11月4日撮影
(つづく)
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南イタリア旅行記(33) 10月2日(水) その2
タオルミーナ観光(2) ギリシア劇場とエトナ山
タオルミーナで、シチリア島で第2位の規模を誇るギリシア劇場を見学します。
左下は入場券売り場で、右下は入場券です。
入場券売り場の前で、現地ガイドが添乗員に盛んに何かまくし立てている様子。決着が付いた後の添乗員の話では、①ここの入場券はツアーバスの運転手が支払ったので、入場したら入場券を回収し、バスの運転手に引き渡すことになっている。②しかし、現地ガイドは、入場券は私が回収すべきものだと主張して譲らない。③このため、添乗員が経緯を説明し、現地ガイドにやっと納得してもらった、とのこと。
つまり、支払いに関与していない現地ガイドが全く根拠のない主張をしたというわけです。お陰で、私たちは5分以上ここで足止めを喰らいました。
左下は、ギリシア劇場の平面図で、左下から伸びる緑の線が見学通路です。右下のアーチを入るとギリシア劇場の舞台に至ります。
ギリシア劇場
紀元前3世紀(ギリシア時代)、エトナ山とイオニア海を望む丘を掘り下げて建造された。当時の劇場の姿ではなく、ローマ時代の2世紀頃、円形闘技場に改造されている。直径115mで、シラクーザのギリシア劇場に次いでシチリア島第2の大きさ。劇場からの眺めは世界一という。
1787年、ここを訪れたゲーテは、世界中のどんな劇場の観客もこれほどの景色を目にすることが出来ないだろうと、「イタリア紀行」に記している。
(地球の歩き方「南イタリアとマルタ編」、ネット「シチリアクラブ」より)
観覧席から見たエトナ山です。右手前がタオルミーナの町です。
現在、毎年6月中旬~9月上旬の夜、時々、コンサートや演劇、バレーなどが上演されるそうで、舞台は板張りに、劇場の下1/3程度に観覧席が設けられていました。
観覧席最上部を巡るツアー一行です。
客席最上部の裏側(舞台から見て右側)は展望台になっており、エトナ山とは反対側の海岸線が見渡せました。
観覧席の草地などで見た花たちです。
続いて、タオルミーナの町を観光します。
(つづく)
この記事へのコメント
行き当たりばったり
天井のないギリシャ劇場、雨が極端に少ないのでしょうね。この入場券回収問題は、結局リベ-トか、サイドビジネスのための取り分の帰属の問題だったのでしょうか。
なおさん
うちのナンバンギセルはもう黒くなって種子も散ってしまいましたが、遅咲きだったのでしょうか。まだ咲いているのもあるのですね。オオバチドメでしょうか、葉の形も面白いですよね。
この劇場からは海の眺めもよく、素晴らしいですね。紀元前3世紀にこれだけのものを造ったのは大変だったでしょう。昔は音響装置などなかったでしょうから、隅々まで声を届かせるというのもタイヘンだったでしょうねえ。
長さん
センニンソウはもっとヒゲが伸びていると思ったんですが。
ナンバンギセルのほうは遅咲きです。見つかるといいですね。
シチリア島は雨がとても少ないので、野外でもokでしょう。
この現地ガイド、何を考えているんでしょうね。
寿々木
ヨーロッパで見るマンテマは草丈が人の背丈ほどあるんですね。
長さん
センニンソウはまだお爺さんになっていいませんでした(笑)。
ナンバンギセルの花期は9~10月だそうですから、残り花ですね。その周囲の葉がオオバチドメですか。
舞台のバックがエトナ山とイオニア海ですから、素晴らしいです。舞台で声を出すとどの位までとどくのでしょうね。
長さん
ナンバンギセルの手前まで芝地なんです。それの根に寄生しているのでしょう。
マンテマは茎が長いですが、写真の直ぐ下が土なんですよ。
ポン太
センニンソウの実、面白いですね。おひげが伸びたらもっと仙人らしくなるのでしょう。
ギリシャ劇場、ここもスケールが違いますね。野外ですが雨も少ないのでしょうか。ここでの演劇で声を通らせるというのは大変でしょうね。
信徳
コスモス
私もひげを見にいかないと、と思いました。
紀元前に作られたギリシャ劇場は素晴らしいですね。それを改修して今も使用しているというのがさらに素晴らしい。
青い海、壮大な景色は、1日中見ていたい感じです。
mori-sanpo
ゲーテは、イタリア紀行で覚醒したと読んだことがありましたが、このギリシャ劇場からの景色を世界一としたのでしょうね。
ゲーテの小説「ウイヘルム・マイスター」の中に「君よ知るや南の国」という詩がありますが、おそらく、この辺りの景色をうたったものでしょうね。
目黒のおじいちゃん
すーちん
ナンバンギセルとは良く
付けた名前ですね
この様な劇場でバレーでも観たい
ですね
長さん
センニンソウの実からはもっともじゃもじゃの髭が伸びるのですが、まだ時期が早すぎました。
当時の俳優?は声が大きかったのかも知れませんよ。
長さん
山の中腹のような場所でとても見晴らしが良いところです。ここでエトナ山が爆発した光景が見たかった。
長さん
センニンソウの写真を撮ってから2週間近く、もうあちこちで、仙人の髭が見られるかも。
紀元前の頃に思いをはせて、こんな劇場でエンターテインメントを楽しむのも良いでしょうね。
長さん
センニンソウの髭はmori-sanpoさんが11日に投稿されたものがこの数日~1週間後位の状態でしょうかね。
ゲーテはドイツからイタリア半島を南下して、シチリア島に渡ったようですね。それまでに見たローマ劇場やギリシア劇場に比べ、ここは格段に眺望が良かったのでしょう。タオルミーナは今でもイタリア有数な保養地と言いますから、ゲートの言う南の国もここ辺りかも知れません。
長さん
古代遺跡の中にこんなに花が咲いているとは思いませんでした。花の写真を撮っていたので、ガイドの話は殆ど覚えていません(笑)。
長さん
ナンバンギセルは、煙管の雁首みたいな花で面白いですね。
夜、エトナ山のシルエットと星を見ながらバレーを観るのも名かなkのものだと思いますよ。
shuuter
立派な仙人になること期待いたしましょう。
ナンバンキセル 今頃まで咲いているのですね。
eko
ナンバンギセル、皆さんのブログでよく見せていただきますが、実際に目にしたことがありません。
ゲーテが絶賛したというギリシャ劇場からの眺望、素晴らしいですね。観客席に座ってず~っと眺めていたい気分です。
様々な花が咲いていますね。
ケン坊
センニンソウの花はここ数年前から意識して
見かけるようになりましたが、実は見たことが
ありません。
白い髭が伸びるんですか? 一度見てみたい!
イタリアには日本の植物が帰化してるという
ことは無いのでしょうか?
長さん
赤ん坊の仙人とは面白い。確かに、毛が生えそろっていない(笑)。
ナンバンギセルの残り花でしょうね。都内は暖かいせいかもしれません。
長さん
センニンソウの写真を撮ってから1週間、もう毛は生えそろったでしょうか(笑)。ナンバンギセル、初めて見ました。もう少し生きの良い姿に出会いたかった。
青い空にエトナ山のシンメトリーな姿、そして光り輝く青い海、シチリア島ならではの風景でした。
長さん
センニンソウの実が、名の通り白髪になっていることを期待して行ったんですが、ちょっと早すぎました。
イタリアで帰化した日本原産の植物ですか、もしかするとあるかも知れませんよ。