原種のランたち(4) バルボフィラムの仲間

 夢の島熱帯植物館のらん展でみた原種のランたちを紹介しています。
 今回はバルボフィラム属の仲間ですが、とても変わった花がありました。

バルボフィラム・ハブロティナム (Bulbophyllum habrotinum)

ボルネオ島(標高600~800mの森林地帯)で発見された着生ランだそうです
これでも蘭?と首をかしげたくなります
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バルボフィラム・プテログロッサム (Bulbophyllum pteroglossum)

東部ヒマラヤ、ブータン、ミャンマーr、タイ、中国南部やベトナムに分布
標高1000~2500mの山地林で着生
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バルボフィラム・クライストガナム (Bulbophyllum cleistoganum)

マレー半島、ボルネオ、フィリピンのルソン州に分布
400~500mの高度で、木の幹や岩に着生
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バルボフィラム・ファシネーション (Bulbophyllum fascination)

これもとても変わった蘭ですが、らん展ではよく見かけます
その割にはネット情報が少ないのです
シドニー郊外のコラー(Colah)山で発見されたらしい
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 12月12日撮影。
 (つづく)


 上野駅構内に飾られているクリスマスツリーです。
 スマホで撮りました。Google+の自動バックアップを設定しておいたら、キラキラ輝くGIF画像がサービスされました。
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この記事へのコメント

  • なおさん

    おおきなものからミニミニサイズまで、艶やかな派手なものから通好みの渋いものまでいろいろ変異に富むので、どんあマニアの好みにも対応する、というのがスゴイですよねえ。熱帯の密林にはまだ未知のものがあるのかも知れませんね。

     この時期、あちこちで趣向を凝らしたツリーがいろいろ見られて楽しいことでしょうね。上野駅のもキラキラがいいですね。
    2013年12月23日 15:35
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    こういう原種ランを見ていると、その多様性に改めて気づかされます。これもランが最も発展し、分化していった証拠でしょうね。
    きっと密林の中には未発見のものもあると思いますよ。
    クリスマスツリーもあと数日で終わりですね。
    2013年12月23日 16:20
  • すーちん

    今晩は。
    昆虫の様な形をした
    蘭も有るんですね
    吃驚!
    2013年12月23日 16:53
  • 寿々木

    さすが原種、これでも蘭かと、おっしゃるとうりです。虫の擬態か思っちゃう花も有りますね。
    2013年12月23日 17:43
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    1枚目のバルボフィラム・ハブロティナムはとてもユニークな形のランですね。細い3つの花が並んでいるらしいです。
    2013年12月23日 17:44
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    1枚目はとても変わったランですよね。先端がくるりと曲がっていますが、これが伸びてくるようです。昆虫の擬態、なるほどそうも見えますね。
    2013年12月23日 19:11
  • りりい

    本当に珍しいランですね。確かに「これでもラン?」って、思いました。
    ツリーの写真、きらきらするのが写っていて、しかもブログでも反映されるとは、すばらしい技術ですこと。
    個人的には、ランより、このGIF画像の方に感動しました。
    2013年12月23日 19:59
  • 長さん

    りりいさん、コメントありがとうございます。
    1枚目のランは4枚目のランと同じ系統だと思います。何かある種の鳥の爪みたいです。
    GIF画像は数枚の画像を一定間隔で連続的に見せるもので、アニメーションにも使われている技術です。これは提供された画像ですが、今は簡単に作れるようになりました。
    2013年12月23日 21:17
  • shuuter

    バルボフィラム・ファシネーション 京都植物園で見てきました。変わった蘭ですね。
    初めて見ました。
    2013年12月23日 21:42
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    バルボフィラム・ファシネーションをご覧になりましたか。
    JOGAのらん展ではよく見かける種類で、花の長さが50cm以上あるのではないかと思われるものを見たことがあります。
    2013年12月23日 21:58
  • eko

    バルボフィラムのラン、とてもランとは思えませんね。珍しい原種ばかりですね。高山にはまだ発見されていないランもありそうですね。ランは奥が深いですね。
    クリスマスツリー、キラキラで素敵~♪
    2013年12月23日 22:34
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    バルボフィラム属だけでもこんなに変化があって、ランの世界は奥深いですね。ランは属間交配で様々な新しい属が作り出されており、その目的で、まだ知られていないランの原種探しも行われてるようです。
    2013年12月23日 22:53
  • mori-sanpo

    バルボフィラムには個性的なランが多いようですが、原種は更に個性的な形をしていますね。。
     洋ランは、今でも原種探しツアーが行われているようで、奥が深いですね。
    2013年12月23日 23:10
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    バルボフィラム属には変な品種がありますね。こんなものが見られるから原種ランの展示は面白いのです。
    ランは世界の三大はまりものだとかで、奥深い世界に足を突っ込んでしまった人も多いのでしょう。
    2013年12月23日 23:16
  • nobara

    不思議な不思議な蘭を見せて戴きました。
    原種蘭って奥が深いですね~
    上野のXmasツリー
    Google+の自動バックアップ凄い技ですねー
    ブリックスクエアのもそのような装置がありましたが、さっぱり訳が分からなくて~((+_+)) 皆で持て余しました。メカにワケワカメです (^o^)丿
    キッチン、水もガスも止まって途方にくれています。
    とんだXmasイブになりました。
    2013年12月24日 08:18
  • 無門

    こんにちは

    これまた変わった蘭の花
    腐生蘭には変わったものがありますが
    そうでもなさそうで
    これでは
    まだまだ可笑しな花が見つかりそうですね
    2013年12月24日 08:53
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ランの花って面白いですよね。こういう花だ、という定義すら当てはまらないものがありますからねー。
    Google+の設定をしておくと、自動バックアップされた画像をPCに取り込めるんです。
    リフォームの関係で水もガスも止まりましたか。3食とも外食になりそうですね。
    2013年12月24日 09:28
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    この不思議なラン、歴とした着生ランなんですから面白いですね。
    まだ未発見のランが熱帯樹林の樹上や岩肌に息づいているかもね。
    2013年12月24日 09:30
  • ケン坊

    こんばんは。
    1枚目の写真を見たときは”変なラン”と思い、次に”カマキリ”を想像しちゃいました>申し訳ない<
    世の中にはいろんな鼻があるものですね。
    2013年12月24日 20:32
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    ははは、カマキリランですか。面白い。
    こんなランが見られるのがらん展の楽しいところです。
    来年もあちこちのらん展を覗いてみたいです。
    2013年12月24日 21:08

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