つくば植物園で9月1日に撮影した花です。温室撮影の前でしたが、あまりの暑さにあちこち歩けませんでした。
ヤマトリカブト (山鳥兜)
キンポウゲ科トリカブト属の多年草
日本産で、世界最強といわれる有毒植物。
全草に毒があり、花粉にさえ毒がある
この写真の花は扁平なので、開花する手前の状態らしい
タイワンツクバネウツギ (台湾衝羽根空木)
リンネソウ科(←スイカズラ科)ツクバネウツギ属の半常緑低木
奄美大島と石垣島、台湾に分布。絶滅危惧種
ハナツクバネウツギは、これととツクバネウツギの雑種
上の写真で黄緑色の花のように見えるものは花後に残った萼片
この萼片の下に黒い実が出来、全体がはねつきの羽(衝羽根)に似る
花は純白で、ツクバネウツギのような橙色の網目模様がない
ベニバナサワギキョウ (紅花沢桔梗)
キキョウ科ミゾカクシ属の多年草。
北アメリカ原産。花の長さは約3cm
別名アメリカサワギキョウ、ヨウシュサワギキョウ、宿根ロベリア、ロベリア・カーディナリス
キンポウゲ科トリカブト属の多年草
日本産で、世界最強といわれる有毒植物。
全草に毒があり、花粉にさえ毒がある
この写真の花は扁平なので、開花する手前の状態らしい
タイワンツクバネウツギ (台湾衝羽根空木)
リンネソウ科(←スイカズラ科)ツクバネウツギ属の半常緑低木
奄美大島と石垣島、台湾に分布。絶滅危惧種
ハナツクバネウツギは、これととツクバネウツギの雑種
上の写真で黄緑色の花のように見えるものは花後に残った萼片
この萼片の下に黒い実が出来、全体がはねつきの羽(衝羽根)に似る
花は純白で、ツクバネウツギのような橙色の網目模様がない
ベニバナサワギキョウ (紅花沢桔梗)
キキョウ科ミゾカクシ属の多年草。
北アメリカ原産。花の長さは約3cm
別名アメリカサワギキョウ、ヨウシュサワギキョウ、宿根ロベリア、ロベリア・カーディナリス
(つづく)
この記事へのコメント
小梨
ミキ
すが、ヤマトリカブトは花色が優しいですね。
ベニバナサワギキョウ、ベニバナがあること
にびっくりです。きれいな色ですね。
長さん
ベニバナサワギキョウは長さ3cmほどですから、在来のサワギキョウより少し大きいかも知れません。
長さん
ヤマトリカブトは異変しやすい植物だそうで、この株の花色は薄い方でしょう。
ベニバナサワギキョウはとても色鮮やかでした。
ポン太
ベニバナサワギキョウ、初めて見ました。
長さん
ヤマトリカブトは見ているだけでは毒かどうか分かりませんよね。だから、昔の人はしつこく毒があると教えたのでしょうね。
私もベニバナサワギキョウは初めて見ました。
なおさん
うちでもトリカブトの種子を播いて咲かせたことがありますが、葉を食べる虫はいますし、花にくる虫もいますので毒に対生があるものもいるということですよねえ。
ハナゾノツクバネウツギ(アベリア)はあちこちの植え込みで見るのですが、貴重なタイワンツクバネウツギというのもあるのですね。清楚な花がいいものです。
燃えるような色あいの紅いサワギキョウもありますね。今はありませんが、以前苗をいただいて紅のと紫のと育てたことがあります。
なおさん
ケン坊
トリカブトの毒って全草なんですか? 以前、三浦事件があった時は”根”の部分に毒があると理解(誤解)してました...
