アグリジェント神殿の谷の観光をしています。
ヘラ神殿、コンコルディア神殿と見てきましたが、500mほど西の神殿遺跡に向かいます。
右は、途中で見た遺跡ですが、キリスト教時代の墓地だとの説明だったと思います。
墓地の隣にある「ヴィッラ・アウレア(黄金色の館)」(アレキサンダー・ハードキャッスル卿の邸宅)です。ハードキャッスル卿は、1921年からここに住み、私財を投じてアグリジェントの神殿の発掘と修復に奔走したそうです。
黄金色の館付近で見かけた花です。左下は、ブーゲンビリアとブルンバゴですが、右下は何でしょう。
三つ目の神殿遺跡はヘラクレス神殿(エルコレ神殿)です。
ヘラクレス神殿(エルコレ神殿)
アグリジェントで一番古い神殿で、紀元前520年頃建造。ドーリア式神殿で、他の神殿よりも、柱のエンタシスが強調され、縦長の設計。ギリシャ神話の英雄エラクレスに捧げられていた。
地震で倒壊し、瓦礫の山だったが、前出の考古学者ハードキャッスル卿により現在の8本の柱が復元された。
神殿の規模 横25m x 縦67m 高さ 16m 柱の本数 6 x 15本 (ネット「Cicilia Club」などより)
ヘラクレス神殿の更に西にある神殿遺跡に向かいます。
途中で見た遺跡です。重い石を運搬した荷車による轍跡だそうです。重い荷車を方向転換させるための工夫のように見受けました。
(つづく)
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
日比谷公園ガーデニングショー2013(5)
今回もハンギングバスケット部門の作品の作品からです。
左下、「円窓から」(銀賞)。 右下、「彩艶」
左下、「Hervest Moon」(銅賞)。 右下、「夕映えにゆれて」
左下、「山からの頼り」(奨励賞)。 右下、「秋風のように」
(つづく)
この記事へのコメント
ポン太
荷車の轍跡、今のような重機のない時代にもそれぞれ工夫してこんな立派な神殿を作っていたのですね。
信徳
重い石の運搬処理など工夫していたんですね。ハンギングバスケット、草花への水の供給はどうやっているのでしょうか?水苔など使っているのかな?
すーちん
丸型の遺跡
バスの方向転換の機器を
思い出しました
黄昏龍
大切なものを守らなければ、
後世に残すために・・・
キャッスル卿の熱い情熱を
感じるとともに、
古代ローマ時代へとロマンを
掻き立てられますね・・・
素晴らしい建物をご覧になられて
一生の記念物となりますね・・・
長さん
ハードキャッスル卿はこの地に旅した際、直ちにここに住むことを決め、私財で復元に取り掛かりました。
2500年も前、思い石を運び、積み上げる技術が確立されいたというのはびっくりです。
長さん
思い石を積んでも壊れない車とはどんなものだったのかにも興味があります。
夕方立ち寄った時に、ハンギングバスケットに水をさしている方を見かけましたが、容器の中はどうなっているんでしょうね。
長さん
重い荷車を方向転換するのは大変なことだったのでしょう。こんなに岩のガイドがあれば曲がりやすいと思いますが、運搬にはかなりの人力が必要だったでしょうね。
長さん
ハードキャッスル卿が訪れた時、ヘラクレス神殿の柱は1本だけだったのですが、彼は元の位置を忠実に再現したというからその情熱には脱帽です。
古代エジプトからギリシア、そして古代ローマへと巨大な石像建築物の文化が続いたんですね。
なおさん
ハードキャッスル卿もよほどの御金持だったのでしょうか。私財を投じるにしても、ないものは投じられませんよねえ。地震で倒壊していたものを再現するというのも大変なことですよね。
ハンギングバスケットもいろいろな植物を利用していますね。配色とか楽しんでつくるのも面白そうですね。
寿々木
長さん
ハードキャッスル卿は元英国軍艦の船長だったそうですが、相当の蓄財があったのか、先代からの遺産があったのでしょうね。倒壊していたものを正確に復元したと言うから、その情熱に驚かされます。
ハンギングバスケット部門の作品はかなり作り慣れた方の出品が多いように感じました。
長さん
シチリア島は支配勢力が次々に変わったそうで、様々な様式が見られるようです。
行き当たりばったり
shizuo
感謝ですね、こうして見られるのも。
世界遺産、行って見て初めてわかるその歴史ですね~。
「円窓から」「彩艶」「Hervest Moon」「夕映えにゆれて」…。
長さん、我が家もチャンとつけようかな、
秋冬、ハンギングバスケット^^。
長さん
この地にいくつもの神殿を建てたギリシア人の情熱たるやすさまじいですね。ハードキャッスル卿と卿の字が付いていますから、先祖はイギリスの貴族だったのかも。
長さん
ハードキャッスル卿は大金持ちだったんですね。しかも、発掘にかける情熱も並ではなかった。素晴らしいことです。
奥様が思い描く作品名でハンギングバスケットを作ったらいかがでしょうか。
Tatehiko
石の建造物と言う点も有利だったのでしょうが、奴隷制の在り方などは、日本など東洋とはちょっと違った支配関係でもあったそうですね。
shuuter
当時車輪は勿論ないですよね。
木に石を積んで人がテコを利用して運んだものですかね。
nobara
何かヒヤヒヤします。それでも長い間、
持ち堪えてきたのですから安心?!
