シチリア島モンレアーレの町を観光しています。金モザイクのドゥオーモを見た後、自由時間が残ったので、ドゥオーモ裏にある展望台へ。
左下の建物の右端にあるアーチ門から中庭に入ります。右下の写真が中庭で、左下の建物の裏側に当たります。
右上の写真で、ドゥオーモの鐘楼の手前にピンクの花が咲いている木がありました。
パレルモのノルマン王宮近くでも見ましたが、トックリキワタ(徳利木綿)です。
トックリキワタはパンヤ科(アオイ科とも)セイバ属(パンヤノキ属とする見解もある)の落葉高木で、原産地はブラジル南部からパラグアイ、アルゼンチンにかけて。枕の中身やクッションなどに利用する「パンヤ」が採れます。和名の由来は、幹の下部が徳利のようにふくれ、木になる綿ができるから。
今回、若い実(左下)と、実が熟して外皮が割れ落ち、中身の「パンヤ」が露出した状態(右下)を見ることができました。
中庭を通って展望台に行ってみると、パレルモの町とティレニア海(地中海の一部)が見わたせました。
バスに戻って、パレルモに引き返します。
モンレアーレーに限らず、南イタリアでは陶器を売る店が目につきます。
丸いお皿と共に、奇妙な形をした壁掛けが売られています。これは、三本の素足とメデゥーサの顔をデザインしたシチリアのシンボルマークで、三本の素足はシチリアの三か所の岬を表しています。このマークはシチリアの州旗の中央にも描かれているそうです。
この階段を降りるとバスの駐車場です。階段を降りたところで、赤オレンジのジュースを売っていました。絞りたては美味しかった。
パレルモで早めの昼食を食べる予定です。今度はどんな料理でしょうか。
(つづく)
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アカバナユウゲショウ
先週、隣のブロックにある駐車場で、一輪ぽつんと咲いているアカバナユウゲショウ(赤花雄化粧)を発見しましたが、今日も一輪発見。花期は6月から9月だそうですが、割合遅くまで咲いています。つぼみもあるので、まだ咲きますよ。
アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。単にユウゲショウとも言う。
この記事へのコメント
行き当たりばったり
長さん
トックリキワタは沖縄以南でないと年を越せないようです。私は沖縄でしか観たことがありません。
陶器の店は見て回ると面白いです。ここではないですが、妻も土産に陶器の壁掛けを買ってきました。
アカバナユウゲショウ、小さい花ですからね。
なおさん
壁の陶器もカラフルで面白いですが、落ちないのか心配になりますねえ。3本脚の絵も面白いです。日本ですと熊野の八咫烏が3本脚で有名ですね。
アカバナユウゲショウは6月頃からぽつぽつと咲いて可愛らしいですよね。種子でたくさん増えますので、うちの近くでもあちこちで見られます。紅葉が綺麗ですよね。
寿々木
目の前で絞ってくれるジュースですか、美味しいでしょうね。
コスモス
赤オレンジのジュースはおいしそう。色が濃いですね。
長さん
温室のトックリキワタをご覧になりましたか。沖縄で路地植えを何本か見ましたが、こんなに素晴らしい樹高が高いトックリキワタを見たのは初めてです。
陶器の彩色は黄色、青、緑、赤など、カラフルで壁飾りに良いですね。陳列してあるものは、高台に穴が空いていて、壁掛け用の針金が通してあるんです。
アカバナユウゲショウ、草紅葉になりますね。
長さん
沖縄のトックリキワタ、こんなに高いのをご覧になったことがありますか?
新鮮な上、シロップが少し加えてあるので、とても美味しかったです。
長さん
トックリキワタをアオイ科とする学者もいます。日本では沖縄まで行かないと路地植えにはお目に書かれません。
イタリアはジュースというとこの赤オレンジなんです。見た目は薄いトマトジュース?という感じです。
信徳
nobara
展望台からの景色。山梨、積翠寺の辺りから見た甲府の街並みに見えました。(懐)
アカバナユウゲショウも頑張っていますね~
霜が降りる頃まで頑張っていますよね。
mori-sanpo
パレルモの街の展望はきれいですね。緑が多い都市のような感じを受けました。
奇妙な形をした壁掛けは、シチリアならではのデザインですね。カラフルで奇抜な感じを受けました。
長さん
ドゥオーモ内部の金ぴかモザイク画には驚きました、キリスト像は圧巻です。
展望台からの景色、右手にもずっと低く町並みが続いていました。
長さん
トックリキワタがこんなに大きくなるんですから、科なり温暖な島だと言うことが分かりますね。ヤシの木も高く伸びていました。
甲府盆地からは海が見えないのが残念ですね。
長さん
トックリキワタ、面白い木でしょう。徳利のように膨らんだ幹からは大きな棘が生えているんです。
イタリア半島南部やシチリア島の殆どは石灰岩台地で高い木は少ないのですが、人が住んでいる辺りは緑が豊かでした。
三本足のメヂューサ、面白いデザインですね。
無門
赤いオレンジジュースは
特に南イタリアでは
美味しく感じますね
明るい太陽の味がする
shuuter
文化の違いですかね。
トックリキワタ 京都野植物園で見ました。
旅先で出会うと笑顔になるでしょうね。
ケン坊
アカバナユウゲショウは綺麗ですね。ゲンノショウコを思い出しちゃいました...
でもシベの先端が4裂されている様や花びらの紋脈も見事に。霜降を過ぎてそろそろ終わりを迎えるんでしょうか?
ポン太
シチリアのシンボルマーク、三本の素足とメデューサの顔、
面白いデザインですね。
eko
パレルモの町、オレンジ色の屋根と木々の緑が綺麗ですね。素敵な眺めです。
陶器がたくさん売られていますね。メデューサの顔と3本の素足がシチリアのシンボルマークなんですか。ユニークなデザインで面白いです。
アカバナユウゲショウ、こちらでもまだ見かけます。長い間頑張っていますね。
りりい
近くで我が目でみたくなっています。
次のヨーロッパへ行くチャンスがあったら、南イタリアを候補地にあげたいと思います。
でも、まだまだ行ってない国がたくさんあるし・・・。
長さんの旅行記が、いい刺激になっています。
長さん
赤いオレンジジュースは明るい太陽の味がする。
うまいこと言いますね。秋にしては温度が高く、大気が乾燥しているので、とても美味しく感じました。
長さん
顔から直接足が出るなんて言うデザインは、日本人ではちょっと考えつかないですね。
トックリキワタ、京都府立植物園にありますか。名前を知っている植物に出会うと楽しいです。
長さん
赤花のゲンノショウコ、関東では穂どんど見かけませんが、どこかでご覧になりましたか。
アカバナユウゲショウは霜の降りる頃まで咲いていることがあるそうです。
長さん
トックリキワタ、日本では沖縄でしか見られないから、珍しいと思います。これがパンヤの素だなんて、植物名を調べるまで知りませんでした。
三本足のメヂューサ、奇抜なデザインですね。
長さん
トックリキワタは暖かいところでしか育たないので、日本では珍しいです。
南イタリアは石灰岩の大地ですから、陶磁器の材料には事欠きません。お土産品としても面白いものがたくさんありました。
アカバナユウゲショウは結構遅くまで咲いていますね。
長さん
石造りの町ですが、こうして遠くから見てみると、結構緑が多いことに気づかされます。
北イタリアも良いですが、南イタリアもなかなか良いですよ。今後もお楽しみに。