丸い花が長円形になって、しかも大きくカールしています。
お尋ねサイトに投稿して教えて頂いたところ、これはマーガレットで、2つの花がくっついてしまったり、2本の茎がくっ付いてしまうことがあるのだそうです。
「マーガレット 奇形」で検索したら、同じ形の白花が見つかりました(こちらやこちらなど)。
じゃ、「ガーベラ 奇形」はどうかなと思って、検索すると、やはりありました(こちらやこちら)。
更に、タンポポでも(こちら)。
皆さんの中にも、こうした現象をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
園芸用語では「帯化(たいか)」と言うそうです。
以下、Wikipediaからの引用です。お暇なならお読みください。
帯化
帯化(たいか、Fasciation)は、植物で見られる奇形の一形で、植物で起こる奇形のうちもっとも普通なもののひとつである。綴化(てっか)、石化(せっか、いしか)などともいう。
帯化はエンドウ、タバコ、ジャガイモ、イチゴ、アスパラガス、トウモロコシなど、農作物で多くの事例が報告されている。また、多肉植物でもよく見られる。
帯化は、植物の茎頂にある成長点で、頂端分裂組織に異常が生じることで起こり、茎や根、果実、花などが垂直に伸長したり、リボン状に平坦になるといった外見的な変形が見られる。また、比較的まれにではあるが、花茎の先端がコップ状にへこむ輪状帯化を生じる場合もある。
帯化が確認されている植物は800種以上にものぼり、特にキク科、アブラナ科、ナデシコ科の種で多く見られる。しかし水生植物で帯化が確認された種はほとんどない。またケイトウのように、もともとは奇形として生じた花の帯化が遺伝的に固定され、種の特徴となっている場合もある。
(原因) 帯化は、分裂組織の突然変異や遺伝的な原因のほか、細菌の感染や昆虫、ダニなどによる傷害を受けることで生じるとされる。例えば、グラム陽性菌の一種であるロドコッカス・ファシアンスの感染が、多くの植物で帯化を引きおこす原因として知られている。またイチゴの場合、花粉機能の低下や受粉量の不足が、花や果実の帯化を起こす原因となっていることが知られる。
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