南イタリア旅行記(4) 9月28日(土) その2
バスは10時頃、コロッセオ近くのサン・グレゴーリオ通りに到着。地中海松の並木道です。
コンスタンティヌス帝の凱旋門(紀元315年建設)に向かいました。凱旋門は半分が化粧直し中でした。その右手がコロッセオ(紀元80年完成)。
途中で見かけたマツヨイセンノウです。イタリアの観光地は治安が悪いためか、警官の姿をよく見かけます。
左下は、アブラナ科の花。右下は、クマツヅラの仲間か?
再びのコロッセオです。現地ガイドの説明によると、イタリアは空気が乾燥していて日向と日陰の温度差が大きく、夏冬の寒暖差もあるため、長年膨張・収縮を繰り返したコロッセオは脆くなっているのだそうです。
現地ガイドが掲げるガイドブックです。左下は完成当時の想像図。夏には布製の日よけが作られたのだそうです。その作り方も載っていました。
20分ほどフリータイムになりましたので、TADAOさん夫妻とコロッセオの外周を一回り。しかし、当然のことながら、どこも同じ形でした。
一カ所、内部が覗けました。内部も沢山の観光客です。
土産物屋をひやかす妻とTADAOさん夫妻。
10時40分、サン・グレゴーリオ通りを出発。写真は、途中車窓から見たサンタ・マリアマッジョーレ大聖堂(4世紀に建造され、何度も改築された)。
一行は、トレビの泉に向かいます。
(つづく)
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この記事へのコメント
ポン太
長さん
コロッセオ、当時は数万人が熱狂したと言います。支配者が市民のための娯楽としていたんです。こんなに大きなところに天幕なんて、発想がすごいですね。
なおさん
凱旋門も修理しているのですね。日本でも日光東照宮の修理しているくらいですから、それよりずっと古い建物ですと修理も必要ですよねえ。
長さん
実は昔の大地震で外周や最上部がコロっと崩れちゃったんです。
円形ドームの原型があったというのも面白いですね。
イタリアは財政なんで、修復の費用もバカにならず、新しい発掘にブレーキがかかっているそうです。
りりい
コロッセオの内部もゆっくり歩きました。
日よけなんて、今までしてこなかったのに、今更・・・という気がしないでもないです。
でも、「いつやるの?今でしょ」かもしれませんね。
寿々木
すーちん
世界遺産も維持費大変でしょうね
富士山も入山料取るべきですね
shuuter
旅の楽しみの一つ 土産ものショピングですね。
冷やかしでぶらつくのもまた良しです。
nobara
所変われば?なんでしょうか・・・・
日本なら柘植などをそのように仕立てますね。
お店を冷かして歩くのは
旅慣れた方ですね~余裕が感じられます(笑)
クマツヅラ、そのものに見えますねーー
花後の種の付き方?幹に沿っていますね。
花咲か爺
修復中ですが、折角来られた外国からの観光客の方に素晴らしい物を見ていただきたいと思いますが、逆に折角出かけた外国で名所が、修復中と言うのも残念ですね。
無門
完成当時の立派さも良いけれど
現在の形の方が
世界遺産ぽくて素敵ですね
中へも入りたかったけど
のぶちゃん
eko
コロッセオ、布製の日除けがあったんですか。今のドームの原型ですね。長い年月を経ればもろくなるのも仕方がありませんが、維持が大変でしょうね。
長さん
地中海性気候のローマ、9月末でも半袖でOKですから、夏はさぞ暑かったことでしょうね。フォロ・ロマーノやコロッセオの内部、カラカラ浴場など、まだ入ってみたいところは多いです。
長さん
ご承知のようにイタリアは財政難、その上、政権が安定しない状態ですね。世界遺産を貸す多く抱える国ですから維持費だけでも大変なことでしょう。
長さん
イタリアには44の世界文化遺産と3つの自然遺産があるそうで、維持経費は大変ですね。
富士山も入山料を倍にしても良いと思います。
長さん
コロッセオは補修の痕が目立ちます。2000年も経過しているのですものね。
私たちは高価な土産物には無縁ですが、細々したものを見て歩くのは楽しいですよ。
長さん
地中海松は自然とこんな姿になるようです。地元では傘松と言っているそうです。
旅費だけでもバカになりませんので、お土産屋は冷やかし専門(笑)。
クマツヅラ属のクマツヅラ以外に該当はなさそうですね。
長さん
世界遺産はどこかしらで修復が行われています。ヴァチカンでもそうでしたが、ある程度やむを得ないことですね。日本でも見かけますが、囲いに絵を描いてイメージを損ねないようにする工夫もしているようです。
長さん
今の形から当時を想像するという楽しさもありますね。
昔は中に入るのにお金を取られなかったように記憶しています。
長さん
石造りの遺跡は太陽光の下で眺めるのが一番です。青空に映えます。
長さん
地中海松は自然にこんな形になるらしいですが、下枝は切っているのでしょうね。
コロッセオに日よけをしていたなんて、今回初めて知りました。高度な文明があったのですね。
ケン坊
永年に渡り風雪を耐え抜いたコロッセオですから痛みも激しいでしょうね。日向と日陰の寒暖の差が激しいと余計ですよね~
維持費だって半端な額じゃないでしょうからイタリアにとっては大変ですよね。
hanasaku
イタリアは治安が悪いのですか・・・
観光客が多いのに大変です。
コロッセオに布で日よけを作ってたなんてびっくりしました!
凄い大きな布になっちゃいます。
どうやって掛けるのかな?
長さん
温暖な地中海性気候のローマですが、積雪もあるそうです。
文化財の維持費を捻出するのに、入場料は勿論、観光地のホテルに泊まると「滞在寄付金(宿泊税)」も取られるのです。
長さん
イタリアは治安が悪いです。観光地ですから、凶悪な犯罪は少ないでしょうが、スリや置き引き、ひったくりなど茶飯事。添乗員からうるさい位注意を受けます。
コロッセオの日よけは、片側に長い紐を付けた布を中央で束ね、紐を一斉に壁の外側から引っ張ったのだそうですよ。