ポンペイ遺跡(1) アポロ神殿、ジュピター神殿など

南イタリア旅行記(13)  9月29日(日) その5
 2000年近く前(紀元79年8月24日)、ヴェスーヴィオ火山の噴火で山の上半分が吹き飛び、大量の火山灰が降り積もったポンペイの町は時を止めてしまったのです。
 15時15分頃から現地ガイドに従って見学が始まりました。
 夾竹桃が咲く道を通って入り口に向かいます。右下は、海側にある町の西門・マリーナ門です。小さい方が歩行者用、大きい方が荷車用です。
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 マリーナ門を抜けると道が広くなりました。中央は車道、両側が歩道、石を並べた横断歩道もありました。
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 現地ガイドの女性(中央右、後ろ向き)はかつて関西に住んでいたことがあるそうで、関西訛りの日本語で一行を笑わせます。右下は、馬を繋ぎ止めたという、歩道際に穿たれた穴です。
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 2段目の写真の左手にあるアポロ神殿です(紀元前4世紀頃)。
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 更に進むと、フォロと呼ばれた広場に出ます(紀元前2~1世紀に主に商業活動のために造られた)。
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 かつて広場は、ドーリス式とイオニア式の2層の中廊で長方形に囲まれていました。
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 フォロから北に目をやると、正面に正面がジュピター神殿があり、背景にヴェスーヴィオ山がみえました(曇りだったので、頂上は雲の中)。
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 ジュピター神殿の左手、ホッレアという未完成の建物は、出土品倉庫になっています。火山灰の空洞に石膏を流し込んで作った、当時、無くなったままの人々の姿。鼻と目を押さえた姿は、火山性のガスが発生した証拠といわれます。
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 ジュピター神殿から南を振り返ったフォロの写真です。
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 ジュピター神殿の左手奥に進みます。
 (つづく)


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パソコンが1ヶ月ドック入り
 今年1月に買ったデスクトップですが、はじめから調子が悪く、パソコンショップでHDD交換してもらったのですが、その後も不調が続き、無料診断・応急措置を数回受けてきました。そのたびに、メーカーに点検に出すよう助言されていたのですが、そうなると4週間かかるとのことで、先延ばしにしていたんです。
 10月18日からWindows8.1がリリースされることだし、昨日(10/19)、具合の悪いところを改めて点検してもらい、持ち帰ったんですが、今度は起動すらしなくなりました。これはショックです。
 立ち上がらなければ、ドック入りしか選択肢はありませんので、やむを得ません。
 幸い、マイドキュメントもマイピクチャも、点検の前日に外付けHDDにバックアップ済みだったので、事なきを得ましたが、不便この上なし。
 パソコンショップのサービスマン曰く、「OSやマザーボードから問題がありそう」とのことなので、メーカーさん、今度は徹底的に点検・修理・部品交換をお願いしますよ。

この記事へのコメント

  • mori-sanpo

    火山の爆発に伴う火砕流と大量の火山灰で、ポンペイの文化都市が消滅したということは、人間の想像を絶する出来事ですね。

     私のノートパソコンは、購入して3年目ですが、ディスプレイが不調続きで、先日バックライトが全く機能しなくなりました。
     マザーボードが大丈夫のようでしたので、外付けディスプレイを購入して接続しましたところ、ハイビジョン並みの解像度で使えるようになりました。
    2013年10月20日 23:11
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    火砕流と有毒ガスが一気に襲い、火山灰が5mも積もったと言います。当時2万人もの人が住んでいたのに一瞬で埋まってしまったんですね。
    ノートパソコンで液晶がアウトになるのは辛いですね。外付けモニタが精細だと画像処理も楽でしょうね。
    2013年10月20日 23:24
  • なおさん

    あっという間に街がすべて埋もれてしまった、というのはすさまじい災害です。火山国の日本もひとごとではないですよね。

     パソコンも災難続きで重修理が必要というのも困りますね。今度はきちんとなおってさくさく使えるようになるといいですね。
     僕のも買ってしばらくしますので、だいぶ動きが鈍くなってきています。PCと**は新しいほど良い?と言いますよねえ。
    2013年10月21日 05:20
  • 信徳

    「ボンベイ最後の日」なんて言う映画が昔あったような・・一瞬のうちに埋もれてしまったのですね。恐ろしいことですが霧島、三原山、浅間山など日本も想定外の爆発などと言ってられませんね。
    パソコンの不便、遅いのもイライラしますから徹底的に直して下さい。
    2013年10月21日 06:38
  • 寿々木

    ポンペイ遺跡興味深く拝見しました。アポロ神殿意外に簡素な感じです。
    パソコンが具合が悪いですか、不便ですね。
    待機電源を半年ほどの長期間切っておくと、立ち上げのたびにバイオス入力から始め無ければならなくなります。最初は故障と思ったのですが、2台経験したので中の電池?が消耗するんでしょうね。
    2013年10月21日 07:27
  • コスモス

    火山灰が5mも積もるというのは、ちょっと想像できませんね。本当に一瞬の出来事なんでしょうね。
    PCの不調困りますね。夫のPCも今年windows8を買ったのですが、1ヶ月ほど前にH/Dを交換し、その後も不調らしいです。
    2013年10月21日 08:06
  • nobara

    ボンペイの遺跡(一部)は国立博物館で何度か見たことがあります。そのままうずもれてしまったのだとか・・生活がそのまま、閉じ込められた解説など・・
    実際に見ると圧巻でしょうね。
    全体までは運べないでしょうから・・

