世界遺産 アグリジェント神殿の谷(4) & 日比谷公園ガーデニングショー2013(6)

南イタリア旅行記(25)  9月30日(月) その9
 アグリジェント神殿の谷で紀元前5世紀頃造られた神殿遺跡を見てきました。エルコレ(ヘラクレス)神殿(左下)を振り返りつつ、次の神殿に向かいます。
 やがて、大量のがれきが並ぶ遺跡が見えてきます(右下)。
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 これはジョーヴェ・オリンピコ(ジュピター)神殿で、その基壇部分です。
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 ジュピター神殿からヘラクレス神殿を見たところです。
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ジョーヴェ・オリンピコ(ジュピター)神殿
 紀元前480~470年遺構に建造されたが、未完のうちに前406年、カルタゴによって破壊され、その後の地震でがれきの山になった。完成していれば、ギリシャ時代に建てられた神殿の中で、最も大きいものとなったに違いない。
 神殿の規模 横56m x 縦113m 柱の高さ 17m 柱の本数 7x 14本
    (地球の歩き方・南イタリアとマルタ編などより)

 ジュピター神殿の柱の一部で、梁を支えていたテラモーネ(人像柱)。左下のものはレプリカ。
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 ジュピター神殿を見学するツアー一行です。
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 ジュピター神殿の更に西に、エヒオスクロイ(カストール・ボルックス)神殿が望めました。これも瓦礫から復元したもの。
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エヒオスクロイ(カストール・ボルックス)神殿
 紀元前5世紀末に建造された小規模な周柱式ドーリア式神殿。カルタゴによって破壊され、修復されたものの、地震によって倒壊。瓦礫の山と化していたが、1832年半、周辺の断片を利用して復元された。
神殿の規模 横16m x 縦34m 高さ ?m 柱の本数 6 x 13本
            (地球の歩き方・南イタリアとマルタ編などより)

 パレルモに戻るバスから、コンコルディア神殿(左下)とヘラ神殿(右下)を望んだものです。それにしても、ギリシア人たちは一つの町にどうしてこれほど多くの神殿を造ったのでしょうか。
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 復路は往路より時間がかかりましたが、何とか想定時刻に到着。フリータイムを楽しんだ方たちと一緒に夕食です。
 赤ワインのハーフボトルを妻とシェア。右はTADAO三が頼んだビール。前菜はインゲン、ポテト、ツナ、オリーブなどの煮物。
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 続いて、マカロニ。メインはローストポークのトマト添え。
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 デザートは甘いケーキ。右下は私たちの部屋です(当日写真を撮り忘れ、翌日、出発前にベッドカバーを整えたもの)。
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 明日はツアー5日目、シチリア島の東端、世界遺産の町・シラクーサに向かいます。
 (つづく)


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日比谷公園ガーデニングショー2013(6)

 ハンギングバスケット部門の作品を紹介しています。

金賞の作品、「秋の夕惑(ゆうわく)」
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 左下、「大和の愛季(あき)」。   右下、「神有月」
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 (つづく)

この記事へのコメント

  • りりい

    これだけ多くの遺跡を見て歩くのは,結構疲れてしまいそう。秋だからいいけれど、夏だったら、もうバテバテですね。
    以前8月下旬に、ローマのフォロ・ロマーノを歩いたとき気温は40℃。日差しは強く、ガイドさんの説明は聞きたいけれど、暑さに負けそうで、内容をしっかり記憶できないぐらいでした。それでもガイドさんは、職務上、一生懸命説明してくれました。
    神殿の上空の青空と白い雲が似合っています。
    ハンギングバスケットは、赤のイメージとか、白のイメージなどで寄せ植えされているのでしょうか。展示の時期に合わせて,上手に育てるのは,大変でしょうね。
    2013年11月03日 22:30
  • ポン太

    「アグリジェント神殿の谷」がオプションツアーというのが??と感じました。正規の行程のなかに入っているべきではないのかと。ここに参加しなかった人たちはフリータイムを休憩したりそれぞれ有意義に過ごしたのでしょうが、とてももったいない気がしました。
    ジュピター神殿って完成していれば一番大きかったのですね。距離的にそんなに離れていると思えないところにどうしてそんなにたくさんの大きな神殿を作ったのでしょう。その昔、簡単に作れるものでもないのに。
    2013年11月03日 23:19
  • なおさん

    まだ完成していないうちに破壊されて、さらに追い打ちをかけるように地震に逢いましたか。まさに踏んだり蹴ったり?ですねえ。がれきの山を復興して元通りにする、というのは大変なことですよね。ここでは手つかずのままになっているのですね。

     ハンギングバスケットもこの時期は秋色の紅など上手く使って雰囲気を出していますね。
    2013年11月04日 06:31
  • 寿々木

    西欧の神話はよく知らないのですが、ジュピターやヘラクレスの名は記憶があります。その神々の神殿だったのですね。
    2013年11月04日 08:24
  • 長さん

