パパイアの並木道?

 ネタ切れ時の植物園ということで、夢の島熱帯植物館へ行ってきました。
 明治通りから第五福竜丸展示館前を通り、植物館へ向かったのですが、歩道の左側にこんな形の木が20本弱並んでいました。
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下の写真で、右上に写っているのが夢の島熱帯植物館です。
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 これはパパイアの‘木’です。パパイア科パパイア属の熱帯植物で、メキシコ南部が原産です。雌雄異株が基本で、両生株もあるそうです。
 近くに設置された説明板によると、2~10mにも伸びるのに、年輪がないため‘草’に分類されているそうです。
 国内では沖縄に自生していますが、関東では温室でなければ育たないと思っていました。しかし、近年の温暖化のお陰で、初霜までは成長するのだそうです(4本ほどはそれまで持たずに萎れていましたが)。
 幹を覗き込んだら、花が咲いていました。開花期は6~7月、及び、11月とのことです。
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これは両性花のようです
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 こちらは雌花らしく、実ができつつありました。
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 近年は樹高が1m程度の矮性種も作られているとのことで、これがその種類なのでしょう。
 以下は、Wikipediaからの引用です。
 パパイアの種を蒔くと簡単に発芽するので、観葉植物として楽しむことが出来る。ただし、発芽にある程度の温度が必要なので、日本本土では5月のころに蒔くのがよい。雌雄異株なので、結実を目指すのなら数株育てる必要がある。雌花開花後に雄花の花粉を受粉させれば果実が育つ。また、温度によっては両性花がつくこともある。この場合は1株でも果実が得られる。 近年は樹高が1m程度の矮生種も開発されているので、条件さえ揃えば植木鉢等で結実させることも可能である。

この記事へのコメント

  • shuuter

    暑い国で仕事したことがあります。
    宿舎のにわにパパイヤやマンゴの木がありました。

    マンゴの方が好きでしたね。
    2013年12月12日 16:12
  • だるま

    こんにちは

    ブログ巡りをしていると
    日本全国の温暖化の影響が植物にも出ているのが分かります、静岡のブロ友さんの畑にパパイアが実を付けていてビックリしましたょ。いつか長さんの木にも実が付くかもしれないですね…でもこれは問題大有りです
    毎回訪問して下さり、ありがとうございました(*^_^*)
    長さんも素敵なお正月を迎えて下さいね。
    かなり寒くなってきましたので、風邪をひかれませんように
    2013年12月12日 16:33
  • みっきい

    夢の島熱帯植物館を案内してくださるのですね!
    パパイヤは雌雄異株なのですね?
    アボガドを食べた後の種も簡単に芽が出ますね。
    30センチくらいまで大きくなって、その後はどうなったかな?果実を期待しているわけではないので。ええ加減です。
    2013年12月12日 16:38
  • あをによし

    次男が筑波にいたとき、夢の島ってどんなところかなと、
    見に行ったことがあります。ゴミの島でした。
    今もゴミを投棄しているのでしょうか、東京都は、第2、第3の夢島を造り、ソ-ラ島を造るといいと思いますが、
    いかがでしょうか、
    最近の状況は、解りませんが、
    2013年12月12日 17:05
  • 寿々木

    パパイアが東京で開花とは吃驚です。沖縄では民家の庭でもよく見かけ、青い物を野菜として食べるそうです。
    2013年12月12日 19:07
  • なおさん 

    ネタの収集先は夢の島の植物園でしたか。露地栽培のパパイアに花が咲いているというのはびっくりですね。これから寒さがつのると枯れてしまうのですね。大きくなるのに草と言うのはバナナなどもそうですが面白いですよね。
    2013年12月12日 19:48
  • ポン太

    パパイアもバナナも分類上は草、面白いですね。
    いつだったか近くのよろず屋さんに行った時レジにスターフルーツが置いてありました。そのお店は農業もしておられるので畑でできたそうです。「温暖化ってホンマや。もうじきバナナもできるんと違うけ」と言って笑っておられました。よく考えると笑いごとではありませんよね。
    2013年12月12日 20:43
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    暑い国では普通に生えているパパイヤですが、東京で見るとちょっと奇異な感じがします。パパイヤとマンゴ、甘みがあるのはマンゴの方ですかね。
    2013年12月12日 20:59
  • 長さん

    だるまさん、コメントありがとうございます。
    温暖化の影響はここにも現われているんですね。特に、東京は周囲に県より暖かいので尚更でしょう。霜が降りるまでとのことなので、食せるまでに大きくなるでしょうか。
    だるまさんもお元気で。再開をお待ちしています。
    2013年12月12日 21:04
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    アボガドも早く成長しますか。関東地方では実に機体すると言うより、観葉植物としての楽しみですかね。
    植物館の花、11月より花がぐっと減っていました。
    2013年12月12日 21:07
  • 長さん

    あをによしさん、コメントありがとうございます。
    今はゴミの島という面影はありません。わずかに、都のゴミ焼却場がある位です。そこから出る熱が温室の保温に使われています。もう東京湾に埋め立て地を作る余地はないようですよ。
    2013年12月12日 21:10
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    沖縄ではありふれた植物ですが、東京で花が咲き、実がなるとなると、ちょっと驚きますよね。
    2013年12月12日 21:12
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    10日かららん展が始まったと知ったので、見に行って来ましたが、とても小さな規模でした。
    年輪がないから草という定義はなるほどです。バナナもそうですか。
    2013年12月12日 21:17
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    ゴレンシも畑でできますか。温室なら驚きませんが、年間平均気温が1度でも違うと植物にとっては大変な環境変化なのでしょうね。
    2013年12月12日 21:25
  • ケン坊

