原種のランたち(2) デンドロビューム属とデンドロキラム属

 夢の島熱帯植物館のらん展でみた原種のランたちを紹介しています。
 今回はデンドロビューム属(デンドロビウム属)と、デンドロキラム属(デンドロキルム属)です。名前は似ていますが、花穂の付き方が全く異なります。

デンドロビューム・ナカハラエ (Dendiribium nakaharae)

原産は台湾で、発見者の日本人・中原さんにちなんだ名前です
花径は2.5cmほど。和名は中原石斛。別名エピゲネイウム・ナカハラエ
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デンドロビューム・ブラクテオサム (Dendorobiumu bracteosumu)

原産はパプアニューギニア。熱帯雨林の木やマングローブに着生
育てやすいのか、らん展ではよく見かける原種です。白もある
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比較のためのデンドロビュームの仲間(園芸種)です

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デンドロキラム・フォルモーサナム (Dendrochilum formosanum)

台湾原産の着生ランです。花茎は20cmほどになります
和名は穂咲き一つ葉蘭。別名一つ葉穂咲き蘭
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デンドロキラム・デンポエンセ (Dendorochilum dempoense)

スマトラ島原産の着生ランです
デンドロキラムの仲間では花が大きい方です
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 12月12日撮影。

 次回も原種のランを紹介します。
 (つづく)

この記事へのコメント

  • nobara

    原種の蘭、小振りなのがいいですね~
    はじめっから蘭は種名は覚えられません・・
    大別ならなんとか、ですけどね。
    タイワン原産の着生ランはこの頃見かけるような?
    2013年12月21日 16:24
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    台湾原産の着生ラン、珍しく和名が付いている位ですから、愛好者も多いのでしょうね。らん展では必ずと言って良いほど見かけます。
    2013年12月21日 17:02
  • 目黒のおじいちゃん

    拝見していてワクワクします。肖像画早速登場ですね。
    みなさんの話題になってますよ。
    2013年12月21日 17:08
  • みっきい

    原種のランの花々には興味がわきます。
    園芸種となって華やか人気の花になったのですね。
    園芸種のデンドロビュームは育てたことがあります。
    2013年12月21日 17:18
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    原種ラン、夢中で写真を撮りましたが、失敗も多かったです。
    肖像画、概ね好評で嬉しいです。
    2013年12月21日 17:30
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    原種でも美しい花がありますが、それを更に改良したり、掛け合わせたりでより美しい花が創作されていますね。
    デンドロビュームは花付きが良いので好まれますね。
    2013年12月21日 17:33
  • すーちん

    今晩は
    原種の蘭は良いですね
    色が落ち着いていて
    好きですね
    2013年12月21日 18:12
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    今回取り上げた原種は落ち着いた色ですね。
    原種だから原色もあるんですよ(笑)。
    2013年12月21日 18:40
  • 寿々木

    ランの原種興味があります。2番目の画像、デンドロの原種とは思えない花の付き方ですね。
    2013年12月21日 19:08
  • 無門

    こんにちは

    中原石斛
    日本の野生蘭の代表格
    石斛には日本人も
    造詣が使いだけに
    台湾でも発見しやすかったのかな
    2013年12月21日 19:36
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    2番目のデンドロビューム・ブラクテオサムは花弁が直線的で先端が尖っているのが変わっていますね。
    2013年12月21日 21:36
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    中原石斛は台湾の中央山脈で発見されたそうですから、簡単に見つかったのではないようです。
    2013年12月21日 21:45
  • ポン太

    肖像画、いいですね。これだと町で見かけたらわかりますね。長さんだっ。て。原種の蘭は園芸種に比べると少し地味ですが味わいがありますね。
    2013年12月21日 22:45
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    肖像画は皆さんに好評で、気をよくしています。でも、待ちでお目にかかって分かるでしょうか。
    原種ランは地味なものもありますが、美しいのもありますよ。いずれ、カトレアの原種もご紹介します。
    2013年12月21日 23:36
  • shuuter

    デンドロビュームは最も育てやすい蘭です。
    デンドロの原種 中原さんがみつけたものですか。
    原種は素朴な良さを感じます。
    2013年12月22日 00:01
  • なおさん

    デンドロの仲間もいろいろなものがあり、それぞれに個性的でいいですよね。うちではセッコク系のミニデンドロを育てていますが、これは寒さにも強く丈夫でいいものですね。

     穂が長く垂れさがるデンドロキラムの仲間も可愛らしいものがいろいろありますね。
    2013年12月22日 07:33
  • 信徳

    原種と今の花を比較して見ると隔世の感じがして面白いですね。この間何十年と経っているのでしょうね。
    2013年12月22日 07:39
  • mori-sanpo

    蘭の栽培をしている人たちは、今でも原種探しに出かけているようですね。
     デンドロキラム属の原種は、小石川植物園の温室で見たような気がしました。地味ですが味わいがありますね。
    2013年12月22日 09:35
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    育てやすいラントいっても少々ずぼらな我が家では難しい。日当たりも条件の一つでしょうね。
    日本人も海外に原種を探しに行く人がいるんですね。
    2013年12月22日 10:32
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    寒さに強い蘭というのはありがたいですね。ミニ系は置き場所にも困りませんね。
    花穂が長いデンドロキラムもらん展の常連ですね。
    2013年12月22日 10:34
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    蘭の栽培ははまりものだけに、他にない品種を、より綺麗な品種をと言うことで、競争になっているようですね。
    2013年12月22日 10:36
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    ランの原種捜しは前人未踏のような場所へ行くんでしょう。本当に好きでなければ出来ませんよね。
    小石川植物園の温室は週2回の閉館日があり、まだチャンスに恵まれません。
    2013年12月22日 10:44
  • eko

    原種のランは地味ですが、味わいがありますね。
    2番目のランの花のつき方が珍しいです。
    花穂の長いデンドロキラムも良いですね。
    2013年12月22日 11:53
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    原種=地味と思いがちですが、美しいのもありますよ。
    デンドロビュームは花がたくさんつく種類があり、デンドロビューム・ブラクテオサムは一カ所に固まって付くから華やかです。
    2013年12月22日 15:14

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