安曇野ちひろ美術館

信州そばと温泉の旅(7)

 11月28日、そば処・時遊庵あわかさわから北へ15分ほど車を走らせ、安曇野ちひろ美術館(HPはこちら)に到着しました。
 敷地は広く、公園として整備されています。かなり前に来たのですが、チョットイメージが違っていました。
 写真は南東方面。山並みは南アルプスだろうと思います。 
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 こちらは東方向ですが、間違いなく(と言うのも変ですが)安曇野の風景です。
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 美術館の建物(4棟が繋がっている)とガラス張りの入口です。
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 美術館の周りから撮った風景です(北方向)。
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 こちらは喫茶コーナーから見える風景(東方向。手前の木はヤマボウシ)。
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 ちひろさんの原画はもちろんのこと、ちろさんの略歴や写真、アトリエの再現、世界の絵本コレクションなどを時間をかけて見て回りました。
 作品は撮影禁止なので、ショップで買い求めたポストカードブック「花とこども」から選んで、額縁付きのコラージュにしてみました。
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画像 左は、松本善明著「妻ちひろの素顔」(講談社α文庫)の口絵から「白骨温泉のスケッチ」。
 白骨温泉は、善明さんとちひろさんの新婚旅行の地でもあります。

 実は、小生、小学生から中学生にかけて、毎週日曜日に画塾に通っていました。
 ある日(昭和31年前後だったと思う)、画塾の高柳博也先生を、親交があったちひろさんが訪ねてこられました。
 お顔を拝見したのは、この時だけでしたが、額の広い柔和な笑顔を今でも覚えています。


 2泊目の宿に向かいます。
 (つづく)

この記事へのコメント

  • なおさん

    練馬区上石神井の美術館の方なら1度行ったことがあるのですが、安曇野の方の美術館には行ったことがないのです。
     景色もよく広々しているところにあるのはいいですね。
     
     やさしげなこどもの絵を多く見て、穏やかな気持ちになれたことでしょう。いいですねえ。

     長さんもこどもの頃絵を習っていらっしゃったのですか。僕は絵はダメでしたので写真機の方を選んでしまいました。
    2013年12月07日 15:17
  • なおさん 

    たびたびオソレいります。上石神井というのは記憶違いで下石神井の方ですね。訂正いたします。
    2013年12月07日 15:21
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    訂正も入れていただき恐れ入ります(笑)。
    練馬の方は行ったことがないのですが、私邸があった場所ですから、手狭だったのでしょう。
    ちひろさんの絵は万人に癒やしを与えてくれますね。
    2013年12月07日 15:36
  • Tatehiko

    安曇野のちひろ美術館 友の会のバスツアーで連れて行っていただきました。ちひろさんの心が卓越した絵画で表現されていることに、何度見ても感動です。
    治安維持法に匹敵する憲法違反の秘密保護法案を、説明もまともにできないまま強行採決した意味は、日本を守る事から遠く離れた戦争を仕掛ける心意気そのものですね。
    いよいよもって実施させずに破棄させるように世論を盛り上げていきたく思います。
    2013年12月07日 16:16
  • 長さん

    Tatehikoさん、コメントありがとうございます。
    絵の素晴らしさもさることながら、原画を間近に見て、その技術の巧みさにも感動しました。
    昨晩の強行採決、ちひろさんも天国から怒の声を上げているに違いありません。
    2013年12月07日 17:21
  • nobara

    東京の美術館は・・・
    西武新宿線の上井草の近くにありますよね。
    何度か参りました。確かほかのお仲間のも展示してありました。あの輪郭のないタッチに憧れます。
    安曇野も数回、訪れています。
    時折、知人の作家さんたちが作品展をやったり?
    子どもの部屋の小さな椅子のデザインは中村好文さんです。かなり有名になられましたね~おのおの違う椅子を並べると木目はひとつになります。
    そこに行くと一番のそのコーナーに行きます。
    ~といってもしばらく出かけておりませんが・・・
    ちひろさんのぬくもりのある絵は
    ものがたりも感じられていいですよね。
    安曇野のその地にあるのが必然みたいに
    融け込んでいますよね。
    最後の長さんのスケッチ?かと思いましたよ。
    2013年12月07日 17:30
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    私は残念ながら練馬の方には行ったことがないのです。
    輪郭のないタッチ、巧みですね。鉛筆の痕すらないのですから。しかも、絵の具のにじみまで計算している。
    昨日の子供用の椅子、子どもの部屋の中にあったんですか。そこには入りませんでしたから、美術館のHPで確認しました。
    私は水彩→油絵と進みましたが、スケッチは苦手でした。今、月に1回勉強しています。そのうち、見て頂けるものができるかも。
    2013年12月07日 17:41
  • shizuo

    わぁ~、あの安曇野ちひろ美術館へ行かれたんですね。
    広々とした公園内の美術館、
    多くのステキな作品が。

    思い出します、わたしも昨年8月にボランティア仲間と。
    我が奥さまへのお土産は、可愛い絵がらのハンカチを^^。
    長さんは、ずっと旅行づいてますね~♪
    2013年12月07日 19:51
  • コスモス

