オヒルギ、クロトン、サポジラなど

 夢の島熱帯植物館の温室に入ると、ちょっと広いスペースがあり、周囲を見渡せるようになっています。
 左手は池で、人口の滝が流れ落ち、滝の裏側が巡回路になっています。
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 広いスペースから見て、正面やや右手に大きな木があり、細長い実が出来ていました。
これは、オヒルギ(雄蛭木、雄漂木)です。
ヒルギ科オヒルギ属の常緑高木で、マングローブ樹種のひとつ。
別名アカバナヒルギ(赤花蛭木、赤花漂木)。
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探したら、花が一つ見つかりました
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クロトンの花

トウダイグサ科の熱帯性常緑低木です。和名はヘンヨウボク(変葉木)
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サポジラの実

アカテツ科の常緑高木です。中央アメリカ原産。
ラテックスという白色の樹液が採れ、これを煮詰めたもの(チクル)が
チューインガムの原料になります。別名チューインガムの木。
果実は完熟すると生食でき、非常に甘くて美味しいそうです。
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 これはイベントホールで見たマカダミアの木です。
 ヤマモガシ科の常緑高木で、オーストラリアが原産です。
 写真左下の右側の花序はつぼみ、左側と右下の写真は花後のようでした。
 固い果皮に包まれた種がマカダミアナッツで、食用になります。
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 12月12日撮影。

 次回も温室で見た花です。
 (つづく)

この記事へのコメント

  • 信徳

    今晩は!
    名前も実物も初めてのものばかりです。色々な植物を集めた温室ですね。今日で四日目空っ風が寒いです。明日から天気が下り坂漸く一雨(雪)が来そうです。故郷は1m近くも積もっています。
    2013年12月17日 20:55
  • eko

    一番上の写真の景色が良いですね。
    全部、初めて見るものばかりです。チューインガムの木、マカダミアンナッツの木、名前は知っていても温室でしか見ることはできませんね。
    2013年12月17日 21:13
  • なおさん 

    沖縄の島の方に行くと、オヒルギやらメヒルギなど見られますかねえ。まだ行ったことがないのですが、温室で花を見たことはあります。タコさんウインナー?のような面白い花ですよね。
     クロトンは、葉も花も面白いです。変わった雰囲気ですよね。

     チューインガムの原料の木やらマカダミアナッツの木やら南国のものもいろいろ有用で面白いものが多く楽しめますね。
    2013年12月17日 21:29
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    沖縄でも見ることができる植物ですが、関東では温室だけですね。
    明日は寒くなりそうです。南関東でも午後から雨、もしかすると雪に変りそうとのことです。
    2013年12月17日 21:46
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    1枚目は滝があるジャングルみたいでしょう(笑)。
    チューインガムの木、マカダミアナッツの木、実からは想像出来ない植物でした。
    2013年12月17日 21:48
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    オヒルギの花と実は確かにタコとウインナーですね(笑)。
    沖縄にはオヒルギもメヒルギも、また、チャボヒルギも見ることができるそうですよ。
    クロトンは変わった植物で、異変も多いのだそうです。
    マカダミアナッツはこんな花穂からできるなんて信じられませんが…。
    2013年12月17日 22:01
  • ポン太

    どれも初めて聞く名前の花ばかりでした。
    オヒルギ、ソーセージのような実がついていますね。
    クロトン、和名の変葉木でなるほど、です。
    チューインガムの木ってのもあるのですね。
    マカダミアナッツの木が少し意外な感じがしました。
    2013年12月17日 22:01
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    植物園の温室って、面白いですよね。オヒルギの花は以前に見たことがあるのですが、実は初めて見ました。
    チューインガムとマカダミアナッツと名前を聞けば分かるのですが、植物だけでは分からないものです。
    2013年12月17日 22:09
  • shuuter

    サボジラ 果実は生食でき甘いのですか。
    食べてみたいですね。

    現在もチューインガムはチクルからつくられているのですね。
    2013年12月17日 22:15
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    サポジラの実は沖縄で栽培しているところがあるそうです。甘い干し柿のような味で、食感は梨に近そうです。
    今でもチューインガムはサボジラから作っているそうです。
    2013年12月17日 22:36
  • 寿々木

    オヒルギの花が咲きましたか、マングローブを見て西表島仲間川クルーズでの、「両岸に生えるのはオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ・・」と流ちょうな案内を想いだしました。
    変葉木の花は今頃咲くのでしたか、東南植物楽園の群生を思い出しますね。
    2013年12月18日 07:38
  • mori-sanpo

    クロトン、和名が変葉木ですか。
     花も魅力的ですが、葉が変色している様が面白いですね。実物を見てみたくなりました。
    2013年12月18日 09:01
  • nobara

    TOPの画像、いい感じですねe------
    この前でず~と過ごしたい気持ちです。
    クロトンのお花、こうなんですね。
    観葉ではかなり見かけていますけれど・・・
    マカダミア、花から果実は想像できません。
    2013年12月18日 09:16
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    オヒルギやクロトンは沖縄や南西諸島では一般的に見られる植物ですね。
    東南植物ですね楽園はとても良いところでしたが、沖縄にはあれほどの規模の植物園が他にないのが残念です。
    2013年12月18日 13:00
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    クロトンは常緑樹ですが、葉が部分的に変色したようになるのが特徴ですから、うまい和名を付けたものだと思います。
    2013年12月18日 13:05
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    滝の前にある池の手前に熱帯スイレンがあるのですが、まだ咲いていないのが残念でした。
    クロトンの花は今頃咲くんです。11月には見かけなかったので、ラッキーでした。
    マカダミアの実は枝の近くになると思っていたので、想定外でした。
    2013年12月18日 13:09
  • すーちん

    お早うございます。
    滝の裏側を巡回できるとは、
    熱帯の気分味わえますね
    チューインガムの樹が有
    るんですね
    2013年12月19日 07:06
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    滝に向かって左下にはレストランの窓があって、ここからも眺めることができるんですよ。
    チューインガムの原料はいまでもこの樹液を使っているそうです。
    2013年12月19日 09:35

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