それとも種類によって毒の部位が異なるのかな~
寿々木
トリカブトの紫も綺麗です。猛毒ですが、体を温めるので、漢方では加工品を薬として使われることもあるようです。
長さん
ヤマトリカブトには全草毒があると言っても、部位によって濃淡があるのでしょうね。ですから、虫にも耐性があるものがいるのでしょう。毒もうまく使えば薬ですものね。
アベリアがタイワンツクバネウツギとの雑種とは知りませんでした。
さすがなおさん、ベニバナサワギキョウを育てていたんですね。
長さん
ヤマトリカブトの毒は根の部分が一番濃いのでしょう。根っこのまま食べさせようとしても殺人はできませんから、高い濃度の毒を抽出しなければならないのでしょう。
長さん
サワギキョウの赤花、始めて見ました。真紅の花弁が衝撃的でしたよ。
ヤマトリカブトの毒も使いようによっては薬になるのですね。
菜の花
タイワンツクバネウツギはありませんが、アベリアは開花中。
以前、畑の野菜を生で口にする女の子が出入りしていた頃、毒と思われる植物はまず最初、「これは食べてはだめよ。」と、言ったものでした。
nobara
一番びっくりしたのは上高地の群生でしょうか。
麦草ヒュッテ辺りも高原性のがいっぱいでした。
幼い頃の山野ではツル状で大きかったです。
ツクバネウツギの類は萼が興味深いです。
ベニバナサワギキョウはなかなか受け入れられません。
どうしても青っぱなのイメージが((+_+))
信徳
mori-sanpo
タイワンツクバネウツギ、これと非常によく似た純白の花を国府台の木内邸周辺の垣根で見かけました。
長さん
ベニバナサワギキョウやトリカブトを育てていらっしゃいますか。ベニバナサワギキョウを初めて見ましたが、緑との対比もあり、鮮やかな花色ですね。
毒草について、学校ではあまり教育しないようですから、世代間の言い伝えは重要ですね。
長さん
ここのヤマトリカブトの花色は薄いようですが、これも環境のせいでしょうか。
花弁の落ちた後の萼片は花みたいに見えますね。ハナゾノツクバネウツギは赤っぽいですが、これはきれいな黄緑色でした。
ベニバナサワギキョウ、ちょっと衝撃的な色ではありますね。
長さん
鹿沢高原あたりでもヤマトリカブトが自生しているんですね。
爽やかな感じのサワギキョウを見慣れていると赤花種は違和感があるでしょうね。
長さん
ヤマトリカブトはきれいな花には毒があるの典型でしょう。一度見たら忘れない花です。
ハナゾノツクバネウツギにも純白の花があるようです。決め手は萼片が黄緑色か赤っぽいかでしょうね。
Tatehiko
特別に垣がしてあるわけでもないのですか?
長さん
この植物園では特別なもの以外はあまり囲いがしてありません。ヤマトリカブトの脇に名札が立っていて、どくろマークと共に「毒は大切」と書かれていました。
花咲か爺
eko
ベニバナサワギキョウ、初めて見ました。イメージが変わりますね。
shuuter
ベニバナサワキキョウ アメリカのサワギキョウですか、派手な花ですね。
hanasaku
ヤマトリカブトが木立の中で咲いて美しいです。
花粉まで有毒なのですか!
ベニバナサワギキョウの鮮やかな色で咲いているのですね。
サワギキョウの淡い姿と違って華やかなのですね。
赤い羽の鳥の様です。
長さん
赤いサワギキョウをご覧になった事がおありですか。
六甲高山植物園ならヤマトリカブトはあるでしょうね。多分もう咲いていると思いますよ。
長さん
ヤマトリカブトは、「きれいな花には毒がある」の典型的な例ですね。
ベニバナサワギキョウ、派手な花色ですから、サワギキョウのイメージが変わっちゃいますね。
長さん
トリカブトは舞楽で使われる鳥兜や烏帽子に似ていると言う事で名前がついたんだそうです。
ベニバナサワギキョウは。緑の葉に補色関係の赤ですから、とても派手に見えます。
長さん
ヤマトリカブトの毒は、強心、鎮痛に効く附子という薬にもなるんですって。
ベニバナサワギキョウ、鮮やかな花色でしょう。赤い鳥に見立てましたか。
無門
トリカブトには
人を魅了する色がある
長さん
紫色の花というのは不思議な魅力があるものですね。
りりい
ベニバナサワギキョウ、これもキキョウの仲間とは!ちょっと雰囲気が違いますよね。鮮やかな赤が美しいです。なんだか、自分を主張している感じを受けました。
長さん
きれいな花には毒があるんです(笑)。
同じキキョウ科でも属が違うと花のイメージが全く違うものがあります。バックが緑なので、赤が一層鮮やかに見えますね。