十番稲荷神社前の信号を渡り、250mほど南に進むと、左手に小さな公園があり、女の子の石像が立っています。これは野口雨情の童謡「赤い靴」のモデルとなった岩崎きみちゃんで、現在の十番稲荷神社の場所にあった孤児院で暮らしていたが、9歳で亡くなったという。♪異人さんに連れられて行っちゃったーと歌われていますが、外国人の養女になったという説には異論があるそうです。
きみちゃん像のところで右折し、坂を登ります。この辺りは坂が多いです。
大黒坂の途中、右側に大法寺があります(十番稲荷神社からだと450mほど)。大法寺には大黒天が祀られており、坂の名前もこの大黒天にちなんだものです。
この寺には大黒天像がいくつもあり、これもその一つ。木彫りで、頭を撫でると良いことがあるそうな。
境内で甘酒のサービスがありました。寒い日でしたからありがたく一杯頂戴しました。
右下は、境内にあって、港区の保護樹木に指定されているキリのつぼみと実(大きい方)です。
大法寺 (元麻布1-1-10)
慶長2年(1597)、慈眼院日利上人によって創建。江戸時代は赤門寺と呼ばれ、甲子(きのえね)の祭日には縁日が開かれていた。
この寺の秘仏・大黒天尊蔵は伝教大師作「三神具足大黒尊天」(大黒天の小槌を持ち、弁財天の髪をいただき、背には毘沙門天の鎧をつけている)。
次は、氷川神社(毘沙門天)に向かいます。
(つづく)
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