世界遺産・カゼルタの王宮(1)

南イタリア旅行記(7)  9月28日(土) その5
 ツアーバスはローマから高速道路で南下し、南イタリアのカンパニア州に入ります。
 途中の車窓からの風景ですが、イタリアでも大規模な太陽光発電装置をあちこちで見かけました。石灰岩大地のため、途中の景色は高い木のない風景。
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 途中からバスの冷房が効かなくなりました。運転手席だけは若干利いているということですが、窓は開閉式ではないので蒸し風呂状態。途中のトイレ休憩時に、ドライバーが点検してくれるということでした。
 トイレ休憩は団体客用のお土産店(左下)。ここで、添乗員から冷たい水(500mlペットボトル)のサービスがあり、ホッとしました。結局、冷房は直らず、更に1時間の蒸し風呂。右下は、近くで咲いていたブラシノキです。
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 タイサンボクとは葉の形が違うような。葉の裏側は黄土色。
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 途中休憩を挟んで、ローマから約3時間でカゼルタ(ナポリから内陸に30数キロ)に到着しました。
 世界遺産カゼルタの王宮を見学します。
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 カゼルタ宮殿は1752年にブルボン家のナポリ王カルロ7世(後のスペイン王カルロス3世)の命令で、フランスのヴェルサイユ宮殿を参考に建てられた。18世紀にヨーロッパで建てられた中で最も巨大な宮殿といわれる。建設が終わったのは、1780年、三男フェルディナンド4世(のちの両シチリア王フェルディナンド1世)の代になってから。247m×184m、田の字形をした建物。部屋数は1200、うち2階の36室が一般公開。
 1997年、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョの邸宅群と共にUNESCO世界遺産に登録された。(Wikipediaなどから)

 中庭に面した部分と、中庭で現地ガイドの説明を聞く一行です。
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 宮殿の中央(田の字の十の部分)には、前後左右を貫くドーム形通路があり、正面奥には庭園が伸びています。
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 中央アーチの先端から見た庭園です。奥行きは約3Kmあるという細長いものですが、イギリス庭園、泉や滝には彫刻が配された見事なものだそうです。
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 次回は、宮殿の内部を見学します。
 (つづく)

この記事へのコメント

  • eko

    バスの冷房が効かなくて窓も開けれないというのは辛いですね。添乗員さんからの水のサービスにほっと一息でしたね。
    カゼルタの宮殿、立派ですね。世界遺産だけのことはあります。庭園も広くてすごく綺麗です。宮殿内部も素敵だったでしょうね、楽しみです。
    2013年10月14日 23:58
  • なおさん

    昔の歌にある、田舎のバスはおんぼろ車♪というのを思い出す?ようなバスに乗ってしまいましたか。窓があかずに蒸し風呂状態、というのもタイヘンでしたが、トラベルにはトラブルはつきもの?ということで、思い出にはなったことでしょう。

     世界遺産のカゼルタの宮殿、とても壮麗な建物ですね。部屋が1200もあるのですか。王宮というか迷宮というか、迷路のような広さですね。
     奥行き3キロもある庭ですと、手入れがタイヘンそうです。よほどの御金持ちでないと造れませんねえ。
    2013年10月15日 06:01
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    私達はバスの中ほどに座っていたんですが、後部席の方達は大変だったようです。
    ヴェルサイユの宮殿に張り合って作ったというだけに立派な宮殿でした。残念ながら内部は撮影禁止だったんですよ。
    2013年10月15日 08:06
  • 寿々木

    サウナつきバスでしたか、きつかったですね。壮大な建物にビックリです。
    2013年10月15日 08:18
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    トラベルにはトラブルがつきもの、確かにその通りです。イタリアの車検は初回が10年目という話も聞くので、整備不良車が多いのかも。
    カゼルタの王宮は広すぎます。作るのを命じた王様はスペイン国王になってしまい、住まないうちに亡くなり、三男が引き継いでかんせいさせたのですが、彼もほとんど住まなかったという。使用人がたくさんいなければ、自室にも辿り着けなかったかも。
    2013年10月15日 08:18
  • ポン太

    蒸しぶろ状態で3時間というのは大変だったでしょうが一つの思い出になりますね。
    カゼルタの宮殿、立派ですね。ドーム型の通路、天井が高いですね。底から見た庭園もすっきりと端正な美しさですね。
    2013年10月15日 08:18
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    まさにサウナ付きバスでした。暑いのなんの。
    この王宮、1200室もあると言うんですから、驚きます。
    2013年10月15日 08:28
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    バスの中では暑くてTシャツ1枚でした。途中休憩が無ければ死んでました(笑)。
    宮殿の正面からドームを通して庭園が見えるというコンセプトで造られたのだそうです。
    2013年10月15日 08:33
  • 信徳

    ご無沙汰しています。
    南イタリア紀行拝見させていただいています。8日間パソコンを離れているとキーインに少し違和感を感じてしまいました。世界遺産の多い国なんでしょう。ヨーロッパには一度も足を踏み入れていませんので楽しみです。
    2013年10月15日 08:53
  • nobara

    ゼルタ王宮、端正な建物ですね~
    1200室もあるの@@
    庶民主婦には想像もできません((+_+))
    維持管理も大変だろうなって事はわかりますが。
    バスのサウナ、大変でしたね~
    下りて観光できない人もいたのでは?
    葉の裏が黄土色ならタイサンボクもそうですね。
    マグノリアの香水が作られるみたい。
    ヨーロッパはマグノリア、盛んですね~
    2013年10月15日 09:07
  • コスモス

