2月28日、山種美術館の特別展を鑑賞した後、恵比寿から東京駅に回りました。
丸の内南口を出てKITTEでお茶した後、丸の内北口にある東京ステーションギャラリー(HPはこちら)へ。
ここの招待券も新聞販売店の抽選でゲットしたもの。最近、ラッキーなことに、毎月連続当選で、本当にありがたいです。
今回の展示は「プライベート・ユートピア ここだけの場所 ブリティッシュ・カウンシル・コレクションに見る英国美術の現在」という長い題名(3月9日まで開催)。
写真はギャラリーの正面です(右手にある出入り口が半分欠けてしまいました)。
英国の現代アーティスト27名による多彩な作品が展示してあるのですが、正直に言うと、私たちにはよく分かりませんでした。
3階から2階へと続く会場内は、ノーフラッシュなら撮影OKでした。
マーカス・コーツ ポール・ノーブル
ゲイリー・ヒューム
デイヴィッド・シュリグリー エド・ホール
3階から地下へと続く階段です。
階段室の窓から見た丸の内口前広場です。左のノッポビルがKITTEと中央郵便局、右側は丸ビル。広場は再開発計画が進行中だそうです。
実は、展覧会より興味があったのはこの煉瓦です。美術館の内部もそうですが、この煉瓦は東京駅駅舎が出来た当時のもの(建物は、2003年、国の重要文化財に指定されており、「お手を触れないでください」と注意書きがしてありました)。
黒い部分は焼け焦げた木材です。昭和20年の空襲で焼け落ちた当時の焦げ痕ではないでしょうか。
(つづく)
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この記事へのコメント
寿々木
長さん
東京駅駅舎は昭和20年の空襲で被害に遭いましたが、戦後、昭和22年までに修復されています。その当時、下地となって残ったレンガが今回の全面改修で日の目を見たと言うことでしょうね。
なおさん
昔のレンガが残っているのですね。貴重なものですよね。かの荒俣 宏氏の「帝都物語」にも昔の帝都のガレキを再構築して、その当時の時空というか磁場をよみがえらせるような話が出てきますね。
nobara
東京駅は駅中にも興味があります((((^Q^)/
見飽きる事がないですよね。
新しいビルには折衷で古い様式を一部留めるような?
ポン太
きれいです。そこにもレンガの壁があって空襲で焼け焦げた木材があるのですね。味わいのあるもようになっていますね。最後の二枚も含めて美術作品よりこの写真の方がずっと素敵です。
eko
長さん、くじ運が強いですね。
長さん
投資金額はハガキ代の50円だけですから、当たらなくても惜しいとは思えません。宝くじとなると最低でも10枚3000円以上の投資ですから、300円しか当たらないととても悔しい気がします。でも、買わなきゃ当たらないし…。
レンガの壁、100年も経っているとは思えないほどの質感でした。戦後の修復時、この上に更に壁が塗られていたと言うことなんでしょうね。
長さん
確かめたわけではないですが、空襲で焼けた痕だと想像しています。だって、空襲の他に焼けたことは無いのですから。
復元寺、保存されていたレンガが大量に使われた例が三菱一号館なのだそうです。ここの資料館にも行ってみたいです。
長さん
階段から下を覗くと怖いから(笑)、少し引いて下まで見えるように写しました。
最後の写真は、レンガの上からモルタルか漆喰が塗ってあったのかも知れませんが、味わいのある色が残っていました。この木の柱はどんな役割をしていたんでしょうね。
長さん
階段は今度の過大規模復元の際に造られたものでしょうが、創建当時のレンガを見せるために、わざと内装をしていないようです。
1月から当選を続け、今月も当たりました。七福神巡りの御利益?(笑)。
shuuter
国の重要文化財に指定されているのですね。
東京の空襲を偲ばせるものですね。
長さん
保存したレンガを積み上げたのではなく、戦後再建した構造を覆っていた内装を剥がした…と言うような状況と見受けました。
重要文化財に指定された駅舎のレンガ積みそのものもギャラリーの重要な展示なんですね。
目黒のおじいちゃん
年齢です。
長さん
100年前に積み上げたままの煉瓦が剥き出しで見られるように保存された東京駅駅舎を見られるのはこの美術館のいいところですね。もうすぐ100年、母上と同じ年齢ですね。
すーちん
良いですね、切符ゲット出来て
郵便局立派になりましたね、一度
行ってみないと。
mori-sanpo
100年前に積み上げられた剝き出しの煉瓦を見てみたいものです。
長さん
新聞を変えたら販売店のサービスが段違いで、大変得をしています。
KITTEは店舗も多く、グルメもあるので、楽しいですよ。屋上から見る東京駅駅舎もGOODです。
長さん
東京ステーションギャラリーは出来たときから行きたかった場所です。英国の現代美術はよく分かりませんでしたが、100年前のレンガをじっくり見てきました(笑)。
ケン坊
ノーフラならOKという場所に何ヵ所か出会いましたが、作品にフラッシュはどんな影響があるのでしょうか?
完全シャットアウトよりは有り難いですが...
積まれた煉瓦の中の焼けた木材...この状態で焼けたということでしょうか。
それにしても毎月のように抽選が当たるとは、長さんは”何か”を持ってますね。その運をケン坊も欲しいです>笑<
長さん
美術館でフラッシュを禁止するのは光によって作品が変色するからといわれていますが、科学的な理由かどうかか疑問があります。むしろ、光ることで他の観客に不快感を与えるということではないか思います。ノーフラッシュでも撮影不可とするのは著作権の問題かとも思いますが、これも疑問がありますねー。
レンガの前にモルタルなり何なりがあって、木がその中まで焼けたという風に理解しました。
この運、どこまで続くことやら。