テコマリア、カエンキセワタ & 南イタリア旅行記(39)

夢の島熱帯植物館にて(3)

 熱帯植物館の周囲で咲いていた花たちです。

テコマリア (ノウゼンカズラ科)
和名はヒメノウゼンカズラ(姫凌霄花)
花期は6~12月(暖地では周年)。赤橙色や黄花種もある
画像

ヤノネボンテンカ (矢の根梵天花、アオイ科)
花期は7~11月。別名タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)
画像

カエンキセワタ (火炎被綿、シソ科)
花期は10~12月。英名はライオンズイヤー(ライオンの耳)
アプリコットイエローや白花もある
画像

筒状の萼の中からつぼみが伸びてくる
画像

 11月9日撮影
 (つづく)


~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

南イタリア旅行記(39) 10月3日(木) その2

 世界遺産・アルベロベッロのトゥルッリ(2)

 トゥルッリに住む方たちも植物が好きなようで、白とグレーの風景に彩りを添えています。
画像
画像

 外壁は石灰で塗り固めてありますが、石積みだけの家も見られました。右下は、雨を流す工夫。
画像画像

 屋根に描かれた表象模様はその家の宗教思想を表すものだとか。
画像画像

 左下、寄せ植えの中にアジサイが咲いていました。 右下はヘーベ・バリエガタ(ゴマノハグサ科、和名はトラノオノキ)。
画像画像

 左下、ヤマボウシイチゴノキみたいな実がなっています。右下は松の仲間?
画像画像

 トゥルッリで商売をされている皆さんです。
画像画像

 トゥルッリの店の中で唯一の日本人・陽子さんと彼女の店です。ツアーガイドが始まると、待っていたかのように現れ、お店のPR。22年前にイタリア人と結婚され、夫と先代の店を引き継いだとか。後刻、一行で訪れ、住居や屋上を見せてもらいました(店舗内と住居は撮影禁止)。
画像画像

 ホテルをチェックアウトし、次の目的地に向かいます。
 (つづく)

この記事へのコメント

  • miki

    トゥルッリの家並は魅力的ですね。
    紫の花もとっても素敵!
    赤い実はイチゴの木みたいに見えますが
    違うかな?
    2013年11月17日 23:19
  • 長さん

    mikiさん、コメントありがとうございます。
    おとぎの国のようなトゥルッリ、魅力的でしょう。多くの観光客が訪れているそうです。
    赤い実はヤマボウシではなく、イチゴノキかも知れませんね。ただ、花が咲いていないんですよ。
    2013年11月17日 23:43
  • なおさん

    ヤノネボンテンカはうちの方の線路の脇の方で咲いているところがあり、野生化状態ですが、殖える力はそれほどないようで、1本くらいです。
     カエンキセワタはビロード状の花が暖かそうですよね。

     トゥルッリに住んでいる日本人女性の方もいらっしゃるのですか。住み心地はどうなのでしょうねえ。22年もたつと慣れて住みやすいかもしれませんね。
    2013年11月18日 05:31
  • 寿々木

    ライオンズイヤーは当地植物園にもございました。露地植えですが、咲く時期は今頃だったかな?
    2013年11月18日 07:33
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ヤノネボンテンカ、そう言えば、実は見たことがないです。アオイ科ですから、フヨウみたいな実が出来るのでしょうね。
    カエンキセワタは色と言い毛と言い、暖かそうな花ですね。
    トゥルッリは不便なこともあるでしょうが、夏涼しく冬は暖かいと言いますから快適なのでしょう。
    2013年11月18日 07:59
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    この植物園にはネタ切れの10月から12月にかけて行くのですが、その頃必ず咲いています。
    2013年11月18日 08:02
  • ポン太

    おはようございます。
    トゥルッリの白とグレーのたてものに緑の植物がきれいですね。屋根の模様も面白いです。この町にも日本人が住んでいるのですね。吃驚しました。
    夢の島熱帯植物館の花、初めて見る花ばかりで興味深いです。
    2013年11月18日 08:58
  • nobara

    トゥルッリに日本人の方がいらっしゃると
    日本からのツアー客は大助かりでしょうね。
    いま盛んにツアーが組まれてるようですから。
    私もイチゴノキかなと思いました。
    右下はヘーベの斑入り(ゴマノハグサ科)かしら。
    カエンキセワタの筒萼、そこから花が覗く?
    最後のは、花弁が落ちたあと?面白いです。
    夢の島の温室周りの花、こちらでも見られます。
    2013年11月18日 09:08
  • すーちん

    白い外装と植物似合いますね
    夢の国に迷い込んだよう
    カエンキセワタ面白い花ですね
    2013年11月18日 10:14
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    グレーと白の街では彩りがないと住民の人たちも考えているのでしょう。少ない土を大切に使っていました。
    陽子さんは知り合ったイタリア男性の実家に嫁いできたそうです。
    2013年11月18日 10:52
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    最近、日本人客も増えたようで、一人でも多くのお客さんが店に来てくれるよう、陽子さんはかなり積極的でした。
    イチゴノキは南ヨーロッパが原産だそうで、イチゴノキが正解でしょうね。
    紫の花はヘーベ・バリエガータと判明しました。ご教示、感謝。
    カエンキセワタは萼筒が先に伸びてきて、その中からつぼみが出てくるという変わった咲き方をするようです。
    2013年11月18日 11:01
  • mori-sanpo

    ヤノネボンテンカ、江戸川の水辺で一株だけ毎年咲き続けていますが、名前の確認を怠っていました。
     カエンキセワタは筒状の咢が面白いですね。
     トゥルッリの住宅地は、世界遺産だけのことはあり、数百年間タイムスリップしたような風景ですね。
    2013年11月18日 11:04
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうござます。
    夢の国には殺風景な白とグレーの世界は似合いませんね(笑)。
    カエンキセワタ、面白いでしょう。茎を取り囲むように花が咲くのはシソ科の特徴です。
    2013年11月18日 11:38
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    ヤノネボンテンカはあまり見かけません。我が家の地域では馴染みの床屋の前にある位かなー。
    カエンキセワタは咲き始める課程が面白いです。
    トゥルッリは500年前に出来たそうです。
    2013年11月18日 11:42
  • shuuter

    里山に花がありません。
    又植物園のお世話になる時期が近くなってきました。

    テコマリヤ カエンキセワタ等 見に出かけますかね。
    2013年11月18日 14:59
  • 無門

    こんにちは

    陽子さんの店
    異国に有って異様な感じですが
    むしろ安心感を持てそうですね
    2013年11月18日 17:40
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    11月も後半、里山で花を期待するのは無理でしょうね。実も撮り尽くしたらネタ切れですね。ネタ切れ時の植物園頼みですよね(笑)。
    2013年11月18日 18:36
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    陽子さん、3個買ったらこれをおまけなんて言って、なかなかやり手のように見受けました。
    2013年11月18日 18:37
  • ケン坊

    おはようございます。
    カエンキセワタって変わった花ですね。花の形も変わってますが筒状のガクの中から...ガクの先がイソギンチャクを連想させ、中から赤い蕾が顔を出す姿が面白いです。
    2013年11月19日 06:40
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    シソ科の植物はクルマバナのように茎をぐるりと取り巻くように花が咲きますね。カエンキセワタは橙色で毛が生えているのが特徴で、咲き方もおもしろいです。イソギンチャク、なるほどね。
    2013年11月19日 08:48

この記事へのトラックバック