右のお花は“ジャスミン”の何か?でしょうね。
新宿御苑で今の時期に咲いてたような?
大きな石を運んだ工夫、
人の英知は凄いですね。
長さん
重い石造りの建造物ですから、切り出し、運搬、組み上げと、相当な労働力を伴いますね。恐らく大量の奴隷が動員されたに違いありません。
長さん
轍の跡としてありますから、車輪を使った運搬具だったと思いますよ。ポンペイ遺跡でも轍の跡はしっかり残されていました。
長さん
ヘラクレス神殿はこの柱の上に梁が渡されて安定するように作られていたのでしょう。上の膨らみは梁を支える構造だったと思われます。
白い花は羽衣ジャスミンに似ているような感じもしました。
轍の跡がこんなにくっきり付いていますから、運搬具も相当しっかりしたものを使っていたのでしょう。
eko
轍の跡がしっかりと残されて、運搬技術が確立していたことにも驚きます。
ハンギングバスケットそれぞれ力作揃いですね。
みっきい
紀元前の巨大遺跡ですもの…。
長さんの素晴らしい記録と写真による詳細な説明に感服しています!
日比谷公園のハンキングバスケット、きれいを持続するにはご苦労も多いでしょうね!
毎日たくさん見せていただきありがとう様!!
ケン坊
ヘラクレス神殿はいかにも遺跡の代表って感じがします。柱の上が膨らんでいて崩壊しないのかな~と他人ごとですが心配です。
南イタリアの古代遺跡...奥が深そうですね。当時の繁栄振りなどを調べると面白そうですね。
夕顔とひまわり
古代ローマって、好きなのですが、ヘラクレス神殿が紀元前なんて、もう、驚きますね~。
ハンギングバスケット好きなんですが、最近では、もう手つかず・・・見せてもらう方がいいですね~。
どれが好きかと、拡大してみせてもらいましたが~。
どれも、甲乙つけがたい!
それにしても、元気いっぱいの長さんで、すごく活動家で驚きました。健康だから海外にも行けますものね~。
無門
ポンペイもそうですが
轍の深さに驚きますね
あれだけの石の建築技術
メンテナンスして
道路を平らにするのは
簡単そうに思えるのだけどね
長さん
8本の列柱はハードキャッスル卿の情熱の表れですね。
轍の跡がこんなに深いというころは、重い石材を何回も何回も運んだという証拠でしょう。
ハンギングバスケットも作者の情熱を感じます。
長さん
古代エジプト時代も凄いですが、ギリシア時代も凄いですね。オプションで旅行するだけの価値はありました。報告が長すぎて、飽きちゃいませんか?
ハンギングバスケットは毎日世話をしに来ているのでしょうか。もしそうなら、大変だ。
長さん
ヘラクレス神殿の柱は大金と時間をかけて復元したんですから、耐震の工夫なんかもされているのではないでしょうか。
40以上も世界遺産を保つ国ですから、まだまだ遺跡が発掘されるかも知れませんよ。
長さん
この遺跡は古代ローマが勢力を拡大する前のものですから、ギリシアの勢力がいかに大きかったかが分かります。それにしても巨大神殿には驚きました。
ハンギングバスケット、いずれ劣らぬ力作揃いでした。
もう古希を過ぎましたから、動けるうちに動かないとね。
長さん
ポンペイは硬い石が使われているようでしたが、こちらは石灰岩や凝灰岩ですから、比較的柔らかいのかな。、
りりい
カンボジアのアンコールワット遺跡では、ゾウに運んでもらったそうですが、石に穴を開けて、ロープを通し,ゾウが運んだそうです。
ハンギングバスケットの水のお世話、私も気に掛かりました。たくさんあるから、じょうろでかけるのも大変そう。
それぞれのテーマ(題名)がよく考えられていて、なるほどと思うばかりです。
長さん
当時は重機なんか当然ありませんから、人力だったのでしょうね。こちらの遺跡でも石にロープ用の溝が発見されています。
ハンギングバスケットの水遣りは出品者の責任なのかもしれません。