第53回AJOS洋らん展 色・形の多様性(1)

 1月10日、池袋サンシャインシティで行われていた第53回日本洋蘭協会(AJOS)のらん展で見た花たちです。
 今回は花の色や形に注目してみました。

フレッドクラーケアラ・アフターダーク
FDK After Dark 'SVO Black Pearl' FCC/AOS
黒いランとして展示会ではよく見られる有名な品種です
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モニエララ ミレニアム マジック ‘ウィッチクラフト’
Monn. Millennium Magic 'Witch Craft'
これも黒いラン。最近人気の品種だそうです
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マスデバリア・ヴェリフェラ(原種)
Masdevallia velifera
コロンビアの高地雲霧林に自生する原種ラン
これでもランですか?というような形の花ですね
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マスデバリア・ヘーシイ
Masdevallia Heathii 'Golden Gate'
Masd. igneaとMasd. veitchianaの人工交配種だそうです
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アングレカム・ラモサム(原種)
Angraecum ramosum
インド洋のマスカリン諸島に分布しています
蛸みたいな形で面白い。アングレカムの仲間は距が長い
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エリデス・ロレンセアエ(原種)
Aerides lawrenceae
フィリピン原産。「流氷の天使」とも呼ばれるクリオネに似ている
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花茎が下垂しているため、花柄は180度ねじれて開花する。下はつぼみです
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カトレア・グッタータ(原種)
Cattleya guttata 'Spirits'
ブラジル原産。ランの女王と言われるカトレアにも変わり種があるんですね
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デンドロビューム・マクロフィラム
Dendrobium macrophyllum var ternateuse 'Dream of Kimi'
ジャワ、フィリピン、ニューギニア原産。毛むくじゃら
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サイコプシス・マリポサ(旧オンシジューム属)
Psychopsis Mariposa 'Imposing'
色・形共に面白い。希少品種だそうです
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 ランの紹介、まだまだ続きます。
 (つづく)

この記事へのコメント

  • みっきい

    こんにちわ~
    ブラックのランですか?
    形と色の見たこともない蘭ばかりです。
    ランのイメージを変えなければなりません…。
    珍しいランを見せていただきありがとうございます。
    2014年01月23日 15:58
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    黒いランは珍しいですよね。
    ランの形・色は実に様々で、今回のらん展でもその多様性を確かめることが出来ました。
    2014年01月23日 17:07
  • 無門

    こんにちは

    こんな形にまで変化
    神様い悪戯がすぎますね
    2014年01月23日 17:21
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    ランを作った神様は余りにもたくさん作ったので、手抜きのものが出来たのかもね(笑)。
    2014年01月23日 18:15
  • ポン太

    色、形、本当に多様ですね。毛むくじゃらのがあったりこれがラン???というようなのがあったり。珍しいです。面白いです。
    2014年01月23日 19:41
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    色の変化、形の多様さ、それがミックスされて、一層複雑な形態のランが登場してくるんです。実に面白いでしょう。
    2014年01月23日 21:17
  • なおさん

    ほかの花でも黒い花というのは茶色が濃くなったものか、紫が濃くなったもので黒く見えるというものが多いですよね。昨日のコメントにも出しましたが、こちらもチョコレートで作ったら面白そうです。チョコレートコスモスはホントにチョコの香りがしますが、ランの香りもチョコの香りがすると、じぇじぇじぇ!となりますよねえ。

     ランも虫の形に似ているのがいろいろありますし、その他にも奇抜な形のが多く、自然の造形の妙ですよね。
    2014年01月23日 21:22
  • shuuter

    黒い蘭 所有する人は希少価値を楽しむのでしょうね。

    私は美しい方を選びます。
    2014年01月23日 21:39
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    実はランにもチョコレートの香りがするものがあるんですよ。残念ながら花弁の全部が茶色いわけではないんですが、それでもじぇじぇぐらいにはなったでしょうか。
    ランの中には花粉を媒介してくれる鳥や昆虫の吸蜜器官に併せて発達したものもありますね。
    2014年01月23日 21:53
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ランの愛好家には色々な傾向の人がおられますから、黒に美しさを見いだす方もおられるのでしょう。
    2014年01月23日 21:54
  • eko

    やはりランも黒色がありますね。どの花も黒を作り出すのは究極の楽しみなんでしょうね。↑同じくランは美しい方が良いです。
    珍しい花姿ばかりです。これでもかというくらい種類が多くて、奥が深いですね。毎日面白く楽しみながら拝見しています。
    2014年01月23日 22:01
  • nobara

    ブラックの蘭、咲くやこの花館のラン館の入り口でタッカ・シャントリエリ(ブラックキャット)を見ましたが。あれも黒かったです。ン??あれは蘭ではなかった?<タシロイモ科>でしたかね~ 黒い色は百合でもなんでも目を惹きますね。サイコプシス・マリポサ(旧オンシジューム属)は一人エンタテイメンター?なんでしょうか・・
    実にオモローーーイですね((((^Q^)/
    2014年01月23日 22:12
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    やはり黒よりカラフルで美しいランの方が良いですか。当然でしょうね。ランの花の多様性と同じように、趣味の世界は様々ですね。
    ランの花、まだまだ紹介が続きます。お楽しみに。
    2014年01月23日 23:03
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    タッカ・シャントリエリ、つくば植物園にもありましたよ。髭が長い黒猫みたいですが、ちょっと気味が悪い(笑)。
    サイコプシス・マリポサ、腕を上げて躍っているような感じにも見えますね。
    おもろーと言えば世界のナベアツ、先日、桂三度という芸名でTVに出てましたよ。
    2014年01月23日 23:07
  • 寿々木

    珍しいランを沢山見せて頂きました。
    成る程、氷の下で泳ぐというクリオネそっくりですね。網走近くの店先で、ご主人が獲ってきたというクリオネがコップに入っているのを見たことを思い出しました。
    2014年01月24日 07:23
  • mori-sanpo

    今まで見たことのない色と形のランばかりのようでした。
     特に、サイコプシス・マリポサは珍しいランですね。
    2014年01月24日 09:37
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    私はクリオネを紋別にあるオホーツク流氷科学センターで見ました。想像よりズッと小さいものでした。その印象がこのランに重なりました。
    2014年01月24日 10:02
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    今回のらん展には珍しいものが盛りだくさんで嬉しくなっちゃいましたよ。サイコプシス・マリポサは側花弁が後ろに反っており、写真では1枚にしか見えないのが残念です。
    2014年01月24日 10:05
  • すーちん

    お早うございます
    原種というと地味目という
    感じですが鮮やかなのも
    有りですね
    2014年01月24日 10:19
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    ランは原種でも十分鑑賞に堪える美しさをもったものがありますね。
    2014年01月24日 10:22
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    展示会の表示は殆どが学名だけなので、正しいカタカナ表記を捜すのに手間取っています。
    2014年01月24日 16:58

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