
両性花はまだつぼみでした。
装飾花が一重のカシワバアジサイも時折見かけます。品種名‘スノー・クイーン’が多いそうです。
ネット通販を検索すると、両性花のつぼみが緑のものと、白のものがあるようです。下の写真は我が家の近所で咲いているもので、これは後者のタイプ。
葉の様子が、上の八重咲き品種と比べて優しい感じがします。
装飾花は平開し、両性花がたくさん咲きます。
一重のカシワバアジサイには、他に、すべてが装飾花となり、手毬咲きのように見える‘ハーモニー’、葉色が淡い緑色の‘リトルハニー’、あまり出回っていない矮性種の‘ピューウィー’があるそうです。
日本原産のアジサイ属の中に、唯一白花で花序が長くなるノリウツギ(糊空木)があります。‘ピラミッドアジサイ’という名でも流通しているそうです。
ノリウツギはカシワバアジサイのように葉に切れ込みがないので見分けがつきます。
‘水無月’という品種は、特に花序が長く、すべてが装飾花になっているもので、古くから栽培されているそうです。
(6月9日撮影。1枚目のみ6月12日撮影)
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この記事へのコメント
みっきい
あまり見かけない様に思います・・・。
濃い青になるのは土の酸性度によると言いますが、そればかりではないのでしょうか?
柏葉アジサイの花穂が重たそうに下を向いて咲いていますが、これは装飾花が八重でスノーフレークというのですか!
一重の柏葉紫陽花もあるそうですが、爽やかな感じがします!日本原産のピラミッドアジサイというのに出会えたらいいなぁと思います。
アジサイにも随分といろんな種類があるのですね!
葉っぱも見なければいけませんね。
shizuo
そうですね、白いアジサイはやっぱり清楚。
長さん、このアナベルもステキですね~♪
何かと忙しく、最近チョッと外出できずじまいのわたし達。
またあのアジサイロードを歩かなきゃ^^。
なおさん
アナベルもここ10年ほどでずいぶんあちこちで見るようになりました。緑から白に移り変わる手毬のような花がいいものです。東京サマーランドにはこの大群落があるようですが、見に行ったことはないのです。
花が終わったら切らずに置くと冬の枯れ姿も楽しめて良いですね。
カシワバアジサイの八重と一重もアナベル同様に、ここ10年ほどでずいぶんみかけるようになりました。
これもやはりガクアジサイやアナベルと同様に、切らずにおくと冬の様子が面白く楽しめますね。
nobara
大きな白いいうのようなモコモコした感じでした。
アジサイというと加茂花菖蒲園のラインナップが凄くて、季節になるとHPをいつも覗いています。
アジサイは大きいので狭い庭には無理ですね~シチダンカに興味がありますが、気難しそうで育てるのは悩みます。
柏葉アジサイは早めに花序を切ってあげるとまた2番花が咲いてくれていつまでも楽しめそうですね。信州の道はこれからノリウツギが咲いてきますよね。なかなか素敵なお花です。
長さん
赤・青のアジサイが多い中で、白いアジサイは少数派ですね。少数派でも、色々な種類があると言うことを紹介してみました。‘’でくくっている名前はいずれも流通名です。カシワバアジサイは葉の形は勿論ですが、円錐形に花が咲くのですぐ分かります。
長さん
オーソドックスなアジサイが多い中、アナベルやカシワバアジサイを見る機会が多くなりました。
ボランティアのお仕事が忙しくなりましたか。合間を縫って、奥様とお出かけできたらと良いですね。
長さん
少数派の白いアジサイを応援したくなりました(笑)。
東京サマーランドにはアナベルの大群落がありますか。妻がテレビ報道で見たという「アナベルの雪山」が、ここのアジサイ園の事だったのですね。
アジサイの花後、繊維だけになったようなものが長い間残っていますね。
この一重のアジサイは秋には葉が紅葉するのですが、それもまた良いものです。
長さん
カシワバアジサイのハーモニーをご覧になりましたか。ネット検索しましたが、確かにモコモコという感じですね。
静岡に有名な花菖蒲園があると聞いたことがありますが、そこが加茂花菖蒲園のことなのですね。HPを見たら、展示温室があってオリジナルのアジサイが多数展示してあるとか。ついでに見た食事やお弁当が美味しそうでした(笑)。
アジサイは小さな庭では鉢植えしか楽しめませんね。伸びるのが早いから、2年おきくらいに強剪定しないと大変なことになります。
ノリウツギは来月あたりが見ごろでしょうか。
寿々木
shuuter
カシワバアジサイにも品種が幾つかあるのですね。
一つかと思っていました。
春夏冬
アナベル良いですね~!