    PC、当たり外れありますよね~
    昔のはなかなか壊れなかったですが・・
    やはり電化製品なんですね~
    腐ってしまいますが長さん、頑張って!
    2013年10月21日 08:22
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    南風の日に富士山が半分吹き飛んだら、甲府盆地が埋まってしまうというような感じでしょうか。
    規格品の中にも不運な奴があるということでしょうか。困ったものです。PCは新品を買えますが、✳︎✳︎はお金じゃ買えませんし、返品も出来ません(笑)。
    2013年10月21日 08:24
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    「ポンペイ最後の日」という映画、題名だけはおぼえています。
    火山国の日本も人ごとではありませんね。
    古くなったパソコンはゴミが溜まって遅くなることがありますが、まだ新品なのですから、ショックです。
    2013年10月21日 08:28
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    アポロ神殿は小規模ですが、立派なものだったろうと思います。
    PCは長期間コンセントに繋がないと、内部電池が消耗し時計も止まってしまうことがありますね。
    2013年10月21日 08:33
  • 長さん

    コスモスさん、コメントありがとうございます。
    火山灰も降ったでしょうが、今で言う火砕流が大量に流れ下り、一瞬にして町を飲み込んだのでしょう。
    ご主人のPCも初期故障ですか。製品によって当たり外れがあるのは困りますね。
    2013年10月21日 08:36
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ポンペイ遺跡の本の一部を見ただけですが、2000年前の人々の生活が思い浮かぶほど、リアルな遺跡でした。残念なのは屋根の梁や2階の床などが木材だったので、上層が焼け落ちてしまい、復元が難しいことです。
    私のPCは一流メーカー品ではないので、信頼性が低いのかもしれませんが、当たり外れの範疇ですかねー。
    2013年10月21日 08:44
  • すーちん

    お早うございます。瞬時に
    埋もれてしまったんですね
    何とも云えませんね!
    PCガッカリでしたね、せっかく
    買ったのに
    2013年10月21日 09:55
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    石膏を流し込んだ人型、座り込んだまま有毒ガスを吸い込んで死んでしまった…これが一瞬の出来事をよく示していると思いました。
    PC、早く直って、戻ってきて欲しいです。
    2013年10月21日 10:43
  • shuuter

    火山灰 5mも積もって町全体が崩壊するのですね。
    それだけに価値のある遺産でっすね。

    妻のパソコン XPでしたが3ケ月前買い換えました。
    東芝にしたのですが、電話の問い合わせが早くずっと無料で対応してくれます。
    私のはNEC 1年だけ無料であと有料です。
    素人にはサービスのいいのは助かりますね。
    2013年10月21日 11:29
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    一瞬にして時が止まった遺跡で当時の生活様式まで分かりますから、見る価値は高いです。
    国内一流メーカーのPCは信頼性が高いですね。ただ、不要なソフトがたくさん付いてくるのが難点です。
    2013年10月21日 11:36
  • ケン坊

    こんにちは。
    アポロ神殿やジュピター神殿は何かの本で見た記憶がありますが思い出せません。それにしても石膏を流し込んで作った人型には一瞬固まってしまいました。
    鼻と目を押さえた姿...一瞬の出来事だったんでしょうね。
    PCの調子が良くない? ケン坊も騙し騙し使ってますが、いつ反乱されるか心配です。何とか来年6月までは大人しくしていて欲しいです>笑<
    2013年10月21日 17:22
  • eko

    火山の爆発でひとつの都市が全滅したということはすざまじい爆発力だったということですね。人間の石膏を見ると、逃げる時間さえなかったということがよくわかります。遺跡として残されて、当時の建物、生活がわかるのは貴重ですね。
    PC、1年にもならないのに、不調続き、困りますね。
    今度こそしっかり修理が終わって手元に戻ってきて欲しいですね。
    2013年10月21日 17:29
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    アポロ神殿やジュピター神殿は、ギリシャにも古代ローマにも造られたので、各地にあるのかも知れません。
    石膏の人型、なくなった当時そのままの姿勢ですから、いかに早く埋もれたかが分かります。
    来年6月に買い換える予定なんですか。今度はWindows8.1ですね。
    2013年10月21日 17:51
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    ここにある人型はコピーらしいですが、博物館にはもっと生活の様子や、家族の繋がりといったことまで想像できるモノがあるそうです。
    PCは3年ごとぐらいに買い換えますから、高いものは買えませんので、当たり外れがあったのかも知れません。
    2013年10月21日 17:55
  • ポン太

    アポロ神殿、ジュピター神殿、興味深く拝見しました。
    2000年前立派な都市があって一瞬のうちに埋もれてしまって
    時を止めたのですね。人型の石膏にはドキッとしました。
    パソコン、早く修理が終わりますように。
    2013年10月21日 20:24
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    2000年前の日本はと言うと、まだ弥生時代ですから、この遺跡を見るとかなりの文明の高さが感じられます。
    亡くなったままの姿、石膏とは言え、リアルですね。
    パソコン、修理が待ち遠しいです。
    2013年10月21日 21:37
  • りりい

    アポロ神殿、ジュピター神殿などローマ帝国の繁栄を見るような気がします。
    火山の噴火はあっという間に都市国家を丸呑みにしたのですね。人型の石膏が、あまりにもリアルで、その様子を物語っています。
    パソコンもスマホも当たり外れがあるかもしれません。
    2013年10月22日 07:32
  • 長さん

    りりいさん、コメントありがとうございます。
    ものすごいスピードの火砕流と火山性有毒ガスで、逃げる暇もなく埋まってしまったんですね。人型石膏は当時の姿そのままで、とてもリアル。
    PCに当たり外れがあるようだと困るんですけどね。
    2013年10月22日 12:59

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