    太陽光発電の規模の大きさに驚きました。イタリアはこの方に力を入れているのですね。
    イタリアにもこんな立派な宮殿があったのですね。べルサイユも行ったことがないので、比べられませんが。ローマからはかなり離れているんですね。
    2013年10月15日 09:40
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    9日ぶりのパソコンですか。どちらにお出かけでしたか。
    イタリアには世界遺産が多いですねー。国別にしたら世界一ではないかと思います。今回も8カ所の世界遺産を回りました。
    2013年10月15日 10:22
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ガゼルタ王宮の外観はシンプルですが、内装は凄いです。ヴェルサイユ宮殿と比べても引けを取らない位でした。
    サウナバスの体験も希有なことです。観光初日ですから誰もぐったりということはなく、無事ホテルに到着しました。
    マグノリアにも色々種類がありそうですが、日本の図鑑には掲載種が少ないです。
    2013年10月15日 10:26
  • 長さん

    コスモスさん、コメントありがとうございます。
    脱原発を宣言したイタリア、大規模な太陽光発電や風力発電の設備をあちこちで見かけました。
    カゼルタ宮殿は、旅行を決めるまで世界遺産とは知りませんでした。ナポリの港から近いと敵に攻められやすいというので、わざわざ内陸に建設したんだそうです。
    2013年10月15日 10:30
  • ボーノ

    私もカゼルタの宮殿に10年前に行きました。大きな宮殿内も荘厳で艶やかな色彩だったことを覚えています。バスの冷房が効かなかったそうですが、私もドイツで特急列車の冷房が効きませんでした。日本だったらそんな列車は走らせないと思います。今年の夏は暑かったですからね。
    2013年10月15日 15:29
  • shuuter

    バスの冷房 ストップ 窓は開閉式でないのですか。
    日本でなら騒ぎ立てることでしょう。

    イタリアでの太陽光発電がふえてきましたか、日本でも山里の空き地に見られることがあります。

    カゼルタ王宮 中央のドームが高く 夏も涼しいことでしょう。
    2013年10月15日 16:29
  • 長さん

    ボーノさん、コメントありがとうございます。
    ドイツの旅、拝見していますよ。
    カゼルタの王宮にいらっしゃいましたか。イタリアにもこんなに大規模な宮殿があったなんて、しかも内装もなかなか立派。驚きました。
    バスの冷房故障、イタリアならそんなこともあるかなという感じですが、規格に厳格なドイツで遭遇するなんて不運でしたね。
    2013年10月15日 18:54
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    バスの窓ははめ殺しスタイルのものですから、頭上の空気吹き出し口だけが頼りですが、外気温そのままですから、暑かったですね。
    イタリアは脱原発を宣言した国です。エネルギー政策は重要ですね。
    巨大な石造りの建物ですから、内部は涼しかったですよ。
    2013年10月15日 18:58
  • hanasaku

    こんばんは
    バスの冷房が故障ですか!
    窓が開かないと辛いですね。

    カゼルタ宮殿に圧倒されています。
    壮大で美しいです。
    スケールが日本と違いすぎですね。
    2013年10月15日 19:47
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    観光バスで冷房が効かないなんてことは日本ではあり得ないこと。困りましたが、イタリアでは良くあることらしいです。
    カゼルタ王宮、凄いです。次回はもっと凄いですよ(笑)。
    2013年10月15日 20:00
  • ケン坊

    こんばんは。
    冷房の効かないバス...しかも窓の開閉が出来ないなんてトラブルは厳しいですね~ イタリアでは良くある?って信じられません。確信犯なんですかね~
    まぁ復旧せずにそのまま運行でしたか~ 日本のバス会社だったらどんな対応したのかな~ 興味がありますね。
    思い出にはなりそうですが...有難くない思い出ですよね~
    2013年10月15日 21:05
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    イタリア国民の、よく言えばおおらかさ、悪くいえばいい加減さが出たんでしょうね。ちょっとしんどかったですが、それも良い思い出です。
    2013年10月15日 21:20
  • 無門

    こんにちは

    思い出しました
    ガゼル埵宮殿の近くの
    ホテルから朝散歩に出て
    まったく反対方向に
    歩いていしまったところだ
    惜しかった
    傍に行きながら
    歓呼しなかったものね
    2013年10月16日 08:51
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    近くのホテルに泊まりながら、反対方向に歩いてしまったとは、痛恨の極み。ホテルで地図をもらっておくべきでしたね。
    2013年10月16日 10:10
  • すーちん

    お早うございます。
    スンナリ行く旅行より
    少しトラブルが有った方が
    思い出にのこりますね私は
    チフスにぶつかり注射されました(笑)
    2013年10月16日 11:42
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    冷房故障には困りました。他に移動手段は無し、じっと我慢です。こういう経験は忘れませんね。
    チフスですか。伝染したら大変です。
    2013年10月16日 18:39
  • 花咲か爺

    古い建造物、どれも重厚で風格がありすべてが芸術品の様ですね。日本でも東京の旧赤坂離宮、迎賓館がヴェルサイユ宮殿を参考に建てられたと言うような事を聞いたように思いますが、思い違いかもしれません。何十年か前に迎賓館の建物を始めて見た時に美しさに見ほれた物でした。
    2013年10月17日 16:10
  • 長さん

    花咲か爺さん、コメントありがとうございます。
    この建物の内部は芸術作品ばかりでしたよ。
    赤坂迎賓館は、フランスのベルサイユ宮殿やルーブル宮殿、イギリスのバッキンガム宮殿をモデルとして作られた荘ですよ。
    2013年10月17日 21:20

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