第53回AJOS洋らん展 小さな蘭(3)

 1月10日、池袋サンシャインシティで行われていた第53回日本洋蘭協会(AJOS)のらん展で見た花たちです。
 出品作の中から、小さい花が咲く蘭を紹介していますが、今回はその3回目です。

バルボフィラム・リンドレヤナム(原種)
Bulbophyllum lindleyanum
原産はタイ、ミャンマー、インド
毛むくじゃらの珍しい蘭。花径約2cm
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レナンセラ・フィリピネンシス(原種)
Renanthera philippinensis 'Dream of Kimi'
フィリピンの低地・マングローブ湿地林に生育する
花径は数cmですが、背丈は3mにもなるものもあるという
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セラトスティリス・フィリピネンシス(原種)
Ceratostylis philippinensis
フィリピンの標高700~2100mの山林に原生する。花径約1cm
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トリコグロッティス・ゲミナタ(原種)
Trichoglottis geminata
フィリピン・レイテ島原産。花径約2cm。今回の入賞作品
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イソキルス・アウランティアクス(原種)
Isochilus aurantiacus
原産はグアテマラ、エルサルバドルなど。花径約8mm
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プロステケア・カラマリア(原種)
Psh.calamaria 'Margot's Mini'
中南米に広く分布する小型種。花径約2.5cm
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オーニソセファラス・ブリオスタキス(原種)
Ornithocephalus bryostachys
エクアドル原産の着生種。葉腋から出た花茎に緑色の極小花をつける
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デンドロキラム プロピンキューム(原種)
Dendrochilum propinquum 'FN-Beat'
フィリピン原産。花茎がねじれながら花を咲かせる。花色が珍しい
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 次回は、パフィオペディルムの仲間を紹介します。
 (つづく)

この記事へのコメント

  • みっきい

    こんにちわ~
    珍しい蘭の花ばかりですね!
    これもランですか?とお聞きしたいくらいです。
    いろんな種類があるという事ですね!!
    2014年01月21日 17:00
  • 無門

    こんにちは

    蘭だけは
    洋蘭和蘭のくくりが面白いよね
    その分
    日本の蘭も頑張っている事かな
    2014年01月21日 17:11
  • shuuter

    レナンセラ・フィリピネンシス 背丈3mもある紅い花
    マングローブでは目立つでしょうね。見てみたいです。
    2014年01月21日 18:32
  • 寿々木

    どれも原種ですか、珍しい花ばかりです。
    2014年01月21日 18:59
  • 信徳

    流石に原種のランは原色と言うか色の綺麗なものが多いですね。最後のランの色は珍しいです。
    2014年01月21日 19:42
  • ポン太

    どれも原種の蘭ばかりですか。1センチにも満たない小さい花もあるのですね。珍しいです。
    全て名前をメモして写してくるのですか?。蘭って随分奥が深いのですね。
    2014年01月21日 21:09
  • なおさん

    地域ごとにさまざまに進化して特色のあるランは奥が深いですよねえ。まだまだ確認されていないのものもあることでしょうから、膨大な数になり、作出された交配種なども含めるとどのくらいになるのでしょうね。
     いろいろ面白いものを見せていただきました。
    2014年01月21日 21:23
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    ランの世界は実に多様ですね。こんなに小さな花が咲くランもそれぞれ個性を主張していますね。
    2014年01月21日 21:40
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    和蘭も種類が多いですが、冬に咲くものがないのは残念ですね。
    2014年01月21日 21:45
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    レナンセラ・フィリピネンシスの花は小さいですが、真っ赤で草丈が高いですから、さぞ目立つことでしょう。
    2014年01月21日 21:47
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    今回のらん展は出品点数が多いこともあり、原種ランも多く見られました。
    2014年01月21日 21:50
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    原種ランの色々、実に楽しいです
    デンドロキラム・プロピンキュームの花色は他に類がないと思われるほど珍しいです。
    2014年01月21日 21:55
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    ランの原種の中にはルーペで見なければ分からないほど小さいものもあるんですよ。
    花の名前は書き留めていたら大変ですから、名札を一緒に撮ってきます。
    2014年01月21日 22:01
  • nobara

    セラトスティリス・フィリピネンシスって
    富貴草を思わせる雰囲気ですね。
    イソキルス・アウランティアクスは
    原種のチュリップでこんな感じありましたよね。
    いやぁー 蘭は奥が深いですね。
    2014年01月21日 22:02
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ラン科は植物の世界ではまだ発展途上なんだそうです。それでもこんなに多様なんですから、これから先、交配種も含めてどんどん品種数が増えることでしょうね。
    2014年01月21日 22:05
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ランの花は他の色々な科の花に似たものが見つかります。それだけ多様性に富んだ植物なんですね。展示会だけでもランの深みに嵌まってしまいそうですよ。
    2014年01月21日 22:40
  • 行き当たりばったり

    今晩は。すごいです。これすべて手入れをして、開花までこぎつけたわけですね。手入れも大変だったと思います。非常にレアなものばかりなのでしょう。
    2014年01月21日 23:42
  • eko

    全部、原種なんですね。見事ですね。
    赤い花のラン、小さな花なのにずいぶん背丈が大きくなりますね。マングローブの中に赤い花は目立ちますね。
    プロステケア・カラマリアがハナカマキリに見えてしまいました(^O^)
    ここまで育てるには苦労があるでしょうね。素晴らしい~!
    2014年01月21日 23:59
  • mori-sanpo

    小さな洋ランの原種がこれだけ揃うと目移りしてしまいますね。
     イソキルス・アウランティアクスに似た花を新宿御苑の温室の中で見たような気がします。
    2014年01月22日 08:05
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    開花までの管理は会員個人の責任ですが、こうした展示期間中の管理はどうしているんでしょうね。会員が来たり、所属の愛好団体がやるんでしょうかねー。
    ランの世界に嵌まると、他人が育てていないものに手を出したくなるのではないでしょうか。
    2014年01月22日 10:07
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    見事なランが並んでいます。その数、数百点だと思います。皆さんの苦労の結晶ですね。
    プロステケア・カラマリアは花の中心がカマキリの頭みたいにも見えますね。
    2014年01月22日 10:11
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    新宿御苑もランの原種収集・育成には力を入れていると聞きます。温室工事中は、エコハウスで展示が続けられていました。温室再開当初は展示が少なかったですが、今はどうなっているんでしょう。
    2014年01月22日 10:13
  • ぶたねこ

    素晴しい蘭展をご覧になられて良かったですね。
    周囲に花の無い時に画像の花を見ただけでも
    満足してます。
    花の香りが伝わって来ます。
    寒さ厳しい時の暖房管理も大変でしょうね。
    今年も色んな珍しい物を楽しみにしてます。
    2014年01月22日 19:54
  • 長さん

    ぶたねこさん、コメントありがとうございます。
    七の少ない冬にこうしたらん展があちこちで開かれるのは嬉しいことです。興奮して、数百枚の写真を撮ってしまいました。
    花が咲く時期が異なるランをこの時期に開花させるのは大変なことでしょうね。
    2014年01月22日 20:31
  • すーちん

    お早うございます
    コメント入れた途端、ウェブリが
    不具合になってしまいました
    原種素晴らしいですね
    改良型と違って落ち着いた
    渋さが有って好きですね
    2014年01月23日 10:59
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    Biglobeは突然メンテナンスを入れて、迷惑ですねー。
    原種ラン、元のままで結構可愛いものがありますよね。
    2014年01月23日 11:46

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