    安曇野ちひろ美術館の初冬の風景は夏とはかなり違いますね。季節が反対ですから当然ですが。夏は日差しがきつかったのですが、いろいろな花が咲いていました。そこで写真を撮ってもらったのを思い出します。
    長さんはちひろさんに会ったのですか?昔の人という気がしますが、ちひろさんは確か50代でなくなったので、会う可能性もあったのですね。
    私は工作は好きだったのですが、絵はだめなので、もっぱら見るだけです。
    2013年12月07日 20:12
  • shuuter

    安曇野 青空が澄み渡り美しい風景ですね。

    妻が3年程前から絵を習い始めました。全くの素人です。
    今夢中です。
    先輩より展示会に出した作品 初級の上と評価されたといいます。何も知らないものがよくここまでこぎつけたと感心いたします。

    私 絵の才能がないので写真で辛抱いたしています。

    二人して写真と絵 好きなことに夢中です。
    2013年12月07日 20:41
  • 長さん

    shizuoさん、コメントありがとうございます。
    shizuoさんもここに行かれましたか。感激しますよね。
    可愛いハンカチ、可愛すぎて使えない?
    旅行を続けているとお金が持ちませんから、旅行記を続けています(笑)。
    2013年12月07日 21:16
  • 長さん

    コスモスさん、コメントありがとうございます。
    昭和31年というとちひろさんは37歳です。それから18年、わずか55歳で亡くなりました。
    絵を描くことは好きでした。会社に入ってからも本社美術部で書いていたこともありますが、もう50年近く前の話です。今はスケッチで一から出直し中ですが、うまくいきません。
    2013年12月07日 21:27
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    空気は澄んでいますが、寒かったです。こういう風景は、やはり緑が多い時期が良いですね。
    絵はたくさん描くことで上手になるものです。それは写真も同じですね。昔からいいますよね、好きこそものの上手なれと。
    2013年12月07日 21:40
  • eko

    安曇野は空気が澄んで綺麗な景色が広がっていますね。
    こんな場所に美術館があるんですね。行ったことはありませんが優しい絵は目にしたことがあります。
    いつかは行ってみたいですね。
    長さんが絵を書かれていたことは以前にお聞きしましたが、ちひろさんにお会いになったこともあるんですね。
    絵を描く事は好きですが、下手なので、もっぱら見るだけです。
    2013年12月07日 23:11
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    おおらかな風景が広がる中にある安曇野ちひろ美術館はとても良い立地条件です。ちひろさんの絵も癒やされますよ。いつかお訪ねください。
    日曜日に、画塾の先生との約束があったのか、ちひろさんのお顔を拝見しました。
    絵を描いていたのは半世紀も昔の話です。
    2013年12月07日 23:38
  • mori-sanpo

    安曇野の空は青く澄んでいて良いですね。
     いつも信州と関東地方との、空の色の違いを感じていました。
     ちひろ美術館、美しい景観の中に溶け込んでいるようですね。
    2013年12月08日 07:58
  • 無門

    こんにちは

    ちひろさんとお会いした思い出
    美術館では
    より感慨深いものがあったことでしょう
    風景と相まって
    素晴らしい旅行になりましたね
    2013年12月08日 08:12
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    安曇野は南北に伸びる2つの山脈の間にあって、北風が吹き抜けやすいちけいになっているためか、空気が澄んでいる感じが強いですね。
    2013年12月08日 08:28
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    ちひろさんのお顔を直接拝見しているだけに、自筆の絵に出会うと感慨深いものがあります。温泉、そば、そして、芸術と、思い出深い旅行になりました。
    2013年12月08日 08:30
  • すーちん

    お早うございます。
    安曇野にもちひろ美術館在るん
    ですね
    夫君は良き理解者だったんで
    しょうね
    2013年12月08日 10:09
  • 目黒のおじいちゃん

    も少し早い時期だと少しは敷地先にも野草が見られたのでしょうが、ススキの化け物パンパスグラスは残っていましたね。
    2013年12月08日 10:19
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    ちひろ美術館は練馬に続いて、この安曇野にも作られたのです。
    善明さんは勿論良き理解者でしたが、司法試験に合格するまでの間、ちひろさんの収入で家計を支えたといいます。
    2013年12月08日 10:21
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    この地ではもう冬ですね。芝生が青く、草花が咲く頃、また行ってみたいと思います。
    2013年12月08日 10:23
  • ケン坊

    こんばんは。
    美術館のある風景が良いですね~ 景色も雰囲気もピッタリって感じがします。
    優しい子供の笑顔が素晴らしい絵ですよね。見てると心が和みます。時には現実から抜け出してこんな素晴らしい時間を過ごしたいものですね。
    2013年12月08日 17:34
  • あうら

    安曇野ちひろ美術館…以前安曇野に立ち寄りましたが、時間が無くて行けなかったのです。
    ブログを拝見して、また行きたい気持ちがフツフツと。
    長さんは、絵もお描きになるのですね。多才で素敵です。
    2013年12月11日 23:13
  • 長さん

    あうらさん、コメントありがとうございます。
    ちひろ美術館、良いですよ。ぜひお訪ねください。
    作品は勿論ですが、ショップではあうらさんが気に入りそうなグッズがたくさん並んでいましたよ。
    絵を描いていたのは20歳頃までで、今は初歩から出直ししています。
    2013年12月11日 23:45

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