紫陽花はシーボルトが持ち帰り改良されたのですかね~?
種類多すぎ!
純白の花弁が美しい(^ー^)ノ☆*.。
すーちん
アナベールは人気有り
ますね、清楚な感じがステキですね
アジサイ祭り方々で遣ってます
一度行って見ます
eko
私も市内のアジサイ祭り、見てきました。
長さん
カラフルなアジサイも良いですが、白いアジサイもなかなかのものでしょう?
長さん
カシワバアジサイ、2種類は知っていたのですが、今回の記事を書くにあたり、ネットで調べたら園芸種が色々あることが分かりました。
長さん
シーボルトがアジサイをオタクサと名付けてヨーロッパに紹介したのが始まりだそうです。以降、ヨーロッパでも品種改良が行われたそうです。それが日本に里帰りし、更に改良が加えられたと聞きます。
長さん
八王子の東京サマーランドには約60種15,000株のアジサイがあって、「アナベルの雪山」と名付けられた大群落もあるそうですよ。
長さん
アナベルやカシワバアジサイをよく見かけるようになりましたね。
アジサイ祭りをご覧になりましたか。我が松戸市にはあじさい寺として有名な本土寺があります。
りりい
そろそろ時期が終わりそう。
いろいろな種類があるんですね。勉強になりました。
うちの畑の紫陽花は、青と紫ですが、次々と咲いてくれるので、いろいろ飾って楽しめます。
ポン太
奈良でもあじさいで有名な矢田寺がありますがたくさん階段を上っていかなければならないから今年は思案中です。
ミックン
白い色合いが夏らしく、これからの季節にぴったりですね。さし穂した「アナベル」が大きくなり、植木鉢を突き抜け、地面に根が伸びてしまい、動かせません。黄緑から白へ、きれいだから許してあげますか。「白扇」というアジサイの大きな白い花が誇らしげに咲いてます。
ケン坊
アナベルに八重があるとは知りませんでした。みんな一重だと思っていたので...
今度は注意して”観察”してみます。
長さん
御宅のカシワバアジサイは一重ですか。この記事のタイプと同じですか。
紫陽花の花色は土地が酸性かアルカリ性かで決まるそうですが、同じ所に植えても赤や青の花が咲いて、不思議ですね。
長さん
アナベルは色の変化が楽しめますね。柏葉アジサイにも白以外が出来たら楽しいでしょうね。
奈良にも紫陽花寺で有名な所があるのですね。長い階段だと躊躇しちゃいますね。
長さん
アナベルが植木鉢の穴を突き抜けて「穴ベル」になっちゃったんですね(笑)。また挿し木で大きくしたらいかがでしょう。
白扇は山アジサイ系の手毬咲きだそうですね。
長さん
アナベルの八重はとても珍しいようです、私も実物を見たことはありません。見つかったら是非ご報告をお願いします。
目黒のおじいちゃん
mori-sanpo
白いアジサイとカシワバアジサイなど、最近ではどこでも見かけるようになりましたが、両性花の咲いたカシワバアジサイもきれいですね。
長さん
カシワバアジサイも、調べてみると、色々園芸種があるものですね。そのうち、白以外の色物が誕生するかもね。
長さん
アジサイにおいても、個人の好みは様々と言うことでしょうね。少しでも周囲と違ったものを楽しみたいと言うことですかね。
この一重のアジサイ、気に入っているんです。
はるる
お気に入りの一重のアジサイ、すっきりとした爽やかな感じがします。
見たことありませんので、どこかで出会ってみたいです。
長さん
小生、少数派が好きなのかも知れません(笑)。写真の一重アジサイは八重のアジサイより目にする確率は低いのですが、どこかで出会えると良いですね。