    おはようございます。
    年輪の有る無しで木か草に分類されるんですね...なるほどです。こんな基本を知らないなんてケン坊はレベルが低いですね~>笑<
    東京では屋外でもパイナップルが生るんですか? 栃木と比べたら暖かいのは事実ですが...
    2013年12月13日 06:33
  • すーちん

    お早うございます。
    パパイア実が生ると嬉しい
    ですが、それだけ温暖化
    してるとは恐ろしいですね
    2013年12月13日 07:08
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    私もパパイヤは木だと思っていたし、Wikipediaにも常緑小高木と記載されていますから、そう卑下することはありません。
    しもがおりるころまでといいますから、あと1ヶ月位の命でしょう。
    2013年12月13日 08:29
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    都内は私の住む松戸より暖かいです。ヒートアイランド現象もあるんでしょう。
    2013年12月13日 08:31
  • nobara

    パパイヤってどう見ても木えすよね~
    しかし、年輪がないのですか?
    地上の幹は真冬は朽ちてしまうのでしょうか・・
    似たように思うのにアメリカントランペットなども?
    この実もちゃんとモノになるといいですね。
    2013年12月13日 08:51
  • mori-sanpo

    パパイアが、温室外で花までつけて生育しているとは驚きました。
     マグロが釧路沖で獲れたと同じように温暖化は進んでいるんですね。
    2013年12月13日 08:54
  • bunko

    私もあのパパイヤを見たとき、野外で育つのかと不思議に思っていました、やはり霜までの命ですか、来年は又芽を吹く宿根草でしょうか
    2013年12月13日 09:10
  • しおん

    おはようございます。
    パパイヤの花がとっても可愛いですね。
    東京でも温室でなく育っているなんて~~
    驚きです!
    2013年12月13日 09:26
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    パパイアもバナナも草と言うから驚きですね。木材として利用するラワンも年輪ができませんから、年輪のあるなしは一つの目安ではあっても、絶対的な区分ではないようです。
    パパイアは、冬は枯れてしまうようです。
    アメリカチョウセンアサガオは草だと思いますが、キダチチョウセンアサガオは茎が木質化しているし、枯れませんから木なんでしょうかねー。
    2013年12月13日 09:54
  • Tatehiko

    パパイアを植物園の温室などで観ていたのですが、戸外でも最近見ることがあります。
    こんなに沢山あるのも珍しく思いますが、温暖なところと言えども育っていることから品種改良されているのでしょうね。
    2013年12月13日 09:56
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    温暖化の影響がここにも見られたと言うことでしょうが、パパイアも耐寒性を徐々に身につけてきているのかも知れませんね。
    2013年12月13日 09:56
  • 長さん

    bunkoさん、コメントありがとうございます。
    思うに、木本の中で一番草に近い種類ということなのかもしれません。多分枯れたらおしまいで、翌年種をまくのだと思いますよ。
    2013年12月13日 09:59
  • 長さん

    しおんさん、コメントありがとうございます。
    私もパパイアの花は温室でしか見たことがなかったので、ビックリです。雄花も探したのですが、見当たりませんでした。
    2013年12月13日 10:02
  • 長さん

    Tatehikoさん、コメントありがとうございます。
    京都でも戸外でパパイアを見ることがありますか。生育が早いと言いますから、今年まいた種がここまで大きくなり、初めての花を咲かせているのと言うことなのでしょう。耐寒性が出てきたという可能性もありますね。
    2013年12月13日 10:06
  • 信徳

    こんにちは!
    台湾・高雄の街中には至る所パパイアが見られました。一年で実が付いてまた切り倒されても直ぐに生えてきて草の様な木でした。成長が早いのには驚きです。
    2013年12月13日 11:11
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    パパイアは台湾ではおなじみですね。切り倒されてもすぐに生えると言うことは根が生きていると言うことでしょうか。
    2013年12月13日 12:47
  • We-Keaw

    こんにちわ。/おはようございます。
    パパイア、『草』に分類されるんですね。
    参考になりました。
    両性花も、株の途中から切り、しばらくして、そこから、新たな、芽が出て、花が咲き、そこに実がなりますよ。
    妻が、そのように言うので、半信半疑やってみると、本当でした。
    不思議な『草』ですね。
    最初は、頻繁に、食べていましたが、食べすぎ?で、飽きがきて、今では、余り食べることもなく、我家の庭には、パパイヤの木(草)すら、無くなってしまいました。
    2013年12月13日 14:02
  • 長さん

    We-Keawさん、コメントありがとうございます。
    タイでパパイアは見飽きていると思いますが、食べ飽きてもいるんですね。面白い。
    両性花の株も途中から芽を出させれば雌花が出来て実がなる訳ですね。
    2013年12月13日 15:17
  • 無門

    こんにちは

    青パパイヤは大好物でした
    暑い国ではさっぱりしていて
    サラダ代わりに食っていましたよ
    熱帯の寒い高地でも
    パパイヤがありますので
    日本でも育つと思います
    2013年12月13日 16:10
  • 目黒のおじいちゃん

    平地でパパイアとはびっくりです。温暖化がそこまで?
    千葉産の出荷が始まっているとは聞いていますが温室で栽培していると思います。
    2013年12月13日 16:15
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    亜熱帯地域では青いうちから食べるんですってね。色々な調理法があるのだとか。熱帯の高地でも育ちますか。日本は霜や雪があるので、冬越しが難点ですね。
    2013年12月13日 17:08
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    千葉県産のパパイアだったら、当然のごとく、温室でしょうね。冬に枯れてしまうのなら、初夏に花を付けることは無理ですものね。
    2013年12月13日 17:10

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