    りりいさん、コメントありがとうございます。
    夏のいたりあはあついですね。今回は9月末から10月始めですから、涼しいと思いきや、結構暑いのです。雲が多くて助かりましたがピーかんならもっと暑かったでしょう。
    ハンギングバスケットは大きさ以外は特に制約はなさそうでした。裏を覗かなかったので、根付きか切花か分かりませんでした。
    2013年11月04日 08:31
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    10日間と日程が長いので、ゆっくりしたいというニーズもあるのでしょう。このかいしゃのツアーはスケジュールびっしりで、忙しいのがなんてんです。しかし、オプションで行って大変良かったです。
    宗教心と言ってしまえばそれまでですが、これだけ多くの神殿を作る必要性がどこにあったのか、分かりません。
    2013年11月04日 08:37
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    攻めてきたカルタゴも神殿を破壊するのは大変な作業だったと思います。爆薬なんかないでしょうから、全て人力ですよね。
    ジュピター神殿は当時から未完成ですから復元のしようもありませんね。
    2013年11月04日 08:42
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ジュピターやヘラクレスはギリシア神話に出てくる神様ですね。これらの神様を崇める気持ちが大変強かったのでしょう。
    2013年11月04日 08:45
  • nobara

    ギリシャ神話と日本の神話・・・
    日本の神話の里紀行も面白いから
    宗教の違いが出て興味深いですね~
    威光を表にしたのでしょうか・・
    お料理に興味があります。
    こんな時、ワイン呑めたらいいですね。
    私はカクテル少々しかいけません。
    ハンギング、鑑賞する時期にどんなになる?と考えながら組み込んでいくのでしょうね~ 観葉がやはりポイントになるのでしょうか・・寄せる作業好きです。
    2013年11月04日 09:18
  • コスモス

    本当に神殿がこれでもかというほどたくさんあるんですね。
    遠くまで見渡せて、壮大な景色ですね。
    イタリアは未知の世界なので、まるで絵画を見ているような感覚です。
    2013年11月04日 09:21
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    これらの神殿はギリシアの人々のためだけでなく、異民族を支配するために威光を表したのかも知れませんね。
    料理の中で、カボチャとあるのはジャガイモの間違いでした。
    私たち夫婦もお酒はいける口ではありませんが、グラスワイン2杯より、ハーフボトルの方が安いのです。
    ハンギングバスケットは切り枝、切り花がメインなんですかね。
    2013年11月04日 09:40
  • すーちん

    お早うございます。
    毎回行かれた場所キチンと整理され
    感心してしまいます、ズボラな私と
    しては(笑)
    2013年11月04日 09:41
  • 長さん

    コスモスさん、コメントありがとうございます。
    こんなに神殿を作る情熱というか信仰心というか、現代では考えられないことですね。
    イタリアは北も南も良いですよ、一度は行ってみるべきでしょう。
    2013年11月04日 09:42
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    写真をたくさん撮ってくると、それをきっかけに色々思い出すものです。ガイドブックやネット情報もとても役立ちます。
    2013年11月04日 09:46
  • 無門

    こんにちは

    ギリシャ建築も
    独自の発展を遂げましたが
    そのルーツは
    やはりエジプトにあるのでしょうね
    2013年11月04日 16:58
  • eko

    ジョーヴェ・オリンピコ神殿完成していればさぞすごい宮殿だったのに、残念ですね。広大な土地とはいえ、そんなに離れていない土地にたくさんの神殿が造られているのも不思議です。神々への信仰のなせる技でしょうか。これだけの神殿見るのは価値がありますが、見て周るのが疲れそうです。
    ハンギングバスケット、金賞作品やはり素敵ですね。
    2013年11月04日 17:39
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    古代ギリシア建築のルーツは紀元前2000年頃のミノア文明、および紀元前1400年頃のミケーネ文明(いずれも地中海)と考えられていますが、更にさかのぼれば古代エジプト文明ということになるでしょうね。
    2013年11月04日 18:21
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    カルタゴによって破壊されたジュピター神殿は、再建するには巨大すぎたのですね。そのうち、地震に遭って放置されたと言うことでしょう。
    こんなに多くの神殿が神々に捧げられたと言うことは、ギリシア人にとって神々の信仰心が異常に強かったためでしょうか。神殿の谷は起伏がそんなになかったので、さほど疲れませんでした。
    2013年11月04日 18:28
  • shuuter

    紀元前5世紀に造られた死んでんの遺跡 世界史にわうといですが、すごいものですね。
    幾つも神殿が造られたのも 驚きですね。
    西洋の歴史はふるいのですね。
    2013年11月04日 19:05
  • 行き当たりばったり

    今晩は。それにしても石の宮殿、多いですね。もともと木を使う文化ではなかったのでしょうね。夕食も楽しいひとときで。
    ハンギングは、審査員に、構想を評価されるものなのでしょうね。素晴らしいとしか言いようがありません。
    2013年11月04日 21:34
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    アテネなどの神殿は有名ですが、シチリア島の神殿は世界史の教科書にも載っていた記憶がありません。
    日本でもお寺はたくさん建てられましたが、これほど巨大なものをいくつもというのは例がないですよね。
    2013年11月04日 21:46
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    ギリシア建築のルーツが出来たころ(紀元前8世紀)から紀元前6世紀頃は木造だったらしいですよ。
    ハンギングバスケット部門は作品名が生かされているかどうかも審査されているのかも知れません。
    2013年11月04日 21:56

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